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2007.12.25

『不法侵入』(1992年)

この作品はジョナサン・カプラン監督、カート・ラッセル、レイ・リオッタ、マデリーン・ストウ主演のストーカー・サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1992年 JVC アメリカ作品
ランニング・タイム◆111分
原題◆Unlawful Entry
プロット◆奥様が警官にストーカーされる話しのようです。
音楽◆ジェームズ・ホーナー
パーフェクTV312 CSN1ムービーチャンネルにて。画質はよくない。

キャスト
カート・ラッセル→ホワイトカラーのマイケル・カー
レイ・リオッタ→警官のピート・デイビス
マデリーン・ストウ→マイケル・カーの奥様カレン
ロジャー・E・モズリー→ピート・デイビスの相棒ロイ・コール

ジョナサン・カプラン監督の演出はイマイチでした。
俯瞰から始まります。セリフの先走り。グラスと紙コップの比較。等々と、ディテールはまあまあでした。
ラストは救助に向かうカート・ラッセルの騎兵隊は間に合うか?で盛り上がるはずなんだけど。そうはならず。これもイマイチな演出のせいでしょう。

キャストで見ました。昔見たTVショウビズでの紹介で「レイ・リオッタのサイコ演技全開」というフレーズが印象に残っていたのでお楽しみにししてたけど残念な出来でした。とにかく描写バランスが悪いのです。。
暴力否定者のカート・ラッセルはラストにハンドガン連射して、マデリーン・ストウに一目惚れした筈のレイ・リオッタはラストには「この淫売め」となじるし、「私は被害者よ」のマデリーン・ストウもラストにはレイ・リオッタに暴言を吐くは凶器で殴るはで、見ててこまったさん達ばかりでした。
でもこれは演出さえよければ見てて不自然に感じないので、俳優には責任はなく全ての責任は監督にあると改めて思います。


キャストで・・・
レイ・リオッタ
N.Y.ヤンキースにいた伊良部に似てるような。『フィールド・オブ・ドリームス』(1989年)でのジョー・ジャクソンより合ってると思えます。
それにしても一介のお巡りが一般市民のクレジットカードを使えなくしたり出来るのだろうか。それにわざわざ拘留中のカート・ラッセルにマデリーン・ストウの奥様を襲いに行くと知らせたりしないと思える。等々と、見てて不満が残りました。

マデリーン・ストウ
シルクのネグリジェ、赤の水着、バストまで見せて。背骨がきれい。でも何だかバランスが悪い描写で見てて参りました。
小学校の教師という設定になっている。
カート・ラッセルとマデリーン・ストウ演じる夫婦は絵に描いたようなDINKSでした。実際はそんにに余裕はないみたいだけど。

カート・ラッセル
まあま無難に演じていたような感じ。カート・ラッセルは企画屋みたいなことをしてる。あまりホワイトカラーには見えないのが難ですけど。カート・ラッセルは大工とかトラック運転手等のブルーカラーの方が似合っているのです。

カート・ラッセル、レイ・リオッタ、マデリーン・ストウ、演じるキャラは誰も首尾一貫してない。これには参った。
そんなわけでキャストは最高なんですが監督がイマイチなので残念な出来の作品でした。



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コメント

この映画は僕も観ました。こんな警察官がいたら最悪ですね。でもマデリン・ストーンは綺麗ですね。最近見なくなったのが残念です。日本も警察に問題のある国ですが、何処の国も警察の不祥事というのは、ありそうですね。

ディープインパクトさん、コメントありがとうございます。

マデリーン・ストウはいいですね。
私のマデリーン・ストウ出演のお勧め作品はテリー・ギリアム監督の『12モンキーズ』(95年)です。よかったら見て下さい。

こんにちは。マデリン・ストウは僕も好きな女優さんです。実は、私も12モンキーズは見ています。ラストの衝撃は、流石はテリー・ギリアム監督ですね。
最近マット・デイモン主演でテリー・ギリアム監督のブラザーズ・グリムという作品を観ましたが、流石は映像の魔術師らしさを、見せてくれますので僕のお勧めです。
 でも、悲しい事に今や名作になってしまった、未来世紀ブラジルの良さが僕にはわかりませんでした。
コメントに答えてくださってありがとうございました。

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