1940年代と1950年代の風変わりなフィルム・ノワール2本立ての解説◆2024.01.07(日)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
◆フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
◆語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
◆モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
◆サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
◆低予算なので派手なアクションはありません。
◆当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わない的エンドになります。◆それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
◆何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。
◆『呪いの血』(1946年)
◆この作品はルイス・マイルストン監督、バーバラ・スタンウィック、ヴァン・ヘフリン、カーク・ダグラス、リザベス・スコット、ジュディス・アンダーソン主演の愛憎ドラマ・フィルムノワールのようです。
原題◆The Strange Love of Martha Ivers
プロット◆子供の頃に色々とあって大人になっても色々とある話しのようです。
◆キャストが豪華です。これだけで見れます。
◆そんな感じで愛憎ドラマが展開されてます。いつものフィルムノワールとは少し違ってます。
◆ジュディス・アンダーソンは『レベッカ』(1940年)でレベッカ様に心酔してレベッカ様が死んでも仕えるダンバース夫人役で有名です。
◆『歩道の終わる所』(1950年)
◆この作品はオットー・プレミンジャー監督、ダナ・アンドリュース、ジーン・ティアニー、バート・フリード、カール・マルデン、ロバート・F・シモン主演のフィルム・ノワールです。
原題◆Where the Sidewalk Ends
プロット◆過失殺人で悪戦苦闘する刑事の話しのようです。
◆オットー・プレミンジャー監督なので多少変わった感じのフィルムノワールになってます。
◆ダナ・アンドリュースが過失殺人の刑事を熱演してます。
◆ジーン・ティアニーはいつものようにいい感じ。
◆この監督主演で『ローラ殺人事件』(1944年)が傑作でした。
そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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