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2018.09.22

『地獄への道』(1939年)

この作品は、ヘンリー・キング監督、タイロン・パワー主演のドラマ重視のウエスタンのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1939年 Twentieth Century Fox アメリカ作品
ランニング・タイム◆106分
原題◆Jesse James
プロット◆鉄道会社ともめて色々とある話しのようです。
音楽◆ルイス・シルバース

キャスト
タイロン・パワー→弟のジェシー・ジェームズ
ヘンリー・フォンダ→兄のフランク・ジェームズ

ナンシー・ケリー→ジェシーのガールフレンド ジー
ランドルフ・スコット→ウィル・ライト保安官
ヘンリー・ハル→ジーの伯父さん 少佐
ジェーン・ダーウェル→兄弟の母親

ブライアン・ドンレビィ→鉄道会社の地上げ担当バーシー
ドナルド・ミーク→鉄道会社のマッコイ社長
J・エドワード・ブルムバーグ→探偵のラニアン
スリム・サマービル→看守

ジョン・キャラダイン→ジェームズ兄弟の仲間ボブ・フォード
クレア・デュブレイ→ボブ・フォードの夫人
チャーリー・タネン→ボブ・フォードの弟チャーリー
アーサー・エイルズワース→ジェームズ兄弟の仲間トム
ロン・チェイニー・Jr.→ジェームズ兄弟の仲間の1人

アーネスト・ウィットマン→奴隷のピンキー
ジョージ・チャンドラー→新聞社のロイ
ジョニー・ラッセル→ジェシー・ジェームズ Jr. (as John Russell)

ヘンリー・キング監督の演出はよいと思います。
全体的にアクションよりドラマになってます。

この作品は馬が崖か落ちるスタントシーンがある作品なんです。
果たしてその具合は?→マジでやってます。現在では動物虐待で無理そう。

タイロン・パワーはザック・エフロンに似てる。
ヘンリー・フォンダはマイケル・ファスベンダーで、
ランドルフ・スコットは思いつかない。

タイロン・パワーが主役でヘンリー・フォンダの出番はそんなに多くはなかった。
だいたい原題が Jesse James です。

株式会社トーン発売のDVDにて。
パブリックドメインなので画質はそれなりに悪い。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolby Digital 2.0ch

著作権のアラート
メニュー画面

パブリックドメインなのでTwentieth Century Fox のタイトルはありません。
タイトル
Darryl F. Zanuck's production
of
Jesse James

with
Tyrone Power ... Jesse Woodson James
Henry Fonda ... Frank James
Nancy Kelly ... Zerelda 'Zee' Cobb, later Zerelda 'Zee' James
Randolph Scott ... Marshall Will Wright
and
Henry Hull ... Major Rufus Cobb
Slim Summerville ... Jailer
J. Edward Bromberg ... Mr. Runyon
John Carradine ... Bob Ford
Brian Donlevy ... Barshee
Donald Meek ... Mc Coy
Johnny Russell ... Jesse James Jr. (as John Russell)
Jane Darwell ... Mrs. Samuels - Jesse's mother

スタッフの紹介
Directed by Henry King
Nunnally Johnson ... (original screen play)
ナナリー・ジョンソンは associate producer もやってます。

前説
南北戦争の後、アメリカに西部開拓時代が到来する。
その時代を象徴するのが大陸横断鉄道である。
鉄道の拡大は時として強引に推し進められ
そこに暮らす人々は鉄の馬=iron horseの犠牲になった。
この不安定な時代が産み落とした無法者こそが
フランクとジェシーのジェームズ兄弟である。

農場にて。
鉄道会社がオッサン相手に地上げをやってます。
ここに鉄道が通ることになる。1エーカー1ドルで買ってやる。
ほっとけば政府に没収されると脅迫する。
この地上げをやってるのがブライアン・ドンレビィ扮するバーシー。役にとても合っているキャスティングです。

画質ですがそれなりに悪い。
色がついてる程度。もしかしてこの作品はカラー?そうなんです。

次は母親と息子の農場で地上げです。
息子がハービー判事と話しをしてからサインした方がいいと母親にアドバイスする。
そんなわけで母親はサインを遅らせる。
そうなるとバーシーは息子に握手を求めるフリをしてボコボコにする。
しょうがないので書類にサインする母親。
そんな感じでやりたい放題の鉄道会社。

