『グレイスランド』(1998年)
この作品はデビッド・ウィンクラー監督、ハーベイ・カイテル、ジョナサン・シャーチ、ブリジット・フォンダ主演の自己回復ドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品はハーベイ・カイテルがプレスリーという設定とブリジット・フォンダが出てるので見ました。
1998年 ラルゴ アメリカ作品
原題◆Finding Graceland
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット 事故で奥さんを失った男の回復にエルビス・プレスリーが絡む話しのようです。
キャスト
ハーベイ・カイテル→自称エルビス・プレスリーの男
ジョナサン・シャーチ→奥さんに死なれた男バイロン・グルーマン
ブリジット・フォンダ→モンローのそっくりさんのアシュレー
グレッチェン・モル→死んだ奥さんのベアトリス
デビッド・ウィンクラー監督の演出はよいと思います。
プロデューサーにプリシラ・プレスリーの名があった。プレスリーネタが入っているでしょうがないのかも。
私は実際のエルビス・プレスリーの歌は聞いてなくてパロディ等で記号化されたプレスリーしか知りません。ですから全然似てないらしいハーベイ・カイテルのプレスリーのソックリ度は全然気になりませんでした。
ドアの壊れたクルマを走らせる男。これは普通ではないとなります。
ジョナサン・シャーチ扮するバイロン・グルーマンは奥さんが死んだことを1年も引きずっています。これはこまったものです。
ハーベイ・カイテル扮する自称エルビス・プレスリーの男を乗せてテネシー州メンフィスにあるプレスリーの自宅グレイスランドへ走ることになります。
で、実は最初の事故のシーンとは違っていましたということらしい。運転していたのは自分ではなくて死んだ彼女の方だったとなっていました。そのように思い込んでいたとなります。
ブリジット・フォンダ扮するマリリン・モンローのそっくりさんの女優さん。
そっくりぶりの方は、あまり似てないようですが、そもそもブリジット・フォンダで見ているので気になりません。
モンローの物まねでモンロー本人ではあまりおなじみではない白いドレスに長い手袋で歌います。これはいい。でも普通は歌は吹き替えですけど。これはこれで構わない。
金色のひだがはいったドレス姿もあります。これはマリリン・モンローの有名な写真でおなじみでした。
ところでプレスリーとモンローは面識があったのかな?→あまり接点はなさそうですが。
プレスリー映画といえば『ラスベガス万才』(63年)がいいそうです。プレスリーより共演のヒロイン、アン=マーグレットの方が歌もダンスも出来がよかったという作品だそうで。このせいでこれ以降の作品では共演する女優さんのレベルを落としたとのこと。意外はセコイ感じのプレスリーです。
ブリジット・フォンダはスターの家系の割にメジャー作品には出ずに独立系作品が多いような。作品選びもまずまずですし。これは偉い。
この作品もそうですがブリジット・フォンダが出るどの作品でも衣装がよく変わります。本人がそう望んでいるのかスタッフがそうしているのかわかりませんがいいものです。
奥さんに死なれた男バイロン・グルーマンのクルマは1959年型キャデラックのコンバーティブル、6.4l、V8、OHVのエンジン。事故で左のドアが欠損しています。ブルーのカラーリングはキャデラックの代表色?。
マリリン・モンローのそっくりさんのアシュレーのクルマはグリーンの1970年代らしきクーペでキャンピングカーを引っ張っています。このアルミボディのキャンピングカーは有名なブランドだと思ったがどこのだか忘れた。
そんなわけでプレスリーがお目当てで見るとイマイチかもしれませんがブリジット・フォンダで見たのでよい作品となりました。
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