『都会の叫び』(1948年)
この映画の感想はネタバレ全開になっています。
ロバート・シオドマク監督、ヴィクター・マチュア、リチャード・コンテ主演の対決フィルムノワールのようです。
1948年 Twentieth Century Fox アメリカ作品
ランニング・タイム◆95分
原題◆Cry of the City
プロット◆警部補とギャングが対立する話しのようです。
音楽◆アルフレッド・ニューマン
キャスト
ヴィクター・マチュア→キャンデラ警部補
リチャード・コンテ→ギャングのマーティン・ローム
シェリー・ウィンタース→協力者のブレンダ・マーティンゲル
ベティ・ガード→プルエット看護師
デブラ・パジェット→恋人のティーナ・リコンティ
ホープ・エマーソン→マッサージのローズ・ギブン
フレッド・クラーク→相棒のコリンズ警部補
ウォルター・ボールドウィン→模範囚のオーヴィー
ローランド・ウィンタース→レッドベター看守
ロバート・シオドマク監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のフィルムノワールになってます。
画質はまあまあ。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面
『都会の叫び』
Cry of the City
バックには20世紀フォックスのファンファーレが鳴ってます。
タイトル
Twentieth Century Fox presents
Cry of the City
タイトルバックは川だか海を前にした夜の摩天楼です。
starring
Victor Mature Lt. Candella
Richard Conte Martin Rome
wuth
Fred Clark Lt Collins
Shelley Winters Brenda Martingale
Betty Garde Miss Pruett
Berry Kroeger W.A. Niles
Tommy Cook Tony Rome
Debra Paget Teena Riconti
Hope Emerson Rose Given
Roland Winters Ledbetter
Walter Baldwin Orvy
スタッフの紹介 1部にマスクがかかる。
本編です。
病院にて。
撃たれたギャングのマーティン・ロームが登場。
神父や見舞いの関係者が来てます。
そんなとこに警察のキャンデラ警部補と相棒のコリンズ警部補が来ます。
コート通りのマーティン・ローム。キャンデラ警部補とは昔からの知り合いです。
ひと段落してマーティン1人のとこに女性が来ます。名前はティーナ。
会話から警官殺しをやらかしたマーティン。それでどうなる。
ロビーにて。
看護師からマーティンに奥様が来てると聞いてビックリのコリンズ警部補。
速攻で病室に向かうがもういない。
そんなとこに札付きのナイルズ弁護士が無理やりマーティンに面会したいと来ます。
話を聞くキャンデラ警部補とコリンズ警部補。
デイ・グラッツア事件について話し始める。老婦人の強盗殺人事件です。
容疑者のレゲットの代理人と称しています。真犯人はマーティンだと主張する。
しかしマーティンは手術室に行ってしまった。
溶暗になります。
街にて。
売店で新聞を買ってマーティンに関する雑談のキャンデラ警部補。
病院にて。
手術が成功したのかまだ死んでないマーティン。
キャンデラ警部補はプルット看護師にマーティンは女殺しだと警告する。
逆にキャンデラ警部補を反論してるプルット看護師。
キャンデラ警部補はマーティンに指輪の出所を聞くとマーティンはホワイティ・レゲットだと主張する。トミー・ミルズの名前を出すがもう死んでいる。
マーティンは老婦人殺しは当然否定する。面会に来た女のことも否定する。
ひと段落してプルット看護師を説得にかかるマーティン。逃がしてくれ・・・
ティーナに逃げろと伝えてくれと言ってるマーティン。
次は札付きのナイルズ弁護士が無理やりマーティンに面会する。
このナイルズ弁護士ですがビンス・ボーンに似ています。
デイ・グラッツア事件について話し始める。老婦人の強盗殺人事件です。
容疑者のレゲットの代理人と称しています。真犯人で減刑条件に自白してくれと持ちかける。第2級殺人で済む。
次は恋人ティーナのことを話しに出すナイルズ弁護士。
1万ドルで罪を被れと脅迫しています。
