『堕ちた天使』(1945年)
この謎解きサスペンス映画の感想はネタバレ全開になっています。
オットー・プレミンジャー監督、ダナ・アンドリュース主演の謎解きサスペンスようです。
1945年 Twentieth Century Fox アメリカ作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Fallen Angel
プロット◆詐欺師が女に入れ込んで色々とある話のようです。
音楽◆David Raksin
キャスト
ダナ・アンドリュース→詐欺師のエリック・スタントン
アリス・フェイ→妹のジューン・ミルズ
アン・リヴェール→姉のクララ・ミルズ
パーシー・キルブライド→カフェの主人ポップ
リンダ・ダーネル→レジ係のステラ
チャールズ・ビックフォード→元刑事のジャッド
ブルース・キャボット→メンテ担当のアトキンス
ジョン・キャラダイン→霊媒師のマッドリー教授
オリン・ハウランド→助手のエリス (uncredited)
オットー・プレミンジャー監督の演出はよいと思います。
全体的に謎解きサスペンスになってます。
コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面
『堕ちた天使』
Fallen Angel
バックには20世紀フォックスのファンファーレが鳴ってます。
タイトル
Twentieth Century Fox presents
Alice Faye June Mills
Dana Andrews Eric Stanton
Linda Darnell Stella
in
Fallen Angel
with
Charles Bickford Mark Judd
Anne Revere Clara Mills
Bruce Cabot Dave Atkins
John Carradine Professor Madley
Percy Kilbride Pop
スタッフの紹介。1部にマスクがかかる。
タイトルバックは夜の道路を進む主観ショットです。
道路標識でキャストやスタッフを紹介してます。
本編です。
夜間長距離バスのグレイハウンドにて。
運転手に起こされる客の男が登場。乗り越すなら料金を払ってくれ・・・
そんなわけでバスから降りる男。名前はエリック・スタントン。
道路標識があります。
ウォルトン市街地まで800メートル=1/2マイル。
サンフランシスコまで150マイル。
ロサンゼルスまで280マイル。
カフェにて。ボップス=おやじの店。
ここに入るエリック。
主人のポップ
ジャッド元刑事。
レジ係のステラは行方不明。
ジュークボックスのメンテ担当 アトキンス
エリックとジャッドが2人だけになります。
ステラが帰ってきます。ポップはステラには大甘です。ステラは無愛想。
店を出るエリック。
安ホテルにて。
マッドリー教授 使者との交流の看板があります。ここに突入するエリック。
受付に聞くと教授の助手がエリスとのこと。不在です。教授も不在。
無理やり部屋に入るエリック。
寝てるエリックを起こすエリス。
俺はエリック・スタントンだと名乗るが全くの無関係です。
教授の旧友だと出まかせを言ってたエリック。
そんなこんなでエリックも教授をカネがないのは同じだとわかる。
とにかく今夜の集会に人を集めないと破産するとか。
エリックはチケットを売ってやると大きく出てます。それでどうなる。
溶暗になります。
クララ・ミルズの自宅にて。
エリックはクララに会いに来てます。反対運動の中心人物とのこと。
チケットのセールスを始めるエリック。速攻で追い出される。
クララには妹のジューンがいます。
ジューンはチケットを買ってもいいと言ってます。
カフェにて。
ポップ相手にチケットのセールスを始めるエリック。
これをジャッドが見ています。
エリスと教授が来ました。ジョン・キャラダインが教授を演じてます。
チケットが売れている話題になります。
前市長の霊を呼ぶので打ち合わせになってます。色々と調べないといけない。それは普通に詐欺です。
ジャッドはエリックにコンタクトする。
慎重になれと警告します。
ジャッドが帰ります。ジュークボックスからジャッドがかけた歌が流れる。
エリックはステラにジャッドのことを聞く。
ジャッドはニューヨークから来た。元刑事でウォルトンで療養中。
溶暗になります。
交霊会にて。
客の入りはいい。満員です。アブラハム・ミルズ前市長の交霊会。
ジョン・マーティンに騙されてクララは文無しになった・・・
そんな感じで下調べが役に立ってます。
それはいいけどジューンと来てたクララは不快なので一緒に席を立つ。
それでもこの交霊会は成功したようです。
ここに来ていたステラは運勢を見てとエリックに言う。
ダンスホールにて。
エリックとステラ。
手相占いにかこつけて口説いてるエリック。キスになってます。
店から海岸に行くエリックとステラ。
またキスになってます。それでどうなる。
ニューヨークから来たと言ってるエリック。
俺はエージェントをやってるともう話しが怪しくなってます。何しろ詐欺師なので。
ステラは嫌がってます。アンタ詐欺師でしょとストレートに言われる。
お前だってレジのカネをくすねてるだろとうと突っ込むエリック。
