『人妻の危機』(1953年)
この巻き込まれサスペンス映画の感想はネタバレ全開になっています。
ジョン・スタージェス監督、バーバラ・スタンウィック、バリー・サリヴァン、ラルフ・ミーカー主演の巻き込まれサスペンスのようです。
1953年 Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) (controlled by Loew's Incorporated) アメリカ作品
ランニング・タイム◆69min.
原題◆Jeopardy
プロット◆事故と脱走男に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ディミトリ・ティオムキン
キャスト
バーバラ・スタンウィック→悪戦苦闘のヘレン夫人
バリー・サリヴァン→旦那のダグ・スティルウィン
リー・アーカー→息子のボビー
ラルフ・ミーカー→脱走した男
ジョン・スタージェス監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のサスペンスになってます。
それにしてもソープオペラな邦題が陳腐です。こまったものです。
コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあります。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面
『人妻の危機』
Jeopardy
バックには音楽とライオンの鳴き声なのでMGMです。
タイトル
Jeopardy
produced by Low,s incorporated
1部にマスクがかかってます。
starring
Barbara Stanwyck Helen Stilwin
Barry Sullivan Doug Stilwin
Ralph Meeker Lawson
with
Lee Aaker Bobby Stilwin
スタッフの紹介 1部にマスクがかる。
タイトルバックは郊外をクルマで移動です。
本編です。
トレーラーを引いてクルマが移動中。
旦那のダグ・スティルウィン
夫人のヘレン・スティルウィン
息子のボビー・スティルウィン
ヘレンのモノローグが入ります。
アメリカの休暇といえば旅行・・・
2週間分のキャンプ用品を積み私たちは南下しました。
それでメキシコに行くわけです。
何しろアメリカ様なので国境をスムーズに通過してます。
夜、ティフィアナにて。
街にて。競馬場などがあります。
3人で街を歩いてます。売り子が押し寄せてきます。
記念写真を撮る旦那と息子。
夫人が香水を買ったりします。旦那とキスになる。
モノローグです。
ティフィアナから南へ・・・
エンセナダまで92キロ。エンセナダは漁港です。
ここから南側の唯一の町がラパス。エンセナダから未舗装の道路。
そんな感じにモノローグで説明してます。
検問にて。
質問にはダグラス・スティルウィンに夫人と息子。
あっさりと検問を通過してます。
移動中のクルマにて。
何があったのか?と話し込んでます。
会話からダグは4年陸軍にいたとわかる。そんなわけでハンドガンがあります。
ハンドガンはコルト・ガバメントです。ケースに入れてグローブボックスにしまう。
クルマがオーバーヒートになってきました。
先程のGSで20リットルタンクに水を入れ忘れたヘレン。
給油所、水ありの看板が見えています。これはラッキーとなる。
牧場にて。入ったとこが給油所です。
しかし休日で閉店状態。ボビーが水タンクを見つけています。
店の出入り口の戸締りがしていない。ロックするダグ。
水をゲットしたのでまた移動になります。
ようやく目的地に到着します。
桟橋があって無人の小屋があります。
昔知人のジョーとキャンプしたと話すダグ。
モノローグです。桟橋を見て嫌な予感がした・・・
ボビーは桟橋に登ってる。しかしpeligroの警告があった。
昼食の用意して寝てるダグにキスをしてるヘレン。
ボビーを呼ぶがいない。
どこに行ってるのかと思ったら桟橋の先まで行ってます。
呼ばれてようやく戻ろうとしたボビーは桟橋に隙間に足を挟む。
これでスタックして身動きが取れなくなる。
そんなわけでダグが助けに行きます。
で、桟橋のpeligroの警告に気がつくわけです。意味は危険です。
ダグはボビーの靴を脱がせて隙間から出してます。
2人乗ると落ちそうな部分は慎重に1人ずつ移動するようにしてるダグ。
心配そうに見ているヘレン。
ボビーは無事に桟橋から降りてます。
次はダグですが桟橋の脚が折れて転落する。
間が悪いとこに倒れた木材に足を挟まれてしまう。全く動けなくなる。
それでも挟まれているだけでケガはしていない。
最初は掘れば足が抜けるとシャベルでやりますが岩があってダメです。
次はクルマのジャッキでやるが途中でジャッキが倒れて失敗した。ジャッキも破損して使えなくなる。
このジャッキも油圧ではなくネジ式の安い物になってます。
それはいいけど現在は干潮です。
そうなると後は潮が上がってくるだけ。これは大変。