次は農場で作業中のジェシー・ジェームズと挨拶するバーシー。
自宅にはオフクロがいると教えてからこれはまずいといった感じのジェシー。

ジェームズ兄弟の自宅にて。
地上げ屋は鉄道会社のバーシーと名乗る。オフクロさんを相手にサインを迫る。
オフクロさんは弁護士は話しをしてからと言ってサインしない。
自宅には兄のフランクがいたりします。

それでフランク相手に握手しようといつもの手を使うバーシー。
しかし見破られてフランクに投げ飛ばされる。手下3人を呼ぶバーシー。
戻ったジェシーがリボルバーを使ってバーシーを止める。
フランクがバーシーをボコボコにしてます。
バーシーは隙を見て鎌を使ってフランクに斬りかかる。
そんなこんなでジェシーがリボルバーで追っ払ってます。
バーシーは捨てセリフを吐いて今日はこのくらいにしておくぜといった感じ引き上げてます。大した悪役ぶりだ。
フランクは奴隷のピンキーを呼んでオフクロさんの医者と集会の手配をする。

町にて。
リバティー・ウィークリー・ガゼット社にて。新聞社です。
ここの社長兼編集兼記者の少佐が口述で活字を組ませています。
活字を拾ってるのがジー。ジェシーのガールフレンド。
そんなとこにバーシー一行の馬車が戻る。
少佐を何が起きた?これは面白そうだと取材に行く。

保安官事務所にて。
バーシーはジェシーとフランクの逮捕状を取れと要求してます。

新聞社にて。
ジーは少佐を伯父さんと呼んでます。

集会にて。ジェームズ兄弟の農場のようです。
少佐が兄弟に逮捕状が出たので逃げろと警告に来てます。
鉄道会社は警察も法廷も抱き込んでると説明する少佐。
オフクロさんも逃げてと言ってるので逃げることにする兄弟。

入れ替わりでもう鉄道会社一味が押し寄せる。
少佐がバーシーに話しをするがバーシーは手投げ弾を自宅に投げ込む。
当然バケツリレーの消化活動になってます。
これでオフクロさんは死に至ります。これはひどいな。
それでも形式的に謝罪はしてるバーシー。少佐はバーシーに気の毒だと声をかける。それは兄弟が仇討ちに来るからです。

山の洞穴にて。
兄弟の隠れ家にジーとピンキーが来てます。
母さんはと聞かれて答えにくいジーですが亡くなったと伝える。バーシーが殺した。
そんなわけでリボルバーを撃ったジェシーが1人で町に向かう。

町にて。
酒場にジェシーが来ます。バーシーはいます。
あれは事故だったと弁解するバーシー。結構凄い。サイコパスなのか。
そんなこんなでバーシーを撃つジェシー。1人逃げたのがいるけど何だかわからん。
これでバーシーのブライアン・ドンレビィは退場となります。好演してました。

賞金首のお知らせです。
ジェシー・ジェームズ 賞金1000ドル。
セントルイス・ミッドランド鉄道会社

このへんの印象はナナリー・ジョンソンの脚本がよく出来てると思えた。
何しろ脚本の通りに撮ればいいだけになってるからです。なるほどダリル・F・ザナックに大事にされたわけです。

鉄道開通の式典にて。
機関車が出発してます。

機関車を覆面をしたジェシーが馬で追ってます。
馬で追いつくのか?と思ったらマジで追いついてる。
そのまま客車に飛び移る。これは見事なスタントです。

屋根を移動して機関車に行くジェシー。
運転士をリボルバーで脅すジェシー。殺される心配がないのか運転士の反応はハイそうですかといった感じ。
待ち伏せてるのがフランク一行です。1人ではなく数人います。

列車強盗になります。
俺たちは列車強盗だ。お客の財布のみで宝石はいりませんと知らせています。
いい財布ですねとか、鉄道会社を訴えるとこをお忘れなくとか、財布を渡せば安全ですよとか、セリフが面白い。

