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2019.07.07

『妖怪巨大女』(1958年)

このB級SF映画感想はネタバレ全開になっています。
ネイザン・ハーツ監督、アリソン・ヘイズ、ウィリアム・ハドソン、イヴェット・ヴィッカーズ主演の巨大化B級SFのようです。


1958年 Woolner Brothers Pictures Inc./Allied Artists Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆66分
原題◆Attack of the 50 Foot Woman
プロット◆浮気して色々とあり過ぎる話しのようです。
音楽◆ロナルド・スタイン

キャスト
アリソン・ヘイズ→不機嫌な夫人 ナンシー・アーチャー
ウィリアム・ハドソン→不実な旦那 ハリー・アーチャー
イヴェット・ヴィッカーズ→ハリーの愛人 ハニー

ケン・テレル→執事のジェス
ジョージ・ダグラス→保安官
フランク・チェイス→保安官補のチャーリー

ロイ・ゴードン→主治医のカッシング先生
オットー・ウォルディス→途中から登場のローブ博士

ネイザン・ハーツ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通の1950年代B級SFになってます。
この作品はモノクロです。カラーだど思っていました。
画調がもう1960年代風になってます。安い感じ。
邦題『妖怪巨大女』ですが大蔵映画が付けたの?そんな感じ。

ワーナー・ブラザース ホームエンターテインメント発売のDVDにて。
画質は普通によいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無しのフルスクリーン。
音声は Dolbydigital 2/0ch

著作権のアラートが2面
メニュー画面

タイトル
Allied Artists Pictures corporation presents
A Woolner production

Attack of the 50 Foot Woman

starring
Allison Hayes Nancy Fowler Archer
William Hudson Harry Archer

featuring
Yvette Vickers Honey Parker

with
Roy Gordon Dr. Isaac Cushing
George Douglas Sheriff Dubbitt
Ken Terrell Jess Stout
Otto Waldis Dr. Heinrich Von Loeb
Eileen Stevens Nurse (as Eileene Stevens)
Michael Ross Tony the Bartender / Space Giant (as Mike Ross)
Frank Chase Deputy Charlie
スタッフの紹介

TVニュースです。
ベーリング海が火の玉が目撃。そんな感じで世界中で目撃されてる。
最初のベーリング海から、カイロ、ニュージーランドのオークランド、それから次はカリフォルニアになるそうです。

カリフォルニア ルート66の標識です。
さっそく球体UFOが登場。
クルマが接近してます。主人公のナンシー・アーチャー夫人が登場。
クルマがスリップして止まる。ナンシーは悲鳴をあげる。
悲鳴をあげてもしょうがないのでエンジンをかける。かかりません。
そんなわけで走って逃げてます。巨人の手が接近してる。

バーにて。
夫のハリーは愛人のハニーと浮気中。
会話からハリーはナンシーの財産5000万ドルを狙ってるようです。
ナンシーは精神科病棟に入院していて戻ったばかりだ。ここで精神科病棟ではく高級療養所でと訂正してるハリー。

ナンシーは町まで来て助けを求める。
保安官に保安官助手のチャーリーが登場。
やじ馬が集まってきたので保安官が追っ払う。
保安官はブラックコーヒーを飲んでと言ったので酔っていないと激怒するナンシー。色々と面倒です。
球体UFOに10メートルの巨人を見たと主張するナンシー。

バーにて。
チャーリーがハリーを呼びに来てますがチップをやって帰ったことにしてるハリー。

外にて。
保安官にハリーは帰ったと報告するチャーリー。
一応現場を調べに行くことにする保安官とチャーリー。

ルート66を移動中のパトカー。
保安官、チャーリー、それにナンシー。

ナンシーのクルマが乗り捨てられた場所に来てます。
もちろん異常なしです。
保安官は私らの給料はナンシーが多額に払ってる税金だとチャーリーに言ってます。
そんなわけでナンシーの気がすむように調べてます。異常なしです。

ナンシーのネックレスのダイヤを見て盗難の危険がありますよと警告する保安官。
しかしナンシーは私の話しを信じていないのねと曲解する。
そんなわけでナンシーは怒ってクルマで帰ってます。エンジンはかかり、急発進で保安官とチャーリーにぶつかりそうになってる。
気の毒な人だと評する保安官。

ナンシーの自宅にて。お屋敷です。
帰宅するナンシー。執事のジェスがいます。
さっそく飲んでるナンシー。ハリーもいたりします。
執事を追っ払うハリー。この2人は不仲です。