激昂したマーティンはナイルズ弁護士の首を締めて大騒ぎになってます。
溶暗になります。
マーティンの実家アパートにて。
オッサンが3人登場。何やら取引をしてます。何だかわからん。
マリオがマーティンの父親らしい。
別の部屋にキャンデラ警部補が来てます。
カプートとは?何だかわからん。
女の子に飴をやってるキャンデラ警部補。
父親と話し込みアンジェリカがマーティンの許嫁だったと過去形になってます。
母親と2人になって話を聞こうとするキャンデラ警部補。
そんなとこにマーティンの弟トニーが来ます。非協力的なトニー。
母親はマーティンにスープを渡してくれとビンを預ける。
留置所にて。
ここに入院になっているマーティン。
模範囚のオーヴィーが登場。レッドベター看守にいじめられいてます。
脱獄を持ちかけるオーヴィー。改造スプーンを使って格子ロックを外す実演をしてます。
そんなとこにキャンデラ警部補が来て母親から預かったスープの瓶を届けてます。
話しこむキャンデラ警部補とマーティン。死刑の話しになってます。
それから女の話しになる。マーティンのガールフレンドのリストは膨大です。
最後にティーナの名前を出すキャンデラ警部補。
キャンデラ警部補が帰るとすぐにオーヴィーを呼ぶマーティン。
すぐに脱獄すると言い出すマーティン。今日は早いと困惑のオーヴィー。
食事を運ぶ係のオーヴィーはマーティンに改造スプーンを渡す。
コートを着たマーティンは格子ロックを外して出ています。それでどうする。
監房受付のマーティン。
オーヴィーの手引きの通り面会者トニー・コリーノの名前を出すマーティン。
ここを突破してます。
エレベーターにて。
乗り込むマーティンですが看守がいないとエレベーターは動かない。
その看守は外で誰かを待ってます。マーティンは待つだけ。
ようやく看守が戻ってエレベーターが動きます。
通路を移動して留置所の受付にて。
ここを突破すれば外に出れるようです。
そんなこんなでようやく外に出れたマーティン。それでどうする。
溶暗になります。
タバコ店にて。
キャンデラ警部補と相棒が来ます。もう1人が張り込んでます。
向かいのマーティンの実家アパートを張り込んでいます。
そんなとこをトニーが来て公衆電話を使う。どうやらイタリア語を使っているので警察3人にはわからん状態です。
アンジェロさんに電話してるトニー。
そのアンジェロがいるのはナイルズ弁護士事務所だったりします。
電話を終わってトニーを拘束する警察3人。
しかしトニーはメモを飲み込もうとする。あわてて止めたがメモは判読不能になった。
そんなわけでわかってる部分の電話番号から片っ端から電話してます。
ナイルズ弁護士事務所にて。
ここに来ているマーティン。ナイルズ弁護士に取引に来たと交渉する。
そんなこんなで金庫を開けろとスイッチナイフを出すマーティン。
金庫の中は書類だけだと主張するナイルズ弁護士。金庫を開けさせると実際に書類のみですがマーティンは調べると金庫内に隠し物入れがあった。
隠し物入れにあの宝石があったりします。
どうやらナイルズ弁護士が黒幕で男女2人に強盗殺人をやらせていたようです。
大した悪徳弁護士です。そんなわけで机の引き出しのハンドガンに手が行ってる。
レゲットと組んでいたのはローズ・ギブンだと話すナイルズ弁護士。
ハンドガンを出すナイルズ弁護をスイッチナイフで片付けるマーティン。
別室の秘書のアンジェロも倒れています。自殺したのか?よくわからん。
マーティンは宝石をポケットに入れてズラかります。
死体となったナイルズ弁護士が椅子からずり落ちる。
溶暗になります。
実家アパートにて。
外でタバコを吸ってるトニー。それから走って逃げる。
刑事がトニーを追ってる隙にアパートに入るマーティン。
それはいいけど父親はマーティンを追い出すつもり。
母親は何故殺人をしたと問う。
ティーナへの愛は本物だと力説するマーティン。
そんなこんで食事をしたら出て行きなさいとなります。
トニーが帰宅します。警察はまいたと言ってます。
ティーナは2日前に女が来て連れて行ったとのこと。
そんなとこに呼び鈴の音がします。キャンデラ警部補が来ました。これは大変。
母親とキャンデラ警部補がいるとこに当のマーティンが出てきます。
速攻でマーティンは出て行った。それでどうなる。
キャンデラ警部補はトニーに話しがあると言い出す。
溶暗になります。
写真のスタジオにて。Mike's Photo...
