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2006.08.17

『ソイレント・グリーン』(1973年)

この作品はリチャード・フライシャー監督、チャールトン・ヘストン主演のSFサスペンス・アクションです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1973年 ラッセル・サーチャー-ウォルター・セルツァー・プロダクション/MGM アメリカ作品
原題◆Soylent Green
DVDにて。画質は非常によいです。
プロット 合成食ソイレント・グリーンの製造元を追う話しのようです。
音楽 フレッド・マイロウ

キャスト
チャールトン・ヘストン→ソーン刑事
リー・テイラー・ヤング→部屋付き家具のシャーン
エドワード・G・ロビンソン→同居人のソル
チャック・コナーズ→サイモンソンのボディガード タブ
ジョセフ・コットン→上流階級のサイモンソン


リチャード・フライシャー監督の演出はよいと思います。
セットにカネがかかっていません。
マット画の合成を使用。特殊撮影はたいしたことはない。
全体的には低予算な雰囲気になっています。1970年代風となっています。


セピア調の写真から始まります。古き良き時代。
スプリット・スクリーンやマルチ・スクリーンを使って時代を進みます。
そして現代へとなります。

タイトル。

2020年。人口4千万人。N.Y.
チャールトン・ヘストン扮するソーン刑事が登場。アパートにて。
TVではソイレント社の話しです。
エドワード・G・ロビンソン扮する同居人のソルも登場。
自転車を漕いで自家発電のソル。
こんな感じでキャラ紹介とディテール描写が入ります。

街中にて。
ギルバートとドノバンが会ってます。誰?よくわからん。
クルマの中です。バールのような物?凶器を渡しています。
これは要するに殺し屋を雇うシーンのようです。

高級アパートにて。
リー・テイラー・ヤング扮する部屋付き家具のシャーン。
ジョセフ・コットン扮する上流階級のサイモンソン。
ゲームをやってるシャーン。
チャック・コナーズ扮するサイモンソンのボディガードのタブと出かけるシャーン。

高級アパートに忍び込む男。
サイモンソンの部屋に入ります。
伝言?からサイモンソンを殺します。あっさりとした感じです。

この事件を捜査するソーン刑事。殺人現場に入ります。
ボディガードのタブから事情聴取。
シャーンからも事情聴取。ルーティンな描写です。

帰宅するソーン刑事。
ソルにサイモンソンのアパートから捜査のついでにかっぱらってきた戦利品を見せています。紙、鉛筆、石鹸。食品等。バーボンも。
これは刑事の特権らしい。これはルーティンな描写ではなく妙にリアルです。

警察です。
黒人の上司ハッチャーと打ち合わせのソーン刑事。
サイモンソン事件は暗殺だとソーン刑事。やる気充分です。

火曜日 ソイレント・グリーンの日。
配給所です。大混雑です。

張り込みのソーン刑事。タブを尾行しています。
タブのアパートに入ります。
黒人のマーサがいる。タブは不在です。
マーサを尋問のソーン刑事です。

ソーン刑事のアパートにて。
戦利品での豪華な食事となります。
ここで、ソルのセリフ「人間はダメだ、世界は美しい」があります。これは名セリフです。私も引用しています。
サイモンソンについての話しになります。

サイモンソンのアパートにて。
女性達がいます。ソーン刑事が来ます。
管理人のチャールズがやって来て女達を叩きます。
この管理人を追い出すソーン刑事。

教会へ行くソーン刑事。
黒人のパウル神父から話を聞きます。サイモンソンが来ていました。
告白の内容はと?

警察です。
サイモンソン事件はこれまでとハッチャー上司。当然不満なソーン刑事。

知事とドノバンが会っています。
サイモンソン事件のことです。刑事のこと。何とかしろということらしい。

教会にて。
タブがパウル神父を片づけます。

市場にて。
ソイレント社の食品が売られています。
人気のソイレント・グリーンは品切れです。これに不満な人達。で、警察が鎮圧にかかります。
ここのシーンはかなり印象的。パワーショベルで人間を処理しています。このトラックはゴミ回収車です。
ここで狙撃されるソーン刑事。
狙撃した男はパワーショベルの下敷きとなります。

タブのアパートにて。
帰宅したタブですが待ち伏せていたソーン刑事から激しく尋問となります。
アクションシーンとなります。
尾行はするなと警告してソーン刑事は出て行きます。

シャーンのいるアパートにて。ソーン刑事が訪ねてきます。
情報交換所ヘ行くソル。
ここをカットバックしています。

ソイレント・グリーンの真相を知るソル。
安楽死できるホームへと向かいます。
アパートに帰宅してソルの伝言メモを見るソーン刑事。

ホームにて。
面会に入るソーン刑事。
ソルは部屋に入り寝ています。
シネラマにクラシック音楽。自然の風景。ありがちな設定です。何となくカネがかかっていないような。悪くはない。
これを部屋の外から見てるソーン刑事。
ソルと通話機を通して話します。ソイレント・グリーンの正体を話すソル。

ホームを出るソーン刑事。
すぐに戻り地下に入り死体運搬車に飛び乗ります。
そのままソイレント社工場に潜入します。
ソイレント・グリーンの製造工程を見てから脱出します。

追われて撃ち合いとなります。
教会に逃げ込みます。
何とかタブを片づけるソーン刑事。
駆けつけたハッチャー上司に「ソイレント・グリーンの材料は人肉だ」と訴えるソーン刑事。で、何となくエンドとなります。


そんなわけで普通のSF作品でした。
全体的にあっさりとした印象です。物足りないわけではない。

ソイレント・グリーンは肉骨粉と同じで後で悪影響が必ずあるでしょう。
宗教的なことよりこっちの方が気になります。さしずめソイレント・肉骨粉となるかも。

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