『ゾンビの反乱』(1936年)
このメロドラマ・ゾンビ映画の感想はネタバレ全開になっています。
ヴィクター・ハルペリン監督、ディーン・ジャガー、ロバート・ノーランド、ドロシー・ストーン主演のメロドラマなゾンビ映画のようです。
1936年 Halperin Production/favorite films cop./Academy Pictures Distributing Corporation アメリカ作品
ランニング・タイム◆62分
原題◆Revolt of the Zombies
プロット◆
音楽◆Music Department
Abe Meyer ... musical director
William Axt ... composer: stock music (uncredited)
Charles Dunworth ... composer: stock music (uncredited)
Erno Rapee ... composer: stock music (uncredited)
Hugo Riesenfeld ... composer: stock music (uncredited)
キャスト
ディーン・ジャガー→通訳のアルマン・ルーク大尉
ロバート・ノーランド→同僚のクリフ・グレイソン
ドロシー・ストーン→デュバル将軍の娘クレア
ジョージ・クリーヴランド→デュバル将軍
カール・ストックデイル→マック博士
ロイ・ダルシー→謎のオッサン マゾビア将軍
ウィリアム・クローウェル→秘術のツィアン僧侶
テル・シマダ→ルーク大尉の召使いブナ
ベラ・ルゴシ→合成で登場する睨む目
ヴィクター・ハルペリン監督の演出はよいと思います。
全体的にメロドラマなゾンビ映画になってます。
ディーン・ジャガーは名前はカッコいいがルックスは平凡そのもの。
そんなわけで普通過ぎて印象が薄い。
それでもサポート専門で若い頃から晩年まで膨大な数の出演作があります。
『バニシング・ポイント』(1971年)にも出ててます。
コスミック出版発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。カクカクはそんなに目立たず。
スクイーズ収録のフル表示
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch
cosmic pictures
一部に画像の乱れノイズがありますと一応著作権のアラートもあります。著作権があるとは出ていない。
メニュー画面
『ゾンビの反乱』
Revolt of the Zombies
音楽は無し。
タイトル
Revolt of the Zombies
a Halperin Production
released by Academy Pictures Distributing Corporation
スタッフの紹介
まずは監督と製作から出ています。
cast of characters
Dorothy Stone Claire Duval
Dean Jagger Armand Louque
Roy D'Arcy Gen. Mazovia
Robert Noland Clifford Grayson
George Cleveland Gen. Duval
E. Alyn Warren Dr. Trevissant (as E. Alyn 'Fred' Warren)
Carl Stockdale Ignacio / Max MacDonald
William Crowell Priest Tsiang
Teru Shimada Buna
Adolph Milar Gen. von Schelling (as Adolph Millard)
Sana Rayya Dancer
前説字幕
世界大戦時の戦争国の秘密文書には数々の奇妙な記録されている。
とりわけ奇妙なのはカンボジアでの出来事だ。
それはアンコールからフランスとカンボジアの連隊が
対オーストリアの戦線の前線に着いた際に起きた。
本編です。
ルーク大尉が上司デュバル将軍から説教されています。
君の通訳は素晴らしいと皮肉から始まる。
オーストリアが古参の部隊を送り・・・
会話からアルマン・ルーク大尉がフルネームとわかる。
別室にて。
説教されたルーク大尉が同虜のクリフォード・グレイソンと話し込む。
近くには直立不動のアジア人僧侶がいます。名前はツィアン。
もっと自信を持てとアドバイスされるルーク大尉。
