『マッド・アイ 悪魔のホスピタル』(1987年)
この作品は、リチャード・フリードマン監督、マイケル・ロージェン、パティ・ミューレン主演の廃病院ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1987年 Steve Menkin production/Filmworld productions/Manhattan pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆79分
原題◆Doom Asylum
プロット◆謎の殺人鬼に悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆Dave Erlanger、Jonathan Stuart
キャスト
マイケル・ロージェン→弁護士のミッチ・ハンセン
パティ・ミューレン→母親のジュディ/娘のキキ
クリスティン・デイヴィス→メガネのジェーン
ウィリアム・ヘイ→爽やか系のマイク
ハリソン・ホワイト→黒人のドーネル
ケニー・L・プライス→オタクのデニス
ルース・コリンズ→パンクバンドのボーカル ティナ
ドーン・アルバン→パンクバンドのキーボード 反体制のゴディバ
ファリン→パンクバンドのドラマー ラプンツェル
ハーヴェイ・キース→ベテランの検死官
スティーヴン・G・メンキン→見習いの検死官 (as Steve Menkin)
リチャード・フリードマン監督の演出はよいと思います。
全体的に1980年代ぽく出来てます。
後になってTVシリーズや映画の『セックス・アンド・ザ・シティ』で有名になる前のクリスティン・デイヴィスが出ています。
シービー株式会社/有限会社フォワード発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolby Digital 2.0ch モノラルですが音質はいい。
著作権のアラート
WHDジャパン
フォワード
ノイズ音割れ等が発生していますのアラート
衝撃的にな映像を含みますので、ご注意くださいのアラート
プロローグ
オープンカーのカップルが登場。
→ 1967 Pontiac Grand Prix Convertible
走行中にシャンパンで乾杯してます。立派な酔っ払い運転です。
男は弁護士のミッチ。勝訴して儲けたばかり。
女はジュディ。儲けた依頼人なのか?
キスをして前方不注意になりあわてて対向車を避けて事故ります。
ジュディですが手首が取れてます。これはビックリのミッチ弁護士。
救急車が接近してます。
病院の解剖室にて。
ベテランの検死官と新人の見習い検死官。
死体はミッチ・ハンセン弁護士。
ベテランなので雑な解剖になってます。惰性な仕事の感じがよく出てます。
新人は死体が動いてますとベテランに言うが信じてもらえない。
いよいよ死体が起き上がる。こうなるとベテランも信じるしかない。
まだジュディの名前を出してるミッチ。
そんな感じで検死官2人を片付けるミッチ。
Manhattan pictures
in association with
Filmworld productions
present
A Steve Menkin production
of
A Richard Friedman film
Doom Asylum
『悪魔のホスピタル』
starring
Patty Mullen Judy LaRue / Kiki LaRue
Ruth Collins Tina
Kristin Davis Jane
William Hay Mike
Kenny L. Price Dennis
Harrison White Darnell
Dawn Alvan Godiva
Farin Rapunzel
and
Michael Rogen Mitch Hansen
as
“ The Coroner ”
スタッフの紹介
10年後=10 years later
同じとこをまたクルマが走行中です。マスタングのオープンカー。
→ 1971 Ford Mustang
今度は5人乗ってます。
黒人のドーネル
メガネのジェーン
オタクのデニス
助手席のキキ
運転してるマイク
病院の殺人鬼の話題になってます。
キキのママはもう亡くなってるようです。
その交通事故の現場にクルマを停めてます。手鏡を見つけるキキ。
廃墟の病院にて。
ここで女の子3人のパンクバンドが練習してます。
ボーカル、キーボード、ドラムスとなってます。
とにかくそうなってる。
そんなとこに5人が乗ったオープンカーが到着します。
ティナ達がやってると何故か知ってるマイク。知り合いなのか?
