『笑ふ男』(1928年)
この笑ふ男映画の感想はネタバレ全開になっています。
パウル・レニ監督、コンラート・ファイト、メアリー・フィルビン主演の笑ふ男ドラマのようです。
1928年 Paul Leni production/Carl Laemmle production/Universal Pictures ドイツ作品
ランニング・タイム◆111min.
原題◆The Man Who Laughs
プロット◆笑う男で色々とある話しのようです。
音楽◆Music by
William Axt (uncredited)
Sam Perry (uncredited)
Erno Rapee (uncredited)
キャスト
コンラート・ファイト→笑う男 グゥインプレイン
メアリー・フィルビン→盲目のデア
チェザーレ・グラヴィナ→劇作家のウルシュス
オルガ・バクラノヴァ→ジョージアナ女公爵
スチュアート・ホームズ→婚約者のデイリー・モア卿
ブランドン・ハースト→宮廷道化師のバーキルフェドロ
ジョゼフィン・クロウウェル→アン女王
サム・ド・グラッス→ジェームズ2世
エドガー・ノートン→クランチャリー卿 (uncredited)
ジョージ・シーグマン→外科医ハードクワノンヌ 5本足牛のオーナー
犬のジンボ→忠犬ホモ (as Zimbo)
パウル・レニ監督の演出はよいと思います。
全体的に感動ドラマになってます。
コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面
『笑ふ男』
The Man Who Laughs
バックにはエンジン音がするのでUniversal Picturesだと思う。
タイトル
Carl Laemmle presents
Mary Philbin Dea
Conrad Veidt Gwynplaine / Lord Clancharlie
in
Victor Hugo's classic
The Man Who Laughs
a Paul Leni production
スタッフの紹介 1部にマスクがかかる。
a Carl Laemmle production
Universal Pictures corporation
Carl Laemmle present
ここに1部マスクがかかる。
タイトルバックはThe Man Who Laughsの文字タイトルです。
players
Mary Philbin Dea
Conrad Veidt Gwynplaine / Lord Clancharlie
Julius Molnar Gwynplaine as a child (as Julius Molnar Jr.)
Olga Baclanova Duchess Josiana
Brandon Hurst Barkilphedro
Cesare Gravina Ursus
Stuart Holmes Lord Dirry-Moir
Sam De Grasse King James II (as Sam DeGrasse)
George Siegmann Dr. Hardquanonne
Josephine Crowell Queen Anne
Károly Huszár Innkeeper (as Charles Puffy)
Zimbo the Dog Homo the Wolf (as Zimbo)
本編です。
17世紀 イングランド
国王陛下ジェームズ2世。寝ています。
宮廷道化師バーキルフェドロが登場。
サイレント映画なので字幕が入ります。
それでも音楽や効果音とガヤは入るみたい。後付けなのか?
クランチャリー卿を捕まえたとご注進するバーキルフェドロ。
マジで捕まってるクランチャリー卿。スタボロです。反逆者とのこと。
息子に会うために戻ったと主張するクランチャリー卿。
息子は元気だとバーキルフェドロ。口を笑う形にしています。そうなるとどうなる。
