『仮面の米国』(1932年)
この刑務所映画の感想はネタバレ全開になっています。
マーヴィン・ルロイ監督、ポール・ムニ主演の刑務所映画のようです。
1932年 Warner Bros. Pictures inc.and The Vitaphone Corporation アメリカ作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆I Am a Fugitive from a Chain Gang
プロット◆無実で捕まって脱獄する話しのようです。
音楽◆ソル・ポリト
キャスト
ポール・ムニ→無実のジェームズ・アレン
サリー・ブレン→ガールフレンドのアリス
グレンダ・ファレル→アパートのマリー・ウッズ
ヘレン・ヴィンソン→クラブ・シャトーのヘレン
ノエル・フランシス→売春婦のリンダ
シーラ・テリー→アレン・ジェームズの秘書 (uncredited)
ヘイル・ハミルトン→ジェームズの兄 ロバート・アレン牧師
ルイーズ・カーター→ジェームズの母親
プレストン・フォスター→強盗のピート
アレン・ジェンキンス→出所したバーニー
エドワード・エリス→じいさんのボンバー
ジェームズ・ベル→ヨレヨレのレッド
エベレット・ブラウン→黒人のセバスチャン
レジナルド・バーロー→パーカー製作所のパーカー
デヴィッド・ランドー→The Warden 刑務所長か看守
バートン・チャーチル→The Judge 判事
アービング・ベイコン→Bill - Barber 床屋
A・S・'Pop' バイロン→床屋に来たジョン警官
ロバート・マックウェイド→F・E・ラムゼイ弁護士
マーヴィン・ルロイ監督の演出はよいと思います。
全体的に刑務所映画の見本みたいになってます。
コスミック出版発売のDVDにて。
画質はまあまあ。カクカクはあると思う。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。
メニュー画面
『仮面の米国』
I Am a Fugitive from a Chain Gang
バックに音楽はありません。
タイトル
Warner Bros. Pictures inc.
and The Vitaphone Corporation
presents
ここにもうマスクがかかってます。
I Am a Fugitive from a Chain Gang
by Robert E. Burns
with
Paul Muni James Allen
スタッフの紹介
キャストの紹介はasが付いてます。
Paul Muni James Allen
Glenda Farrell Marie Woods
Helen Vinson Helen
Noel Francis Linda
Preston Foster Pete
Allen Jenkins Barney Sykes
Berton Churchill The Judge
Edward Ellis Bomber Wells
David Landau The Warden
Hale Hamilton Rev. Robert Allen
Sally Blane Alice
Louise Carter James Allen's Mother
Willard Robertson Prison Board Chairman
Robert McWade F.E. Ramsey
Robert Warwick Fuller
William Le Maire A Texan (as William LeMaire)
本編です。
船にて。戦争からの復員兵が登場。この戦争は第1次世界大戦のことです。
そうなるとヨーロッパからの帰還です。
見出しです。サンセット部隊、戦地より帰還。
アメリカに戻ったら何をする?の話題で盛り上がる。
俺は建設業につくつもりだと主人公のジェームズ・アレン。
ジェームズは工兵隊の軍曹。そんなわけで建設業に興味がある。
船が帰国します。
パレードになります。
汽車で移動です。
リンデールにて。
実家の町に帰ってきたジェームズ。
出迎える方々います。母親、ガールフレンドのアリス、牧師のロバート兄さん、それに工場のパーカーさん。
パーカーさんは工場での再就職を世話をすることになってます。
自宅にて。
母親とロバート牧師。パーカーさんの話題になります。
ジェームズは砲兵隊にいたので工場仕事より建設業をやりたいと主張する。
パーカー製作所にて。
勤務中のジェームズ。事務仕事をやってますが窓から見える建設中の橋に興味津々。
溶暗になります。
自宅にて。
食事になってます。ジェームズはいない。
ジェームズは建設中の橋に気を取られて勤務がいい加減になってるとか。
帰宅するジェームズに説教するロバート牧師。
俺は戦争で変わったんだと主張するジェームズ。
母親はジェームズの好きにさせるつもりです。
ニューイングランドに仕事があるはずだとジェームズ。
ニュージャージーからニューイングランドのボストンに汽車が移動になる。
ボストンにて。
建設現場のジェームズ。クレーンのオペレーターをやってます。
しかし新人なので解雇するとなった。
ボストンから船で移動です。ルイジアナ州です。
ルイジアナ州ニューオーリンズにて。
面接のジェームズ。人手は足りてるとなった。
ニューオーリンズから汽車で移動です。
ウィネベーゴ湖にて。五大湖の付近。
林業でトラックを運転のジェームズ。しかしこれは臨時仕事でした。
それからまた移動になってます。もう汽車にタダ乗りのホーボーになってます。
セントルイスにて。
勲章を質に入れに行くがもう質に入った勲章は山ほどあった。
徒歩で線路を移動になるジェームズ。
安宿に泊るジェームズ。ここはどこの町だ?