それからゾンビやテレパシーの話しになってます。
ツィアンはゾンビの秘密を知る男だそうです。
戦場にて。
ソンビ部隊が攻めて来て自軍は退却してます。
撃たれても平気なゾンビ兵隊。これはビックリ。
この自軍はフランスとカンボジアのようです。見ててわかりにくい。
会議にて。
人体実験に反対ですとか。色々な意見が出ています。よくわからん。
また会議です。
ツィアン僧侶が秘密を明かさないとこき下ろすオッサン。
そんなわけでツィアン僧侶は営舎で一生監禁の刑になります。
怪しそうなオッサンがいます。それでどうなる。
営舎にて。
一生監禁のツィアンは仏像を拝む。
仏像の後からナイフで出てきます。これは大変。
1回目失敗しが次でツィアンを仕留める怪しいオッサン。
秘術が記された布片をゲットしてご満悦。
会議にて。
ツィアン僧侶が殺された話題になってます。誰かが秘術を盗んだ。
その怪しいオッサンが会議にいたりします。
次はゾンビの作り方の話題になってます。それを探せとなります。
そんなわけで合同調査団をアンコールに送ることが決定されます。
ゾンビの秘術の記録を見つけて葬り去る。これが任務です。
ニュースです。
アンコール遺跡の国際調査団が云々・・・
アンコールにて。
関係者数人がいるところに有力者デュバルの娘クレアが来ます。
ルーク大尉、デュバル将軍、マック博士。
デートのルーク大尉とクレア。
同僚のグレイソンの話題になります。クレアが目をつけてます。
ルーク大尉はお呼びでないみたい。これはひどいな。
キャンプにて。
ルーク大尉とグレイソン。
クレアは君に惚れてるよとグレイソンに言うルーク大尉。
もっと自信を持てよとルーク大尉にアドバイスするグレイソン。
キャンプに現地のダンサーを呼び余興となります。
いつの間にかグレイソンとクレアが婚約したようです。それでどうなる。
発掘作業にて。
作業台の板を吊るしたロープが切れて3人が転落する。
マック博士が重傷を負ったようです。介抱するルーク大尉。
ちゃんとロープの点検をしたと主張するマック博士。
それはいいけどグレイソンはクレアとくっついてます。まあそうなる。
国際調査団プノンペン本部にて。字幕です。
ダンスパーティになってます。ダンスのグレイソンとクレア。
対照的に研究室で1人で仕事のルーク大尉。
庭を散歩のグレイソンとクレア。キスになってます。
これを遠くで見てるルーク大尉はどうする。ヤケになって笑ってます。大丈夫なのか。
研究室で研究ノートを読んでるルーク大尉。
私チェンズーはアンコールのシュメール大国に駐在し奇妙な儀式を目撃した。
何か重要なことに気がついたルーク大尉。石版の写真を見る。
石版からゾンビの儀式だと気がついたらしい。
召使いのブナを呼びアンコールに行くと伝えるルーク大尉。
これに反対するブナ。行ったら危険です。
しかしルーク大尉は1人で行ってしまった。
アンコールにて。
マジで1人で来てるルーク大尉。あの怪しいオッサンが隠れていたりします。
内部に入ったとこでいきなりナイフの男に襲われるルーク大尉。しかしアッサリと返り討ちにして片づけてます。
次は床の穴に落ちて下の階に落ちるルーク大尉。ケガはなかった。
誰か来ます。どうやらゾンビの儀式が始まるようです。タイミングがいい。
例の石版を持った僧侶を尾行するルーク大尉。
沼にて。
石版を持った僧侶は沼に入る。ルーク大尉も入って尾行を続ける。
この尾行のシーンが延々と続く。
このへんはスクリーンプロセスを使ってます。モノクロで画質もそれなりなので不自然には見えない。
昔はスクリーンプロセスで何でも出来るとしてたが、どうにも不自然に見えていた。
そんなわけでデジタル合成になって初めて何でも出来るようになったわけです。
沼から出て祠にたどり着く僧侶。
石版を奉って祠から出て引き上げる僧侶。入れ替わりにルーク大尉が入る。
仏像に石版が奉ってあります。ルーク大尉はどうする。
偶然に仏像の鳴り物に触って鳴らしてしまいます。そうなるとどうなる。
秘密の仕掛けが作動して壁が反転して秘術の呪文が見えます。
呪文を手帳に書き込むルーク大尉。通訳なので文字は解読出来る。
溶暗になります。
国際調査団プノンペン本部にて。
オッサン2人でルーク大尉は2日間の無断外出をやらかしていた話題になってます。
そんなとこにルーク大尉が戻ってきます。アンコールで大発見したと主張する。
アンコールに行くのは禁止されてると逆に説教されるルーク大尉。
そんなわけでこの仕事から解任されるルーク大尉。
サイゴンから船でフランスに帰れと言われる。寂しげに帰るルーク大尉。
