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2019.06.02

『古城の妖鬼』(1935年)

この作品は、トッド・ブラウニング監督、ライオネル・バリモア、ベラ・ルゴシ主演の謎解きホラードラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開になっています。

1935年 Metro-Goldwyn-Mayer (MGM) アメリカ作品
ランニング・タイム◆61分
原題◆Mark of the Vampire
プロット◆謎の吸血鬼から殺人犯は誰だ?となる話しのようです。わけわからん。
音楽◆Music Department
Domenico Savino ... composer: stock music (uncredited)
Edward Ward ... composer: trailer (uncredited) / musical director (uncredited)

キャスト
ベラ・ルゴシ→吸血鬼のモーラ伯爵
カロル・ボーランド→吸血鬼のルナ

ライオネル・バリモア→吸血鬼の権威ツェリン教授
ライオネル・アトウィル→ノイマン刑事
ドナルド・ミーク→医者のドスキル先生

エリザベス・アラン→カレル卿の娘イレーナ
ヘンリー・ワズワース→婚約者のフェードル

ジーン・ハーショルト→後見人のオットー男爵
ホームズ・ハーバート→当主のカレル卿
イヴァン・F・シンプソン→ヤン執事
レイラ・ベネット→メイドのマリア

トッド・ブラウニング監督の演出はよいと思います。
全体的に途中から違う話しになってます。ホラーから謎解きになってる。

株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch

ブロードウェイのタイトル
著作権のアラート

MGM
タイトル
Metro-Goldwyn-Mayer presents
Lionel Barrymore Professor Zelin
in
Mark of the Vampire

with
Elizabeth Allan Irena Borotyn
Bela Lugosi Count Mora
Lionel Atwill Inspector Neumann
Jean Hersholt Baron Otto
Tod Browning's production

スタッフの紹介
キャスト表
Lionel Barrymore Professor Zelin
Elizabeth Allan Irena Borotyn
Bela Lugosi Count Mora
Lionel Atwill Inspector Neumann
Jean Hersholt Baron Otto
Henry Wadsworth Fedor Vincente
Donald Meek Dr. Doskil
Jessie Ralph Midwife
Ivan F. Simpson Jan (as Ivan Simpson)
Franklyn Ardell Chauffeur
Leila Bennett Maria
June Gittelson Annie
Carroll Borland Luna (as Carol Borland)
Holmes Herbert Sir Karell Borotyn
Michael Visaroff Innkeeper

マット画の教会尖塔からカメラは下がり教会外のセットにつながります。
広場では人が集まりたき火と歌になってます。キャンプみたい。

墓場にて。
おばあさんが来てます。操演のコウモリを見てビックリ。魔女ではなさそう。

居酒屋兼宿屋にて。
中年夫婦が主人と話し込む。
泊まってもいいけど古城の吸血鬼が危険だと警告する主人。

そんなことに馬車が医者のオッサンが来ます。
演じてるのはこの頃の小物役でおなじみのドナルド・ミーク。一応医者の役です。
医者先生は吸血鬼など信じない。

おかみさんも中年夫婦に吸血鬼の話しをしてます。
あまり本気にしていない中年夫婦。地元のおばさんも警告しに来たりもする。

部屋に入った医者先生ですがカバンにはお守りの草は入れてたりする。
窓の外の広場で人が集まりたき火と歌をやってるわけです。
溶暗になります。

お城にて。
高くて四角い建物です。あまり見たことがない。
当主のカレル卿がなくなってと召使い達に知らせるおそらく後見人のオットー男爵。
プラハのノイマン刑事が調査中。あとで尋問があるから協力するように。

現場にて。
机に伏せて死んでる当主のカレル卿。
検死の医者先生のドスキル。吸血鬼に噛まれてると言ったりする。
ノイマン刑事はそんなことは本気にしない。
ヤン執事の証言になります。ドスキル先生に電話したが夜なのでこなかった。
ドスキル先生に朝型ですかと嫌味を言うノイマン刑事。