ヘレンとボビーが木材を押して何とかしようとするが・・・
まずヘレンに取り乱すなと落ちつかせるダグ。
ダグはもう手では無理だと言う。丈夫なロープが必要だ。水を調達した牧場に取りに行けばいい。
それでヘレンに行ってくれとなるわけです。
何だか水位が上がってます。これは大変。
時計を見てあと4時間だとダグ。現在は4時頃。
トレーラーを外してクルマを出すヘレン。牧場へと向かいます。
残ったダグとボビー。漁船が通ったら助けを求めようと言うダグ。
それはいいけど何気なく木片を投げたら水に沈んでます。そうなると乗っかってる木材は水に浮かないわけです。これは大変。
クルマで移動中のヘレン。飛ばしてます。
通りががりのメキシコ人一行と遭遇します。普通の農民です。英語はわからん。
ロープはcuerdaだとダグから聞いてるヘレンはcuerdaと連発するが微妙に発音が違うのか通じない。
そんなわけで牧場に向かうヘレン。
のこれされたメキシコ人一行はロープを持っていました。これのことを言ってたのか?といった感じ。
もう連絡のしようがないのてそのまま行ってしまう。
海岸にて。
ダグは砂に絵を描いてボビーに何を描いたのか当てさせてます。
ボビーはロブスターの漁船は来るのかと聞いてる。
コーヒーを淹れてくれとボビーに頼むダグ。水位は上がってます。
ボビーは慣れない感じにコーヒーを淹れてます。
クルマで移動中のヘレン。牧場に着きました。
誰もいない。まずはクラクションを鳴らす。返事はない。
しょうがないので窓を割って中に侵入してます。ロープはあった。
ふと外を見たら人がいます。若い男です。
助けを求めるヘレン。妙に物分かりがいい男は速攻で承知してる。
男が運転してクルマがスタートしてます。
クルマが去った後の物陰には死体があったりします。刑事なのか?
移動中のクルマにて。
ヘレンと男。
クッキーを貪り食う男。他にはないのかと言う。
そうなると怪しいとなるヘレン。
グローブボックスのハンドガンをゲットする男。マガジンをチェックしてます。
文句を言うヘレンを引っ叩く男。それでどうなる。
ハンドガンを向け運転を代われと言い出す男。
それはパトカーが接近してるからです。
パトカーとコンタクトしてます。
ヒッチハイクをしてる男を見たか?。背の高いアメリカ人だ。見たら警察に通報を。
この男のことです。それでどうなる。
息子と来ていると答えると町に戻った方がいいと言われてるヘレン。
パトカーが去ります。
旦那を救うか俺が逃げるかと両方は無理だと言い出す男。
運転は代わると言い出す男。走行中に無理やり代わってる。
海岸にて。
ダグとボビー。
コーヒーを淹れて持ってくるボビー。それはいいけど水位が上がってる。
味については微妙な意見のダグ。それでもボビーを褒めてるダグ。
初めての問題に立ち向かう時がある・・・
ママが間に合わなかったら・・・
何だかはママを頼んだぞと遺言に近いことを言ってます。
移動中のクルマにて。
ヘレンと男。
この前の人妻は旦那を忘れていたと豪語してる男。警察は嫌いだとも言ってる。
それはいいけど検問です。ここは強行突破してます。
突破されて警官はパトカーに無線連絡してます。
パトカーはUターンして追跡にかかる。
移動中のクルマにて。
ヘレンと男。
ドアを開けて脱出しようとするヘレンですが男にバレてます。
男に結婚したことがあると聞いたとこでパンクする。これは大変。
スペアタイヤはあるけどジャッキがない。お手上げです。
使える物をを探しに行く男。ヘレンに逃げるなと言う。ヘレンはどこに逃げると返事。
男がいない隙にヘレンは工具をゲットしてます。
長い板をゲットした男が戻ってきます。
板を石にのっけてます。クルマをその板にの上に乗り上げてからタイヤを落とす。
そうなると板がクルマを支えてタイヤが浮く状態になるわけです。なるほど。
タイヤ交換でジャケットを脱ぐ男。下のシャツの背中には番号が入ってます。
ホイールキャップを外して十字レンチを使って手際よくタイヤ交換してる男。
いきなり工具で殴りかかるヘレンでしたがダメでした。
ハンドガンに手がいくけどこれもダメ。
成り行きでヘレンを抱っこしてちょうどいい重さだとうそぶく男。
そんなとこにパトカーが接近してます。
男はクルマをバックさせ石と板の台から降りてます。
工具などは全部と置きっぱなしでクルマをスタートさせてます。
海岸にて。
ダグとボビー。
漁船が通りがかりボビーが必死こいて助けを求めてます。
しかし漁船は気が付かない。気が付いても手を振ってるだけ。
漁船の方はよく釣れてるかいと聞いてたりします。
ボビーにもっと火を起こせとダグ。ボビーはその通りにやってます。
しかし漁船は通過していなくなったしまった。
ボビーには水から上がって待機しろと言ってるダグ。
移動中のクルマにて。
ヘレンと男。
男を説得しようとするヘレン。
それはいいけどパトカーが見えます。そうなるとどうなる。
ヘレンと男のクルマが下ると下に走るパトカーが合流します。
このシーンは何だかどこかで見たようなシーンです。元ネタなのか?