目立つオッサンがいます。あとでわかりますが鉄道会社のマッコイ社長です。
このオッサンは『駅馬車』(1939年)では酒のセールスマンを演じてました。

駅にて。
機関車が到着します。
そんなとこに馬でやって来た保安官が登場。演じてるのはランドルフ・スコット。
運転士から事情聴取の保安官。そいつらの人相は?は聞くとジェームズ兄弟だとなる。

賞金首のお知らせです。
ジェシー・ジェームズ 賞金5000ドル。
セントルイス・ミッドランド鉄道会社

新聞社にて。
少佐の口述を部下ロイが活字を組んでます。パラグラフは段落のことです。
口笛が聞こえるとジェシーが現れる。

このへんの印象ですがジェシー=タイロン・パワーの出番が多い。
フランクのヘンリー・フォンダはサボートです。

ジェシーとジー。
心配するジーの長セリフが入ります。
ヘンリー・キング監督は会話シーンの切り返しはやってません。長回しです。
特にジーの長セリフのシーンが多い。

そんなとこにウィル・ライト保安官がやってきます。これは大変。
しかしライト保安官はジェシーの顔を知らないことにしてるが実は知ってる。
ジーはジェシーを古い友人のトーマス・ハワードと紹介してます。
セントルイスから来たライト保安官。ジーとは知り合いのようです。
何だか知ってる感じのライト保安官。それとなく私の管轄に出ないでくれと言ってる。
もう君とは会わないだろうと言ってる。
外に出たライト保安官はまだ様子を伺ってます。

タイロン・パワーとランドルフ・スコットが並ぶとランドルフ・スコットの方が背が高い。これは予想出来た。

森付近にて
死体が回収されてます。ライト保安官が現場検証をしてます。

町にて。
死体が運ばれてきます。ジーは心配してます。
噂話で賞金5000ドルでは仲間に殺されるだろうなんて聞こえてる。

川のほとりにて。
ジェシーとジー。
自首すれば減刑になる手紙を持参したジー。
ジェシーは自首はしないと言う。
ライト保安官が協力してくれるからと強く自首を勧めてます。長セリフになってます。

自首しないと別れると馬に乗るジー。
そうなるとジェシーの気が変わって自首はする。その前に結婚してくれとなります。

教会にて。
神父の説教中に入るジェシーとジー、その付添いの面々。
ジェシー・ジェームズと聞いて歓迎の神父。私は農場を鉄道会社に盗られてしかたなく神父をやってると言ってます。そんな理由で神父をやってていいのか?
そんなわけでゼルダとジェシーの結婚式になります。
ゼレルダの頭文字がZなので呼び名がジーとなってるようです。

郊外にて。
ライト保安官にコンタクトするジェシー。自首をするようです。
3年から長くても5年だと説明するライト保安官。証拠があるのは駅強盗ぐらい。

町にて。
ジェシーとライト保安官。事務所に関係者が集まってます。少佐もいる。
マシューズ判事。出来るだけ減刑すると言ってます。
ジーと長いお別れをして留置所に入るジェシー。
すぐに鉄道会社のマッコイ社長が来て嫌味を言う。それでどうなる。
溶暗になります。

お知らせです。
ジェシー・ジェームズの裁判までこのリバティ地区に警戒態勢を引く。州知事。

事務所にて。
州検事のクラーク氏が登場。それにマッコイ社長。
これから絞首刑を行うとなってます。これはビックリ。その前に一応裁判もやるみたい。
これには抗議するライト保安官。
絞首刑はマッコイ社長の圧力らしい。

新聞社にて。
ロイ相手に口述の少佐。マッコイ社長をこき下ろす。
そんなとこにライト保安官が来ます。ジーはいない。
ピンキーとジーは山に行ったと少佐。

そのピンキーはマッコイ社長宛の手紙を持って来ます。
見張りに見つかって手紙をとられる。

マッコイ社長ですが小者っぷりがいい感じ。
演じるドナルド・ミークはジョン・ハートみたい感じなのがいい。

手紙を読むマッコイ社長。
0時までに釈放しなければ奪いに行く。フランク。
時計を見るとあと1時間半です。これは大変となるマッコイ社長。
看守がフランクはやると言ったらやるんですと妙に肩を持つ。
ライト保安官も町のみんなは楽しみにしてますと言ったりする。