イレーナがやって来た婚約者のフェードルを迎えてます。
父親が亡くなったことを伝えるイレーナ。

オットー男爵はノイマン刑事からフェードルのことを聞かれてます。
イレーナの後見人がオットー男爵です。自分が容疑者扱いにされて憤慨する。
しかしノイマン刑事は全員が容疑者ですと言ってます。

ドスキル先生は文句たらたらで検死をやってます。
甲冑セットが何だか動いてます。ヤン執事がビックリ。
しかし猫が入ってただけでした。凄くベタなギャグですが1935年なのでこんなものです。

ノイマン刑事とオットー男爵が来ます。
検死報告するドスキル先生。死因は首筋のかみ傷。血は一滴も残っていない。

酒場兼宿屋にて。
大勢が集まっています。検死官とノイマン刑事が司会で簡易法廷な感じ。
伯爵と娘のうわさ話が出ています。コウモリに変身する伯爵。
当然検死官は本気にしない。今は1935年なんだぞといった感じ。
カレル・ボロタン卿は原因不明の突然死ということになってます。吸血鬼ではない。
溶暗になります。

村の広場にて。
ダンス大会になってます。
そんなとこを馬車で移動となるイレーナとフェードル。

馬車で移動中です。
イレーナとフェードル。
ここは典型的なスクリーンプロセスになってます。違和感があり過ぎ。
父親が亡くなってるけどフェードルとはいい感じのイレーナ。
ところで何処へ行くのかがわからん。

お城にて。
オットー伯爵とヤン執事が話し込んでます。
ヤン執事はお嬢様は行ったきりなのかと心配してる。
オットー伯爵はあまり気にしていない。
溶暗になります。

オットー伯爵とイレーナ。
何だかお城に戻ってるイレーナ。
そんなところにズタボロなフェードルがやって来る。
古城の側を通りかかったら気を失った。ようやくここにたどり着いたとフェードル。
首筋にかみ傷があったりします。これは大変。
それから吸血鬼を恐れたメイドが逃げたりしてます。
溶暗になります。

お城の全景が入ります。
今度はベラ・ルゴシと吸血鬼風の女が登場。名前はモーラ伯爵とルナ。
蜘蛛の巣だらけの城の中です。位置的にはそんな離れていないみたい。

馬車が移動中です。
オッサンとオバサンが乗ってます。その辺を徘徊してるルナを見て驚愕する。
いきなり木の枝が落ちてまたビックリ。

お城にて。
オットー男爵に知らせるオバサン。お城で死体が歩いてます・・・
プラハから来た不動産屋の話になるオットー男爵。古城を紹介してるとこだ。

ルナが歩き回ってます。イレーナに接近してるようです。
部屋から出たイレーナとコンタクトしてます。そうなるとどうなる。
ここを見ているモーラ卿。眠らされたイレーナはルナに血を吸われたのか?

時間が経過して悲鳴が聞こえてます。
オットー男爵がかけつける。お嬢様が倒れてるとメイドが悲鳴を上げていたわけです。
溶暗になります。

イレーナの部屋にて。
気がついて証言してるイレーナ。気を失った。死人のような女。
ノイマン刑事、オットー男爵、それにツェリン教授です。
ツェリン教授は吸血鬼の専門家とのことです。大丈夫なのか。
メイドの名前はマリア。ツェリン教授からお嬢様のそばに付いてるようにと言われる。

別室にて。
オットー男爵、ツェリン教授、ドスキル先生の3人が集まってます。
女はモーラ伯爵の娘だろうとなってます。
そんなとこにヤン執事が来ます。お客様です。ノイマン刑事です。
ツェリン教授は特殊な草トゲコウモリ草を集めるようにとヤン執事に頼んでます。

オットー男爵とノイマン刑事。
城を貸すことにサインしたのは死んだはずの当主カレル卿だ。
そんなとこにツェリン教授が来て吸血鬼の話しをする。
カレル卿は死亡、婚約者のフェードルはズタボロ、令嬢のイレーナはまあまあ、そんな状況になってます。
ツェリン教授はトゲコウモリ草でこの屋敷を守るのだと意気込む。