毛皮のコートの女が登場。シェリー・ウィンタース演じるブレンダ・マーティンゲル。
マッサージ士のマダム・ローズの名前が出ています。
このへんはキャラ紹介がよくなくて何だかわからん状態。
クルマに乗り込むブレンダ。
後席にはマーティンが乗ってます。
ブレンダは協力的なガールフレンドといった感じ。それでもこれ以上は手伝わないと主張する。そうなると多分最後まで手伝う。
マーティンは具合が悪くなって後席でぶっ倒れています。これは大変となるブレンダ。
ブレンダは闇医者に頼んでクルマまで来てもらう。
クルマで移動しながらマーティンを診てる闇医者。重症なので料金200ドルだと吹っかける。
酒場にて。
ここに来てるブレンダ。バーテンはジャック。
オッサンがナンパしてきます。ハウマッチ?なのか?
ブレンダはブランデーを買うのが目的でした。買ったので速攻で酒場を出てる。
クルマにて。
酒場のオッサンがブレンダを追ってきます。これもこれで大変。
店にバッグを置き忘れたとオッサンを追っ払うブレンダ。
闇医者の方はとりあえず応急処置したと200ドルを受け取ってズラかります。
それでブレンダはどうする。クルマを走らせてます。
それからマーティンは回復したのかクルマから降りています。
これでブレンダの出番は終わりです。珍しくシェリー・ウィンタースが死ななかった。
マダム・ローズ・マッサージ店にて。
ここに突撃するマーティン。
ローズ役ですがプラット看護師に似たおばさんで混同します。
取引しようと言い出すマーティン。レゲットと強盗したなと切り込む。
新聞の見出しも見せます。弁護士が事務所で刺殺・・・
よく殺してくれたと褒めてるローズ。あの悪徳弁護士にはこまっていたようです。
宝石は持ってるとマーティン。地下鉄のロッカーにある。
交換条件はクルマ、5000ドル、それに国外逃亡の手配。
そんなこんなでとりあえず眠らせてくれとマーティン。その前にマッサージになっています。それから寝ているマーティン。
私の客は宝石で自分を飾る太ったおばさんばかりだとは愚痴のローズ。突然を首を絞めてロッカーの鍵を出せと脅迫する。大した悪党ぶりです。
ここは何かと収まって取引は続行となる。
カフェにて。
キャンデラ警部補とコリンズ警部補。
警察を鬼ごっこの鬼だと思ってやがると愚痴が出てるコリンズ警部補。
寝てない談義から奴だって寝てないだろうとなってます。
マダム・ローズ・マッサージ店にて。
マーティンとローズ。朝になって食事になってます。
まだクルマ、5000ドル、それに国外逃亡の手配とロッカーの鍵が交換だとなってます。
刑務所にて。
マーティンを脱走させた囚人オーヴィーを尋問しています。ジムって誰なんだ?
