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2021.05.08

『九十九本目の生娘』(1959年)

この謎の儀式映画の感想はネタバレ全開になっています。
曲谷守平監督、菅原文太、沼田曜一主演の謎の儀式ドラマのようです。

1959年 新東宝 日本作品
ランニング・タイム◆83分
原題◆きゅうじゅうきゅうにんめのきむすめ
プロット◆謎の行事に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆松村禎三、井内久

キャスト
菅原文太→警官の阿部政之
矢代京子→署長の娘 及川加奈子

三原葉子→東京のホステス 鈴木三重子
水上恵子→東京のホステス 津川花代

沼田曜一→宮司の弓削部宗晴

芝田新→舞草族の長
五月藤江→出番が多い老婆
松浦浪路→老婆の娘 あざみ
国方伝→あざみの許嫁 五郎丸

中村虎彦→署長の及川忠太夫
中西博樹→警察医佐藤
松方信→副長
岡竜弘→鑑識主任三田
国創典→水沢所次長殿村
石川冷→刑事浜田
山川朔太郎→巡査奈良崎
万代裕子→及川の妻

九重京司→高津秀隆
倉橋宏明→富岡
鈴木信二→藤倉
由木城太郎→今野
小森敏→源三
宇田勝哉→平作
藤川洋子→炭焼女

曲谷守平監督の演出はまあよいと思います。
全体的に普通の新東宝になってます。妙に真面目な感じ。

スカパー! BS255 日本映画専門チャンネルにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはワイド。上下に黒味あり。
音声は AAC 2/0ch

番組一覧
・・・オリジナルまま放映いたします
・・・良好なのものを放送いたします。
ハイビジョン
ステレオ
クローズドキャプション

新東宝株式会社
タイトル
『九十九本目の生娘』
フリガナは付いていない。
タイトルバックは黒味に音楽と歌です。
スタッフの紹介

菅原文太 阿部政之
松浦浪路 あざみ
三原葉子 鈴木三重子

沼田曜一 弓削部宗晴
国方伝 五郎丸
矢代京子 及川加奈子
中村虎彦 及川忠太夫
芝田新 舞草族の長

九重京司 高津秀隆
石川冷 刑事浜田
由木城太郎 今野
鈴木信二 藤倉
宇田勝哉 平作
五月藤江 老婆

国創典 水沢所次長殿村
岡竜弘 鑑識主任三田
廣瀬康治
倉橋宏明 富岡
藤川洋子 炭焼女
水上恵子 津川花代
万代裕子 及川の妻

中西博樹 警察医佐藤
松方信 副長
山本雅夫
竹中弘直
大津昌也
小松俊輔
加藤章
築地博

高橋一郎
渡辺高光
津川豊
原田一雄
上林旬
森本千太
矢島敬司
筑波二郎

魚津四郎
赤城辰
正木正
黒丸良
五味晃
中岡弘
菊川大二郎
坂内英介
原聖二
監督曲谷守平

映画タイトルに出ていないキャスト
山川朔太郎 巡査奈良崎
小森敏 源三
適当な名前が多い。

本編です。
森にて。
おっさん2人が棒を持って何者かを追ってます。
おばあさんを追っていました。捕まえるが噛みつかれたりする。強い。

シーンが飛びます。森にて。
男2人はおばあさんをようやく縛って引っ張って行きます。

村にて。
駐在におばあさんを突き出そうする男2人。
その前に水が飲みたくなって飲んでる隙におばあさん逃げてしまう。

大沢警察署にて。
男2人は警察から事情聴取をされています。
菅原文太が警官役で出てきます。阿部政之警官。
俺達は被害者だと主張する男2人。

北上川の上流に行ったと回想になります。
川で女性2人が泳いでます。男2人は釣りをしつつ覗いてる。
そんなとこをおばあさんも女性2人に注目してる。
男2人もおばあさんに気が付きます。

キャンプにて。
男2人と女性2人がキャンプになってます。
このへんで登場人物の名前が全くわかりません。こまったものです。
ここもおばあさんが覗いていて女性が気がついて悲鳴を上げる。
回想から戻ります。

大沢警察署にて。
男2人が水くみから戻ったら女性2人は消えていた。
三原葉子 鈴木三重子
水上恵子 津川花代
男2人地元住民で女性2人は都会のホステスらしい。

それで男2人はおばあさんを捕まえて駐在に突き出そうとしたら消えたわけです。
お歯黒のばあさん。そんなのが今時いるわけがないと言われてる男2人。
それでも腕の噛み跡を見せるが信じてもらえない。

阿部警官は及川署長から自宅に呼ばれてます。

及川署長の自宅にて。
ここに呼ばれいてる阿部警官。娘の佳奈子とはいい感じです。
で、白山神社に行ってくれと言われる阿部警官。
10年に1回の火づくり祭で神社から降りるのを断ってる宮司を説得するためです。

