『アディクション』(1994年)
この作品はアベル・フェラーラ監督、リリ・テイラー、アナベラ・シオラ、クリストファー・ウォーケン主演のアートシアターな吸血鬼物ドラマです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1994年 アメリカ作品
原題◆The Addiction
プロット 哲学的な吸血鬼の話のようです。
スカイパーフェクTV311パワームービーにて。画質はよいです。
音楽 ジョー・デリア
キャスト
リリ・テイラー→大学生のキャサリン
アナベラ・シオラ→吸血鬼
クリストファー・ウォーケン→先輩の吸血鬼ペイナ
エディ・ファルコ→同じ大学生のジーン
アベル・フェラーラ監督の演出はまあまあだと思います。
吸血鬼が人間の血を吸ってるシーンは結構興奮します。
急に沈む太陽のショット。壁を通り抜けるカメラ。
会話シーンでの切り返しはやっていません。
モノクロで録っているのは血の色を出したくないからでしょう。
パーティが一転惨劇と化すとこがハイライトになっているようです。
と、全体的に演出の方は手堅くまとめられていました。
ベトナム、アウシュビッツ等の映像が出てきます。この辺でアートシアターと気が付けばよかった。
で、話は早くすぐ吸血鬼にされてしまいます。リリ・テイラーは吸血鬼になるとだんだんときれいになっていたりします。ここは非常によい。
そのリリ・テイラーは初めて見ます。随分地味な人ですね。結局宗教で救われていた。
監督の名前はイタリア系でクリストファー・ウォーケンが出てるのでB級な娯楽作なのかと思ったら見てて途中で、しまった、これはアートシアター物だと気がついた作品でした。私はアートシアターは苦手なんです。
そんなわけでアートシアターなまあまあな作品でした。
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