1950年代のフィルムノワール2本立ての解説◆2023.05.28(日)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
低予算なので派手なアクションはありません。
当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わないエンドになります。それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。
◆『ダイヤル1119』(1950年)
原題◆Dial 1119
◆この作品はジェラルド・メイヤー監督、マーシャル・トンプソン、ヴァージニア・フィールド、アンドレア・キング、レオン・エイムズ、リチャード・ローバー、サム・レヴェン主演の酒場ハイジャックサスペンスです。フィルムノワールでもあります。
◆酒場をハイジャックして色々あり過ぎる話しのようです。
◆戦場帰りのPTSDな男がハイジャック犯人です。
◆そんなこんなで驚愕のオチになってます。これはビックリ。
◆『人妻の危機』(1953年)
原題◆Jeopardy
◆ジョン・スタージェス監督、バーバラ・スタンウィック、バリー・サリヴァン、ラルフ・ミーカー主演の巻き込まれサスペンスです。フィルムノワールでもあります。
◆普通の一家が事故と脱走男に悪戦苦闘する話しのようです。
◆邦題が昼メロなソープオペラな感じなのでこまったものです。
◆このヒロインはアレで脱走男とセックスしているみたいです。当然直接なシーンはないけどシーンのつながりではそんな感じ。当時として結構画期的だと思える。
そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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