『セクシリア』(1982年)
この作品はペドロ・アルモドバル監督、セシリア・ロス主演のコメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1982年 スペイン作品
原題◆Laberinto de pasiones
スカイパーフェクTV311パワー・ムービーにて。画質はまあまあ。
プロット 何だかんだで脱出する話のようです。
音楽 『甘い生活』(60年)のような音楽が流れていました。TVプロ野球ニュースにも使われていたBGMです。妙に印象に残ります。
キャスト
セシリア・ロス→ヒロインと思われるセクシリア
オェリア・アンジェリカ→精神分析医のスサーナ
フェルナルド・ビバンコ→セクシリアの父で人工授精のペニャ博士
マルタ・フェルナンデス・ムロ→クリーニング店のケティ
ヘルガ・リネ→元皇后トラヤ
イマノル・アリアス→皇太子リサ/変名ジョニー
アントニオ・バンデラス→民族テロリストの医学生サデック
Mercedes Juste→話し相手のアナ
ペドロ・アルモドバル監督の演出はよいと思います。
どんな話しか全く知らないで見たのでどういう話し?セシリア・ロスってどんなルックスと見てました。
やたらと回想になってグランドホテル形式というか群像劇になっていました。
セシリア・ロス扮するヒロインと思われるセクシリアは男好き。
イマノル・アリアス扮する皇太子リサ/変名ジョニーはゲイ。
この2人が主人公らしい。
クリーニング店のケティは出ていった奥さんと間違えられて強壮剤を飲む父に1日置きにベッドに縛りつけられてのセックスを強要されて、これを何とかしようと父に抑止剤を飲ませている。
アントニオ・バンデラスの民族テロリストの医学生で犬並みの嗅覚があるゲイというキャラです。よくわからんキャラです。単にペドロ・アルモドバル監督にいじめられているだけのような感じもします。だからハリウッドに行ったのか?
こんな感じで色々なキャラがそろっています。
ゲイ用写真集の撮影のシーンがありました。興味深い。
その後にロックコンサートに飛び入り出演する男2人のシーン。その代役のジョニーが実は某国皇太子のリサということらしい。
テロリスト達3人の部屋にはブルース・リーのポスターが張ってありました。ブルース・リーはゲイの人にも人気があるようです。
途中からいきなりヒロインがもう1人出てきて1人2役になっていました。これもよくわからん。
ゲイネタもあればスカトロネタもあったりします。低予算で何でもありとなっているようです。
そんなわけで同じタクシーが何回も出てきたりして低予算で撮られているとよくわかる作品で、平均的にっかつロマンポルノといった感じのまあまあな作品でした。
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