ピートと言う男と知り合うジェームズ。
ダイナーにタカリに行こうと言い出すピート。付き合うジェームズ。
ダイナーにて。
施しを頼むよハンバーガーをタカるピート。
焼いてるとこを見てるジェームズ。
1人いた客のオッサンがいなくなるといきなりリボルバーを出すピート。
主人をホールドアップしてジェームズにレジのカネを持ってこいとホールドアップする。
しょうがないのでカネをとるジェームズ。5ドルです。
強盗で5ドルとは割に合わない。それでどうする。
電話線を切ってるピート。
そんなところにいきなり警察が押し込んできます。何でそうなる。
抵抗するピートは射殺されてる。外に逃げたジェームズはアッサリと捕まる。
溶暗になります。
法廷にて。
現金を持って逃げたので情状酌量の余地はないとなるジェームズ。
強制労働10年となってしまった。
第2収容所にて。
両足首に鉄輪をはめられるジェームズ。鎖の先にも鉄輪がある。
04:20AM
寝てるジェームズ。起床のベルが鳴る。
並んで寝てる囚人の鎖の先の鉄輪に別の鎖が通ってまとめて囚人を拘束してます。
ロックは壁の外になってます。ロックを外したら鎖を引き抜いてます。
ジェームズは寝坊していたので看守に鉄輪を投げつけられる。
食事にて。
テーブル下に足を入れるのも慣れていないジェームズ。
まずい食事です。慣れた方がいいとじいさんに言われる。
テーブルに伏せてる男もいます。体調が悪そう。
強制労働の現場に出発となります。
トラックの荷台に座ってまた鉄輪にまとめて鎖が通されています。
そんな準備か終わって出発となります。トラックで移動です。
荒野の作業現場にて。砕石場みたい。
ノーディンは3人殺したと話題になってます。
何で捕まったと聞かれるジェームズ。ハンバーグの焼くの見てたと答える。
ハンマーで岩を砕く作業をやってます。マジで砕石場だ。
黒人の力が強そうな男がいます。
ジェームズは汗を拭いてるといきなり看守に張り倒される。
じいさんが汗を拭くのも許可がいるんだと解説してます。じいさんの名前はボンバー。
ヨレヨレの男もいます。無理やり作業をやらされるて倒れると水をかけられる。
08:20PM
ようやくトラックで帰ってきてきます。
暗いうちから出て暗くなってから帰る。正に強制労働といった感じ。
足かせの鎖をチェックしてから屋内に入ってます。
桶に入った水かお湯で体を拭きとる程度です。
それからまずい食事になります。ヨレヨレの男は食べる元気もない。
そんなところに看守達が来て今日の怠け者は誰だと折檻を始める。
アッカーマン。ヨレヨレのレッド。
ジェームズが余計なことを言ったのが聞こえて折檻になります。
革ベルトで叩く折檻です。これは痛そう。それでも悲鳴は上げないジェームズ。
溶暗になります。
6月5日の日曜日。さすがに休みらしい。
バーニーが出所してます。運がいいらしい。
手紙くれよとか。数年後に会おうとか。
看守からはまたなと言われて、それはないと門から出てるバーニー。
これから9年と何ヶ月だとうんざりしてるジェームズ。
次はレッドとお別れだとなります。馬車に乗せられた棺桶で出てるレッド。
そんなわけででここから出るには2通りだとなる。刑期満了か死だ。
バーニーですが棺桶馬車に便乗して町まで行くようです。