イレーナは外から呼ぶ声がしたと言ったりする。それでどうする。
外に行きたがるイレーナ。

墓場にて。
オットー男爵とノイマン刑事。操演のコウモリも飛んでます。
棺桶の安置所に入ります。当主カレル卿の棺桶は空になってました。
そんなところにモーラ伯爵とカレル卿が伺ってます。

お城にて。
フェードルとツェリン教授。
どうやらツェリン教授がフェードルを説得してるみたい。
私の言う通りにすればいい。死ぬより吸血鬼となって死なない方が辛いとか。
吸血鬼の活動時間は日没から日の出まで。

そんなとこにノイマン刑事とオットー男爵がカレル卿の棺桶が空だったとことを知らせに来ます。
ちょうどよくまたメイドの悲鳴が聞こえます。それでどうなる。

ヤン執事がノイマン刑事に説明します。
メイドのマリアとお守りの草をつり下げていたら窓からコウモリが入って来た。
その操演のコウモリが吸血鬼のモーラ伯爵に変身した。これはビックリとなったわけです。ヤン執事とメイドのマリアは逃げた。

イレーナとフェードルを部屋に入れて鍵をかける。
その他の面々は家捜しして吸血鬼を探し出す。そんな段取りになります。

ベランダに出たツェリン教授はモーラ伯爵とカレル卿を見る。
この件のこと等を色々と説明するツェリン教授。

モーラ伯爵のアジトにて。
カレル卿がオルガンを弾いてます。もう1人男がいるが誰だかわからん。
操演のコウモリがルナに変身してます。ここはいいシーンです。
外から窓越しをここを伺ってるノイマン刑事とオットー男爵。これはビックリ。
溶暗になります。

お城にて。
戻ったノイマン刑事とオットー男爵。それにツェリン教授。話し込みます。
夜は吸血鬼は無敵だと説明するツェリン教授。
そんなわけで昼間に反撃すればいいとなります。死体を見つけて昼間のうちに片づける。

そんなところにモーラ伯爵が接近してます。これは大変。

ノイマン刑事とオットー男爵。それにツェリン教授。
あと3時間もすれば夜が明ける。とりあえず寝ようとなります。それがオチかい。

イレーナの部屋にて。
眠ってるイレーナ。付きっきりのメイドのマリア。窓からルナが伺ってます。
メイドが席を外します。そうなるとどうなる。

モーラ伯爵が入り込んでるようです。

時間が飛んでイレーナが証言してます。
聞いてるのがノイマン刑事、ツェリン教授、オットー男爵の3人。
メイドはコーヒーを入れに行ったとのことです。叱責されてる。
テラスにルナがいたと証言するイレーナ。
イレーナの首筋を確認してるツェリン教授。

フェードルの方は衰弱してます。どうやらモーラ伯爵がやったせいなのか?
ノイマン刑事とオットー男爵に起こされてるフェードル。
フェードルはよく寝たと言ってますが、それは昏睡だと言われてます。面白い。

モーラ伯爵のアジトにて。
ここに戻ってるモーラ伯爵、カレル卿、それに誰だかの3人。

お城にて。
ツェリン教授の説明になります。
メイドの叫び声で逃げたのだろうとなってます。まだフェードルは無事だ。
日没前に倒さなければ手遅れになる・・・

モーラ伯爵のアジトにて。
オルガンのとこに来てるツェリン教授。ホコリが積もってるオルガン。
ノイマン刑事とオットー男爵も来てます。
壁のコウモリをいきなり撃つノイマン刑事。ツェリン教授が止めてます。

次はロウソクに火を点けて暗いところを探します。
吸血鬼3人が入り込んだ鉄の扉を開けて中に入ってます。

ツェリン教授はカレル卿の死体を発見します。
オットー男爵が来てカレル卿の死体を破壊しようとする。止めてるツェリン教授。
3体まとめて処分しないとダメだと説明するツェリン教授。
うっかりロウソクが消えて真っ暗になってます。これは大変。

ルナはイレーナとフェードルに接近してます。
このへんからカットバックが激しくなってます。

ツェリン教授はノイマン刑事を呼んでます。

ルナはイレーナに接近してるみたい。
ベランダに行ったイレーナはルナを見る。これで操られるのか?

