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2021.10.31

『血に笑ふ男』(1937年)

この疑惑サスペンス映画の感想はネタバレ全開になっています。
ローランド・V・リー監督、ベイジル・ラスボーン、アン・ハーディング主演の疑惑サスペンスのようです。

1937年 Max Schach Production/Trafalgar Films アメリカ作品
ランニング・タイム◆87分
原題◆Love from a Stranger
プロット◆宝くじが当たってから色々とあり過ぎる話しのようです。
音楽◆Benjamin Britten

キャスト
ベイジル・ラスボーン→怪しいジェラルド・ラベル
アン・ハーディング→宝くじが当たったキャロル・ハワード

ブルース・セトン→ボーイフレンドのロニー・ブルース
ビニー・ヘイル→ルームメイトのケイト・メドウズ
ジーン・カデル→居候のルーおばさん

ブライアン・パウリー→医師のグリブル先生
ドナルド・カルスロップ→管理人のホブソン
ジョーン・ヒクソン→メイドのエミー

ローランド・V・リー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通の疑惑サスペンスになってます。

日本ではジェレミー・ブレットのシャーロック・ホームズが有名です。
アメリカではベイジル・ラスボーンが1番有名なシャーロック・ホームズ俳優です。感想はあります。索引があるのでそこから見てください。
<さ〜た行>

コスミック出版発売のDVDにて。
画質はかなり悪い。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch

cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面

『血に笑ふ男』
Love from a Stranger
バックに音楽はありません。

タイトル
Trafalgar Films present
A Max Schach Production

Ann Harding Carol Howard
with
Basil Rathbone Gerald Lovell
in

Love from a Stranger

from the play by Frank Vosper
based on a short story by Agatha Christie

スタッフの紹介
the players
Ann Harding Carol Howard
Basil Rathbone Gerald Lovell
Binnie Hale Kate Meadows
Bruce Seton Ronald Bruce
Jean Cadell Aunt Lou
Bryan Powley Dr. Gribble
Joan Hickson Emmy
Donald Calthrop Hobson
Eugene Leahy Mr. Tuttle
スタッフの紹介 1部にマスクがかかる。
タイトルバックはよくわからないイラストです。

本編です。
ここはロンドンです。街の風景のモンタージュが入る。

自宅アパートにて。
女性3人が登場。キャロルとケイト。それにルーおばさん。
キャロルは事務所勤め。ケイトはこの自宅アパートでピアノ個人レッスン。
それにベッドを借りるルーおばさん。私は病気だと主張してる。
出かける支度からケイトと食事になるキャロル。
キャロルは仕事に出かけます。ケイトは自宅にいる。

通勤のキャロル。二階建てバスなのでロンドンです。
ショウウィンドウの帽子を見てるキャロル。

仕事先のオフィスにて。
そんなわけで遅刻したキャロルは上司から説教される。
そんなとこに電報です。現在なら電子メールかラインです。
キャロル様、宝くじの当選結果です。当選されました。NB42893
速攻でオフィスから出ていくキャロル。面食らってる上司のおっさん。

自宅アパートにて。
ケイトは女の子にピアノレッスンです。
キャロルが帰宅します。買ったばかりの帽子を被っています。
何で時間外で帰宅すると突っ込むケイト。

960万ペニーが当たったとキャロル。
ケイトから正気を失ったのねと言われてます。
当選がマジとわかるとケイトはもう来ないでと女の子を追っ払う。

パリでお金をもらったら旅行すると主張するキャロル。
ルーおばさんはプライトンへ。ピアノも買うとなる。
買ったシャンパンを2人で開けて泣いてます。

シーンは変わっています。
ルーおばさんをブライトンに送り出すキャロルとケイト。
あとは彼が来るのを待つとなります。彼って誰?→3年会ってないロニーのことです。

そんなとこに男がきます。賃貸の件でここを見たいと言ってます。
アパート内を案内するキャロル。
ケイトはチケットを受け取りに出かけます。こんなアパートでも来客と顔を会わせずに玄関に行ける間取りになってます。

仕事はケミカルエンジニアと称してる男。
そんなとこにロニーが来ます。キスになってるキャロル。
それから男同士で自己紹介になります。ロニー・ブルース。ジェラルド・ラベル。
じゃましては何だからとジェラルドは帰りますが何故かドアの表札を取っていく。