溶暗になります。
ルーク大尉の自宅にて。
研究中のルーク大尉。召使いのブナはまだいます。
ブナを実験台にするルーク大尉。成功するには感情を捨てると格言を唱える。
薬をアルコールランプで熱した煙を吸わせます。そうなるブナは何でも言う通りの奴隷になります。見た目はあまり変わっていない。
石版の写真を見せるとオーバーラップで両眼で睨むシーンが入ります。
止まれと命令すればそのまま止まってるブナ。ルーク大尉のことを導師と呼ぶブナ。
ルーク大尉とマック博士。
自信を持ってきたなとルークを評するマック博士。あまりやり過ぎると警告する。
グレイソンとクレアが2週間後に結婚の話題になります。
そうなるとルーク大尉は小細工を始める。オーバーラップで両眼で睨むシーンが入る。
デュバル将軍のオフィスにて。
ルーク大尉に操られるデュバル将軍。グレイソンを呼びます。
イシュタラに調査に行ってもらうとグレイソンに無理を押し付けてます。
さすがに結婚するんですがと抗議するグレイソン。6週間はかかる。
結局イシュタラに行かされるグレイソン。
ルーク大尉とマック博士。
小細工が上手く行ってご満悦のルーク大尉。
ルーク大尉の自宅にて。
帰宅するルーク大尉。誰かがいます。あの怪しいオッサンです。名前がわからん。
ファウスト博士の話しをする怪しいオッサン。
あんたこそ悪魔だろうと突っ込むルーク大尉。私の知識は渡せないと反論する。
ツィアンは協力しないから死んだと脅迫するオッサン。
フランソワとアンリの謎の失踪の話しをするオッサン。
地元民の協力を拒否。調査団の撤退。何だかわからん。
要するに調査活動をオッサンが妨害してるらしい。
例の布片を見せるがこれではなかった。そんなわけで秘密を教えろと迫る。
睨み方を教えるふりをしてブナを呼ぶルーク大尉。
ブナはナイフでオッサンを片づけてます。それでどうなる。
ルーク大尉の小細工は続く。睨むシーンのモンタージュになります。
そんな感じでまわり中の人達を思い通りに動かしてやりたい放題です。
イシュタラにて。
グレイソンが寝てます。隣りに召使いも寝てる。
虫の知らせで帰ることにするグレイソン。召使いを蹴飛ばして起こす。これはひどいな。
戻ったグレイソンとクレア。ここはプノンペンみたい。
アルマン・ルーク大尉がアンコールにいた時。高僧の秘密を発見した。
そんなところに兵隊を連れたルーク大尉が来ます。
ところでルーク大尉とグレイソンの似てるので見分けがつかない。
やんわりと口論になるルーク大尉とグレイソン。
君を除外すると通告するルーク大尉。
ルーク大尉とクレア。
グレイソンを英国に返すから結婚しろと迫るルーク大尉。
グレイソンとクレア。
別れ話になってます。これを見てるルーク大尉。
で、何だか別れ話にはなっていないような。それではここから去ってるクレア。
グレイソンを睨むルーク大尉。彼女は君を忘れるだろう。それでどうなる。
クレアに結婚指輪をプレゼントするルーク大尉。
ルーク大尉とマック博士。
マック博士ですが車イス生活にになってます。転落した大けがが原因のようです。
君と手下が彼女にひどいことをしたと非難するマック博士。
君は自滅するだろうと警告もしてます。
ルーク大尉とクレア。
クレアはまだグレイソンのことを忘れない。
約束を守って結婚するわと身も蓋もないことを言い出すクレア。
ルーク大尉はこの力を手放すとマジで実行する。そうなると大変だ。
兵隊を言いなりから解放する。召使いも解放する。
博士や関係者達も解放する。
正気に戻った召使いブナははあの男は生かしておけない兵隊を煽って盛り上がる。
そんなわけで大勢でルーク大尉の自宅屋敷に突撃する。
まずは実験室を破壊してます。火事になってまず。
ルーク大尉の自宅屋敷が突撃する暴徒に襲撃されます。
屋敷の庭を突撃するシーンが何故か『スカーフェイス』(1983年)にソックリなのでビックリした。映画は何が引用されるのかわからんのが面白い。
まだクレアに愛してると言ってるルーク大尉。
愛する女性のために力を手放した・・・
もう暴徒が迫ってます。それでどうなる?→アッサリと撃たれて退場のルーク大尉。
関係者達が集まってます。
ルーク大尉が死んだ。
神に滅ぼされるのは乱心した者なりと格言を述べるマック博士。
エンドとなります。
a favorite films cop.release
そんなわけでメロドラマ・ゾンビ映画のよい作品でした。
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