『呪われたランプ 魔神ジニーの逆襲』(1986年)
この作品は、トム・デイリー監督、アンドラ・St・イバニュイ、デボラ・ウィンタース主演の謎の怪物ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1986年 Warren Chaney production/H.I.T. Films アメリカ作品
ランニング・タイム◆86分
原題◆The Outing
プロット◆謎の怪物に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ジョエル・ローゼンバーグ、ブルース・ミラー
キャスト
アンドラ・St・イバニュイ→金髪のアレックス
スコット・バンクストン→彼氏のテッド
ダモン・メリル→ブルネットのバブス
バリー・コフィン→彼氏のロス
トレーシー・ウォーカー→黒人のグエン
ラーン・ルウィ→彼氏のテリー
レッド・ミッチェル→ロクデナシのマイク (as Mark Mitchell)
アンドレ・チミネ→マイクの相棒トニー
デボラ・ウィンタース→フェレル先生/ Young Arab Woman / Old Arab Woman
ジェームズ・ヒューストン→ウォレス博士
ダニー・ダニエルズ→テオ博士 (as Danny D. Daniels)
ロイ・アラン・ウィルソン→警備員のボブ
コイ・セビー→警備員のジェフ
ブルー・デケート→アダムズ刑事
ウォーレン・チャニー→チャールズ刑事
ハンク・アミコ→強盗のハーレイ (as Hank Amigo)
ブライアン・フロアーズ→強盗のマックス
ミシェル・ワトキンス→強盗のフェイレン
ジャクソン・ボストウィック→ジニーのVC
トム・デイリー監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のB級ホラーになってます。
シービー株式会社/有限会社フォーワード発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolby Digital 2.0ch
著作権のアラート
H.I.T. Films presents
A Warren Chaney production
A Tom Daley film
Deborah Winters Eve Ferrell / Young Arab Woman / Old Arab Woman
James Huston Dr. Wallace
The Outing
『呪われたランプ』
with
Danny Daniels Dr. Theo Bressling (as Danny D. Daniels)
and introducing
Andra St. Ivanyi Andra St. Ivanyi ... Alex Wallace
スタッフの紹介
夜、クルマが走る。
いつものシボレーのワンボックスバンに男2人女1人が登場。
どうやら金持ちの屋敷に強盗をやらかしに行くようです。
→1971 Dodge Tradesman [B-Series] ダッジでした。
この手のクルマといえば日本なら間違いなくトヨタ・ハイエースです。
お屋敷にて。
ここに押し入る3人。婆さんが寝ている。
バールを持っています。庭にあった斧も持つ。
入り込んだとこでオウムがいてビックリのシーンもある。
このへんで効果音がステレオだと気がつく。これはビックリ。
低予算なのでモノラルだと思っていた。さすが1980年代後半にもなると普通にステレオになるようです。
この作品ですが1980年代作品にしては画調が1970年代ぽいの面白い。
1階には金目のものがないので2階に行く強盗トリオ。
いよいよ婆さんの部屋に押し入って脅す。
強盗の1人が壁を斧で壊してる。残りカップル2人は1階に行く。
行き当たりばったりで壁を壊したら宝の箱があったりします。婆さんはやめてくれとお願いするが聞いてない。
宝の箱を開けるとアラジンの魔法のランプが出てきます。
用が済んだので斧で婆さんを片付ける強盗。婆さんの腕輪が光って外れます。
ランプなのでこすればと云々と下ネタが入ってカップル2人は1階に行く。
2階の強盗はマジでランプを擦ってます。
ランプの先の赤い宝石が光の栓がとれそう。
カップル強盗は外に出てプールに行く。
2階の強盗はマジでランプの栓を抜いてます。煙が出る。
プールにて。
カップル強盗の女は脱いでヌードになってます。
男の強盗がプールに入ってます。