脱獄を言い出すジェームズ。それは無理だと言われてる。
別のじいさんからよく観察しろと言われる。
溶暗になります。
カレンダーがめくれるモンタージュが入ります。
6月7月・・・
作業現場にて。線路を外す作業です。
様子を伺ってるジェームズ。
黒人のセバスチャンに足かせをハンマーで叩いてゆるめてくれとお願いする。セバスチャンはそれには興味があると協力します。
看守の目を盗んでこの作業になります。足かせをハンマーで叩かれれば当然痛い。
そんな感じで痛かったけど足かせはゆるんだみたい。
戻って足かせのチェックになってます。ここは上手く切り抜けてるジェームズ。
夜中に足かせの具合をみてるジェームズ。試しに外そうしてます。
おじいさんに月曜にやると言ってるジェームズ。
7ドルをジェームズにやるおじいさん。街に着いたらバーニーを頼れと住所のメモを渡す。
溶暗になります。
作業の風景になります。まだ線路を外す作業です。
中座の許可をもらうジェームズ。茂みにはいり足かせを外そうとする。
片方の足かせがなかなか外れない。これは大変。
そろそろ看守が気がつくような感じ。作業に戻れと命じかける。
ジェームズは思い切り走って逃げてます。
いきなり撃つ看守。それから猟犬を出動させてます。
森を必死こいて逃げてるジェームズ。
さかんに汽笛の音が聞こえてます。汽車で脱出するのか?
民家があります。洗濯物もある。干してる服をゲットするジェームズ。
素早く着替えて囚人服はそのへんに放り投げてる。これで猟犬をごまかせるか?
水に入るジェームズ。池みたい。
ここは草の茎を使って水中に潜っても呼吸をするようです。『トムとジェリー』によく出てくるネタですがマジでやってる。
看守が接近してますが諦めて他を捜しに行った。とりあえずは助かった。
溶暗になります。
街にて。結構都会な感じ。
着替えた服で徒歩で移動のジェームズ。
服を買って普通のスーツに着替えています。帽子も買ってる。手持ちが7ドルなので古着屋だと思う。
床屋にて。
顔剃りをしてるジェームズ。そんなところにジョン警官が来てしまう。
床屋と世間話になるジョン警官。
刑務所で脱走騒ぎがあった。180cm。髪の毛は黒。瞳は茶色。ガタイはよく。30歳ぐらい。当然ジェームズにピタリと合います。
脱走者はジェームズ・アレン。駅やバス停は押さえてある。この街から出られん。
蒸しタオルをリクエストして顔を隠すジェームズ。
そんなこんなでようやく終わったジェームズ。何気なく出ようとすると呼び止められる。
ここはごまかして何とか脱出してます。
バーニーが泊ってるホテルにて。
ここに来たジェームズ。ホテルの受付にいたらバーニーからコンタクトしてきた。
ボンバーから聞いたと話すジェームズ。ボンバーはじいさんのことです。
バーニーの部屋に入るジェームズ。
何だかやたら調子がいいバーニー。大丈夫なのか?
朝1番で出るとジェームズ。酒はいらないと断る。
そのバーニーは出かけてます。で、売春婦を呼んでます。
売春婦のリンダとジェームズ。
一応リンダは口は堅いみたい。普通に脱獄の話しをしてる。大変だったでしょうと言ってくれる。
ジェームズはやる気はないと言ってます。じゃあお酒を飲むわとリンダ。
私は味方よとリンダ。溶暗になります。そうなるとどうなった?