溶暗になります。
安ホテルにて。
寝てるエリックに教授が出かけると知らせるエリス。
クルマで3人でサンフランシスコに行くつもりです。チケット売りで頼りにされているエリック。
しかしエリックはクルマに乗らないと言い出す。俺は自由がいいと主張する。
またカフェに行くエリック。
まだ時間が早いのでまだ開いてない。そんなわけで待ちぼうけになってます。
ステラが来ました。鍵で店を開けてます。鍵を持ってるのかステラは。
15分後にバスが来る。一緒にサンフランシスコに行こうと言い出すエリック。
ポップが来たのでお別れだとカフェを出るエリック。
バス乗り場にて。
マジでバスに乗りそうなエリック。何故か乗るのをやめてます。
ステラの自宅アパートにて。
オッサンのクルマで帰宅のステラ。クルマは行ってしまった。
エリックが待っていました。妙にステラに入れ込んでます。
ステラはエリックに対してそうでもない。
自宅を買うのに1万2千500ドルを用意すると口走るエリック。
それからキスになってます。
オルガン奏者ジューン・ミルズの告知があります。
ジューンにコンタクトするエリック。
ジューンとデートになってるエリック。
それからバーに行ってダンスになってます。
同じバーにステラが男といたりします。それでどうなる。
ジューンを自宅まで送るエリック。
キスの話題になってますがしませんでした。
カフェにて。
エリックが来ました。ステラはいない。
ステラが来ました。エリックとステラが話し込んでます。
ジャッドが来ました。入れ替わりでエリックと出ていく。
ジューンの自宅にて。
ここに来てるエリック。ジューンと姉のクララと会う。
姉妹2人とクルマで出かけるエリック。
ジューンがクルマを離れたとこでクララから妹には近付かないでと言われる。
交霊会では無一文のようなことを言われてました姉妹ですが財産はあるようです。
海岸にて。
ジューンとデートになるエリック。
サンフランシスコに行ってドレスを着せてやるとか調子のいいことを言ってるエリック。
そんな感じでジューンを口説いてるエリック。カネ目当なのが見え見えですが・・・
眠り込んだジューンをクルマに乗せてるエリック。
ステラの自宅アパートにて。
エリックが来てます。すぐには結果が出ないとステラに言い訳する。
そんな感じでまだステラに入れ込んでるようです。君と結婚したい・・・
ジューンから搾り取ってステラの結婚する段取りのエリック。
そんなこんなで追い出されるエリック。
安ホテルにて。
寝ているエリックに電話です。ジューンからです。
サンフランシスコのコンサートに行くと言ってます。クララも行く。
サンフランシスコにて。
エリックとジューン。それにクララ。
まずは銀行に行くジューンとクララ。エリックはお付きです。
貸金庫に入るジューンとクララ。貸金庫に現金を入れて直接出し入れしてるのか?
待ってるエリックは電話帳を調べる。婚姻用健康診断書?何をやらかす気?
エリックとジューンを大事な人に合わせると連れ出す。
クララには2時半にコンサート会場で会おうと別行動を取らせる。
コンサート会場にて。
待ちぼうけのクララ。それにチケット売り場は閉まってます。
コンサートなんてなかったわけです。それでどうなる。
エリックとジューンがきます。クララはどういうつもりだとなる。
俺はジューンと結婚したと言い出すエリック。これはビックリのクララ。
当のジューンはまんざらでもないみたい。クララから気は確かなのかと言われてる。
それで詐欺師のエリックとこれからどうする?
自分の貸金庫を持つとか言い出してます。怪しい。
ジューンの自宅にて。
3人揃ってます。クララは自宅を2人に譲渡すると言ってます。
エリックとジューン。それでエリックはどうする。行きがけの駄賃でセックスまで行くとヘイズオフィスの検閲に引っかかる。
そんなわけで内緒で出かけるエリック。これをクララが見ています。
カフェにて。
ここにきてるエリック。ステラが1人でいます。
明日サンフランシスコに行って大金が手に入ると言い出すエリック。
ジューンと結婚したんだとエリック。これも計画だ。
しかしステラはアンタはもう妻帯者でしょうと突き放す。そんなわけでとっとと別の男のクルマに乗って行ってしまった。
それでエリックはどうする?。で、尾行がいました。クララがしっかりと修羅場を見ていました。
ジューンの自宅にて。
ソファで寝ているエリック。そうなるとまだジューンとセックスまで行ってない。
ジューンに言い訳になるエリック。クララから話しを聞いてるジューン。
それはいいけど警察が来たと言い出すジューン。あなたに質問があるとのこと。
どうやらステラが殺されたようです。これはビックリのエリック。
ジャッドが来てます。
クララは3人とも家にいましたとアリバイを証言してます。これもビックリ。
犯人は誰です?とストレートに聞くエリック。
ジャッドは地元警察から応援要請を受けて特別捜査官になってるとのこと。
花婿が初夜に家を空けるかと突っ込まれるエリック。
ジャッドとエリックと一緒にクルマで出かけます。
ステラの自宅アパートにて。現場です。
部屋にはポップ。ジャークボックスのメンテ担当の男。このアパートの1階の住人のおばさんがいます。