2階にて。
婆さんに何やら乗り移ってます。
そんなわけで2階の強盗はやられてます。とにかくそうなってる。
プールにて。
何やらプールに入り込んでます。男強盗の腰から上下を分断する。
ヌードの強盗は屋敷に逃げる。
2階にて。
ここまで逃げたヌードの女。強盗が死んでるのでビックリ。
そのまま宙吊りになってるヌードの女。これで死に至ったようです。
溶暗になります。
屋敷にて。もう昼です。
警察が来て現場検証です。刑事2人が登場。
強盗3人を相手に婆さんが反撃して相討ち?そんなわけがない。
刑事ですがランプの栓を見つけて元に戻してます。
昼飯を食いに刑事2人はいなくなります。
自然科学博物館にて。
ダンボール箱一杯の品物を仕入れてます。
博士2人が検品してます。白人のウォレス博士と黒人のテオ博士。
ここに色々な品物に混じって例のランプで来てます。それでどうなる。
ランプを写真撮影してます。
どうやらランプの中から覗いてるようで、その主観ショットが入ります。
そんなとこに女の子が来ます。ウォレス博士の娘のアレックス。
アレックスは家庭より博物館が大事なのとウォレス博士を責める。
どうやら母親は出て行ったらしい。そんなわけで気まずい雰囲気になってます。
唐突に仲直りして食事にでも行こうとなってます。
テオ博士はランプの年代測定をする予定。
アレックスが1人残って段ボール箱から腕輪をみつける。
腕輪をいじるとランプの栓が回って抜けそうになる。
何気に腕につけてしまい抜けなくなる。それからランプをこすっていたりします。
また栓が回ってます。そうなるとどうなる。
そんなとこにウォレス博士が来て2人で出かけるようです。
住宅街にて。
新聞配達が新聞を庭に投げ入れてます。アメリカの新聞配達は豪快です。
ウォレス博士の自宅にて。
新聞を取って来たウォレス博士。アレックスと朝食です。
コーヒーポッドを空で火にかけたりトースターがパンが丸焦げになったりしてます。そんな定番のギャグみたいシーンが入る。
ウォレス博士は遅刻だと慌ててる。オッサンがそんなことをしても無意味な描写だ。
TVアニメでアラジンの魔法のランプものを見ているアレックス。
ウォレス博士はアレックス。
フェレル先生の話題になってます。午後に博物館に見学に来るようです。
アレックスは彼氏のテッドのクルマで通学です。
クルマは白いワーゲン・ゴルフ・カブリオレ。
→ 1985 Volkswagen Cabriolet Best Seller I [Typ 17]
このクルマは1980年代の映画によく出ています。
クルマで通学中のアレックスとテッド。
そんなとこに古いアメ車が後ろからぶつけてきます。チンピラコンビが乗ってます。
→ 1984 Cadillac Eldorado Biarritz Convertible
アレックスは1人の名前を知ってます。前彼氏のマイクです。ロクデナシから品行方正な彼氏に乗り換えたらしい。
そんなわけでグダグダなカーアクションみたいになってます。
交差点でパトカーに突っ込んで止まるマイクのクルマ。
これでマイクと相棒は警官に拘束されてる。
博物館にて。
ウォレス博士とテオ博士。
例のランプは紀元前5500年のものだと報告するテオ博士。文字の解読はまだ出来ない。
学校にて。
アレックスとテッド。
前の彼氏マイクの話しをするアレックス。ロクデナシなので別れたとか。
さっそくマイクから絡まれるアレックス。テッドが止めて喧嘩騒ぎになる。
マイクはバタフライナイフを出して来ます。
ここは唐突にフェレル先生が何かの棒を使ってマイクを制圧する。
黒人の校長も来てマイクを退学にして大騒ぎになってます。
そんなわけでまわりの連中を逆恨みしてるマイク。それでどうなる。
授業中にて。
フェレル先生の歴史の授業です。
ブラド公爵の話しになってます。吸血鬼ドラキュラの元ネタになった人物です。
魔法のランプについて質問するアレックス。
それはジニーと呼ばれているとフェレル先生。破壊と死を招く。
それで午後からは課外授業ですとなります。博物館の見学です。バスで移動する。
バスが出ています。
→ International Harvester S-Series Thomas Built
これを見てるマイクと相棒は仕返してやると意気込んでます。
博文館にて。
ウォレス博士が助手のビバリーがあなた方を案内しますと説明してます。
それはいいけどウォレス博士はフェレル先生といい仲のようです。それでいいのか?
