映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦』(1972年) | トップページ | 『ガルフォース エターナル・ストーリー』(1986年) »

2007.10.23

『幻夢戦記レダ』(1985年)

この作品はカナメ・プロ製作、湯山邦彦監督のファンタジー・アクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1985年 カナメ・プロ/東宝 日本作品
東宝発売の秘蔵のLDにて。画質はまあまあ。
プロット 異次元の世界から帰還する話しのようです。
音楽 鷺巣詩郎

キャスト→VC
ノアから来た朝霧陽子→鶴ひろみ
アシャンティのゼル→池田秀一
喋る犬リンガム→富山敬
レダ教徒のヨニ→坂本千夏
ゼルの太鼓持ちな側近→辻村真人
ゼルの兵士#1→戸谷公次、
ゼルの兵士#2→塩屋浩三
接待ロボット オムカ→渡辺菜生子
成りすまし時での片思いのA君→池田秀一

湯山邦彦監督の演出はよいと思います。
現場のことは全く知りませんが動画の動きが凝っているなと何となくわかります。
細かいことを言えばマイナスポイントはあるけど、全体にはまあまあな出来になっています。
ヒロインが動いているだけでよい作品というのを思いついたのが、この作品を見てだっけ?となるくらいです。

ヒロインの片思いの恋人は当時では珍しいサッカーをやっています。野球ではないのが珍しい。
ヒロインが使っているオールドファッションなウォークマンが時代を感じさせたりします。→カセットテープを駆動して大型のヘッドホンで聞いています。音質のために大型にしているのではなく、技術的に小さく出来ないから大型になっているヘッドホンなのです。

ヒロインが変身する戦士のデザインがよい。一応肘と膝にプロテクターが付いているのがいい感じ。あんな裸同然の姿だから保護的見方からすれは万全のアフターケアとはいえないけどよい。このプロテクターだけで何となく説得力があったりするのです。


英語の予告編が入ります。
何しろこのLDはチャプターもタイムコードも入っていないのでスキップも出来ません。

プロローグ。
ピアノを弾いて録音するヒロインの朝霧陽子。

並木道にて。
ウォークマンを聴いて歩いてくるA君に告白しようとする朝霧陽子。
告白は出来ず。そんなとこから唐突に別の世界へと引き寄せられる朝霧陽子。
悪役のゼルが登場。巨大です。レダのハートとは?
ゼルには、太鼓持ちが1人、兵隊の子分が2人います。意外とこぢんまりとした布陣となっています。

タイトル。
歌が入ります。

別の世界の朝霧陽子です。
謎の物体が2機追ってくるので逃げます。
大きな亀のような動物の背中に乗ります。

喋る犬リンガムと遭遇する朝霧陽子。
散々話し込んだ後でようやく驚く朝霧陽子。ここはアシャンティという世界とのこと。
先ほど落としたウォークマンを返してもらいます。

少し移動して見晴らしのいい場所にて。
上空に街の風景が逆さに見えています。
ウォークマンを聴いて元の世界に戻りかける朝霧陽子。

そんなことに手下2人がロボット兵隊達を引き連れてやって来ます。
あっさりとウォークマンを盗られます。
用はないと殺されかけるリンガムと朝霧陽子。

何となく花に包まれて戦士に変身する朝霧陽子。
軽くアクションシーンとなります。何となく間がゆるい。スピード感は皆無です。

2人乗りのバイクで移動中のリンガムと朝霧陽子。
さすがに走っているのでここはスピード感があります。
事情説明が色々入ります。

空中母艦から攻撃を受けます。
謎の巨大ロボットに助けられます。
その巨大ロボットから女の子が登場。レダ教徒のヨニと名乗ります。

巨大ロボットでベース基地にしている神殿に戻ります。
手間がかかる戻り方をしてくる巨大ロボット。TVシリーズ『サンダーバード』のバリエーションのようです。
ヨニの事情説明です。なんか説明描写が多い。
ゼルの方も負けずに説明模写が入ります。説明描写のカットバックとなっています。
この辺は映画的ではなくイマイチとなります。

歌が入ります。
可もなく不可もない普通のポップソングです。

神殿の奥に入ります。
そこには謎のレダの翼と呼ばれる物があります。
椅子に座る朝霧陽子。レダの翼が起動します。変形して飛行形態やロボット形態へとなるようです。

この辺でLDのA面-B面の切り替えとなります。

ゼルの浮遊城ガルバにて。
テストに失敗の図。レダのパワーをコントロール出来ないゼル。
それならコントロールにレダの戦士を使おうとなります。

夜。神殿が襲撃されます。
出動する巨大ロボットとレダの翼。
巨大ロボットがやられます。意外とあっさりとやられています。ヨニもあっさりと脱出に成功しています。

レダの戦士を誘い込むことにするゼル。
浮遊城ガルバに入る朝霧陽子とリンガムとヨニ。

出迎えのロボットが登場。食事の席へ。
トラップに陥る朝霧陽子。これまたあっさりとやられてしまいます。話しが早くていいとしましょう。
このレダの戦士 朝霧陽子でレダパワーをコントロールしようという戦略となっています。

朝霧陽子は夢を見る。
プールにて。テープは?と朝霧陽子。
海辺にて。テープは?と朝霧陽子。メロディが思い出せない。
寝室にて。曲は?と朝霧陽子。

夢から覚醒しつつある朝霧陽子です。
「聞こえない」のセリフがいい。

また夢の朝霧陽子。
教室にて。あこがれのA君から正体を現すゼル。
戦士に変身してエイの怪物を相手にアクションシーンとなります。
ここの動きもかなり凝っているようです。

覚醒するレダの戦士 朝霧陽子。
拘束されて処刑中のリンガムとヨニを救出します。

ゼルと一騎打ちとなるレダの戦士 朝霧陽子。
このシーンは元の世界とカットバックになっていていい感じ。こういうの好きです。

崩壊する浮遊城ガルバ。

レダの翼で脱出の朝霧陽子とリンガムとヨニ。
元の世界に戻る朝霧陽子。協力してくれた2人に感謝の言葉「ありがとう」のセリフが心地よい。

プロローグに戻ります。
無事に告白する朝霧陽子。エンドとなります。

後タイトル クレジットで宣伝協力に当時あったアニメ誌が数誌連記されてます。
現在はホトンドが廃刊に至っているのが何となく悲しい。
何とまだニュータイプ誌は創刊される前でこのリストには入っていないのには驚く。


結構ゆるい出来になっています。悪くはない。そんなわけでかなり能天気といってもいい出来ともいえますが、まあまあな作品でした。


« 『ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦』(1972年) | トップページ | 『ガルフォース エターナル・ストーリー』(1986年) »

映画」カテゴリの記事

1980年代」カテゴリの記事

アニメ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『幻夢戦記レダ』(1985年):

« 『ジュニア・ボナー 華麗なる挑戦』(1972年) | トップページ | 『ガルフォース エターナル・ストーリー』(1986年) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。