それから夫婦げんかになってます。ハリーはご機嫌取りに精を出す。
ナンシーはハリーをジゴロの財産目当てのくせにと罵倒する。
それでもナンシーはハリーに未練があるようです。色々と大変だ。

UFOと巨人の話しをするナンシー。
そうなるとハリーはどうする。とりあえず調子を合わせてます。
ナンシーを抱っこして階段を上り寝室に運ぶ。これがハリウッド映画スタイルです。1万有名なのは『風邪と共に去りぬ』(1939年)でのクラーク・ゲーブルとビビアン・リーです。

寝室にて。
ナンシーとハリー。
ストッキングを脱がせてドレスも脱がして薬を飲ませナンシーを寝かせるハリー。
もしかしてこの作品で1番いいシーンなのかもしれない。

別居した方がいいと言い出すハリー。
さりげなくダイヤのネックレスをゲットしてる。

バーにて。
チャーリーはハニー相手にダンスしてます。
そんなところにハリーが来ます。チャーリーはいなくなる。

ハリーとハニー。
もうを待っていられないと言い出すハニー。
ナンシーの病気が再発したとハリー。そうなるのか。
クッシング先生を使って入院させる。
ダイヤですがインドの星と名前が付いてます。これをハニーに進呈するハリー。と思ったら結局は見せただけでした。
溶暗になります。

ナンシーの自宅にて。
クッシング先生が来てます。ハリーに話す。
薬を飲んでよく休んでくださいと無難な診断になってます。
彼女は君といる時が1番だと言ったりしてます。一緒にいれば再発しない。
そんなわけでナンシーの病院送りは無理みたい。
クッシング先生は帰ります。ハリーはどうする。

ナンシーはハリーに嫌味を言う。
ダイヤをナンシーに返してるハリー。執事に尾行させているんだろうと言い返す。

KRKR TVのニュースを見ているナンシー。
UFOのニュースからインドの星を所有するナンシー・アーチャー夫人も目撃者の仲間になりましたと妙に詳しく報じる。
それからしつこくナンシーのニュースをやってる。ホトンドナンシーの妄想レベル。
TVに酒ビンを投げるナンシー。派手に壊れるTV。しかしここはTVの裏側だけの小道具のようです。この作品に高価な本物のTVを壊す予算はありません。

ナンシーはハリーに現場まで調べに行くから来てと強要する。
しょうがないので付き合うハリー。ナンシーは何もなければ入院すると言い出す。
これはハリーの口車に乗せられた感じ。

クルマで移動中のナンシーとハリー。
会話にあった通りに裏道を通ってます。

現場付近にて。
クルマで移動しながら調べていますが当然何もない。
気がすんだかと聞くハリー。まだ調べる気満々のナンシー。

もう日が暮れています。まだクルマで移動しながら調べてます。
ナンシーがいたと言い出すがいない。

見つからないと泣いてるナンシー。
これでナンシーは病院送りだとクルマをスタートさせるハリー。

そうしたらマジで何かが見えてきます。球体UFOです。これはビックリ。
喜んでいるナンシー。困惑してるハリー。
球体に接近してるナンシー。直接触って本物なのよと喜んでる。
ここはさすがとめてるハリー。

そんなところに巨人が出てきます。普通のオッサンです。
リボルバーを撃ちまくるハリー。巨人に捕まるナンシー。
ハリーはクルマでズラかってます。これはひどいな。

ナンシーの自宅にて。
クルマで帰宅してるハリー。すぐにトランクを出して荷物をまとめてる。
そんなところに執事が来てナンシー様をどうしたと問い詰める。

執事をノックアウトしてズラかろうとするハリーですが格闘アクションになります。
何だか執事の方が押してます。それでどうなる。
酒ビンで執事を殴打したハリーはマジでズラかってます。
執事は電話してます。保安官に通報してる。

ホテルにて。
寝ているハニー。そこにハリーがやってきます。
ハニーを連れてこの町を出るつもりハリー。
そんなところにチャーリーが来ます。お急ぎですかと言われる。ここはハリーがチップをやってもダメです。

保安官事務所にて。
チャーリー、ハリーとハニー。保安官は不在です。
ポーカーをやって一段落したとこで電話してるチャーリー。
たびたび名前だけが出るメアリーは電話交換手のようです。