駅前にて。
汽車の切符を買ったジェームズは屋台でハンバーガーを買う。
屋台の主人が所長様一行が来たと騒ぐ。そういえば駅は張られていた。
ジェームズは他の入り口から汽車に乗ろうすると警官隊は見つけたと追ってくる。これはビックリと思ったら別のホームレスでした。無事に汽車に乗るジェームズ。
移動中の汽車にて。
車掌から切符のチェックをされるジェームズ。
駅でチェックはなかったと突っ込まれるがごまします。
しかし車掌は別の車掌はジェームズを見て相談しています。これは大変。
とりあえず汽車から降りて徒歩で移動のジェームズ。
それからクルマはヒッチハイク?等で移動してるようです。
流れ流れてたどり着いたのがシカゴです。
シカゴの雇用窓口で登録するジェームズ。
名前はとなってとっさにアレン・ジェームズとしてます。入れ替えただけだ。
そんな偽名でいいのかとなるが明日の8時から現場だとなります。
tri-state engineering co. 雇用カードにて
アレン・ジェームズ。日当4ドル。
現場にて。
ジェームズは何か提案して上司に採用されて昇進してます。
tri-state engineering co. 雇用カードにて
アレン・ジェームズ。作業長。日当9ドル。
アパートにて。
月25ドルで交渉してるジェームズ。
大家はまだ若い女性です。アンタなら20ドルでいいとなり借りるようです。
tri-state engineering co. 雇用カードにて
アレン・ジェームズ。測量技師。日当12ドル。
アパートにて。
土木工学の本で勉強中のジェームズ。
そんなとこに大家の女性が来ます。もうすっかりガールフレンド気取り。
本なんて読んであたしが嫌いになったのねと絡んできます。
昨日デートしただろ。忙しいんだとジェームズ。
私に飽きたのねとまだ絡む。
そうなるとジェームズは愛してるなんて言ってないと火に油を注ぐ。
激怒して後悔するわよと啖呵を切って部屋から出ていく大家の女性。大丈夫なのか。
tri-state engineering co. 雇用カードにて
アレン・ジェームズ。責任者補佐。日当14ドル。
アパートにて。
荷造りをしてるジェームズ。そんなとこに大家が来ます。
会話から大家の名前がマリーとわかります。
君には感謝してるが愛はないと言い渡すジェームズ。
以前いた刑務所の話しを始めるマリー。これには驚愕するジェームズ。
で、兄からの手紙を見せてます。人の手紙を勝手に読んでるのか。映画に出てくる大家は普通に読んでるような気もするけど。
手紙です。
忘れるな。警察はまだお前を追っている。
もう1度捕まればあのひどい刑務所に更に8年いることになる。
考えただけで恐ろしい。
また手紙を書くよ。クリント→名前がロバートではない。
アンタが私の夫ならこのことを言わないわと言い出すマリー。
それでどうする。
結婚証明書のショットが入る。速攻で結婚したようです。
アレン・ジェームズ
マリー・ウッズ
ジェームズのオフィスにて。
アレン・ジェームズは現場総責任者になってます。
社長からクラブ・シャトーでパーティだ。夫人と来たまえと言われる。
秘書から奥様から電話ですとなります。
水曜までいとこと出かける。カネが足りないとのこと。
またかとうんざりしてるジェームズ。
溶暗になります。
表札です。ジェームズ夫妻宅にて。高級アパートです。
帰宅するジェームズ。マリーは不在です。宴会のあとで散らかしっぱなし。
