映画感想の加筆改訂のお知らせ

にほんブログ村

« 『姉のいた夏、いない夏。』(2000年) | トップページ | 『クレアの恋愛狂奏曲』(2000年) »

2007.01.27

『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(2000年)

この作品はケネス・ロネガン監督、ローラ・リニー、マーク・ラファロ主演の姉弟ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
この作品は少し見てよかったので見ました。ローラ・リニーの演技がいいはずです。

2000年 シューティング・ギャラリー/パラマウント・クラシックス アメリカ作品
ランニング・タイム◆112分
原題◆You Can Count on Me
プロット◆姉弟はお互いを頼っているという話しのようです。
音楽◆レスリー・バーバー◆チェロが鳴っています。いい音色です。IMDbで調べたらバッハとわかりました。
それで、この作品はチェロとカントリーソングが交代で流れています。意外と不自然ではないようです。これは音楽にはくわしくない私の感想ですからあまりあてにしないでください。で、どっちもいいじゃないというのが正直な感想となります。
スカイパーフェクTV315スター・チャンネルにて。画質はよいです。

キャスト
ローラ・リニー→シングルマザーのサミー
マーク・ラファロ→サミーの弟 テリー
ローリー・カルキン→サミーの息子 ルディ 8才
ジョン・テニー→恋人のボブ
マシュー・ブロデリック→支店長のブライアン
アダム・ラフィーバー→保安官
ケネス・ロネガン→神父
ギャビー・ホフマン→テリーの恋人 シーラ
ジョシュ・ルーカス→サミーの元夫 ルディ

ケネス・ロネガン監督の演出はよいと思います。
脚本も担当しています。というより脚本の人が監督をしているようです。後で調べたら出演もしているとわかりビックリ。結構出たがりなのかもしれません。
製作総指揮がマーティン・スコセッシでした。これだけでも作品の出来に関して当てに出来ます。つまらなくはないでしょう。

原題のYou Can Count on Meの訳は「あなたは私を当てにすることができます」のようです。邦題はこの直訳でもいいようです。これを上手く七五調にすればいいのです。
会話シーンの切り返しはやっていません。全体的にオーソドックスな演出になっています。

地方の小さな街スコッツビルが舞台となっています。ごく普通の生活が描写されていきます。不倫ってごく普通なのか?という疑問も出てきますが。

ローラ・リニー扮するシングルマザーのサミー、サミーはサマンサの愛称のようです。夫とは別れているとなっています。死別ではなく嫌って別れたようです。

長く音信を絶っていたマーク・ラファロ扮する弟のテリーが長距離バスに乗って実家に戻ってきます。キャラ紹介ではやたらとタバコを吸っていたりとなっています。
久しぶりに会った姉弟ですが話しは全く弾まない。実は3ヶ月ムショに入っていた、実はカネを貸してくれとなります。当然のごとく姉弟ゲンカとなります。

姉のサミーが勤めている銀行に新しい支店長がやって来て、息子の送り迎えで途中で職場を離れるのは不許可だといわれます。このことを含めてよく新しい支店長に呼び出されています。

そんなことから弟のテリーに息子の送り迎えを頼むことになりますがあまりちゃんとやってくれません。これでまた姉弟ゲンカとなります。
夜に8才の息子を連れ出して家を抜け出してビリヤードをやりにプールバーに行ったりしています。小さな街なので当然姉にばれることになります。

唐突に支店長と不倫関係になってしまうサミー。結構本気で現在の恋人とはしっくりこなくなってしまいます。
ごく普通の生活が描写されてますが意外と見てて退屈ではなかったりします。

そんなこんなでテリーは街を出て行きます。長距離バスに乗って去っていきます。これでエンドとなります。
ここでようやくこの作品はヒロインの不倫の話しではく姉弟の話しなのかとわかりました。タイトルのYou Can Count on Me=「あなたは私を当てにすることができます」が効いてきます。

ポルノではないのですから近親相姦的な描写は上手く避けています。姉は不倫していて弟は恋人を残してきています。この設定を入れている効果はあるようです。

ふくれっつらが似合うローラ・リニーにこのキャラクターは合っています。バストが豊かです。圧倒されます。
クリント・イーストウッド扮する泥棒の娘役で出てる『目撃』(1997年)は見ています。これぐらいでそんなに好みの女優さんではありませんが、何となく好感はあります。
サミーの弟 テリーを演じるマーク・ラファロは要領が悪そうなとこが、それらしくていい演技でした。

支店長のブライアンを演じるマシュー・ブロデリックはヒロインのローラ・リニーと不倫をします。ブロデリックはこんなキャラばかりなような。
独立系作品専用キャラなようです。『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』(1999年)に比べれば職を追われなくすんだからいいほうなのかもしれません。

シングルマザーのサミーのクルマは小型の赤いステーションワゴン、おそらく日本車でしょうとよく見ていたらスバル レガシー・ツーリングワゴンのようです。アメリカではなんて名前なんだ?後でセリフでクルマはスバルと言ってました。

サミーの息子 ルディを演じる子役はどこかで見たような顔なのでクレジットからローリー・カルキンとわかる。マコーレー・カルキンの弟なのか。ボールドウィン兄弟のようにカルキン兄弟も何人もいるのかな?

リュックではないナップザックだよなんてセリフがありました。
リュック、ナップザック、デイパック、どれが正解なんだ?となります。どれも同じじゃないと思ったりします。

思ったより面白くてよかった。そんなわけでローラ・リニーを始めとする俳優陣の演技が堅実で全体的にもよく出来た作品でした。

« 『姉のいた夏、いない夏。』(2000年) | トップページ | 『クレアの恋愛狂奏曲』(2000年) »

映画」カテゴリの記事

2000年代」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『ユー・キャン・カウント・オン・ミー』(2000年):

« 『姉のいた夏、いない夏。』(2000年) | トップページ | 『クレアの恋愛狂奏曲』(2000年) »

月齢

無料ブログはココログ
フォト
2024年12月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

バイクフォト

  • ヤマハ トリッカー XG250
    私が買ったバイクです。ヤマハばかり。