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2019.05.12

『死刑台の呪い』(1940年)

この映画感想はネタバレ全開になっています。
ニック・グラインド監督、ボリス・カーロフ主演の謎の血清ホラーのようです。


1940年 Columbia Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆62分
原題◆Before I Hang
プロット◆殺人犯の血清で悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆モリス・W・ストロフ

キャスト
ボリス・カーロフ→色々と大変なジョン・ガース博士
イヴリン・キース→ガース博士の娘 マーサ
ブルース・ベネット→マーサのボーイフレンド ポール・エイムズ博士
エドワード・ヴァン・スローン→刑務所のハワード博士

ペドロ・デ・コルドバ→ピアニストのビクター・ソンディーニ
ライト・クラマー→ガース博士の知人 ジョージ・ウォートン
バートラン・マーバー→ガース博士の知人 スティーブン・バークレイ

ドン・ベドー→マグロー刑事
フランク・リチャーズ→囚人のオットー・クロン

ニック・グラインド監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のホラーになってます。

株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolbydigital 2/0ch

ブロードウェイのタイトル。
著作権のアラート。

Columbia
タイトル
Columbia Pictures Corporation presents
Boris Karloff Dr. John Garth
in
Before I Hang

with
Evelyn Keyes Martha Garth
Bruce Bennett Dr. Paul Ames
スタッフの紹介

the players
Boris Karloff Dr. John Garth
Evelyn Keyes Martha Garth
Bruce Bennett Dr. Paul Ames
Edward Van Sloan Dr. Ralph Howard
Ben Taggart Warden Thompson
Pedro de Cordoba Victor Sondini
Wright Kramer George Wharton
Bertram Marburgh Stephen Barclay
Don Beddoe Capt. McGraw
Robert Fiske District Attorney
Kenneth MacDonald Anson, Prison Guard
Frank Richards Otto Kron - Convict
スタッフの紹介

新聞の見出しです。
安楽死事件。被告のジョン・ガース博士に判決。

法廷にて。
何か言いたいことはとなって熱弁のガース博士。老けメイクのボリス・カーロフです。
私は殺人犯です。娘のことはポール・エイムズ博士に頼む。
老人に老化に効く血清を使ったが上手く行かず安楽死を要求されて殺した。そんな感じ。

判決は1ヶ月以内に絞首刑でした。それまでは刑務所暮らしになる。
溶暗になります。

娘のマーサ役がイヴリン・キースです。
ボーイフレンドのポール・エイムズ博士がブルース・ベネット。

刑務所にて。
ガース博士は所長室に呼ばれる。
ここでラルフ・ハワード博士を紹介されます。ここの検死医らしい。
ガース博士は老化を食い止められる研究をしていた。
所長は君にチャンスを与えよう。ここで研究を続けられる・・・
しかし期間は死刑までの3週間のみ。絞首刑の予定は変えられない。
溶暗になります。

刑務所の研究室にて。
ガース博士とハワード博士が研究中。看守1人がついてます。まあそうなる。
そんなところに囚人のオットーが掃除ですと入ってきたの追い出してます。
これは前振りですがあまり上手くない。

人体模型を使った実験は上手くいってる感じ。
ガース博士は看守に席を外してもらいハワード博士にお願いをする。
検死で処刑された死刑囚の血液をサンプルに調達してくれ。了解するハワード博士。
溶暗になります。何だか律義に溶暗になってます。

刑務所の所長室にて。
ガース博士にマーサとエイムズ博士が面会に来てます。
上訴は棄却された。あとは知事の権限しかないとなってます。
あまり当てにしていないガース博士。

新聞の見出しです。
安楽死殺人、今夜は犯人の刑執行・・・

刑務所の独房にて。
研究ノートを書いてるガース博士に所長が面会に来てます。
牧師に会いますかと聞かれる。
それはともから死刑執行まで研究室にいさせてくれとお願いのガース博士。