電話です。マリーはいるかと酔っ払いからです。メガネのオッサンのサミー。
デートをすっぽかされたと主張する。旦那には内緒にしてくれと言ってるけど電話に出てるのは旦那のジェームズなんです。
溶暗になります。
クラブ・シャトーにて。
マリーが遊ぶなら俺も遊ぶといった感じのジェームズ。
ダンスにあぶれた御婦人と知り合います。そんな感じで2人で出かけます。
ドライブのジェームズと御婦人。
いい感じになって溶暗になります。そうなるとああなる。
カレンダーがめくれるモンタージュが入り月日が流れる。
これはサイレント映画の手法でトーキーになっても使われています。
5月6月・・・3月になった。
ジェームズの自宅アパートにて。
口論になるジェームズとマリー。離婚話しになります。
ハッタリだろうとジェームズ。マジで警察に電話するマリーをとめてるジェームズ。
そんなこんなで警察に行くとアパートから飛び出るマリー。
溶暗になります。
会社にて。
商工会議所の夕食会でのスピーチを頼まれているジェームズ。
そんなところに秘書から警察が来たと知らせです。
もう警察が入ってきました。とにかく逮捕すると結構アバウトです。
溶暗になります。
新聞の見出しです。
シカゴ市アレンの収監に抵抗。
成功者となった市民が収監の危機。
当局協力拒否のシカゴに激怒。
アレンはイリノイ州の正義に守られる。
留置されているジェームズはマスコミの取材を受けています。
新聞の見出しです。
文明社会の所業か?
尊敬されるべき市民となった男が
時代遅れの拷問へ戻る瀬戸際である。
そんな感じでマスコミのキャンペーンになってます。
新聞の見出しです。
州の権限とは?
罪人の引き渡しが拒否されるのではあれば
州の権限には一体何の意味があるのだろうか。
査問会にて。
州検察官は一応ジェームズの引き渡しには応じられないとなってます。
刑務所の州は自分から戻って90日勤めれば釈放されると条件を出す。
君には収容所の事務職が用意されてると何だか好条件。
とりあえず相談すると席を外すジェームズ。
ジェームズと現在付き合ってる御婦人。まだ名前で出ていない。
そんなわけで90日勤めれば釈放されると話すジェームズ。
御婦人もOKを出してます。そうなるとどうなる。
査問会にて。
刑務所代表が来てジェームズの言ってることはデタラメだと否定する。
そんなこんなで刑務所に戻ることにするジェームズ。
溶暗になります。
シカゴから汽車で移動です。
ここも地図をカメラの動きで辿るサイレント映画の手法になってます。
当地の弁護士事務所にて。
F・E・ラムゼイ弁護士と打ち合わせのジェームズ。
私がこの件の弁護士ですと普通に始まる。
州への経費弁償で350ドル。私の報酬が2500ドル。
前金で1000ドルの小切手を切るジェームズ。
90日で大丈夫なんだろうと恩赦の確認をしてます。
恩赦はもらえるはずだろうと何だか怪しいラムゼイ弁護士。
事務仕事のはずですが60日は通常の強制労働になるとか。段々と話しが怪しくなる。
タトル郡刑務所にて。収容所の正式名です。
俺は事務職だと主張するジェームズですがもう話しが怪しくなってる。
看守に逆恨みされているので強制労働になる。
ジェームズが監房に行くと知り合いがまだいます。
じいさんのボンバーはまでいます。黒人のセバスチャンもいる。
そういえばジェームズが脱走してどのくらい経ってる?
