江戸川乱歩 土曜ワイド劇場の07作目08作目2本立ての解説◆2023.01.22(日)

なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。

江戸川乱歩 土曜ワイド劇場 井上梅次監督。天地茂as明智小五郎。
原作改変。低予算。ハッタリ。ご都合主義。等々。それでも独特の雰囲気があって妙に面白いんです。
このシリーズは基本的に井上梅次監督、天地茂主演作品のみ見るべきです。実際そんなものです。

『江戸川乱歩「白髪鬼」より 宝石の美女』(1979年)
◆この作品は井上梅次監督、天知茂、田村高廣、金沢碧、田島はるか、奈美悦子、睦五郎主演のTV土曜ワイド劇場の江戸川乱歩シリーズ第7弾のようです。
◆殺されて復讐をする話しのようです。
◆田村高廣が名演してます。
◆金沢碧もいい。今はどうしてるんだろうと思える。
◆ヒモ役の小坂一也の役に対するハマりっぷりが凄い。演技力云々ではなく小坂一也そのものがヒモを体現しているんです。一世一代の演技だと思える。
◆ケチな悪党役の割には人がいいというか小物っぷりがにじみ出る睦五郎がすぐに田村高廣の手下にされているのが何故か面白い。やはり俳優としての力量やキャラクターがそうさせるのでしょう。

『江戸川乱歩「黒蜥蜴」より 悪魔のような美女』(1979年)
◆この作品はこの作品は井上梅次監督、天知茂、小川真由美、加山麗子主演のTV土曜ワイド劇場の江戸川乱歩シリーズ第8弾のようです。
◆明智小五郎探偵と怪盗黒蜥蜴が対決する話しのようです。
◆小川真由美は貫禄たっぷりで好演してます。
◆天知茂の弟子宅麻伸がまだ詫摩繁春の名前でコネ出演してます。しかし美青年の剥製役なのはまあしょうがない。
◆この作品から後タイトルの音楽がおなじみの軽快なスコアになっています。

◆同じ井上梅次監督で映画版の『黒蜥蜴』(1962年)もあります。
◆京マチ子は貫禄があり過ぎでいいしミュージカルになっているのもいいし傑作だと思います。

◆このカテゴリーでまとめてあります。江戸川乱歩 土曜ワイド劇場

そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。