女の子3人はここに泊まりたいと盛り上がる。
金髪のアレックス、彼氏はテッド
ブルネットのバブス、彼氏はロス
黒人のグエン、彼氏はテリー
アレックスの腕輪が光る。
そうなるとウォレス博士のオフィスに行きランプを擦って栓が外れそうになる。
ここでガードマンが来て中断してる。
いよいよランプの栓が外れてます。煙が出てアレックスは煙に包まれる。
そんなわけで憑依された感じになってアレックス。
アレックスは何気に見学に戻ってます。
今夜ここに泊まる相談をリードするアレックス。私に任せてとなってる。
そんな感じでカップル3組、6人が泊まることになります。
マイクと相棒はここに泊まり込み嫌がらせをすると意気込んでます。
見学の案内中にテオ博士に呼ばれるウォレス博士。
あのランプは中東の魔術師が使っていたものだ。
シーブルック屋敷の婆さんが殺された事件の話しもしてます。
古い写真を見せるテオ博士。母娘2人にランプも写り込んでいる。
95年前にイラクからやって来た母娘。しかし船が到着すると娘だけを残して全員が殺されていた・・・
説明を聞いて見学の案内に戻るウォレス博士。
ウォレス博士とフェレル先生。
何やら変な雰囲気になったとこで吊るしたあった牙が落ちてきます。これはビックリ。
ウォレス博士のオフィスにて。
いきなりドアが開いてます。ここにいたテオ博士はビックリ。
天井の大型ファンが急回転してテオ博士を吊られてファンに突っ込む。
これであたりは血だらけになってテオ博士は退場となります。
ウォレス博士とフェレル先生。
キスになって今夜のデートの話しになってます。
アレックスはマジで今夜泊まる打ち合わせをしてます。
監視カメラ、警備員2人、自動ロックのドア、かなり難易度は高い。
アレックスは私の言う通りにすれば大丈夫だと自信満々。
アレックスとフェレル先生。
父親のクルマで帰りますとバスに乗らないアレックス。
アレックスとウォレス博士。
ここではテッドのクルマで帰りデートと言ってるアレックス。
ウォレス博士は仕事で遅くなると言ってるがデートでバレてます。
オペラを歌う警備員がいます。意外とよくいるタイプだと思う。
マイクと相棒は隠れてます。
いきなり照明が消えて電動で各ドアをロックされてます。これで閉館モードになったようです。
裏口にて。
アレック以外の5人が来てます。
アレックスは監視カメラのモニター室に来て警備員を地下室に行かせる。
この隙に裏口のドアをロックを解除して5人を入れてます。
オペラの警備員が通過したとこで5人と2人は結構近くにいたりします。
アレックスが来て5人を地下室に案内する。地下室に行けば大丈夫だ。
アレックス一行6人は地下室に入ります。
地下室のゲートが閉めるアレックス。しかし無人なのにゲートが開いてマイクと相棒も地下室に入ってしまう。ゲートはまた閉まってます。
アレックスですが憑き物がいなくなり正気に戻ってます。記憶が抜けてます。
それはともかく成り行きで同行するアレックス。
ウォレス博士のオフィスにて。
オペラの警備員がここに入る。真っ暗です。
血だらけなのでビックリのオペラの警備員。テオ博士の死体が乗っかってきたりしてまたビックリ。
それから槍が自動で動いて串刺しにされ退場となるオペラの警備員。
地下室にて。
とりあえず宴会になってます。
ビールをこぼしたバブスはシャワーが浴びたいと言う。アレックスは風呂はあると通路の奥の部屋だと教えてバブスは彼氏のロスもそこへ行く。
黒人のカップルも廊下の奥の別の部屋に行く。
マイクと相棒は嫌がらせをやろうとしてうろついてる。
残ってアレックスとテッドはキスになってます。
マイクと相棒はドアの外を塞いで閉じ込める小細工をしてます。
そんなとこに主観ショットが迫ってます。それでどうなる。
風呂の部屋にて。
バブスとロス。
ロスはもう腰から上下に真っ二つになって死んでます。
標本の蛇が多数生き返って風呂のバブスに迫る。蛇ですが猛毒のコブラです。そんなわけで全身をコブラに噛まれてバブスも退場となります。
マイクと相棒はバブスの悲鳴をアレと勘違いしてます。
黒人の彼氏はビールを取りに風呂の部屋に入る。
残ったグエンは珍しい衣装が気になってる。
風呂の部屋にて。
ここに入って黒人彼氏はバブスとロスの死体を見てビックリ。
そんなとこをマイクを相棒がドアをロープがロックさせ閉じ込める。
黒人彼氏はスボンの裾からコブラが入り噛まれて死に至ります。