コンプラチコに息子を手術をしろと命じるジェームズ2世。
そんなわけでクランチャリー卿は鉄の処女に入れられて処刑されます。
波止場にて。
船が出港するようです。人が乗り込み荷物が積み込まれる。
御触れが出ています。
コンプラチコは誘拐した児童を売買する組織である。または違法な外科手術で子供の体にメスを入れ醜い道化に変える。よって彼らは国外追放にする。
ジェームズ国王。
船の連中はそのガキは置いていけとなってます。有罪の証拠になる。
コンプラチコの外科医ハードクワノンヌは乗せろと主張する。そのガキは由緒ある家柄なので金になる。
結局はガキは置き去りになって船は行ってしまった。
処刑された死体がぶら下がってる地区を通過する置き去りにされた子供。
赤ちゃんを抱いた女が死にかかってます。赤ちゃんを抱き上げる子供。
赤ちゃんを抱いた子供を歩いて賢者ウルシュスの馬車にたどり着きます。
自分で賢者ウルシュスの眠りを妨げる者は誰か?と言ってます。
吠えるなホモ。これは何だと思ったら犬のことです。
僕はグゥインプレインと名乗る子供。とりあえず入れてもらってる。
赤ちゃんを見てウルシュスはビックリ。2人だったのかとなってます。
どうやら赤ちゃんの目が見えていないようです。
それからウルシュスから笑うなと言われるグゥインプレイン。
で、コンプラチコの仕業かと指摘するウルシュス。この業界では有名らしい。
月日は流れウルシュスの一座は大盛況を博していた。
ウルシュスは劇作家といった感じ。サーカスと一緒に興行をしてる。
グゥインプレインは旅芸人として各地を回り今や笑う男として有名になっていた。
グゥインプレインは子役からコンラート・ファイトが演じてます。
赤ちゃんから成長しメアリー・フィルビンが演じてます。目は見えないデア。
ウルシュスはオッサンなのでそのままです。ランス・ヘンリクセンに似ている。
馬車が移動して溶暗になります。
一座は移動中です。
村を通過してます。笑う男は有名人です。
馬車に告知です。
賢者ウルシュスが送る笑う男。主演はグゥインプレイン。悪党コンプラチコに捨てられた少年が立派に成長し笑う男になった。
アイパッチの男がウルシュスにコンタクトしてきます。
私はハードクワノンヌだ。5本足の牛のオーナーと称してます。
また馬車は移動になってます。
女王主催のサザーク祭りで人々は日常を忘れて楽しむ。
その祭りにて。
色々なサーカスのネタがモンタージュされています。
それでも笑う男が1番人気がある。
そんなわけで5本足の牛のハードクワノンヌは面白くない。
馬車にて。
稽古中のグゥインプレイン、デア、それにウルシュス。
祭りの間に結婚すればいいと勧めるウルシュス。
僕には君を愛する資格がないんだと言い始めるグゥインプレイン。僕は笑い物の道化師だと笑いながら泣いています。
屋敷にて。
ハードクワノンヌがジョージアナ女公爵に手紙を届けようとする。
馬車のバーキルフェドロが手紙を預かりハードクワノンヌを中に案内する。
バーキルフェドロはジェームズ2世の死後も宮廷での地位を得ていた。
ジョージアナ女公爵の入浴シーンがあります。
そんなわけで鍵穴から覗いてるハードクワノンヌ。
その隙に手紙を読むバーキルフェドロ。
クランチャリー卿の用地云々。
しかしクランチャリー卿の御子息は生きておられる。
これが公になればあなたの財産は没収されます。
口外されたくなければサザーク祭りで会いましょう。
ハードクワノンヌ。
ジョージアナ女公爵はしけた音楽会なんて欠席よとなってます。
面白い話しを聞かせろとなる。
愛しのデイリー・モア卿の話題にもなります。
かくしてスキャンダルは始まる。
音楽会にて。
アン女王にいい知らせでとご注進するバーキルフェドロ。
生意気なジョージアナ女公爵に関することです・・・
デイリー・モア卿に説教するアン女王。
お前の婚約者ジョージアナ女公爵にはしつけが必要だ・・・
で、クランチャリー卿の御子息は生きておられますとバーキルフェドロ。手紙を見せています。