キャロルとロニー。
フランスの国営宝くじで1等が当たったと説明するキャロル。
5年間スーダンで働いていたロニー。僕の支えはいらないだろうと言い出す。
結婚の話しになりますが仕事でパリには行けないと言い出すロニー。
会話からスーダンの綿花会社に勤めてるロニー。そうなると現地人の奴隷をこき使うのが仕事らしい。さすが英国人。

ロニーもお金のことでうじうじと言ってます。キャロルも嫌になっている。
私は旅行で行きたいとこがあるのよとキャロル。それはいいけど行き先はジェラルドが言ってたことをそのまま言ってます。大丈夫なのか。

君は宝くじ当選で浮かれていると批判するロニー。
売り言葉に買い言葉で口論になるキャロル。
そんなわけで別れ話になってしまった。それでいいのか。
ロニーが帰ると入れ替わりにまたジェラルドが来ました。

自宅アパート前にて。
外に出たロニーはケイトと会っています。
ケイトはロニーに戻って仲直りしなさいとアドバイスする。

自宅アパートにて。
キャロルとジェラルド。
このアパートを6週間借りる予定のジェラルド。
ジェラルドは帰ります。

港にて。
フランス行きの船が出ています。フェリーではないみたい。

航行中の船にて。
キャロルとケイト。
ジェラルドの話になってます。
さっそくジェラルドがコンタクトしてきます。席を外すケイト。

キャロルとジェラルド。
話し込んでます。パリを案内しましょうと調子がいいジェラルド。
そんなとこに船員が来てケイトが暴れて騒いでいると苦情が入る。

パリにて。
クルマのタイヤが回るシーンから色々な店に行くモンタージュとなります。
キャバレーやダンスホールに行ってます。

ダンスホールにて。
キャロルとケイト。
ジェラルドに惚れたわねとケイトに言われてるキャロル。

ホテルかアパートにて。
ジェラルドとキスになっているキャロル。

時間が経過してホテルかアパートにて。
ロニーから電話です。ここで会うことにとなります。
速攻でロニーが来てます。話しがあるとロニー。
君がいないと辛いとよりを戻したがってます。

ジェラルドは悪党だと言い始めるロニー。キャロルを説得しようとする。
あいつの会社を調べた。会社にジェラルドはいない。警察に通報したとも言う。

そんなとこにジェラルドが来たりします。
今朝結婚したと言い出すキャロル。これはビックリのロニー。
そんなわけで振られたロニーは帰ります。
ジェラルドはキャロルを愛してると言ってキスになります。

モンタージュが入ります。
モンテカルロ
カンヌ
パリ
ローマ
カイロ
サンモリッツ

ロンドン ドーチェスターホテルにて。
ケイトとルーおばさん。
キャロルとジェラルドの話しになってます。

そんなとこにジェラルドが来ます。ここは愛想よくしてます。
キャロルも来てケイトとルーおばさんに挨拶となります。

ジェラルドに電話です。別室に回してます。
ケイトはジェラルドの顔色が悪いと指摘する。
ジェラルドはベネチアで心臓発作を起こしたと説明するキャロル。
で、人里離れたケントの一軒家に住むと言い出してます。

別室にて。
電話のジェラルドのとこに行ったキャロル。
ジェラルドは昏倒しています。これはビックリのキャロル。どうしたのと聞く。
弁護士と話していたとジェラルド。銀行手形が不渡りになった。君から5000ボンド借りて利子を払うと言い出す。
そんなこんなでキスになってます。

成り行きでジェラルドに言われるままに書類にサインしてるキャロル。
それは危ないのではとなるがしっかりとサインしてます。
溶暗になります。

ケントの一軒家にて。
キャロルとジェラルドが住む家です。ケイトも来てます。
ジョージ・ホブソンと姪でメイドのエミー。ここの管理人と使用人といった感じ。
電話はありません。
ジェラルドはホブソンに地下のワインセラーに私以外を入れてはだめだと厳命してます。

ワインセラーにて。
荷物を運び入れているジェラルド。これは怪しい。

庭にて。
キャロルとホブソン。話し込んでいます。

ワインセラーにて。
何やら燃やしてるジェラルド。キャロルの写真を燃やしてます。

戻ったキャロルはワインセラーを伺う。それからピアノを弾いてるキャロル。
ワインセラーからジェラルドが出てきます。
何故かピアノを早く弾けと言い出すジェラルド。
戦争の話しを始めるジェラルド。塹壕戦の恐怖を語る。それで後遺症があるのか?

