1940年代と1950年代のフィムルノワール風ドラマ2本立ての解説◆2023.07.09(日)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
低予算なので派手なアクションはありません。
当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わないエンドになります。それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。
◆『クリスマスの休暇』(1944年)
◆この作品はロバート・シオドマク監督、ディアナ・ダービン、ディーン・ハレンズ、ジーン・ケリー、ゲイル・ソンダーガード、グラディス・ジョージ主演の歌が入るサスペンスドラマです。
原題◆Christmas Holiday
◆遊び人がDV旦那で色々とある話しのようです。
◆MGMミュージカルで有名なジーン・ケリーが珍しくフィルムノワールに出ています。これが似合わないこと。必見です。
◆『見知らぬ訪問者』(1952年)
原題◆Phone Call from a Stranger
◆この作品はジーン・ネグレスコ監督、ゲイリー・メリル、ヘレン・ウェストコット、マイケル・レニー、シェリー・ウィンタース、ベティ・デイヴィス、キーナン・ウィン主演の『舞踏会の手帖』(1937年)形式の群像ドラマです。
◆離婚の危機で色々とある話しのようです。
◆20世紀フォックス作品なので地味というか通好みのオールスターキャストになってます。
◆主演のゲイリー・メリルは当時のベティ・デイヴィスでこれまた地味な主演スターになってます。
そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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