白山神社にて。
ジープで移動の阿部警官一行3人が到着します。
宮司と面会する阿部警官ともう1人。
この宮司は伝統的なことに反対してる進歩派らしい。しかし演じてるのは沼田曜一です。

そんなわけで説得に失敗してアッサリとジープで引き上げてます。
これを見ている女がいます。宮司を先生と呼んでいるす。
名前はあざみです。部落民です。
あざみに村の人と仲よくしなさいと言う宮司。
あざみは宮司に山を降りてくれと頼んでます。

夜。神社内の部屋にて。
宮司のとこにあざみが来てます。
あざみの許嫁の五郎丸の名前が出てきます。
しかし宮司に迫ってるあざみ。まだ宮司に山を下りてくれと頼んでます。
今夜は泊まると言ってます。大丈夫なのか。
溶暗になってます。そうなるとどうなった?

山にて。
部落に向かって徒歩が移動中の宮司とあざみ。
滝のとこから鉉ロープで登ってます。

山男風の男が登場。宮司とあざみを伺ってます。
何かやらかしそうな感じです。これが五郎丸です。

部落にて。
宮司とあざみが到着します。水遊びをしてる子供達がいたりします。
五郎丸はおばあさんのとこに行って話しが違うと抗議する。
おばあさんですがあざみの母親のようです。そうなの?

宮司と舞草族の長。
話し合いは平行線をたどってます。
要するに宮司は10年に1回の火づくり祭で山を下りないと言うわけです。
長から最後通告される宮司。

行方不明の女性2人は縛られて滝に打たれています。
儀式のために洗浄中といった感じ。

宮司は帰ります。あざみが途中まで送る。
五郎丸は長に直訴して俺が殺すと主張する。今夜殺す。

あざみと別れて1人で山を降りてる宮司。

神社にて。
帰宅してる宮司。
いきなり後から殴打されて昏倒する。どうやらあざみが殴打したようです。

駐在所にて。
何者かが窓をノックしてます。駐在が出ると宮司が倒れています。

病院にて。
手当されて昏睡状態の宮司。弓削部さんと呼ばれてます。
及川署長と阿部警官。
結果的に宮司は山を降りてるのでこれでいいのではとなってます。

村にて。
雨戸を閉めて10年に1回の火づくり祭の準備になってます。

山にて。
きこり2人が山を降りてます。

部落にて。
10年に1回の火づくり祭の準備になってます。
女性2人が縛られて吊るされています。長が刀を抜いて迫る。
どうやらブスリとやったようです。流れた血を回収してます。
ここを見物してるきこり2人。
刀を打つ儀式になってます。しかし失敗したと言い出す長。
九十九本の刀は失敗した。この女の血は汚れた血だ。そんなの最初から見ればわかるだろうと思えるが話しは進む。
頭にきた長は女性2人を切り刻んでます。
見物してるきこり2人が悲鳴を上げたので速攻で捕まって始末される。
溶暗になります。

神社にて。
警察のジープが来てます。木にきこり2人の死体が吊るされている。

宮司はいます。神社内に入る警察一行。床に上げ蓋があります。
そこから地下室に降りて石版をずらすと中には大量の刀があります。
宮司は大量の刀のことは知らないと証言します。

警察。特別捜査本部にて。
刀は98本ある。きこり2人が殺されている。
電話です。女の死体が見つかった。

現場にて。
女の死体から血を抜かれているとわかります。
そのへんには大量の白骨があったりします。

部落にて。
宮司が捕まって連行されています。
五郎丸は宮司を裏切り者と罵倒する。98本の刀が盗られたと責める。
宮司は刀98本を調べるためだと主張する。
長は宮司を今夜処刑すると宣言する。

警察書にて。
刀の鑑定になってます。

部落にて。
牢屋の宮司。そんなところにあざみが来て助けると言い出す。

そんなわけで長に直訴するあざみ。おばあさんがとめてる。
当然直訴は無視される。そんな感じで話しは進む。

月夜の夜にて。
いよいよ処刑される宮司。
言い残すことはないかと一応聞く長。
最後の言葉を言ったあとに処刑される宮司。沼田曜一の割にはアッサリと退場してます。

滝にて。
あざみは短刀の鞘を滝に捨てて短刀で咽を突いて自殺しようとする。
そんなところに五郎丸が止める。それからやさせろと迫る五郎丸。
いいとこでおばあさんが来て五郎丸を止める。結婚式までダメだと言ってる。
五郎丸に長が呼んでると行かせる。

部落にて。
長は99本目の血をどうするとなってます。
どうやら女を調達するのはおばあさんが担当らしい。そんなわけで責任をとらせてあざみの血を使うと言い出す長。

長はあざみはおばあさんの本当の子ではないと言い出す。出生の秘密ネタです。
おばあさんの子供は産まれてすぐに死んだ。そんなわけでおばあさんは代わりの赤ちゃんを調達していた。

おばあさんはあざみの代わりを連れて来るから待ってくれと交渉する。
長はOKを出す。意外と融通が利くようです。それでも明後日までだと期限を区切る。
溶暗になります。

山にて。
望遠鏡でおばあさんが映されています。
それを猟師が鉄砲で撃つ。これは大変なおばあさん。危ない。
そんなわけで警察に捕まってるおばあさん。それでどうなる。

警察署にて。
刀剣の鑑定家から秘密がわかったと言われる警察側。
おばあさんの方は指紋をとられているとこでちょうど来た署長の娘に注目する。
あの娘は誰だ?とそのへんの警官に聞いてそのまま教えてる警官。いいのか?