署長もいます。ジャッドには低姿勢。
ステラはこめかみを鉛のパイプで殴打されたとのこと。
1階のおばさんは以前にエリックにうるさいと文句を言ったことがあります。
昨夜ステラとデートしたのはジャークボックスのメンテ担当の男で名前はアトキンス。
エリックも容疑者になってます。動機はある。ジューンとの結婚のじゃまになった。
ポップは最後までステラといい子でしたと何も見えていない。
アトキンスはジュークボックスの管理。スロットマシンもやってます。
別室に行こうとアトキンスを連れて台所に入るジャッド。
台所にて。
アトキンスを尋問というか手袋を付け殴打して拷問してるジャッド。
ステラに時計を送っただろうと言わせるつもりです。否定するアトキンス。
サンディエゴのステラの母親のアパートに住んでいたアトキンス。
アトキンスはアリバイを主張する。当時は160キロ離れたモーテルにいた。
署長が来てアトキンスのアリバイが証明されてます。
そんなわけで拷問は終わりです。アトキンスに帰っていいと言ってるジャッド。
エリックはまだ帰るなと引き止められる。
君は不利だぞと言い出すジャッド。この街から出るなと言われるエリック。
ジューンの自宅にて。
クララとジューン。
新婚旅行の用意をしてるジューンを止めてるクララ。
クララは結婚に失敗した話しを始める。
話し込んでるとこにエリックが帰宅します。
エリックとジューン。
1人で逃げると言い出すエリック。一緒に行くとジューン。
荷物を持っていてはダメだ。散歩に見せかけてヒッチハイクでサンフランシスコに行くと説明するエリック。
サンフランシスコにて。
安ホテルに入るエリックとジューン。
新聞をチェックしてるエリック。イライラがつのるエリック。
そんなわけでジューンに八つ当たりするエリックは1人で出かけてしまった。
バーにて。支離滅裂な注文をして結局ビールを1口飲んだけで出ていくエリック。
続けてドラッグストアに入るエリック。
安ホテルにて。
エリックが戻ります。ジューンに歯ブラシと本?を買ってきたエリック。
ジューンに自宅に帰れと言い出す。
そのジューンはマジでエリックに惚れてるみたい。まあ色々ある。
そんな決めセリフがあります。私が愛してるからあなたは無罪なのよ。これを言ってるジューン。
キスになってます。溶暗になるのでセックスまで行ったようです。
シーンが変わってベッドで身の上話しを始めるエリック。熱心に聞いてるジューン。
要するにエリックの詐欺師人生です。ニューヨークから流れ流れてここに着いた。
ステラを愛していたの?と聞くジューン。
もうわからなくなってるエリック。結婚したら2週間ももたなかっただろう。
街にいた方が怪しまれずにすむと言われるが・・・
帰った方がいい。私たちは夫婦なのよと説得される。
それから天使の話しを始めるジューン。エリックは寝てる。
窓から外のネオンサインが映されてます。まだ夜です。
これがシーン転換がつながって夜が明けてます。
カフェで食事になってるエリックとジューン。
10:00て銀行が開いてジューンが向かう。
エリックは待機。朝刊を買ってチェックする。
ジューンは速攻で警察に確保されSFPDのパトカーで連れて行かれた。
それでエリックとどうする。
警察にて。サンフランシスコではなく地元警察みたい。
ジャッドに尋問されるジューンは黙秘してます。エリックの居場所は?と聞かれてる。
クララも呼ばれています。
ジャッドによるとエリックが思わせぶりに銀行に預けた封筒の中身は白紙だった。そんなわけでエリックはアンタたちの貸金庫の中身を頂くつもりだったと説明する。
ジューンは泣き崩れる。そんなわけで放免になってます。とにかくそうなってる。
クララと自宅に帰るみたい。
カフェにて。
ジャッドが来てます。ポップはもうこの店を売ると言ってます。
そんなとこに客がきます。これがエリックでした。
エリックとジャッド。
会話からジャッドはサンフランシスコには行ってなかった。
実はジャッドのことを心配していたと言い出すエリック。
ニューヨークの頃から取り調べ中に暴力を振るっていたジャッド。
時計の購入者の話しになるエリック。購入者の名前が明日サンフランシスコから届く。
いきなりリボルバーを出すジャッド。そうなるとジャッドが下手人だったのか。
時計を落とす以外は完全犯罪だったとジャッド。ステラをお目当てで2年間カフェに通っていた。それ以外にも尾行もしていた。
そんなわけでジャッドは立派なストーカーでした。
ポップが発作的にジャッドのリボルバーを奪う。暴発するが誰にも当たらず。
銃声を聞いた外の警官が入って来ます。ジャッドが連行されます。
その際にジュークボックスをかけるジャッド。いつもの歌が流れます。
ポップにステラのことは忘れろと言うエリック。店を出ます。
クルマのジューンが待っていました。
行き先は?と聞かれると我が家だとエリック。
歌が流れてエンドとなります。
the end
produced and released by Twentieth Century Fox film corporation
そんなわけで謎解きサスペンスのよい作品でした。
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