これはビックリのアン女王。それでどうなる。
彼の息子を見つけた暁にはこの忠実な私に褒美をいただけますかとごまをするバーキルフェドロ。
欠席の空いてる椅子がクローズアップされてます。ジョージアナ女公爵の席です。
サザーク祭りにて。
ここはジョージアナ女公爵にピッタリだったとなってます。
そんなわけで男たちにちやほやされいてご満悦のジョージアナ女公爵。
役人一行がやってきます。
5本足の牛。あなたがハードクワノンヌ先生かとなってます。
テントの裏に入って揉めてます。拷問室に連行しろとなってす。
笑う男の舞台にて。
グゥインプレインとデア。仲がいいとこを見せています。
告知が出ています。
何だか喧嘩騒ぎになってます。
このへんは寝ていた。
寝てたのでいつのまにかシーンが変わってます。
音楽会にて。
退屈なので見物の貴族たちはあくびを連発してます
そんなとこにジョージアナ女公爵が来てアン女王に挨拶します。
バーキルフェドロはジョージアナ女公爵に大丈夫ですよと気休めを言う。
音楽会が終わってます。
残ってるのがジョージアナ女公爵とデイリー・モア卿。
デイリー・モア卿は祭りでお楽しみだろうと突っ込む。
今度は笑う男を見ると言うジョージアナ女公爵。
何故か笑う男のチラシを持っていたデイリー・モア卿。
サザーク祭りにて。
笑う男を見ようと客が押し寄せています。ジョージアナ女公爵もいる。
グゥインプレインとデア、そこにウルシュスが来てジョージアナ女公爵が見に来てると知らせる。
ウルシュスの口上から舞台は始まってます。
グゥインプレインとジョージアナ女公爵が何となく睨み合ってるような感じです。
舞台が終わってグゥインプレインとデア。それにウルシュス。
あのジョージアナ女公爵の話題になってます。
手紙を読んでるグゥインプレイン。
このへんはまた寝ていたのでよくわからん。
グゥインプレインとウルシュス。
この顔でも僕を愛してくれる女性かいるかもしれないとグゥインプレイン。
もしそうなら僕にデアと結婚できる資格があると言ってる。よくわからん。
夜にて。
馬車から出ているグゥインプレイン。忠犬ホモが来てます。戻れと命じる。
迎えの馬車に乗り込むグゥインプレイン。とにかくそうなってます。
馬車にて。
デアは何かを探してます。忠犬ホモが戻っています。
ジョージアナ女公爵の屋敷にて。
グゥインプレインの馬車はここに来ています。
やる気満々で待っているジョージアナ女公爵。
そんなわけでグゥインプレインに迫るジョージアナ女公爵。
カットバックで待っているデアのシーンが入る。それでどうなる。
呼び鈴が鳴ってます。
そんなわけで一時中止になってます。それでどうなる。
ジョージアナ女公爵に手紙です。
あなたの領地に所有していたクランチャリー卿には跡取り息子がいました。
その息子はグゥインプレインという笑う道化師です。
驚愕してるジョージアナ女公爵
そんなわけでデイリー・モア卿との婚約は無効だ。グゥインプレインをあなたの夫とします。これがアン女王の意向になってます。
これには笑うしかないジョージアナ女公爵。泣いてるのも入ってる。
グゥインプレインはこの場から去っています。
馬車にて。
寝ているデア。そんなとこにグゥインプレインが帰ってきます。
バックに歌が入ってます。
神はは私を目を見えなくしたけど私にはあなたの本当の姿が見えるとデア。
盛り上がって抱き合います。
また役人一行が来て何かやらかす感じ。
グゥインプレインを逮捕するとなってます。
グゥインプレインとデア。
そんなわけで仲良くしてるとこにノックの音がします。
そんなこんなでデアには内緒で逮捕されているグゥインプレイン。
チャトモ監獄に連れて行かれるがデアには内緒だとウルシュス。
連行されるグゥインプレイン。そこに入った者は誰も戻らないとウルシュス。
夜明けと共に弔いの鐘が鳴った。
棺桶が運び出されています。これはビックリのウルシュス。そうなの?
