『トゥルー・ブルー』(2001年)
この作品はトム・ベレンジャー主演のフィルム・ノワールのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品は少し見て面白かったので見ました。トム・ベレンジャーの俺様映画のようですがあまり気にしないようにしましょう。
2001年 サンダーストーム・フィルムズ/コロンビア・ピクチャーズ/トライスター アメリカ作品
原題◆True Blue
スカイパーフェクTV316スター・チャンネルにて。画質はよいです。
プロット 悪い女にひっかかる話しのようです。典型的なフィルム・ノワールとなっています。
音楽 ティム・ジョーンズ
キャスト
トム・ベレンジャー→刑事のレン
ロリ・ヒーリング→ヒロインのニッキー
パメラ・ギドリー→刑事のベック
バリー・ニューマン→上司のモンティ
スーン-テク・オー旧友のタイガー
レオ・リー→大物のベニー・リー
アルバート・チュン→リーの子分エディ・トラング
シルバー・キム→リーの子分トミー・トラング
F・J・フリン→公園の売店主のC・J・クローリー
J・S・カルドーン監督の演出はよいと思います。
全体的にフィルム・ノワールのバリエーションといった感じです。モノローグはありませんけど。
リドリー・スコット監督の『誰かに見られてる』(87年)と同じようなものか?と見てました。ヒロインがミミ・ロジャースではあまり見る気がしくて『誰かに見られてる』は未見なのですけど。
N.Y.が舞台です。ツインタワーの世界貿易センタービルはもうありません。
プロローグはトム・ベレンジャー扮する刑事のレンを含む4人であるアパートに捜査に入ります。強引な捜査の図ということで銃撃戦となります。
銃撃戦のことでレン刑事は違う事件を担当させられることになり、公園の池で模型のヨットにつり下げてあった切断された手の行方を追うことになります。
酒場で雑談をしているレンを含む4人。
グラスが増えることで時間を経過を表わす手法があります。これはまたクラシックな手法となっています。
切断された手の指紋からメラニー・ヘインズという女性とわかり、レン刑事はルームメイトのニッキーからの事情聴取します。オハイオのメドフォード出身のニッキー。
女性刑事もいますけどこちらがヒロインらしい。
アジア系の旧友タイガーを訪ねるレン刑事。元刑事のタイガーに情報収集を頼みます。
ニッキーがレン刑事のアパートに来ます。
失踪したメラニーの私生活は乱れていたと言います。別の知人ジェシーも同じで、でも私は違うと言ってます。話しにはトミーにフレイタ、セリフで名前がたくさん出てくるので何が何だかさっぱりわかりません。
カジノ予定地をベニー・リーが組織のカネで買ってるとか。話しがわけがわからないのもフィルム・ノワール風になっていま。そこまでやらなくてもいいと思えますが。
レン刑事に色仕掛けをするニッキー。フィルム・ノワールです。
アジア系の大物のベニー・リーを強請って100万ドルを取るようにレン刑事にしむけます。
ホントに大物のベニー・リーのところへ交渉に行くレン刑事。
レン刑事に恨みがあるトラング兄弟がいます。結構危ない橋を渡る交渉となります。それでも勝手に値上げして200万ドルにするレン刑事。差額を懐に入れるつもりらしい。で、何とか交渉は成立して夜に廃止された駅で取引することになります。
署内で証拠の書類をコンピュータが作成するレン刑事。
ニッキーの出身地から電話の連絡が入ります。ニッキーのホントの経歴がわかります。証拠の書類に加えるレン刑事。
取引き現場の廃止された駅にて。
ここで意外な展開となります。あんまり意外過ぎるとレン刑事のトム・ベレンジャーがバカに見えそうですが、幸いにそうはなっていないようです。さすが俺様映画です。
オートマティックのハンドガンが作動不良を起こす見せ場があります。
ハンドガンの銃口に泥が入り、この状態で撃つと弾丸を発射するため燃焼した高温高圧ガスの逃げ場がなくなり銃身が裂けてスライドが吹っ飛んで撃った人に致命傷を与えます。大藪春彦や平井和正の小説でこの設定の描写はよく読んでいるので。これは見ててわかりました。
主役の仕事にくたびれた感じの刑事のレンを演じるトム・ベレンジャーはまあまあといったところ。俳優本人がホントにくたびれた感じだと見ててつらいのですがまだ大丈夫のようでした。
ハンドガンはよく使われるベレッタM92Fのオートマティックでしたがもしかして撃っても作動していなかったような。主役が手抜きしてはいけません。
ヒロインを演じるロリ・ヒーリングは何となくトム・ベレンジャーの本物の愛人といった感じです。少しごつい感じです。フィルム・ノワールのヒロインらしいといえばそんな感じです。下着姿でぎりぎりまで見せますがヌードは無しです。
刑事のベックを演じるパメラ・ギドリーは左利きのようです。
代表作は?→ありません。B級SFの『チェリー2000』(87年)ではないですね。これまたB級SFの『アベレーション』(97年)は結構いいと思いますけど。私が知っているのはこれくらいですがパメラ・ギドリーはけっしてB級SF専門ではないはずです。
上司をバリー・ニューマンが演じています。代表作の『バニシング・ポイント』1971年版の面影は全くなくて老けています。まだ現役でがんばっている。たいしたものです。でも扱いは普通です。
大物のベニー・リーを演じるレオ・リーはいい顔をしています。上手くやればよく似ているラウル・ジュリアのようになれそうです。
そんなわけで標準的なフィルムノワールのまあまあな作品でした。
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