『恐竜100万年』(1966年)
この作品はドン・チャフ監督、ラクエル・ウェルチ主演のカルトな原始人物SFドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1966年 セブンアーツ-ハマーフィルム・プロ/20世紀フォックス 英国作品
ランニング・タイム◆92分
原題◆One Million Years B.C.
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質はよいです。
プロット 恐竜と同居している原始人達の話しのようです。
音楽 Mario Nascimbene
キャスト
ラクエル・ウェルチ→金髪のローナ
後はわからん。
ドン・チャフ監督の演出はまあまあだと思います。
製作マイケル・カラレス
全体的に結構まじめに作られています。ユーモアやギャグは全くありません。
もやもやに寄るカメラのショット。
タイトルです。スペシャルエフェクトのレイ・ハリーハウゼンの名は1枚で出ています。
カメラは寄って火山活動の描写です。天地創造らしい。
荒野です。ナレーションが入ります。途中からなくなっています。
原始人の男達が狩りをしています。
アクホバがボスで息子が2人、トゥマクとサカナ。
洞窟で待つ女達。ブルネットの一族のようです。
食事となります。争いがあって息子のトゥマクが崖から落とされます。
落ちたトゥマクは木に引っかかり生きていて他の場所へと移動します。
トカゲのような恐竜と遭遇します。コマ撮りではなくモノホンのトカゲに装飾をする手法となっています。
洞窟に入るトゥマク。
ネアンデルタール人のような原始人がいます。こっちの方がもっと原始的で凶暴なようです。
洞窟の外に出るトゥマク。
アパトサウルスと遭遇するトゥマク。
これはコマ撮りです。
巨大グモも出ます。これは実物です。
砂漠を歩くトゥマク。
倒れたとこで銛を使って漁をするブロンドの女達がいます。
ここでラクエル・ウェルチ扮するローナが登場。
ローナがトゥマクを助けようとしているとこに巨大ウミガメが登場します。これはコマ撮りです。
ブロンドの男達が加勢に来て巨大ウミガメを追っ払います。
ブルネット一族は狩りの最中です。
ここでボスが崖から落とされてボス交替の図となります。
ブロンド一族では小川でトゥマクが初めて魚を捕っている最中にコマ撮りの小型恐竜が襲ってきます。肉食で危険な小型恐竜です。
トゥマクの活躍もあってやっと小型恐竜を仕留めます。
いさかいがあってこの場を去るトゥマク。後を追うローナ。
途中で例の洞窟に入ります。ネアンデルタール風な原始人が帰って来て隠れるトゥマクとローナ。
ようやく洞窟上部から脱出します。
トリケラトプスが登場。ティラノサウルスも登場して戦いを始めます。見物どころではなくその場を脱出しようとするトゥマクとローナ。
このへんはレイ・ハリーハウゼンのコマ撮りはどうでもよくてラクエル・ウェルチだけを見ています。
トゥマクはローナを連れて元の場所に戻ります。
ローナとブルネット女のキャットファイトとなります。これがこの作品の見所なのかも。
泳いでいるとこにプテラノドンがやって来ます。ローナを掴んで巣に運びますがもう1匹のプテラノドンが現れてローナ争奪戦となります。
で、その最中に海に落ちるローナ。トゥマクに助けられるのかと思ったら見つからずに置き去りになります。
そんなわけでローナは自力で自分の仲間の元に戻ります。
ローナを仲間を連れてトゥマクの元に向かいます。
そんなこんなで乱闘となってその最中に火山が大爆発となり、この一帯は全滅状態となります。
生き残ったの連中は合流してローナの一族の集落に向かうようです。
エンドとなります。
この作品はラクエル・ウェルチの原始人ルックが有名で、作品自体よりラクエル・ウェルチ原始人ルックがアイコンになっているようです。→『デヴィッド・バーンのトゥルー・ストーリー』(86年)でも一瞬出ていたりします。
そんなわけで恐竜と原始人が共通の同工異曲な『恐竜の島』(75年)とどっこいの出来なまあまあな作品でした。
この2作を比べると・・・
ラクエル・ウェルチの原始人ルックの『恐竜100万年』
原作がいいので話しが面白い『恐竜の島』
どちらがいいのか、なかなか判断がむずかしいとこです。
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