ホブソンが来てロマの話しを始める。ならず者たち・・・
今年の9月5日に縁日があってロマたちも来る。

キャロルとジェラルド。
家の支払い額は5000ボンド。売主から言い値はその半額だと聞いたとキャロル。
そうなるとジェラルドは激昂する。
手帳に書きなさいとキャロル。今日最初で最後の口喧嘩をしたと・・・

いい感じになったとこで台所のエミーを物を落として音をたてる。
ジェラルドからショールを送られたキャロル。
ケイトやルーおばさんがじゃまをしないようにとか言ってるジェラルド。2人をじゃま物扱いしてます。
溶暗になります。

ワインセラーにて。
ジェラルドはまた何かやろうとしてます。写真の現像のようです。
写真を見て考え込んでます。またキャロルの写真だ。写真を握りつぶす。

そんなとこにキャロルが入ってきます。
いきなり出て行けとてキャロルを怒鳴りつけるジェラルド。
ビックリのキャロルは出て行きます。

ワインセラーから出たジェラルドはキャロルに謝罪する。
仕事で神経過敏になっていたと主張するジェラルド。続いて私は病気だと言い出す。
私を1人にしないでくれとも言ってます。キャロルはそうしないと言う。
溶暗になってます。

ケイトが来ました。
ジェラルドには医者が来てると説明するキャロル。
ロニーが来ているとケイト。さよならを言いたいとか。

エミリーにお茶の用意を頼むキャロル。
しかしエミリーは今日は縁日なのでもう帰っていいとジェラルドに言われたとか。
キャロルは知らないことです。とりあえずお湯を沸かしてくれと言う。
で、エミリーに旅行に行くからお別れとねキャロル。

キャロルとロニー。それにケイト。
ジェラルドに関する捜査はもう打ち切りになったと話すケイト。
ロニーはジェラルドに謝罪すると言う。

別室のジェラルドと医者先生。
心筋の病気だと診断する医者先生。ジェラルドは全く信用していない。
脈拍120なので高過ぎです。頭痛持ちなジェラルド。

何故か犯罪学の話題になります。趣味が同じだとか。
3人殺したフレッチャーの話題になります。外見の写真を見ようとするとそのページは切り取られています。
そんなこんなで薬は飲むように言って医者先生は帰ります。

キャロルと医者先生。
ジェラルドの具合だが予断は許さないと医者先生。
具合が悪くなったらすぐに電話してくれと言う。この家に電話はないけど。

ケイトとロニーに夕食までいてくれと頼むキャロル。
しかしジェラルドがいるのにいいのか?と逆に言われてます。
ロニーですがキャロル一本やりだそうです。そうなるとどうなる。

ジェラルドのとこにキャロルが別室に行くと。
姿の見えなないジェラルドは激昂してケイトとロニーのこき下ろしを始める。
これがケイトとロニーにまる聞こえです。

ケイトとロニーに謝罪するキャロル。
キャロルはケイトにいて欲しいとお願いするが・・・
旅行に出かけるとキャロル。来年の春か夏に戻るとか。
気をつけてとロニー。

帰ろうとするケイトとロニー。
ここはあからさまにジェラルドが危ない感じです。それでどうする。
会話から医者先生の名前がグリブル先生とわかります。

キャロルとジェラルド。
エミーを早く帰らせた話題になるキャロル。
溶暗になります。

ワインセラーにて。
何だか落ち着かないジェラルド。

グリブル先生が来ました。キャロルが相手をします。
ジェラルドは村に行ってるとキャロル。明日朝に旅行に出発すると伝える。
犯罪学の本『有名未解決犯罪』をジェラルドに渡してくれとキャロルに預けるグリブル先生。
フレッチャーという男。この本にはフレッチャーの写真ページがあります。
髭面で人相はハッキリしない。
この男だとグリブル先生。3人の女性を殺した犯人だ。
医者か科学者みたいと評するキャロル。どこかで見たような気がする・・・
グリブル先生は帰ります。