電話でナンシーは自宅のプールハウスの屋根が発見されたとわかります。
あとでわかりますがまだ巨大化はしていない。
チャーリーはハリーとハニーを連れてパトカーで向かう。

ナンシーの自宅にて。
保安官、クッシング先生、それに執事。
ナンシーはプールハウスの屋根にいた。そんな話しになってます。

そんなとこにチャーリーにハリーとハニーが来ます。
ハリーは一応心配したふりをしてます。ナンシーが1人で行ったといいだす。証人はハニーです。
しかし執事の証言の方が優先されてるようです。

ナンシーを見に行こうとするハリーですがクッシング先生はとめてます。
保安官はハリーにナンシーに何をしましたか?ダイヤは?と聞く。
とりあえずハリーとハニーに町を出ないようにと要請する保安官。
会話でクッシング先生と執事は昔からの知り合いのようです。

ハリーとハニーがクルマが移動中。
クルマを止めて打ち合わせになります。
ハニーは看護師が用意した薬の過剰投与でナンシーを殺せるとハリーを煽る。
クルマから降りたハリー。ハニーはクルマでホテルに戻るようです。

看護師が寝てるとこに侵入したハリー。
例の薬をたっぷりと注射器に吸い上げてます。

階段を登ってナンシーの寝室に入るハリー。
そんなとこに看護師が来て悲鳴をあげる。それはナンシーが巨大してるからです。
ここの巨大化したナンシーは手だけの張りぼてで処理してます。低予算なのでそうなる。
そうなるとまだナンシーは巨大化しなかったわけです。
クッシング先生を呼ぶ看護師。ハリーもビックリ。
溶暗になります。

アクメ医療機関のクルマが来てます。
大量の薬だけではなくフックや鎖も運び込まれています。

新しい博士が登場します。ローブ博士。クッシング先生と話し込む。
巨人症、放射線の影響、手術で何とかなるのでは?、そんな感じ。
手術には夫の同意が必要。これに反応してる隠れて立ち聞きのハリー。

ホテルにて。
ハリーとハニー。
別の医者がナンシーを治せるとハリー。そうさせないためよ自宅にいないようにする。
彼女が破裂するまで隠れていてと加勢するハニー。

ナンシーの自宅にて。
クッシング先生とローブ博士は鎖でナンシーの腕を拘束してます。

プールにて。
保安官とチャーリーはこのへんを調べてます。
庭に巨大な足跡を付いてるのを発見します。そうなると。
チャーリーにジェス執事を呼びに行かせる。

ちょうど執事が飲物を持ってきたとこでした。
この足跡はナンシーのではない。巨人は他にもいるとなります。
暗くなったら追跡しようと保安官。
とりあえずチャーリーに保安官事務所までショットガンや手榴弾等を取りに行かせる。

丘陵地帯にて。
ステーションワゴンで足跡をたどる保安官と執事。
クルマがスタックしたり悪戦苦闘してます。

球体UFOがありました。これはビックリの保安官と執事。
ショットガンと手榴弾の保安官。執事には保安官のリボルバーを貸してる。

接近する保安官と執事。
ここで執事がハリーに貸したリボルバーが見つかります。
リボルバーは全弾ハリーが発射して捨てていたようです。

球体UFOに接近する保安官と執事。
出入り口が開いたままので中に入ってます。
中には幾つもののダイヤモンドが球体に保存されてます。
巨人はダイヤモンドを狙っていたのか?

続いて他も調べてる保安官と執事。
執事は保安官を呼んでダイヤモンドのことを教える。
ナンシーのダイヤモンド インドの星もある。
そんな感じでこのUFOの動力源はダイヤモンドだと推測してます。
何だか巨人が姿を表したようですが姿は見えず2人が驚愕してるだけ。低予算なのでそうなる。いくら低予算でも編集で巨人と2人の切り返しのカット割りをやればいいのにと思うがやっていません。低予算で手を抜いたらどうしようもない。
そんなわけで逃げる保安官と執事。

保安官は執事は無事に外に出れました。
クルマで逃げようとするがスタックして動かない。
そんなところにを巨人が迫る。リボルバーからショットガンを撃つ保安官。
クルマを捨てて逃げる保安官と執事。手榴弾も使ってます。
巨人はクルマを掴み放り投げてる。危ないので逃げてる保安官と執事。
やるだけやって巨人は引き上げてます。保安官と執事は無事です。
球体UFOも逃げてしまった。

