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2006.01.17

『バイオハザードII アポカリプス』(2004年)

この作品はアレキサンダー・ウィット監督、ミラ・ジョヴォヴィッチ、シエンナ・ギロリー主演のSFアクションの続編です。前作は見ています。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2004年 コンスタンティン・フィルム/インパクト・カナダ/デイビス・フィルムズ/スクリーン・ジェムズ/ソニー・ピクチャーズ ドイツ=フランス=英国=カナダ作品
ランニング・タイム◆94分
原題◆Resident Evil: Apocalypse
プロット◆ゾンビ都市から脱出しようとする話しのようです。
音楽◆ジェフ・ダナ
ソニー・ピクチャーズ発売のDVDにて。画質は非常によいです。

キャスト
ミラ・ジョヴォヴィッチ→元工作員のアリス
シエンナ・ギロリー→警察のジル・バレンタイン
サンドリーヌ・ホルト→TVレポーターのテリー
オデット・フェール→傭兵のカルロス
ジャレッド・ハリス→ウィルスのアシュフォード博士
ソフィ・ババセア→アシュフォード博士の娘アンジェラ
トーマス・クレッチマン→会社のケイン少佐
ラザック・アドティ→ジルの同僚ペイトン
マイク・エップス→ロイド・J=L.J.
ザック・ウォード→カルロスの部下ニコライ
ステファン・ヘイズ→カルロスの部下ユーリ

アレキサンダー・ウィット監督の演出はよいと思います。
IMDbで調べると撮影出身の監督のようです。そんなわけで女優さんはきれいに撮れています。アクションシーンも上手く撮っています。

プロローグ。
アリスのモノローグで前作の説明となります。
アリスとマットが生き残る。会社の連中に捕まります。で・・・
タイトルとなります。

TVニュースです。
ラクーン・シティの天気予報の日常生活の描写。
で、地下施設ハイブの入り口です。
会社側の調査となるがあっさりと失敗に終わります。

市内をクルマの列が急走行しています。
車椅子のアシュフォード博士を回収しています。
アシュフォード博士の娘も同じく回収したが交通事故を起こします。この回収は失敗のようです。

警察にて。
シエンナ・ギロリー扮するジル・バレンタインが登場。
カッコよく登場となります。ハイライトシーン等でもお馴染のキャラでお楽しみにしていました。

ラボにて。
ミラ・ジョヴォヴィッチ扮するアリスが再生?して登場。
外に出ます。そこは廃虚のような街です。前作のラストです。

オデット・フェール扮する傭兵部隊のカルロスが登場。
ヘリコプターから降下してゾンビに追われている女性を救出しようとカッコよく登場となります。結局ゾンビに噛まれ行く末を案じた女性は自殺となる。

この辺はキャラ紹介となっています。

ラクーン・シティを封鎖しています。
ゲートで検査して通していましたが感染者が出たのでゲートを閉じます。
大騒ぎとなっています。
ジルや同僚の黒人ペイトン、TVレポーターのテリー等が取り残されています。

車椅子のアシュフォード博士は取り残された娘が心配でハッキングをやってます。
監視カメラを使って街内部を調べています。
後になると公衆電話を使ってコンタクトしています。

アリスは銃砲店に入る。店の前には後で使うバイクが止まっていたりします。
ここで装備を調達してるようです。ご都合主義といえばそうなんですけど。

ジル、ペイトン、TVレポーターのテリー、3人は教会に入ります。
内部には立てこもってる男とか、ゾンビになりかけの中年女性とかがいます。
普通のゾンビが入り口に押し掛けます。
奇妙なクリーチャー3匹が内部を跋扈しています。これに苦戦する3人。
ここにステンドグラスをバイクで突き破ってアリスが登場。カッコよく片づけます。
バイクは多分ハーレーでしょう。

カルロスの部隊は苦戦中。
ところで何をしに来てる?わけわからん。会社が雇った傭兵らしいけど。

アリス、ジル、ペイトン、TVレポーターのテリー、4人は移動中。
墓場です。死人が蘇って襲って来ます。これは場所が悪かったようです。いくらでも出てきます。

会社の前線本部です。
指揮するのはケイン少佐です。何か企んでいるようです。

カルロスの部隊は3人になって移動中。
ヘリコプターが何かを投下していきます。ヘリコプターは去ります。
投下された場所に行ってみるが中味は空になっていた。
部下はニコライとケガをしたユーリ。2人だけとなっています。