グエンの部屋にて。
珍しい衣装に着替えたグエン。そんなとこに誰かが来ます。
ここで彼氏の名テリーと呼ぶグエン。ようやく名前がわかった。
下着姿で仮面をつけたマイクと相棒はグエンを強姦しようとする。そんなとこにで仮面が動いて相棒を絞め殺し,マイクをツノで刺し殺す。
アレックスとテッドは様子がおかしいことに気がつく。
しかし部屋から出れない。
レストランにて。
ウォレス博士とフェレル先生。
明日の朝にアレックスに結婚のことを話すとウォレス博士。アレックスには彼氏のテッドがいるので心配ないと言ってる。
フェレル先生はアレックスはウォレス博士のクルマで帰ったと話す。
ウォレス博士はアレックスはテッドのクルマで帰ってと聞いた。つじつまが合わない。
博物館の地下室にて。
ようやくテッドがドアを開けてアレックスと通路に出ています。
風呂の部屋に行く3人の死体があってビックリ。
レストランにて。
ウォレス博士とフェレル先生。
電話に行ったウォレス博士は戻らない。
博物館の地下室にて。
アレックスとテッドは地下室からゲートを開けて1階展示ホールに入る。
レストランにて。
ウォレス博士とフェレル先生。
自宅やテッドの家にかけてもいない。博物館にかけても出ない。
そんなわけで博物館に向かうようです。
この当時はまだ携帯電話はなくて公衆電話を使ってます。
博物館にて。
アレックスとテッドは電話を使うが通じない。
ジェフ、ボブと呼んでるアレックス。警備員の名前だと思う。
監視カメラ担当の警備員はもう死んでいました。ジャックと呼んでる。名前が違う
ウォレス博士とフェレル先生は裏口に来てます。ドアを開かない。
と思ったらドアが開きます。入り込むとすぐにドア閉まってもう開きません。
テッドは展示品のミイラに噛み付かれて指を失ってます。
それから首筋には噛み付かれて死に至る。
しょうがないのでアレックスは1人で逃げる。
上手い具合ですぐにウォレス博士とフェレル先生に合流してるアレックス。
とりあえず事情説明をしてるアレックス。自分でも何だかわからん状態。
怪物が姿を見せてます。
腕輪は御主人様の印。私はそなたから離れないと言ってます。筋は通ってる。
ここで怪物はアレックスがウォレス博士と口論になった時をのこき下ろしを学習しています。そうなるとウォレス博士が危ない。必死こいて否定するアレックス。
ウォレス博士が消化器で目くらまししてその隙に3人は逃げてます。
怪物が追って来ます。
ウォレス博士は通路の防火扉を閉めながら逃げてます。
これで少しは怪物の動きを止められるはず。
オフィスにて。
ウォレス博士はテオ博士が解析したデータを見て怪物の弱点を探す。
フェレル先生は必死こいて窓の格子を壊そうとしてます。
弱点がわかりました。ランプを壊せばいいです。随分とシンプルな弱点だ。
窓から外に逃げる3人。
森の中を逃げてる3人。
ウォレス博士が転んで2人だけで逃げる。
何故かウォレス博士が先回りしています。こっちに逃げろと2人をリードする。
当然元の場所に戻ってます。ウォレス博士の死体を見てビックリの2人。
フェレル先生が怪物に捕まる。
捕まったフェレル先生はアレックスにランプを壊せと言う。
アレックスは博物館に戻る。
博物館にて。
戻ったアレックスはフェレル博士のオフィスに行きランプをゲットする。
怪物も来てます。これは大変。
アレックスは焼却炉でランプを燃やそうとする。そんなとこに怪物が迫る。
焼却炉にランプを放り込むアレックス。
怪物は我は不滅と言いつつ大爆発して消え去る。
溶暗が短く入る。
腕輪が外れてるアレックス。
唐突にフェレル先生が無事に戻ってます。怪物はランプの方が大事なのでそのまま放り出されたとのこと。
エピローグ
夜が明けて救急車や警察が来てます。マスコミも来てカメラを向ける。
刑事2人に促されてパトカーに乗り込むアレックスとフェレル先生。
パトカーにはHouston policeと書かれてます。ここはヒューストンだったのか。
ピンの音がして反応するアレックス。ペプシコーラのトラックが来てるだけでした。
→ GMC General
パトカーが再スタートしてエンドとなります。
スクロールの後タイトル
キャスト
スタッフ
最後にオペラ警備員のシーンが一瞬は入ります。
そんなわけで普通のB級ホラーのよい作品でした。
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