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2007.01.23

『スペースバンパイア』(1985年)

この作品はトビー・フーパー監督、スティーブ・レイルズバック、マチルダ・メイ主演のバンパイア物アクションです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。


1985年 キャノン・グループ/ゴーラン=グローブス・プロ 英国作品
ランニング・タイム◆116分
原題◆Lifeforce
プロット◆スペースバンパイアを相手に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ヘンリー・マンシーニ よいスコアでした。
20世紀フォックス発売のDVDにて。画質は非常によいです。

キャスト
スティーブ・レイルズバック→アメリカのカールソン大佐
マチルダ・メイ→全裸のスペースバンパイア
ピーター・ファース→英国のケイン大佐
マイケル・ゴザード→宇宙センターのブロコフスキー
フランク・フィンレイ→宇宙センターのファラーダ博士
オーブリー・モリス→内務省のパーシィ卿
パトリック・スチュアート→アームストロング院長


トビー・フーパー監督の演出はよいと思います。
全体的に無難にまとめています。
マチルダ・メイがきれいに撮れています。新人女優さんにあまり無理な演技もさせていないようです。扱いは悪くない。


タイトル
調査でハレー彗星に接近中の宇宙船チャーチル号。スペースシャトルのようなデザインになっています。
彗星のほうき内に謎の巨大物体があります。
4人が内部に入ります。
巨大コウモリのミイラ状の死体があります。持ち帰ることになります。
異変がおこります。
更に奥に入ると3つの人体が保存されています。これも持ち帰ることになります。
英国人は何でも持ち帰って自分の物にするのがよくわかります。

30日後。
地球の帰還するために上空の宇宙船チャーチル号。
迎えのシャトルがドッキングして乗り込みます。
中は火災している跡が。乗務員のミイラ状の死体。
持ち帰っていた3つの人体は無事です。

ロンドンです。宇宙センターにて。
最初のうちは似たようなルックスが多いので誰が誰だかわからん。
フランク・フィンレイ扮する宇宙センターのファラーダ博士等がいます。
英国が舞台なのでTVではBBCニュースが流れています。

ケースから出された女性の人体が蘇ります。
若い警備員から精気を吸い取ります。スペースバンパイアです。
モニタを見ていたマイケル・ゴザード扮する宇宙センターのブロコフスキーが駆けつけます。

センター内を徘徊するマチルダ・メイ扮する全裸のスペースバンパイア。
これは見事なヌードです。いくら見ててもいい。しかもDVDはボカシはなしです。
玄関ロビーで警備員2人を片づける全裸のスペースバンパイア。
ガラスを派手に破壊して外にでる全裸のスペースバンパイア。地面はガラスの破片だらけなのに裸足で大丈夫なのかと余計な心配をする。

ピーター・ファース扮するSASのケイン大佐が登場。
ファラーダ博士、ブロコフスキーから事情聴取となります。

男の人体2つも蘇ります。
警備の兵隊2人が撃ちまくり大騒ぎになります。
粉々になる男の人体2つ。

精気を吸われてミイラ状になって死体が蘇ります。
また大騒ぎになります。

公園にて女性の死体が発見されたと調べに行きます。
肝心のスペースバンパイアは逃走したらしい。
2時間ごとに精気を補給する必要があるらしい。

宇宙センターにて。
オーブリー・モリス扮する内務省のパーシィ卿が登場。どこが見たような顔の俳優さんです。
精気の切れたミイラ状の死体はそのままにしておく爆発して砂になってしまうようです。わかりやすい。

宇宙船チャーチル号の脱出艇がテキサスに不時着します。
船長のカールソン大佐が生還する。

宇宙センターにて。
スティーブ・レイルズバック扮する船長であるアメリカのカールソン大佐がやって来ます。
事情聴取となります。
回想です。
乗員が次々と死ぬ。通信担当のローリングス。
宇宙船チャーチル号の船内に火を放つカールソン大佐。

ハレー彗星から謎の物体が接近中と描写が入る。

寝ているカールソン大佐の元にスペースバンパイアが来ます。
夢でした。

催眠療法を受けるカールソン大佐。
エレンのこと。誰?
スペースバンパイアの本体は最初の体をどこかに隠して人に乗り移って移動しているらしい。
スペースバンパイアが乗り移ったらしいエレンがヒッチハイクしたクルマを調べます。

サルストン病院にて。
手がかりからやって来るカールソン大佐とケイン大佐。それにパーシィ卿。
パトリック・スチュアート扮するアームストロング院長が登場。

ナースのエレンに面会するカールソン大佐とケイン大佐。
エレンを詰問するカールソン大佐。

次は入院中の幼児殺しのサイクスだとなります。
ですが裏をかいて実はアームストロング院長に乗り移っていたと見抜いて、アームストロング院長を拘束するカールソン大佐とケイン大佐。

アームストロング院長を調べます。
映画的描写でパトリック・スチュアートとマチルダ・メイが入れ替わります。それでも同じキャラだと相手しているカールソン大佐。見てて妙な感じ。
何だかんだあって大騒ぎになります。
で、手遅れだとカールソン大佐。投げやりな主人公です。

ロンドンです。ヘリコプターにて。
無線でファラーダ博士の報告を聞くカールソン大佐とケイン大佐。
アームストロング院長の体からスペースバンパイアの本体が抜け出します。
飛行が乱れるヘリコプター。モロにラジコンな感じが出ています。
カールソン大佐の告白。実はチャーチル号内でもうスペースバンパイアと関係していたと言ってます。

ロンドン市内は大混乱となっています。
1回ヘリコプターから降りるがまたヘリコプターに乗るカールソン大佐とケイン大佐。
男が精気を集めて女が送ってるらしいとカールソン大佐。

対岸の前線基地に入るカールソン大佐とケイン大佐。
で、無断でロンドン市内に向かうカールソン大佐。
追うケイン大佐。

カールソン大佐を呼ぶスペースバンパイア。
教会に入るカールソン大佐。

宇宙センターに入るケイン大佐。
ファラーダ博士と対峙するケイン大佐。
武器になる剣を持って精気を送っている地点 教会に向かうケイン大佐。

教会で再会するカールソン大佐とスペースバンパイア。
ようやくたどり着いたとこで男のスペースバンパイアと対峙するケイン大佐。
剣で何とか片づけます。実態のコウモリになって爆発する男のスペースバンパイア。

ケイン大佐から渡された剣を使うカールソン大佐。
一緒に昇天するカールソン大佐とスペースバンパイア。
何となくエンドとなります。

そんなわけで公開当時は際物からと思っていたけど、今では立派なカルト作品となったよい作品でした。
映画作品は年月が経ってみないと評価はわからんのです。


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