壊れたパトカーの無線を使おうとしたらやはり無線も壊れてます。
しょうがないので徒歩で移動になる保安官と執事。
溶暗になります。

ナンシーの自宅にて。
博士2人で相談してます。
ナンシーは子供の頃は活発だった。結婚した変わったと説明するクッシング先生。
これまで言動から子供からあまり変わっていないような感じもする。

いきなりハリーと呼ぶ声が聞こえます。
ナンシーがハリーを呼んでいる。しかしハリーはここにはいない。
看護師が大変ですと知らせに来てますが状況はだいたいわかってる。
博士2人がナンシーをなだめようとしてますが効果はない。

看護師が保安官事務所に電話してハリーの行方を聞く。
電話で聞いたチャーリーはバーに行きます。
ここでもメアリーと名前が出ていますが電話交換手の名前です。

バーにて。
ここにハリーを呼びに来たチャーリー。
しかし隠れてナンシーに手術をさせない戦法をとってるハリーに行く気はない。
もう状況は変わってるんですがそんなことハリーにはわかりません。

ナンシーの自宅にて。
博士2人がまた相談中。もう当局に通報するしかないとなります。
肝心のナンシーは鎮静剤で眠ってるらしい。
州警察に電話するクッシング先生は電話する。またメアリーです。このへんでようやく電話交換手だとわかった。
看護師の悲鳴です。ナンシーが目覚めましたと報告する。そんなことを言われなくても家全体が揺れてるのでわかる。

家が崩れています。そんな感じナンシーが巨大化して暴れるの56分ぐらいからです。
ランニングタイムが66分なのでラスト10分が見せ場になるわけです。
遅過ぎというわけではなく当時はこれが標準の展開進行でした。低予算だし。

巨大ナンシーはハリーのいる町に向かいます。

徒歩で移動中の保安官と執事は偶然にチャーリーのパトカーに遭遇する。
そんなわけで合流してます。2人が乗り込んでパトカーで移動となります。

ナンシーの自宅にて。
崩れ落ちたガレージからクルマを出そうとしてる博士2人と看護師。
そんなとこにパトカーがやって来ます。
アーチャー夫人が暴走したと知らせる博士2人。町に警告を・・・
パトカーに6人乗って事情説明しながら移動になります。

丘陵地帯にて。
アル中のじいさんがロバを連れて移動中。
昔は砂金がとれたのに今はウランなのかと愚痴が出ています。
そんなとこに目の前を巨大ナンシーが通り過ぎる。
これはビックリのじいさんはロバを連れて逃げてる。

送電線に迫る巨大ナンシー。送電線を揺らします。

バーにて。
そうなるとバーの照明が消えたりしてます。
バーテンダーのトニーに文句を言ってるハリー。

パトカーは移動中です。
巨大ナンシーは森を抜けて町に向かってます。

バーにて。トニーズ・バーアンドグリルが店名です。
カップルがクルマで帰ろうとしてます。それは酔っ払い運転なのでは。まあいいけど。
巨大ナンシーが到着したところです。キスしてるとこを巨大ナンシーに見られ驚愕してクルマを捨ててて逃げるカップル。

パトカーは逃げたカップルと遭遇してます。
巨大ナンシーのことを聞く。それでどうする。

町は大騒ぎになってます。
巨大ナンシーはまずホテルを手探りで調べる。誰もいない。
パトカーも到着してます。どうしようもないので見ているだけです。
保安官ですがハリーを探します。

次はバーに行く巨大ナンシー。屋根を剥がしにかかる。
チャーリーが来てハリーに状況を説明する。
ハリーは外に出たら殺されると外には出ない。

いきなり巨大ナンシーの手が入ってきます。リボルバーで撃つハリー。
これに激怒した巨大ナンシーは屋根を完全に剥がします。

ハニーはテーブル下に隠れてます。地震とは違うけどまあそうする。
巨大ナンシーはテーブルに建物の残骸を投げつけて潰す。これでハニーは退場となります。

ついにハリーを捕まえる巨大ナンシー。
保安官はリボルバーで撃ってます。それからショットガンを出してます。
博士2人が止めてます。

巨大ナンシーは変圧器満載の電柱に接近してます。
そんなとこで保安官が変圧器をショットガンで撃つ。
多量の電流が巨大ナンシーに流れて倒れます。

倒れた巨大ナンシーの具合をみる博士2人。死んでいます。
やっと夫を独占出来たかと話す博士。
エンドとなります。
The Woolner Brothers production


そんなわけで普通のB級SFのよい作品でした。


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