そんなこんなオーヴィーはレッドベター看守を間抜けと罵る。伏線を回収したわけです。
街にて。
地下鉄の高架が見えます。ローズが来ています。
警察にて。
アメリカの医師免許が取れない移民を集めています。
そんなわけで闇医者をやっているおっさんたち。
説明するキャンデラ警部補とコリンズ警部補。
証人のサリバンさんが呼ばれています。酒場にブレンダをナンパしていたオッサンです。
クルマまで行ったが顔までは見ていないと証言してます。
あの闇医者がいたりします。どうやらこれまでみたい。
財布を調べられてこの200ドルはどうしたとなってこれまでとなる闇医者。
尋問され連行される闇医者。病気の妻を助けてくれとキャンデラ警部補に訴えています。善処するとキャンデラ警部補。
公衆電話にて。
マーティンが警察本部に電話してます。
長身で金髪の女が・・・
警察にて。
電話をとるキャンデラ警部補。マーティンからでビックリ。
お前に手柄をやるよと太っ腹なマーティン。逆探知はやってみろと余裕です。
デイ・グラッツアの件で女の実行犯を引き渡す。地下鉄のロッカーを教えています。
とにかく手配をするキャンデラ警部補。
クルマにて。
マーティンとローズ。
カネをよこせというマーティン。ロッカーの鍵が先だとローズ。
そんな感じで平行線状態。ローズはロッカーを宝石を手に入れてから払うと譲らない。
ごねるマーティンをホールドアップするローズ。そんな感じで油断も隙もない。
地下鉄のロッカーにて。
ここまで来てしまったマーティン。しょうがないので柱の影に隠れる。
指名手配のマーティンに取り行かせるわけには行かないでローズが取りに行く。
ローズは張り込みの警察に捕まってます。まあそうなる。
それはいいけどローズがハンドガンを撃ったらキャンデラ警部補に当たったりします。これは大変。
マーティンはこの騒ぎで紛れてズラかります。
溶暗になります。
病院にて。
コリンズ警部補がキャンデラ警部補の見舞いというか打ち合わせに来てます。
命には別条はないと聞くコリンズ警部補。騒いでしょうがないので鎮静剤を打ったとか。
看護師と病室に行ったらキャンデラ警部補はいない。これはびっくりのコリンズ警部補。
それでどうする。電話するコリンズ警部捕。
プルット看護師の自宅アパートにて。
キャンデラ警部補が来てティーナはどこだと聞く。
同居してる母親がここにいたと喋ってしまう。トニーがマーティンが会いたがってると言って教会に連れて行った。マーティンが隠れいてる。
マーティンはクルマから降りてトニーと落ち合う。
自宅アパートから有り金を持ってこいと無理を言うマーティン。困惑のトニー。
教会にて。
ティーナと会うマーティン。
一緒に逃げようとマーティン。ティーナは行けないと言い出す。
あなたは別人見たいと言われているマーティン。殺しをやり過ぎで荒んで来たのか?
そんなとこにキャンデラ警部補が来ますがフラフラです。
俺は1人で来たとキャンデラ警部補。彼女は置いてけと言う。
マーティンに本当に何もかもティーナに話したのかと言い出すキャンデラ警部補。
殺しだけではく色々な人たちに迷惑をかけているマーティンの話しをします。
模範囚のオーヴィーはマーティンのせいで刑期が伸びた。
お前を助けたブレンダも同じだ。
病気の妻を持つ医師も闇医者で捕まった。
そんな感じでティーナを説得しているキャンデラ警部補。
そんなわけでマジでティーナは帰ってしまった。
俺はハンドガンを持っている。試すかと挑発するマーティン。
とりあえず教会から出ている2人。さすがに教会内での撃ち合いはヘイズオフィスの検閲に引っかかるからでしょう。
もう次はないとキャンデラ警部補。
ハンドガンを渡すマーティン。キャンデラ警部補をノックアウトしてズラかります。
そんなとこにクルマがきます。慌てて逃げてるマーティン。
逃げるマーティンを撃つキャンデラ警部補。
倒れてもスイッチナイフを出してるマーティン。
銃声がしたので野次馬が出ています。
パトカーのサイレンが聞こえて警察も来ています。
トニーが来てキャンデラ警部補と話し込む。
死んだよとキャンデラ警部補に伝えるトニー。家のカネは盗んでいないとトニー。
僕には出来なかった。兄を止めたかった。
肩を貸せとキャンデラ警部補。パトカーに乗り込む2人。
エンドとなります。
the end
released through Twentieth Century Fox Film corporation
そんなわけで普通のフィルムノワールのよい作品でした。
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