及川署長。阿部警官。眼鏡の警官。鑑定家の先生。
98本の刀の秘密の説明になります。焼き入れに人間の血を使ってる。

その頃おばあさんは留置所に連行されています。
阿部警官はおばあさんに面会に行くが寝ているのですぐに戻る。

真夜中の午前2時にて。
おばあさんは何だか騒いでます。
当直の警官が見に行ってご丁寧に扉の鍵を開けてる。
そんなとこに五郎丸一行5人ぐらいが壁を破って侵入してます。
いきなり当直の警官は背中をブスリと刺されて退場となります。

署内で寝ている警官達を襲う五郎丸一行。
そんな感じで格闘アクションになってます。
阿部警官がリボルバーを撃ったら五郎丸一行は逃げてしまった。

及川署長の自宅にて。
電話で呼び出される及川署長。速攻で向います。
ジープの迎えが来てます。岩手ナンバーです。ロケは岩手県なのか。奥多摩ぐらいなのかと思っていたが違いました。

及川署長が出かけた入れ違いに五郎丸一行が襲ってきます。
母親が倒れているの見て驚愕する娘の佳奈子。
いきなりおばあさんが出て来てビックリの佳奈子。
警察に電話で通報するがアッサリと捕まってます。

警察署にて。
阿部警官は電話を聞いてこれは大変となってます。
逃げたおばあさんを手配して捜索活動となります。

村にて。
きこりから聞き込みをしてる阿部警官一行。
部落を目指して移動となります。
ヘリコプターも飛んでます。低予算なのにこれはビックリ。ライブフィルムの流用かも。

及川署長一行も別に移動中です。部落に向かってるようです。

ヘリコプターは何か発見したようです。
川を移動してるおばあさん一行を発見して無線連絡する。
発見されたと気がついたおばあさん一行は森に入り込む。これでヘリコプターから見えなくなります。

警官隊は部落側の見張りに補足されています。ぞれでどうなる。

部落にて。
こっちはおばあさんの手配する女が間に合わないと長が判断して生け贄はあざみにしようとなってます。

檻にて
五郎丸があざみを助けに来てます。逃がします。

森にて。
あざみを連れて逃げている五郎丸。
そんなとこに部落の追っ手が迫る。五郎丸の背中に矢が刺さる。
あざみを逃がして追っ手と戦う五郎丸ですが多勢に無勢でやられてます。

部落にて。
おばあさん一行は部落に戻ります。間に合ったと思ったが・・・
あざみは逃げたとおばあさんに告げる長。
もう2人は殺したと聞いてガックリのおばあさん。
長は刀造りが優先なので佳奈子の血を使うことにします。
頭に来たおばあさんは短刀で長に切りつけるが刀で返り討ちになって退場となります。

森を移動中の警官隊。二手に分かれてましたが合流してます。
ようやく滝に来て鉉ロープを伝って登り始めるが部落側が待ち伏せていた。

落石と弓矢の2本立て攻撃に苦戦する警官隊。ひとまず退却になる。
いよいよ銃を使う警官隊。まずは小銃2梃で撃ちまくり制圧する。
それから警官隊は登りますがまた落石と弓矢の2本立て攻撃される。
警官隊もリボルバーの一斉射撃が対抗する。
部落側は旗色が悪くなったきたので退却してます。追う警官隊。

部落にて。
滝で洗浄中の佳奈子。それから吊るされるようです。

警官隊はようやく部落に接近してます。
何故かあざみが出てきます。ようやく逃げて来たらしい。
佐藤医師にあざみを手当させてます。
ここを阿部警官は弓矢で狙われるがリボルバーで仕留めてます。

儀式にて。
刀造りの儀式が始まってます。吊るされる佳奈子。

部落にて。
警官隊に追われた部落の連中は戻ってます。
部落に突入する警官隊。また弓矢攻撃を受けてる。

儀式にて。
血を入れる段階になってます。
ここを阿部警官が単独で突入しリボルバーで撃って阻止してます。
それから1人で部落側と戦うアクションになってます。
警官隊も突入して部落側が制圧されています。

佳奈子も救出されこれまでとなる長。
刀の像の前で刀で咽を突いて自殺する長。血が像にかかってます。
因果応報といった感じ。

エピローグ
部落にお墓がたってます。
ヘリコプターで負傷者を送ったり物資が届くでしょうと阿部警官。
エンドとなります。


そんなわけで普通の新東宝スタイルのよい作品でした。


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