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2007.08.19

『ルール』(1998年)

この作品はジャミー・ブランクス監督、アリシア・ウィット、レベッカ・ゲイハート、ジャレッド・レト主演の都市伝説サスペンスです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品は都市伝説の真似をしたシリアルキラーという面白そうなプロットで見ました。キャストが知らない人ばかり。森次浩司(現・晃嗣)にそっくりなジャレッド・レトしか知りません。ロバート・イングランドは有名すぎます。

1998年 トライスター アメリカ作品
原題◆Urban Legend
プロット 都市伝説の真似をしたコピーキャットなシリアルキラーの話しから一転していました。
スカイパーフェクTV311パワー・ムービーにて。画質はよいです。
音楽 クリストファー・ヤング

キャスト
アリシア・ウィット→過去にわけありのナタリー
ジャレッド・レト→記者志望のポール
レベッカ・ゲイハート→ナタリーの知り合いブレンダ
タラ・リード→DJのサーシャ
マイケル・ローゼンバウム→サーシャの彼のパーカー
ナターシャ・グレグソン・ワグナー→プロローグでの被害者ミシェル
ダニエル・ハリス→ヘビメタのルームメイトのトッシュ
ジョシュア・ジャクソン→ほら吹きのデイモン
ロバート・イングランド→怪しいウェクスラー教授
ジョン・ネビル→ アダムス学長
ロレッタ・デバイン→黒人女性警備員のリース

ジャミー・ブランクス監督の演出はよいと思います。
でもサプライズ演出多用でしたけど。サプライズだけではしょうもないのですがその他の演出はよかったので見られました。

キャストの方は私にとって知っているような知らないような微妙なバランスの方々が出ていました。女優陣は結構いい。男はジャレッド・レト意外はたいしたことない。
赤毛のナタリーがアリシア・ウィットで、ソバージュのブレンダがレベッカ・ゲイハートです。

誰が主役?と見ていたらアリシア・ウィット扮するナタリーが主役で途中からジャレッド・レトと2人一緒にこの事件を調べていました。
この事件を知っているのは2人だけとなります。こういう設定がサスペンスの基本でいいんです。
途中からこのジャレッド・レトも怪しく描写されたりしています。

女優さんの方々は結構まじめにスタントなして走ってたりして好感が持てます。
何でもスタントでは見てて興ざめですから、殴られるとこや転落するとこはスタントでも無理はないのですが走るくらいは本人でやってほしいと思っています。プールでし泳ぐレベッカ・ゲイハートも自分で泳いでいたようです。これも偉い。

ナタリーはプロローグでの被害者ミシェルと高校時代のチアリーダー仲間の知り合いとのこと。これは伏線でした。
ナタリーのアリシア・ウィットはなかなかいい感じ。赤毛で白人の色白で、まるでジュリアン・ムーアの妹のようです。娘でもいい。
ニットにジーンズの女子学生ルックが素敵でした。

ナタリーの知り合いブレンダのレベッカ・ゲイハートはレベッカという名にふさわしい派手なルックスでした。『レベッカ』(40年)の姿を見せないもう1人のヒロイン、レベッカは派手なルックスの悪い性格のキャラクターでした。ここからの連想です。

ナターシャ・グレグソン・ワグナーは確かロバート・ワグナーとナタリー・ウッドの子供だったような。あまり出番はなくてすぐに死んでしまう役でした。

私にはアメリカのモロボシ・ダンと思えるジャレッド・レトが出ています。
こまったらウルトラセブンに変身するんだ。でも真犯人の疑いがあるときに変身したらシリアルキラーのウルトラセブンになると見ててこまるのでハッキリするまで待ってくれとなります。そんなこんなで結局変身出来ない状態のまま終わってしまった。当たり前ですか。
改めてジャレッド・レトって森次浩司(現・晃嗣)によく似ているなとと思います。アメリカでウルトラセブンのリメイクかあったらぜひ出て欲しいものです。

ほら吹きのデイモンはでまかせばかり言ういいかげんな男です。早く死んだらいいのにと思っていたら、ほどよいタイミングで死んでくれてよかったです。
サーシャの彼のパーカーもよい殺され役でした。愛犬を都市伝説に従って電子レンジにかけられます。

黒人女性警備員のリースは空いてる時間はTVでパム・グリアの映画を見ています。
ロバート・イングランドのウェクスラー教授は怪しすぎるキャラでしたが、その割りにはあっさりと退場していたりします。

Urban Legend=都市伝説
らせん階段を降りると殺されます。これは映画伝説です。
都市伝説の真似をした動機無き殺人かと思ったら意外な犯人と立派な動機がちゃんとありました。後から考えれば無理がありますが見てる時は大丈夫でした。ラストはホラーの定番の無理やりもう1回のシーンもありました。これも悪くない。

そんなわけでこれは結構な出来のよい作品でした。



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