刑務所の研究室にて。
ガース博士とハワード博士が研究中。
自分を人体実験に使ってくれとお願いするガース博士。血清を注射します。
この時点ではガース博士は自分が死んだらハワード博士に研究を引き継いでもらうつもりのようです。
そんなこんなでノックの音がします。いよいよ所長と牧師がお迎えです。
ハワード博士にお礼を言うガース博士。

そんなところに所長に電話です。
知事から死刑から終身刑への減刑の知らせでした。映画ではよくあります。
マーサやエイムズ博士の減刑運動のおかげなのか?
それはいいけどガース博士が昏倒して大騒ぎになってます。
溶暗になります。

刑務所の病室にて。
ベッドで寝ているガース博士。ハワード博士が来ます。
12時間昏睡してそのあとに錯乱して大暴れのガース博士。
渡された資料をメガネ無しに読んでるガース博士。外見も若返ってます。
20歳は若返ったとハワード博士。

所長が来てハワード博士が説明してます。ガース博士は40歳の健康体になった。
まだ研究が足りないと主張するガース博士。
で、ハワード博士が人体実験に志願してます。所長は研究続行の許可をしてます。
溶暗になります。

刑務所の研究室にて。
ガース博士とハワード博士が研究中。
ハワード博士の血液を採取してます。それから血清を作り注射する段取り。
それはいいけどガース博士の様子がおかしくなってます。
タオルをよくねじって手に持つ。
要するに殺人鬼の血液から作った血清なので同じ殺人鬼なるとういうわけです。
そんわなけでハワード博士の首を絞めてるガース博士。

そんなとこに先ほどの囚人オットーが入ってます。
ハワード博士の死体を発見したとこでガース博士と格闘アクションになってます。
ここは何故かコマ落としで動きが速くなってます。
ガース博士はオットーも片づけてます。たいしたものです。

それから外に看守を呼んでるガース博士。
そうなるとオットーがハワード博士を殺しガース博士が止めようとして正当防衛になるのか?そんな感じ。

刑務所の病室にて。
寝込んでるガース博士から事情聴取の所長。ニコルズ博士が新登場してます。
先ほどのことを思い出せない。記憶喪失になってるガース博士。
殺されたのは囚人オットー・クロン。
所長は勝手にオットーがハワード博士を殺してガース博士ともみ合いになって事故死したと推測してます。
相変わらず記憶喪失のガース博士。

新聞の見出しです。
安楽死事件の英雄に市民が免罪を求める・・・

刑務所の所長室にて。
アッサリと保釈になってるガース博士。話しが早過ぎる。
所長から研究に専念してくれと言われてます。
ガース博士は研究のことはまだ秘密にしてくれとお願いしてます。そうなるみたい。
溶暗になります。

ガース博士の自宅にて。
2階の研究室でタキシードを来てパーティの用意をしてるガース博士。
マーサが来て色々と心配してます。
以前はマーサやエイムズ博士が協力していたのに自分だけでやるようになった。
で、まだ記憶喪失のガース博士。ハワード博士に血清を注射するとこまでは覚えている。

執事が来て皆様おそろいですと知らせる。
パーティのお客様ですがオッサン3人です。
ペドロ・デ・コルドバ→ピアニストのビクター・ソンディーニ
ライト・クラマー→ガース博士の知人 ジョージ・ウォートン
バートラン・マーバー→ガース博士の知人 スティーブン・バークレイ

パーティにて。
オッサンのピアニスト ビクター・ソンディーニが演奏してます。結構長い。
ピアニストを見ているガース博士。演奏が終わったとこでビクター、君は歳をとったと酷評する。
そんなわけで私の血清で若返らそうというわけです。
議論になってやっぱりやめることにする3人。
寿命だから仕方ない。老化は病気で治せると議論してました。

席を外していたマーサが帰る3人に何があったと聞くが要領得ない。

ガース博士とマーサ。
ポールを呼んだとマーサ。激高するガース博士。とにかくそうなってる。

ピアニスト ビクター・ソンディーニの自宅にて。
またピアノを演奏してやはり歳だなとなってるビクター。
そんなとこにガース博士が来ます。何故か玄関ではなく前窓をノックしてます。