速攻でジェラルドが出て来ます。村に行ってたのでは?
本を読んでるキャロルを見ると何故その写真があると絡んできます。
村に行ってたのでは?とビックリのキャロル。

写真は庭の隅で燃やしたと言い始めるジェラルド。
この本はグリブル先生が持ってきたと説明するキャロル。
そのうちに激昂し始めるジェラルド。
これには驚愕してるキャロル。そんな感じでおっかなビックリになってます。
ジェラルドを落ち着かせようとしてます。

ジェラルドはまたフレッチャーの写真ページを破り捨ててます。
そんな感じでもう普通ではありません。それでどうなる。

ジェラルドがいない隙にキャロルはエミーを呼ぶがもういない。
外に行こうとドアを開けるとジェラルドがいたりします。これはビックリ。
ロマが危ないので外に行ってはダメだと言ってるジェラルド。

何故か普通に夕食になってます。
キャロルとジェラルド。
相変わらずおっかなビックリのキャロル。
09:15分前の鐘が鳴ってます。時計のゼンマイを巻いてるジェラルド。
料理を片付けるキャロル。

ジェラルドは子供の頃に校長室で折檻された話しを始める。
キャロルは小言を言わないと褒めてます。他の女は馬鹿だとこき下ろす。
私の洞察力は素晴らしいと自画自賛もしてる。忙しい男だ。
私は他の人間とは違うんだと主張する。絵に描いたような超人思考です。

ずっと女を支配してきたと言い始めるジェラルド。何だか凄い話しになってきた。
簡単に女は騙されると若い頃に気がついた。そんな感じで言いたい放題です。
手の内をばらしてるのはいいけどそうなるとキャロルは非常に危険です。

キャロルの精神状態のことを話し出すジェラルド。
宝くじに当たって、それから・・・

息苦しいとキャロル。
そうかストールを巻く時間だとジェラルド。首でも締める気なのか。

グリブル先生が何故フレッチャーに興味を持つのかと言い出すジェラルド。
フレッチャーは天才だと持ち上げる。
それでキャロルに本を朗読してくれと言い出す。

フレッチャーの部分を朗読するキャロル。
莫大な財産を譲らせるために書類にサインさせ。
人里離れた家に借りさせ。
夫婦で海外旅行すると言いつつ夫人の姿は見ない。
犯行場所はセラーだった。ワインセラーならここにある。

キャロルは先に気がついて命乞いしたらどうなの?と聞く。
口外しない約束だけで危険を犯すか?とうそぶくジェラルド。

殺人者同士の結婚の話しを始めるキャロル。頭の中を整理したいとなる。
私のことなのと始めます。ある男を殺したけどバレていないの。知っているのは母だけ。
18歳の頃。その人の秘書をしていた。

このキャロルの話しに興味津々なジェラルド。熱心に聞いてます。

結婚したキャロルは旦那に毒を与え続けた。
寒い夜に回復しつつあった旦那。
キャロルは窓を全開にして冷たい空気を入れ旦那を悪化するのを外で待った。
部屋に戻ると旦那は死んでいた。窓を閉めて部屋を暖めてから医者を呼んだ。

それからお金の管理は苦手ですぐに文無しになった。
私もいつもそうなんだと共感してるジェラルド。面白い。

だから私を殺さないでしょといった感じのキャロル。
それは演技だろうと言い出すジェラルド。この本の書いてある通りだ。

私はコーヒーを飲んでいないと言い出すキャロル。時間稼ぎをしていた。
そろそろ息苦しくなってきたはず。
そんなわけでジェラルドはぶっ倒れて退場となります。

助けを求めるキャロル。
いいあんばいにケイトとロニー。グリブル先生が駆けつける。
死んでいるジェラルドをフレッチャーだと断定するグリブル先生。それがオチかい。

唐突にエンドとなります。
the endの画面はコスミック出版が入れています。
キャスト表はありません。


そんなわけで疑惑サスペンスのよい作品でした。


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