ガックリしたウルシュスが一座に戻る。泣いてます。
アン女王とバーキルフェドロ。
ハードクワノンヌは死んだ。5本足の牛と手紙の男です。
グゥインプレインはクランチャリー卿の遺児に間違いありません。
気の毒なジョージアナ女公爵は財産のため道化師と結婚ねとご満悦のアン女王。
そんなとこに知らせが届きます。
グゥインプレインは囚われの身です。明日の議会で彼を貴族として承認します。
一座にて。
デアとウルシュス。2人とも呆然としてる感じ。
しかしデアはもう開演時間だと言い出す。内緒にしてるのでそうなる。
舞台を続けるとデア。それでどうなる。
ウルシュスと一座の面々を総動員して客の入った舞台を再現する。
歓声をあげて盛り上げる面々。ウルシュスはいつもの口上を述べる。
それからデアの出番になってます。
何故か役人一行が入り込んできます。
お前たちは国外追放だと言い出す。明日波止場から出発しろ。
笑う男グゥインプレインは死んだ。
これがデアに丸聞こえになってます。これは大変。
街にて。
式典が行われるのでパレードになってます。貴族のお通りだとストレートだ。
一座は馬車で波止場へ移動です。
何故か一座の馬車とグゥインプレインが接触してスタックする。
馬車が通れないので徒歩で移動ですと言われるグゥインプレイン。
デアも馬車から降りています。忠犬ホモに引っ張られて移動する。
議会にて。
貴族院議員たちは道化師をここに入れるわけにはいかんと盛り上がる。
一座にて。
ウルシュスはデアがいないでのでビックリ。
議会場前にて。
ここに来ているデア。まだ中には入っていない。
もう儀式が始まってます。
アン女王とご対面になってるグゥインプレイン。
議会場前にて。
元婚約者のデイリー・モア卿はデアに目を付ける。
グゥインプレインとアン女王を脅かそうと思いついてデアを中に連れて行く。
儀式の進んでいます。
グゥインプレインを貴族に迎えようとなってます。
貴族議員は女王の命令を笑って議会をコケにしていると因縁を付ける。
デアを案内するデイリー・モア卿。
いよいよ議会場に入れところをバーキルフェドロがデアが入るのを阻止する。
そこに入ってはいけない私が案内しようとデアをリードして外に出します。
議会場前にて。
デアを引き取るウルシュス
議会にて。
グゥインプレインは抗議すると言い出す。
好きではない相手とは結婚しない。たとえ女王の命令であっても。
そんなわけで議会が揉めてます。
女王の前に神が自分を人間にしたと主張するグゥインプレイン。それでどうなる。
退場にされたグゥインプレインこの場から去ります。
ジョージアナ女公爵は逮捕しろと主張する。
道化師のグゥインプレインは仲間の元に帰ると宣言する。
そんなわけで議会場の窓から脱出するグゥインプレイン。
逃げるグゥインプレインと追う連中で追っかけになってます。
町でではグゥインプレインが帰ってきたと大騒ぎになってます。
グゥインプレインですが戻っても一座の面々はもういない。それでどうする。
オッサンにデアはどこだと聞くグゥインプレイン。
国外追放になったと聞く。まだ波止場にいるかもしれないと聞く。
グゥインプレインは建物内に逃げ込んでます。
それから屋根伝いに逃げています。何故かチャンバラにもなってます。
バーキルフェドロは塔に追い詰めろと指示してます。
屋根から隣りの建物にジャンプするグゥインプレイン。何とかぶら下がる。
助けもあって何とか這い上がってます。
波止場の船にて。
一座の面々はもう乗ってます。あとは出港するだけ。
グゥインプレインは波止場に向かう。
バーキルフェドロ一行も馬車が向かってます。こっちの方が早そう。
波止場の船にて。
もう船は出港して動き出してます。
グゥインプレインが到着したがもう船は行ってしまった。それでどうなる。
デアを呼ぶグゥインプレイン。
船から忠犬ホモが海に飛び込んでます。
バーキルフェドロ一行も到着してます。
グゥインプレインは手漕ぎボートに乗ってます。
バーキルフェドロは忠犬ホモに吠えられ首に噛みつかれて海に落ちて退場となります。
船にて。
無事に船に乗ったグゥインプレイン。バックに歌が流れています。
忠犬ホモはどうした?なるが無事に泳いできて回収されています。ここが肝心。
船はここから去っていきます。
エンドとなります。finis
players キャスト表はあります。
そんなわけでクラシックドラマのよい作品でした。
« 『夢の中の恐怖』(1945年) | トップページ | Hollywood Express #893◆2021.11.13(土) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1920年代」カテゴリの記事
- 『笑ふ男』(1928年)(2021.11.14)
- 『パウル・レニの猫とカナリヤ』(1927年)(2012.07.22)
- 『ロスト・ワールド』(1925年)(2011.10.22)
- 『HAXAN 魔女』(1922年)(2011.08.06)
- 『マンクスマン』(1929年)(2011.03.27)
「クラシックホラー」カテゴリの記事
- 『笑ふ男』(1928年)(2021.11.14)
- 『夢の中の恐怖』(1945年)(2021.11.13)
- 『早すぎた埋葬』(1935年)(2021.11.07)
- 『死体を売る男』(1945年)(2021.09.05)
- 『呪われた城』(1946年)(2021.09.04)
« 『夢の中の恐怖』(1945年) | トップページ | Hollywood Express #893◆2021.11.13(土) »
コメント