部屋に戻ったイレーナはいきなり元気になってます。困惑するフェードル。
メイドのマリアが来て慌てて窓を閉めたりする。しかし他の窓から操演のコウモリが入ったりしてます。

イレーナに何でいきなり元気になってると聞くフェードル。
そんなこんなでイレーナは部屋から出ていくので追うフェードル。

モーラ伯爵のアジトにて。
ツェリン教授とオットー男爵がノイマン刑事を探す。まだ先は長い。

イレーナはルナと一緒にモーラ伯爵とカレル卿のところに来てます。

ツェリン教授とオットー男爵
すっかり弱気になってるオットー男爵。カレル卿を説得出来ない。

イレーナとルナ。
ルナはイレーナの首筋に噛み付こうとする。
そんなとこにフェードルが助けに来ます。
次はモーラ伯爵が来てフェードルをとめる。

ツェリン教授とオットー男爵
何故かオットー伯爵に催眠術をかけてるツェリン教授。とにかくそうなってる。

イレーナはカレル卿にコンタクトする。
このへんになると編集によるカットが多過ぎでシーンがつながらなくなってます。

ノイマン刑事にこの方は声まで父にそっくりでこまると言ってるイレーナ。
そうなるとどうなってる?見ててわからん。

どうやらカレル卿のそっくりさんを使っておとり捜査をやってるようです。
とにかくいきなりそうなってます。これまでの物語の設定がまるで変わってる。

ツェリン教授とオットー男爵
催眠術でオットー男爵を移動させてるツェリン教授。吸血鬼の権威というのはどうした。
オットー男爵に1年前に戻ったと催眠術をかけてカレル卿に会いに行かせます。

ツェリン教授が来て色々と打ち合わせになってます。
ノイマン刑事、イレーナ、カレル卿のそっくりさん。ヤン執事。

ヤン執事がオットー男爵様が来ましたと知らせる。
カレル卿にオットー男爵を案内します。おとり捜査の目的はオットー男爵なのか。

そんなとこを見てるノイマン刑事とツェリン教授。
イレーナが席を外していよいよカレル卿とオットー男爵だけになります。

カレル卿とオットー男爵。1年前に戻った状態のはず。
イレーナはもっと資産家と結婚させた方がいいと主張するオットー男爵。
カレル卿はそうでもない。

イレーナにいい腕輪等を用意したいと言い出すオットー男爵。
カレル卿は本棚の隠し金庫から腕輪用の宝石をとり出す。
この隙にカレル卿のグラスに何かを入れてるオットー男爵。

それでオットー男爵は帰ります。しかし外に出たらカレル卿を伺ってます。

とりあえず飲んだふりをするカレル卿。
机に俯せるカレル卿。窓から覗いてるオットー男爵。

オットー男爵はカレル卿のところに来て何やらやってます。
首筋に傷跡を付けて、グラスを火にあぶって熱してます。
そんなところをノイマン刑事とツェリン教授が取り押さえます。
催眠術を解くツェリン教授。オットー男爵はカレル卿殺しで逮捕されてます。

吸血鬼ホラーはどこかに行って謎解き物になってます。これはビックリ。
オットー男爵はイレーナが目的だった。そうなの?色とカネなのは間違いないけど。
グラスを熱して体中の血を吸い取る仕掛けだったとか。

楽屋にて。
モーラ伯爵とルナは普通の役者でした。
メイクを落として普通に戻ってます。それがオチかい。
それでエンドになってます。これはビックリ。


そんなわけで最後で全く違う話しになるよい作品でした。


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