いきなり撃ってくるパトカー。クルマをパトカーに体当たりさせる男。
この勝負はパトカーが転覆して負けています。
一息してタバコを吸う男。ヘレンにも吸わせてます。
男は逃げるためにダグを助ける気は全くない。それでどうする。
警察の車は2台で動いてののでしばらく隠れると言い出す男。
荒野の廃屋にて。
ここにクルマを入れてます。
ちょうどパトカーが前を通過する。隠れるヘレンと男。
ラパスに行くと言ってる男。先のことはわからんとのこと。
ヘレンと背中の番号が丸見えよと指摘する。夫は同じ体格だ。
海岸の現場に行けば服と役に立つ身分証明が手に入る。クルマの登録証と一致する身分証明だ。
そんな感じで必要な物は海岸にあると説得というか誘導してるヘレン。
で、ヘレンの安物の香水は長続きはしないけど刺激は強いと評する男。
あとは妻が必要だと言ってる男。いきなりキスになってます。
それからシーン転換してます。そうなると描写は省略されているがセックスまで行ったみたい。この当時の作品にしては大胆な展開です。
海岸にて。
ダグはいよいよ大変な状況になってます。水位が上がってる。
ボビーに海から出ろと言ってるダグ。
そんなとこにクルマが来ました。マジ?これはビックリ。
男は妙に協力的です。ロープを木材にかけてから桟橋上に出してくるまで引っ張る。
そうすれば木材は上がるはず。そんな段取りです。
結構真面目に作業してる男。セックスしてスッキリしたのか?
いよいよクルマでロープを引っ張ります。
3回目に引っ張ったがダメです。それでどうする。
で、身分証をゲットしてる男。そのまま逃げると思ったらそうでもない。
ロープを解けと言ってる男。今度は何をやる?
桟橋に登ってる男。角材をゲットしてます。
その角材を縦に下ろして木材に当てる。梃子の支点になる岩にも当てる。それから角材の上をクルマで引っ張れば動くはずという段取りです。
角材がちゃんと所定の位置に収まってるかヘレンに確認してます。
それからクルマでロープを引きます。木材が動いたらすぐ引っ張りだせと指示する男。
少し動いてもう1回引きます。ロープが切れた。それでも少しは動いたみたい。
そんなわけでようやく木材から抜け出したダグ。
ヘレンに支えられて焚き火にそばまで行って倒れる。
それで男はどうする?。
服はもらった。あんたは?と聞く。
ヘレンは約束通りに一緒に行くつもりなのか?
もっと毛布をかけろと言って男はここから去っていきます。
と思ったらクルマの後輪がパンクしてます。もうスペアタイヤはない。
ついてないなと言った感じの男。
パトカーが接近してます。
男とはクルマを無理やり動かして木の陰に隠してます。
ヘレンと握手して桟橋の下から海岸沿いに男は逃走して消えた。
パトカーの警官はヘレンの話し通りにいるので疑っていない。
早く町に戻るんだ。犯罪者がうろついてると警告してパトカーはいなくなる。
ボビーは男のことをカッコいい人だったと言ってます。
ここだけの活動ぶりを見ればまあそう見えます。
ヘレンのモノローグが入ります。
人を殺した彼は殺されるに値する。
でも彼が射殺されたは記事で読んだらどんな気持ちになるでしょうか・・・
そんな感じで余韻も持たせたモノローグが続きエンドとなります。
Jeopardy
The End
マスクがかかってます。
made in Hollywood, U.S.A.
by
Metro-Goldwyn-Mayer
キャスト表はあります。
そんなわけで邦題はアレですが巻き込まれサスペンスのよい作品でした。
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