衰えを自覚してるビクターはその気になりつつある。予定をキャンセルすると言う。
気が変わらないうちにと速攻で準備するガース博士。早くしないとジョージとスティーブンがビクターを説得してとめてしまう。

血清の準備するガース博士。結構面倒です。
まずビクターの血液を採取して血清を作り注射する段取りです。
ガース博士ですがさかんに首筋を押さえてます。そうなると。またタオルではなく今回は自分のハンカチをねじってます。
そのハンカチでビクターの首を絞めてるガース博士。発作的な行動のようです。

ガース博士の自宅にて。
普通に帰宅してるガース博士。この間の記憶は失ってるのか?
マーサが心配してるがそのまま自室に入るガース博士。
階段の手すりに血がついてることに気がつくマーサ。それでどうなる。
溶暗になります。

新聞の見出しです。
ピアニストのソンディーニ氏が絞殺される。

ガース博士の自宅にて。
マーサはどうする。そんなところに殺人課の刑事がやって来ます。
ガース博士から事情聴取したがる刑事。バークレイ氏とウォートン氏の名前を出してます。
2階から博士が階段を降りてきます。当たりさわりがないことしか言わない。
刑事はアッサリと帰ります。

警察にて。
上司に自分の見解を述べる刑事。
検死によると犯人に血液を抜かれている。ガース博士が怪しいと主張する刑事。
とにかく自宅付近の張り込みを要求してます。上司は許可する。

ジョージの自宅にて。
ガース博士はここを訪ねて真実がわかったと言ってます。ビクターを殺した。
人を呼ぼうとスイッチに手が行くジョージ。やめてます。
ハワード博士とオットーも殺したとガース博士。
殺人鬼の血液で造った血清で自分も殺人鬼になった・・・
そんなわけでいつどうなるか自分でもわからんとガース博士。
またハンカチをねじってるガース博士。これは大変。それでも逮捕されると研究が止まるとそんな心配もしてる。
で、ジョージに君の血液で血清を造らせてくれと言い出す。
ジョージの血液で造った血清をポール・エイムズ博士に打ってもらう段取り。

またハンカチをねじり始めるガース博士。
さすがに危険を感じてスイッチに手が行くジョージ。
ジョージの首を絞めるガース博士。これで退場となるジョージ。

ガース博士の自宅にて。
帰宅するガース博士。
これを見た張り込みの警官は専用電話で署に連絡する。

新聞の見出しです。
ウォートン氏が自宅で殺害される・・・

ガース博士の自宅にて。
公衆電話のポールから電話です。マーサが出てる。
マーサにガース博士には内緒で家を出ろと言ってるポール。

それでもマーサは一応研究室のガース博士のところに行く。
私に近づくなとガース博士。何があったの?と聞くマーサ。
研究ノートをポールに渡すつもりのガース博士。もう研究は続けられない。
それはいいけどまた発作で首筋を押さえてからハンカチをねじり始めます。
私は操られてると言いつつマーサに迫る。失神するマーサ。

パトカーのサイレン音が接近してます。
ドアが開いてたので警察はもう家に入り込んでます。
遅れてポール博士も到着し自分の名前を出し家に入りマーサを呼ぶ。

研究室にて。
気絶してるマーサを介抱するポール博士。ガース博士はいない。
刑事の名前ですがマグローです。マグロー刑事はガース博士を指名手配します。
指名手配のモンタージュが入ります。
抵抗されたら撃っても構わんとなってます。

刑務所にて。
ここに来たガース博士。門番に所長に面会したいと用件を伝える。
入ったのはいいが動くなと言われても動いたので門番に撃たれるガース博士。
所長が来ますが門番は制止命令を無視したので撃ちましたと報告する。
ガース博士は罪を重ねる前に殺して欲しかった。これでいいと言い残す。
溶暗になります。

エピローグ。
マーサとポール博士。
研究ノートを読んで格言らしきことを言ってるポール博士。
ガース博士のあとを継いで2人でがんばろうと前向きになったとこでエンドとなります。
Columbia Pictures Corporation


そんなわけで普通のホラーのよい作品でした。


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