1940年代と1950年代の出所フィルムノワール2本立ての解説◆2023.06.25(日)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
低予算なので派手なアクションはありません。
当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わないエンドになります。それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。
◆『暗黒街の復讐』(1947年)
原題◆I Walk Alone
◆この作品はバイロン・ハスキン監督、バート・ランカスター、カーク・ダグラス、リザベス・スコット、ウェンデル・コーリイ、マイク・マズルキ主演の出所フィルムノワールです。
◆出所して裏切った相棒に復讐をする話のようです。
◆バート・ランカスターが生真面目な性格。カーク・ダグラスが屈折した性格。見た目そのまんまのキャラクターになっていて2人とも好演してます。
◆リザベス・スコットはファムファタール専門女優です。いい感じ。
◆『裏窓』(1954年)コンビのレイモンド・バーとウェンデル・コーリイ。フィルムノワール作品でレイモンド・バーはよく見ますがウェンデル・コーリイが意外と見ない。不思議なものです。
◆『犯人を逃がすな』(1951年)
原題◆Cry Danger
◆この作品はロバート・パリッシュ監督、ディック・パウエル、ロンダ・フレミング、リチャード・アードマン、ジーン・ポーター、レジス・トゥーミイ主演の出所フィルムノワールのようです。
◆出所して10万ドルの追って色々とある話のようです。
◆ディック・パウエルは見た目がしょぼくれてるのでこれが主役なのかいといった感じです。普通に好演してますが・・・。
◆ロンダ・フレミングがファムファタールを担当してます。ロンダ・フレミングですが『白い恐怖』(1945年)にチョイ役で出てました。
そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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