『バイオハザード』(2002年)
この作品はポール・W・S・アンダーソン監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演のSFアクションです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2002年 コンスタンティン・フィルム/メトロポリタン・フィルム/デイビス・フィルムズ・プロ 英国=ドイツ=フランス作品
ランニング・タイム◆101分
原題◆Resident Evil
プロット◆地下に潜入して悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆Marco Beltrami/Marilyn Manson
東芝デジタルフロンティア/アミューズ・ピクチャーズ発売のDVDDVDにて。画質は非常によいです。
キャスト
ミラ・ジョヴォヴィッチ→記憶喪失の工作員アリス
エリック・メビウス→自称警官のマット
ジェームズ・ピュアフォイ→記憶喪失のスペンス
ミシェル・ロドリゲス→隊員のレイン
マーティン・クルーズ→コンピュータ担当の隊員カプラン
パスカル・アリアルディ→隊員のJD
リズ・メイ・ブライス→医療担当の隊員
コリン・サーモン→ワン隊長
ヘイク・マケシュ→マットの妹リサ
ポール・W・S・アンダーソン監督の演出はよいと思います。
記憶喪失のアリスが瞬間的に記憶が戻るとこをフラッシュバックを使っていました。この監督はこの手法は上手いです。
全体的にサスペンスはあまりなくサプライズ=ビックリ演出が全開になっていました。堪能しました。
前説があります。
巨大企業アンブレラ社について。
ラボです。
何か実験中、誰かはわからん。
この何者かがカプセルを投げて割れます。それで発生したウィルスが通風口から感染となっています。
施設内にアラートです。
どこもかしこも自動で閉鎖となります。
ラボ、エレベーター、通路等に閉じこめられた人々。
ラボではハロン・ガスとわかってるようです。ですからパニックになっています。
エレベーターでは女性が派手に死にます。ヤケに目立っていましたがそれほど重要なキャラではないようです。
シーン転換となります。
浴室にて。ミラ・ジョヴォヴィッチ扮する謎の女性が目覚めます。
白いシルクのショートガウンを着ます。
浴室を出ます。
ベッドに赤いワンピースがあります。
メモを見ます。
書き込みます。ミラ・ジョヴォヴィッチさんは左利きなのか?。
監視カメラが見ています。
屋敷の中を歩きます。
ノースリーブの赤いワンピース、黒いブーツ。この衣装で全編通しています。後で黒の革ジャンを着ています。
見知らぬ男に呼び止められたとこで黒装束の特殊工作員軍団が乱入してきます。
女性に報告しろと隊長。何も覚えていない女性。
警察を名乗る男と女性と一緒に物々しい雰囲気で地下施設ハイブに入る特殊工作員軍団。ところで何の任務で何をしにいくのかがよくわからなかったりします。
降りると地下鉄道があります。
貨車があります。動かないので直して出発となります。
この貨車に謎の男がいます。女性と同じで記憶喪失です。両者共通の結婚指輪をしています。
ハイブに到着します。
監視カメラが見ています。
隊長の事情説明となります。
記憶喪失の女性はアンブレラ社の工作員とのことです。目を覚ました屋敷の警備をしていたのこと。男も同じらしい。
女性はアリス。男性はスペンス。自称警察の男はマット。
ハイブ内を進みます。
オフィスのようなとこです。
隊員は女性が2人。男性が4人。隊長。記憶喪失のアリスとスペンス。自称警察の男マット。合計10人。
地下施設ハイブ内は人工頭脳レッド・クイーンが支配しているとのことです。
何かアクシデントがあってハロン・ガスでハイブ内の人間を皆殺しにしたそうです。
このレッド・クイーンをシャットダウンするのが任務らしい。
倉庫のような場所です。
ここに3人残ります。隊員のJD、女性隊員のレイン、自称警察の男マット。
レッド・クイーン室近くに来ます。
そこはコンピュータの防御システムが働いているやっかいなとこです。
ドアを開けて通路内に隊長等4人が入ったとこで防御システムが作動して4人ともレーザーナイフがやられます。
『CUBE』(1997年)では縦横にスッパリと細切れにで、この作品では縦横ではなく斜めに交差して細切れとなります。少しは変えて引用しているのでマイナスとはなりません。この程度は工夫してください。
あっというまに全滅に近いダメージを受けて少人数で追いまくられることになります。この設定は好みです。
コンピュータ担当のカプランと一緒にいたアリスとスペンス。別の場所で待機してたのと合わせて6人になってしまいます。
共演する男優さん方があまり見たことながないので誰がいつ死んでもおかしくない感じです。そんなわけで誰が犯人かも当然わかりません。
コンピュータ担当カプランとアリスが進みます。
レッド・クイーン室に入ります。
ホログラフ・イメージが出現します。これは無視する。
シャットダウンします。ハイブ内の電源が切れます。しばらくして非常電源に切り替わったようです。
倉庫のような場所です。
ゾンビが1人います。片付けます。
生き残った3人がコンピュータ室から戻ります。カプラン、アリス、スペンス。
ゾンビ達がやって来ます。撃ちまくります。
ハイブ内の電源が切り替わったとこで自動ドアが開いてゾンビが徘徊するようになったようです。
倉庫内のカプセルからクリーチャーが飛び出します。
