1970年代のB級ホラー2本立ての解説◆2024.08.03(土)

なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。

◆1970年代はハリウッド映画の転換の時代。
◆それまでハリウッド映画をキリスト教原理主義の価値観で規制していたヘイズコードが撤廃されました。これで自由に映画が作れるとなったんですがそれは1970年代前半まで。
◆そんなわけで1971年に傑作が集中してます。
◆自由に作れるとなるとボンクラな連中がエログロに走ってまた規制がかかることになってしまった。せっかくの転換期だったのに・・・

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◆『サイコマニア』(1972年)
◆この作品はドン・シャープ監督、ニッキー・ヘンソン、メアリー・ラーキン、アン・ミッシェル、ジョージ・サンダース、ベリル・リード、ロバート・ハーディ主演のバイクゾンビホラーです。
◆1972年 Benmar Production/SB Scotia-Barber distributers limited 英国作品
ランニング・タイム◆90分
原題◆Psychomania
プロット◆バイカーがゾンビになって暴れる話しのようです。
音楽◆ジョン・キャメロン
Music Department◆John Cameron conductor
◆全体的に普通のB級ホラーになってます。
◆英国作品なのでバイクは意地でも日本製を出していません。当然アメリカ製のハーレーでもない。そんなわけでバイクは英国製のトライアンフばかりです。
◆ジョージ・サンダースの遺作でもあります。ジョージ・サンダースのこの作品の試写の後に自殺した。この作品以前から65歳で自殺すると主張していたそうです。

◆『殺人ブルドーザー』(1974年)
◆この作品はジェリー・ロンドン監督、クリント・ウォーカー、カール・ベッツ、ネヴィル・ブランド、ジェームズ・ウェインライト、ジェームズ・A・ワトソン・Jr.、ロバート・ユーリック主演の謎のブルドーザー・パニック映画です。
◆1974年 Universal Television/American Broadcasting Company (ABC) アメリカ作品
ランニング・タイム◆74分
原題◆Killdozer
プロット◆謎のブルドーザーに悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ギル・メレ
◆全体的にゆるい感じ仕上がってます。ブルドーザーにスピード感がないのでそれにあった演出をすればいいのにともったいない感じです。
◆それでも普通のB級パニック映画になってます。悪くない。
◆キャストが渋いのがいいとこです。日本語版の声優は豪華キャストです。

そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。