1930年代のフィルムノワール2本立ての解説◆2022.11.06(日)
なおこの映画感想はネタバレ全開になってます。
私の映画感想は基本的に2本立てです。何の2本立てなのかの解説をやります。
フィルムノワールとは主に1940年代のアメリカのモノクロ低予算映画です。
語源はフランス語ですがフランス映画はあまり言われません。
モノクロ。ハイコントラストな撮影が特徴です。夜のシーンがいい。
サスペンス。犯罪な話し。運命な女=ファムファタールなヒロイン。
低予算なので派手なアクションはありません。
当時の検閲によって主人公が犯罪者の場合は犯罪は引き合わないエンドになります。それなのに何故か後味がよく描写されるハリウッドテイストになってます。
何しろ低予算の当時のフィルムノワールは現在ならスプラッタやホラーと同じ扱いだったと思われます。
『早すぎた埋葬』(1935年)
◆ジョン・H・オウア監督、エリッヒ・フォン・シュトロハイム、ドワイト・フライ主演の逆恨みサスペンス。フィルムノワールでもあります。
◆逆恨みで生き埋めにしようとする話しのようです。
◆原案エドガー・アラン・ポー『早すぎた埋葬』ですが話しは広げまくってます。ハリウッドは昔から無茶をやってます。そんなわけで原作で残っていたのは原題だけだったというのは普通にあります。
『帽子から飛び出した死』(1939年)
◆トッド・ブラウニング監督、ロバート・ヤング、フローレンス・ライス主演の謎解きサスペンス。フィルムノワールでもあります。
◆謎の連続殺人で色々とある話しのようです。謎が謎を呼び伏線も何もないのでの何が何だかわかりません。全くハリウッドらしい。
◆若い頃のロバート・ヤングは現在だとジョセフ・ゴードン=レヴィットといった感じ。飄々としたタイプです。
そんなわけでお勧め2本立てなので見て読んで下さい。
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