これも電源が切り替わった影響です。クリーチャーはどこかに消えます。よくわからんキャラです。
別行動のアリスですが犬のゾンビと遭遇します。
隣の部屋に逃げるとそこには人間ゾンビがいますが簡単に片付けます。
ホッとしたら複数の犬ゾンビが襲いかかってきます。ここは人間ゾンビから取り上げたベレッタを連射して片付けます。何故かあまり意味がないスローモーションになっています。
残り1頭の犬ゾンビも壁を蹴っての反転キックで片付けます。
さすが素人ではない工作員は違うという描写となっています。
自称警察の男マットはオフィス内を捜索中。
捜してる妹のリサはゾンビになっていました。で、リサはアリスのスパイだったようです。
自称警察の男マットはアンブレラ社に対してのレジスタンス活動家?、会社側から言わせればテロリストとなりますが。
自称警察の男からT-ウィルスの話が出ます。
ところで名前が全然出ません。アリスを始めとしてスペンス。自称警官のマット。
意外と不親切なキャラ紹介です。じりじりとした緊張感は出るけど。
残りのメンバーはレッド・クイーン室内に閉じこめられます。
後1時間で屋敷に通じるドアが閉じられるとなります。
なんだかんだで後1時間で出られなくなるは時間的サスペンスとなるようです。見ている時はあまりそういう感じにはなっていませんけど。
レッド・クイーンを脅迫して逃げ道を聞くことにします。
まず色々な質問となります。事情説明となります。
で、逃げ道を聞いて、その地下道に入ります。
地下道内にて。
ゾンビ達が出てきます。話が違うじゃん。
地下道上部の配管に逃げます。ゾンビは運動神経が悪いのか上がれないようです。
逃げ遅れたカプランは残ることになります。
ラボに入ります。
治す方法を思い出すアリス。ですが肝心の抗ウィルスはなくなっていました。
フラッシュバックする記憶喪失の男スペンス。自分が誰であるか、何をしたのかを思い出します。カプセルを投げたのはこの男でした。で、スペンスは裏切ります。
スペンスは貨車へ。
そこに行方不明になっていたクリーチャーが唐突に出現してスペンスを片付けます。
CGっぽくて何だか雑な感じのクリーチャーです。気持ち悪いがそんなに怖くはない。
ラボ内に残されたアリス達にモニタからレッド・クイーンの伝言です。
アクセス・コードの代わりにクリーチャーに必要な感染者を提供しろとなります。断るアリス。
クリーチャーが来ます。こまった状態のそんなとこにレッド・クイーンの電源を切ったカプランが戻ります。
貨車へ残りのメンバーがたどり着きます。
ところで日本字幕ではエンジンとなっていますがエンジンではなくモーターでしょう。意外と気になります。
貨車はスタートします。
走行中にクリーチャーが襲ってきます。
アクションとなります。
クライマックスはクリーチャーとの死闘となります。何だかピーター・ハイアムズ監督のDNAが絡んだSFアクション『レリック』(1997年)のような感じもします。
実のところ見ててもっと他にも敵がいるのかと思ったいたのでもう終わりなのかとなってしまいました。余計な期待をして損をしました。こまったものです。
屋敷地下に着きます。
アリスとマットだけが何とかたどり着きました。
屋敷内に戻ります。ここに会社側ラボの一団が乗り込んできます。
マットを連れて行きます。アリスはラクーン・シティの病院送りとなります。
ラクーン・シティの病院にて。
目を覚ますアリス。チューブがたくさんつながっています。
何となく『2001年宇宙の旅』(1968年)風になっています。
ここを抜け出すアリス。
アリスが外に出ると街は廃虚状態です。
エンドとなります。これで続編に続くようです。
ラストは『吸血鬼ゴケミドロ』(1968年)のような感じで終わります。ところでこれで続編にしたらチャールトン・ヘストン主演の『オメガマン 地球最後の男』(1971年)のようになるのかな。
『吸血鬼ゴケミドロ』はそんなに出来がよいとは言えない作品でキャストの方々の大まじめ演技が全部空回りのギャグ大会と化しているカルト作品です。私としてはヒロインの佐藤友美さんのスチュワーデスルックだけが楽しめました。
ゲームファンで映画に興味のない人がこの作品の主演ミラ・ジョヴォヴィッチをどう見るかが興味深いとこです。結構いかす?萌え萌え?外人には興味がない?どうなのでしょう。私はゲームは全くやりません。
記憶喪失のヒロイン、アリスを演じるミラ・ジョヴォヴィッチは美しい。尋常でない美しさです。
左手で字を書いています。これは演技なのかな?
横顔のラインはそれほどではなかったりします。
アクションも結構サマになっていました。これはまた最高です。
話の進行上で汚くしていても美しさが際立ちます。
ミラ・ジョヴォヴィッチさんだけでこの作品はもっています。
そんなわけでわけのわからんとこも多いけどアクションのよい作品でした。
« 『バイオハザードII アポカリプス』(2004年) | トップページ | 1944年の作品達。 »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「2000年代」カテゴリの記事
- 『ディレイルド 暴走超特急』(2002年)(2021.05.16)
- 『ミッドナイト・ミート・トレイン』(2008年)(2020.09.20)
- 『クロコダイル2』(2002年)(2020.06.14)
- 『アナコンダ3』(2008年)(2020.03.08)
- 『アナコンダ4』(2009年)(2020.03.07)
コメント