90日で恩赦の話しをするジェームズ。全員から恩赦なんて誰も知らないと言われる。
ボンバーじいさんも恩赦なんてあり得ないと言われます。
全員から笑われて溶暗になります。
いつもの強制労働にて。
まだいるセバスチャンは歌いながら作業してます。全員も歌って作業です。
溶暗になります。
査問会にて。
ジェームズ・アレンの件です。
ラムゼイ弁護士は普通に弁護してます。
ジェームズの兄ロバート牧師が恩赦嘆願の訴えを述べます。
強制労働のシーンが入ります。
査問会にて。
足かせのことをチェーンガンシステムと言ってます。
刑務所側代表はこのシステムで囚人が更生していると主張する。ジェームズがいい例だと勝手な主張もしてる。
そもそもジェームズは無実だし最初から真面目です。
溶暗になります。
タトル郡刑務所にて。
ジェームズの兄が面会に来て悪い知らせを持ってきます。恩赦は却下された。
これにはショックのジェームズ。奴らの方が俺より罪深いと言う。
それでも1年間模範囚として過ごせば義務を果たしてことになると兄。あと9ヶ月だ。
そんな感じでジェームズを説得する兄。
溶暗になります。
カレンダーのめくれるモンタージュが入ります。
7月8月・・・3月なります。9ヶ月経った。
査問会にて。
ラムゼイ弁護士がジェームズの恩赦をと訴える。
溶暗になります。
タトル郡刑務所にて。
審問の最終報告は保釈決定は無期限延期。
溶暗になります。
いつもの強制労働です。
ダンプカーの運転手に何か壊れてるぞと言い出すジェームズ。
そんな感じでダンプカーをハイジャックして脱走となります。
ボンバーじいさんも同行してる。ボンバーじいさんはダイナマイトを持参してる。
逃げるダンプカー追う刑務所のクルマとのカーチェイスになります。
ここはワーナーお得意のコマ落としで無理やり早く見せています。
トンネルを通過したら何が起こると思ったがそのままカーチェイスが続きます。
運転席から出て後方を見てたボンバーじいさんが撃たれる。
こうなったらボンバーじいさんはダイナマイトに導火線をセットして点火する。
ダイナマイトが爆発して崖を崩し追ってるクルマを足止めしました。
初めて上手く行ったとボンバーじいさん。だから刑務所にいたのか。
橋を過ぎたとこでボンバーじいさんは力尽きてダンプカーから落ちる。
ダンプカーを止めたジェームズですがもうダメそう。
ダンプカーの荷台昇降の歯車で足かせの鎖を切るジェームズ。
まだ追っ手のクルマが迫ってきます。
ダイナマイトの導火線に点火して橋に投げるジェームズ。
大爆発して橋が破壊される。これで追っ手を足止めしました。
溶暗になります。
新聞の見出しです。
2度目の脱走。
警察の捜査網はより厳しく。
アレンは再び自由に。
恩赦は取り下げられ必死の逃走。
橋を吹き飛ばす。
当局はアレンの再逮捕を決意。
ジェームズ・アレンは今どこに?
アレン2度目の脱獄から1年。
それ以降彼の消息はいっさい不明となっている。
御婦人の屋敷にて。
クルマで帰宅する御婦人。
誰かから名前で呼ばれています。ここで初めて名前がヘレンとわかる。
脱獄から1年。永遠に続くんだとジェームズ。お別れに来た。
クルマのドアの閉まる音がします。逃げるジェームズ。
どうやって生きるの?と聞くヘレン。
黒味になったとこで盗むのさとジェームズ。
エンドとなります。
Warner Bros. Pictures inc.
and The Vitaphone Corporation
最後の『盗むのさ』のセリフはプロデューサーのダリル・F・ザナックが後で付けたセリフだそうです。そのために黒味でセリフのみになってるわけです。
そんなわけで刑務所映画の見本みたいなよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。励みになるのでクリックをお願いします。
にほんブログ村
« 『真昼の暴動』(1947年) | トップページ | Hollywood Expressの代わりに自分の映画索引を見て◆2020.09.14(月) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1930年代」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『早すぎた埋葬』(1935年)(2021.11.07)
- 『帽子から飛び出した死』(1939年)(2021.11.06)
- 『血に笑ふ男』(1937年)(2021.10.31)
- 『猫とカナリヤ』(1939年)(2021.10.03)
« 『真昼の暴動』(1947年) | トップページ | Hollywood Expressの代わりに自分の映画索引を見て◆2020.09.14(月) »
コメント