『モンキーボーン』(2001年)
この作品はヘンリー・セリック監督、ブレンダン・フレイザー、ブリジット・フォンダ主演のファンタスティック・コメディです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2001年 1492プロ/20世紀フォックス アメリカ作品
原題◆Monkeybone
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット 昏睡状態から復帰しようとする話のようです。
音楽アン・ダドリー
キャスト
ブレンダン・フレイザー→マンガ家のスチュ・マイリー
ブリジット・フォンダ→医者のジュリー
デーブ・フォーリー→マネージャーのハーブ
ローズ・マッゴーワン→ウエイトレスのキティ
ジャンカルロ・エスポジート→悪夢のヒプノス
ウーピー・ゴールドバーグ→生と死のデス
ミーガン・マラリー→スチュの姉キミー
サンドラ・シグペン→ジュリーのルームメイト
ジョン・タトゥーロ→モンキーボーンのVC=ボイスキャスト
クリス・カッタン→元体操選手の臓器提供者
ヘンリー・セリック監督の演出はまあよいと思います。
最初から劇中アニメで下ネタできます。大丈夫なのかいと見てて心配になります。その後はまあまあになっていました。
主人公のブレンダン・フレイザー扮するマンガ家のスチュ・マイリーはクルマの事故で昏睡状態になってダークタウンなる世界へと行くことになります。
昏睡状態3ヶ月で生命維持装置のプラグを抜く設定となっていて、これがクライマックスになるのかと思ったら中盤で生き返ってしまいます。
ただし中味が違っていてマンガ家のスチュ・マイリー本人ではなくマンガキャラのモンキーボーンになってしまい話は進みます。
このマンガ家のスチュの皮をかぶったモンキーボーンが大騒ぎをおこす展開となっています。
昏睡したマンガ家のスチュ・マイリーが行くことになってダークタウンには有名人がいっぱいです。スティーブン・キングもいます。交通事故で昏睡状態なの?かよくわからん。まだ死んでいないと思うけど。
このような設定なのでぶっ飛びまくりとかと思ったが、全体的にはそれほどでもないぶっ飛びっぶりで、この作品よりカートゥーンネットワークで放映しているTVシリーズのアニメ諸作品の方がぶっ飛んでいます。
自分の体に入って現実世界に戻り勝手なことをやっているモンキーボーンを追って、マンガ家のスチュは事故で死んで臓器提供中の体操選手の体を借りて1時間のタイムリミットで現実に復帰することになります。
で、クライマックスはこの2人の対決アクションになっています。何とか娯楽作でまとめようとしている感じでした。
死んで臓器提供中の体操選手を演じるクリス・カッタンは好演していました。
1番面白いのは生き返って動き出す臓器提供者のドナーを追いかける医師団でした。
生きている患者よりカネになる死んでるドナーの方を大切にしているのがブラックです。ドナーのキズ口から落ちる内蔵を拾いながら追いかけたりとあくまでもブラックなコメディリリーフキャラに徹していました。
ブレンダン・フレイザーは無難に人格が違うキャラを演じていました。
ブリジット・フォンダは独立系の作品ばかりに出ているようです。どの作品でも何故かいつも衣装をよく変えるのは何で?本人の希望なのかスタッフがそうするのか興味深いとこです。いつものようにこの作品でもきれいに撮れています。
ブリジット・フォンダはやはり父親似のようです。で、ピーター・フォンダに似ててもあまり気にならなかったりします。似てるといえばナスターシャ・キンスキーなんて父親のクラウス・キンスキーにそっくりというかそのまんまという感じですがこれがまた全く気にならず。
ところがブリジット・フォンダの父ピーター・フォンダの姉ジェーン・フォンダになると父ヘンリー・フォンダにそっくりなのは気持ち悪かったりします。これは単に好みの問題なのかもしれません。
ローズ・マッゴーワンは猫キャラのウエイトレスのキティを演じています。出番はあまりなかったような。
そんなわけでまあまあな作品でした。もう少しぶっ飛んでいてもよかったような。
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