酒場にて。
ジェシー脱獄をネタに賭けになってます。
そんなとこにライト保安官とマッコイ社長が来て保安官助手のスカウトになる。
適当に選んでる。マッコイ社長の人選も入る。

そんなこんなでもう0時です。
音楽が鳴って看守がジェシーを見に行ったりする。まだいるみたい。
もう1時25分です。まだジェシーはいる。

新聞社にて。
ロイからフランクが捕まったと知らせが入る。

事務所にて。
マジで捕まってるフランク。
ここでランドルフ・スコットとヘンリー・フォンダが並ぶとランドルフ・スコットの方が少し背が高い。ランドルフ・スコットはどんだけ背が高いんだ。

マッコイ社長はライト保安官をこき下ろして解任にしてます。
ハイそうですかとここから引き上げるライト元保安官。

いきなりホールドアップになってます。
どうやら保安官助手に兄弟の仲間がいたようです。これで脱獄するジェシー。
しかもマッコイ社長が人選した中の2人が仲間だった。人を見る目がない社長だ。
ジェシーは命乞いするマッコイ社長に自主すれば減刑にすると書かれた手紙を食わせてます。こんなシーンはあまり見たことがない。当時にすれば結構強烈です。

4人は威嚇射撃して馬でズラかります。
マッコイ社長は逃すなとまだ元気がいい。全く小者でいいキャラクターです。

新聞社にて。
少佐とジーはお別れになってます。ジーはジェシーについて行くからです。
お迎えのピンキーと出て行くジー。

逃げるジェームズ兄弟を追う追っ手集団。
撃たれて落馬するジェシー。フランクの馬に2人乗りして逃げる。
ジェシーはサドルバッグから紙幣を出してばらまいてます。
そうなると紙幣を拾う追っ手が多くいたりする。兵隊まで拾ってる。
そんなわけで追っ手側はグダグダ状態になって逃げ切る兄弟。

賞金首のお知らせです。
ジェシー・ジェームズ 賞金2500ドル。
おなじみの dead or Live の表示が入る。
溶暗になります。

森の一軒家にて。
ジーがいます。ジェシーと再会となります。
キスをしてようやく休めるのか。
そんなとこに馬車が通りがかり道順を聞いたりする。マジで道を聞いただけみたい。
しかしジェシーはここから出ると言う。
溶暗になります。

宿帳に記入するモンタージュが入ります。
トーマス・ハワード夫妻、エンパイアホテル、カンサスシティ ミズーリ州
トーマス・ハワード夫妻、テキサカーナホテル、テキサカーナ テキサス州
そんな感じでホテルを転々してるようです。

一軒家の表札 トーマス・ハワード ミズーリ州
ライト元保安官がいます。ジーの出産の付き添いのようです。
医者が何で旦那が付き添わない?と言ったりする。

少佐がジーに付き添ってます。
ジーはもう逃亡生活に疲れて伯父さんの家に帰りたいと言う。リバティの家です。
彼は野生馬で扱えないといった感じ。
少佐は一緒に帰ろうと言ってくれる。
溶暗になります。

ジェシーがやってきます。ピンキーだけがいます。
ピンキーから悪い知らせを聞くジェシー。手紙を預かってますと渡される。

ジーからの手紙
この生活を続けていくこと出来ません。戻ることはないでしょう。
子供にあなたの名前を付けました。

ピンキーと生まれた赤ちゃんの話しになるジェシー。
鉄道ではなく少佐の馬車で行ったと聞くと後を追いたくなる。
ピンキーは反対してます。で、ライトが一緒と聞くとジェシーは穏やかではなくなる。
今すぐ追うと言い出すジェシー。こまったものです。

川のほとりにて。
休憩にしてるジェシーとピンキー。
ピンキーですが鞍無しで乗っていたりする。馬でなくロバなのかもしれない。
またジーの話しを聞くジェシー。気が変わって引き返そうと言い出す。
ピンキーに伝言を頼むジェシー。もうじゃまはしない。子供に俺ののことを言うな。
これでピンキーとは別れるジェシー。

