1940年代のフィルムノワール2本立ての解説◆2023.10.01(日)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
◆フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
◆語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
◆モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
◆サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
◆低予算なので派手なアクションはありません。
◆当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わない的エンドになります。◆それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
◆何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。
◆『美人モデル殺人事件』(1941年)
◆この作品はH・ブルース・ハンバーストン監督、ヴィクター・マチュア、ベティ・グレイブル、キャロル・ランディス、レアード・クリーガー、ウィリアム・ガーガン、エリシャ・クックJr.主演の謎解きサスペンスです。フィルムノワールでもあります。
原題◆I Wake Up Screaming
プロット◆殺人事件で色々とある話しのようです。
◆20世紀フォックスのプロデューサーのミルトン・スパーリングの初仕事なのにお涙頂戴の度が過ぎて出来が悪く失職する危機だったのを親分のダリル・F・ザナックが一緒に編集して何とかしたそうです。やたら回想が多いのがそんな感じ。
◆そんなわけでH・ブルース・ハンバーストン監督は撮っただけの素材を提供しただけの名ばかりの監督です。監督の腕前はからっきしなのに何故か仕事が続くのであだ名はラッキーハンバーストンと『ザナック ハリウッド最後のタイクーン』に載ってました。
◆『タイムリミット25時』(1946年)
◆この作品はハロルド・クルアーマン監督、スーザン・ヘイワード、ポール・ルーカス、ビル・ウィリアムズ、ローラ・レイン、ジョセフ・カレイア、ジェローム・コーワン、コンスタンス・ワース主演のタイムリミットサスペンスです。フィルムノワールでもあります。
原題◆Deadline at Dawn
プロット◆犯人探しをする話しのようです。
◆普通の巻き込まれサスペンスでタイムリミットもある設定です。
◆全体的に普通のフィルムノワールになってます。悪くない。
そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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