映画館にて。
看板からゾンビを狙撃してる男。マイク・エップス扮する黒人のロイド・J=L.J.が中に入ります。内部には特殊部隊=STARSの残りがいます。
ここに特別製のクリーチャー=ネメシスがやって来て、特殊部隊を全滅させます。L.J.は無害と判断されて助かります。
会社の前線本部ではこれをモニターしています。

アリス、ジル、ペイトン、TVレポーターのテリー、4人は移動中。
ビル街です。公衆電話からアシュフォード博士がコンタクトしてきます。
娘を助け出してくれれば脱出方法を教えるとのことです。選択の余地はないようです。

壊れたバス内で事情説明のアリス。
夜明けにミサイル攻撃でラクーン・シティは消滅となるとのこと。
これで時間を区切られた設定となります。

移動中に特別製のクリーチャー=ネメシスと遭遇するアリス。
派手にアクションとなります。
建物内に入りダストシュートから脱出となるアリスです。ごみ箱に隠れて爆発を避けるのが面白い。妙にロジックが通っています。

クルマを直結して始動中のジル。
ジルとテリーはクルマで移動中となります。
そこに黒人のロイド・J=L.J.が合流となります。
L.J.は映画館の騒ぎから何となく生き残っていました。

クルマは学校に着きます。
ジルとテリーにL.J.の3人で手分けして夜の学校内を捜索となります。
何だか『うる星やつら2ビューティフル・ドリーマー』(1984年)のようなシーンです。
捜索中のL.J.に傭兵カルロスが合流します。
テリーは子供ゾンビの団体にやられて退場となります。

ジルはアシュフォード博士の娘アンジェラを発見します。
ここをゾンビ犬達に襲われますがニコライに助けられます。てすがニコライは死に至る。サブキャラはつらい。
ゾンビ犬達はガス爆発で片づけます。ジルの紙マッチは消えたがアリスのタバコで点火となっています。カッコいいシーンです。
タバコのミラ・ジョヴォヴィッチはいいです。1940年代のフィルム・ノワールのヒロインのようです。ハッキリ言って同じロシア系スター女優の先輩ローレン・バコール並みです。

人員は入れ替わりアリス、ジル、カルロス、アンジェラの4人となります。
公衆電話からアシュフォード博士の指示で市庁舎に向かいます。

アシュフォード博士はハッキングが会社側にバレます。
拘束となったようです。

市庁舎です。
ヘリコプターはあるが会社側の雇った傭兵も大勢います。
ビルからローブで降りて一仕事のアリスです。軽く傭兵連中を片付けます。
ですが他のメンバーはヘリコプターのとこで会社側に捕まります。

アリスはネメシスと一騎打ちを強要されます。
格闘アクションとなります。
で、ネメシスがマットであることに気がつくアリス。
そんなこんなでアクション大会となります。
格闘からヘリコプター相手とか色々とやっています。

何だかんだあってヘリコプターで脱出となりますが爆風を受けて墜落します。アリスの死体のみが会社側に回収される。
これでエンドと思ったらまだ続きます。このシリーズはエンドが読みづらい。

この顛末のTVニュースです。
証拠のビデオが放映されるが否定の情報操作もあります。

3週間後。会社側ラボにて。
アリスは再生となります。
ここから脱出するアリス。ラクーンシティでの脱出仲間の救援も来ています。
アリスはまだ会社側にコントロールされているような描写もあります。アリスの視線でモニターしている会社側です。
で、人間の細胞の原子の中から宇宙の果てまでをズームインズームアウトのワンショット見せる有名な短編『パワーズ・オブ・テン』(1977年)のような引きのシーンでエンドとなります。


キャストですが、
ミラ・ジョヴォヴィッチとシエンナ・ギロリーの2人が並んでいるとこは、女優さんが2人並ぶのがお気に入りな『風と共に去りぬ』(1939年)のビビアン・リーとオリビア・デ・ハビランドのようで非常によいです。負けていません。

思っていたより面白かったです。女優さん達のモタモタ、ヨタヨタ、ヘロヘロなアクションなのかと思っていたけど意外と上手くやっていました。スタントと編集が上手いのにもだいぶ助けられています。悪くない。
そんなわけでゲームをやってない私でも面白いよい作品でした。

主観ショットのゲームの映画なら、移動しながら主観ショットとそれを見ているキャラを映す切り返してカットバックするのがベストな手法だと思われます。
この切り返しをする画面サイズは移動しながらでも付かず離れず同じサイズにしておかなければなりません。切り返すたびに寄ったり離れたりしたらエモーションが薄れてしまうからです。
ザ・ロック主演のシューティング・ゲームの映画化『Doom』(2005年)はTVでの作品紹介を見たところ主観ショットカットバックを使っていませんでした。ダメです。これだけで見る気がなくなります。


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