新聞の見出しです。
セントルイス・ミッドランド鉄道会社を襲撃。
セントルイス・ミッドランド銀行も襲撃
セントルイス・ミッドランド鉄道の橋を爆破。
列車強盗もやる。当然セントルイス・ミッドランド鉄道。
ジェシーはヤケになっているようです。
溶暗になります。

新聞社にて。
少佐は歯痛で社説で歯医者をこき下ろす。ロイが活字を組んでます。
息子がもう大きくなってます。子供は可愛い少佐。

そんなとこに小太りなオッサンが来ます。
会話からジェシーの子供は5歳だとわかる。5年経ったことになります。
広告ですとジョージ・レミントン染物会社の名刺を出すオッサン。ディクシーホテル。
それから知事が出した大赦の話しをするオッサン。ジェシー・ジェームズを殺しても罪に問われない大赦とのこと。賞金も出る。そうなると殺し屋が殺到することになる。
これに激昂してる少佐。すぐに社説を口述する。
何故かここにいるライト。ジーの亭主というわけではないみたい。

馬車で移動中の先ほどのオッサン。
一軒家のおばさんに話しかける。ボブ・フォードの奥さんと知ってるオッサン。
あとでわかりますがボブ・フォードはジェシーの仲間です。
リバティ新聞と名刺を渡してるオッサン。
家には誰かが隠れて伺ってます。ボブ・フォードでした。
新聞のネタはジェシー・ジェームズを殺した者に大赦のことです。
名刺はラニアン探偵社のジョージ・ラニアン、裏面に興味があればディクシーベルホテルにと書かれてます。
溶暗になります。

ジェシー一行のアジトにて。
次の仕事の話しをする。ミネソタ銀行の金庫に5万ドルだ。
仲間のトムがあんたは危険を犯し過ぎると意見する。死を望んでるかのようだ。
これに激昂するジェシー。俺がボスだとへそを曲げる。
フランクがジェシーに意見しようとするがジェシーは全員出て行けと激昂する。

外にて。
フランクは仲間達に俺が何とかすると請け合う。兄弟以外には4人います。

アジトにて。
ジェシーに意見するフランク。
気心のしれたトムを何で殴ったと話しを始めるフランク。
まともではないと言われるジェシー。

ジェシーが1人になったとこでボブ・フォードがやって来ます。
何だか挙動不審なボブ。大赦とカネに目が眩んでジェシーを殺すつもり。
しかも背中から撃とうとしてます。そんなとこに他の面々が来たので中止にしてる。

ここから700キロにある銀行強盗計画の話しになってます。
マジでやるつもりのようです。反対する者もいないし。
計画の説明をするジェシー。大金があれば全員が引退出来る。そんな感じでこれが最後の仕事となっています。それはフラグだ。
溶暗になります。

町にて。
ラニアン探偵がいます。銀行の頭取にコンタクトします。
ノースフィールド銀行を土曜の午後に襲撃する。グレーの馬に乗っている。撃つな。
そんなタレコミです。これはボブからでしょう。
ジェームズ兄弟の一味がこちらに来ると知らせるラニアン探偵。
頭取はうちの5万ドルがと錯乱してる。しかしラニアン探偵は自信満々。

ジェームズ兄弟一行が町に来てます。
ところで白っぽいロングコートはどういう機能で着てるのかが不思議だ。

銀行にて。
客を装って入るジェシーとフランク。
鐘がなると何だかおかしな感じになる。それはもう待ち伏せの態勢が整ってるからです。
銀行から客が消える。窓口担当も消える。
さすがにこれはおかしいとなってるジェシーとフランク。
ついにジェシーが撃たれる。致命傷ではないみたい。

そんなわけで銀行強盗は大失敗で逃走になってます。
仲間は全部失って兄弟だけ逃げる。トムも撃たれています。
馬ごと店の窓に突っ込むスタントの見せ場があります。そのまま裏口へ抜ける。
このへんの撃ち合いのシーンは驚くほど『ワイルドバンチ』(1969年)のプロローグのシーンに似ています。映画は引用されて受け継がれていくとよくわかります。よくあるオリジナルをスポイルするのは単なるパクリです。

兄弟は馬2頭で逃げる。追っ手集団との追跡シーンになります。
ここで馬ごと崖から川に飛び込むスタントシーンになります。これはあまり見たことがないスタントシーンです。
レオナルド・ディカプリオ主演の『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015年)があったか。この作品はCG全開ですが。

馬2頭とフランク川のは向こう岸に着いたがジェシーは行方不明。
とりあえずフランクはそのまま逃げてます。
ラニアン探偵と手下1人がジェシーを捜索してる。川に潜って隠れてるジェシー。
そんなわけで何とか見つからずにすんだ。
溶暗になります。

新聞の見出しです。
ミネソタ銀行襲撃は2人死亡、4人逮捕。
2人のリーダーの行方はわからず・・・

新聞社にて。
新聞を読んで嘆いてる少佐。ジーとライトもいます。
ジェシーは行方不明になってます。
頭にきた少佐はまたロイを呼んで社説を口述してる。
ジーはまたジェシーの心配をする。
ライトは昔の彼ではないと諭す。彼には友達はいないんだ。

荷馬車が登場。ある一軒家に着く。
荷台の干し草に隠れてジェシーがいました。馬車の男にカネを払う。
男は大丈夫なのかといいつつこの場を去ってます。いい人なのかよくわからん。
まだ怪我の状態はよくないジェシーはなんとか家に入る。

ここはジーと暮らした一軒家のようです。今は誰もいない。
家のベッドに横になるジェシー。そんなとこに誰かが来てます。
やって来たのジーでした。これはビックリ。時間経過模写もなく偶然が過ぎてます。
それはともかくジェシーの看病をするつもりのジー。

次のシーンは早く来てと誰かを呼んでるジー。これは大変と思ったら・・・
来たのはジェシーの息子でした。初対面です。そういえば名前はジェシーでした。
そんな感じでジェシーとジーはよりを戻したようです。
親子3人でカリフォルニアに行こうとなってます。
溶暗になります。

新聞の見出しです。
中西部からジェームズ一味の恐怖去る・・・
3ヶ月で捜査打ち切り、ジェシーは死亡と思われる・・・

一軒家にて。
ジェシーは回復してます。
ピンキーがハワードさんにお客様ですと知らせる。
ハワードさんとは自分のことだ。お知り合いとのこと。誰なんだ?。
やって来たのはボブ・フォードとその弟チャーリーです。知り合いだけど微妙な感じ。

フランクの使いで来たと主張するボブ。
とにかく心配なジーが2階から降りて来ます。ジェシーは2階に戻します。
ボブは仕事の話しを持って来ました。簡単な銀行強盗だ・・・
ジェシーは仕事は辞めたカリフォルニアに行くと言って断る。
それでジェシーにカネがないことを知って熱心に勧誘するボブ。

そとで遊ぶ子供の声を聞くジェシー。
外に見に行こうすするジェシーにチャーリーが銃を持ったままではと注意する。
そんなわけでガンベルトを外して外に行くジェシー。

外では子供達が息子をジェシー・ジェームズにした遊びをしてました。
ジェシー・ジェームズは死ねと囃す遊びです。これをやめさせてるジェシー。
息子を2階のジーに預けるジェシー。

結局ボブの誘いを断るジェシー。そのままフォード兄弟を送り出す。
これでカリフォルニアに行けるジェシー。そのはずだった。

壁の額縁を外そうするジェシー。
そんなとこにボブが後ろから撃つ。倒れるジェシー。フォード兄弟は逃げる。
ジーが来たらもう手遅れでした。何故こんなことにと嘆くジー。
溶暗になります。

エピローグ
ジェシーの葬式で演説をする少佐。間違いなく無法者だったジェシー・・・

お墓が披露されます。
ジェシー・ジェームズ、1882年4月3日、享年34歳・・・

エンドとなります。
Twentieth Century Fox
キャスト


そんなわけでドラマ重視ウエスタンのよい作品でした。


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