そのパンクロックのシーンが延々と入る。
接近していきなり電源プラグを抜いてるドーネル。
そのドーネルですがバンドの黒人の女の子に一目惚れしてるようです。
スローモションで抱き合うシーンが入ります。これはバンドの女の子の妄想でした。
地下道にて。
主観ショットの移動シーンが入ります。スーハースーハーしてる。
病院前でピクニックになってる5人。
キキは赤いビキニ、ジェーンは青いワンピースの水着になってます。
クリスティン・デイヴィスは見ててわかります。若い。タレ目が可愛い。
屋上にて。
バンドの3人はコンドームに水を入れて投下する準備をしてます。
相変わらずドラマーの女の子の妄想シーンが入る。
病院前のピクニックにて。
メガネのオタクは野球カードマニアです。ニークロ兄弟の通算勝利数の話しをする。
そんなとこにカバンを持った何者かが迫る。
これとは別に屋上から水の入ったコンドームを投げつけられて大騒ぎになってます。
パンクバンドの3人が投げてる。
何者かは新聞記事の切り抜きを持ってます。
炭鉱夫の娘が数100万ドルを勝ち取る・・・
ドーネルが話しをつけてやると建物内に向かう。
実はドラマーの女の子がお目当だったりする。
ドーネルは建物内をどんどん進む。
いきなり後ろから金具で頭を挟まれドーネルは退場となります。話しは早い。
屋上にて。
バンドの3人。
何故かチェスをやってたりします。負けたリーダー格のティナは激昂してる。
殺人鬼のアジトにて。
モノクロのTVがあります。古い映画を見ています。
借金取りに娘が買われてるみたい。
屋上にて。
ボーカルのティナ。キーボード。それにドラムスの黒人。
そんなトリオです。
キーボード担当は反体制をモットーとしています。左翼です。
男子トイレにて。
殺人鬼は大量の強酸の準備してます。
ミッチ弁護士が殺人鬼のようですが何故か白衣を着てたりします。
ここに反体制のキーボード担当が入る。あとでわかりますが名前はゴディバ。
いきなり殺人鬼と遭遇して強酸の中に顔を突っ込まれて退場となります。
ゴディバは殺されかけても反体制を訴えて説得しています。たいしたものだ。
そんな感じであっという間に2人が退場です。話しは早い。
病院前のピクニックにて。
キキはマイクをママと呼んでいたりします。そうなるとセックスはしないキキ。
地下道にて。
殺人鬼は移動中。これは単に寝床に行くだけでした。
ジュディのことを思い出す殺人鬼。
建物内にて。
マイクは移動中です。
殺人鬼のアジトにて。
また古い映画を見ています。
あんたにパリを見せたかったとか言って檻の男と川に落ちてる男。
外に行って殺人鬼は電動ドリルを用意してます。
病院前のピクニックにて。
オタクのデニスは大事なウェードのカードを風に飛ばされてしまう。これは多分ウェイド・ボッグスのカードだと思う。
カードを探しに彷徨うことになる。
建物内にて。
まだマイクは移動中です。ドーネルを探してるわけです。
白骨を見つけてビックリのマイク。
デニスはまだ野球カードを探して建物内に入ってます。
何者からに遭遇するデニス。当然殺人鬼です。
そんなわけで電動ドリルで額に穴をあけられ退場となります。
欲しい野球カードはミッキー・マントルだと決めセリフの殺人鬼。要するに世代が違うというわけです。
そんな感じで殺すたびに決めのセリフがあったりします
建物内にて。
まだマイクは移動中です。
殺人鬼の地下のアジトにて。
ロウソクを点けてあの手首を抱きしめてます。
屋上にて。
ここに来てるマイク。バンドの2人にドーネルのことを聞く。
ティナは最初から喧嘩腰ですぐに口論になる。それから格闘アクションになる。
ドラマーの女の子は我関せず。
殺人鬼のアジトにて。
また映画を見てる殺人鬼。
カミソリを持ってるので有名な床屋殺人鬼の映画みたい。
屋上にて。
マイクとティナは格闘アクション中。延々と続く。
ドラマーの女の子は我関せずでドーネルのことを思う。
ティナはマイクを屋上から落とそうとする。ぶら下がるマイク。これは大変。
殺人鬼のアジトにて。
古い映画を見てる殺人鬼。
こっちも高いとこから落ちたオッサンとヒロインのジュリア。
お前は私の娘ではないと定番の出生の秘密ネタになってます。
屋上にて。
ぶら下がってるマイクと落とすつもりのティナ。
ドラマーの女の子はドーネルを探しに行ってしまった。
病院前のピクニックにて。
こっちはもう女の子2人、キキとジェーンしかいません。
水着でずっと日光浴です。屋上からぶら下がってるマイクを見る。
落ちないわよと言ってるジェーン。根拠は不明。
殺人鬼は移動中です。
さすがにキキとジェーンが心配になって建物に入る。
ジェーンの両親が精神分析医らしい。そんなわけで妙に理屈っぽいジェーン。
屋上にて。
まだぶら下がってるマイク。高笑いのティナ。
ドラマーの女の子の名前は後でわかりますがラプンツェル。
ラプンツェルはドーネルを探して歩き回る。
屋上にて。
まだぶら下がってるマイク。高笑いのティナ。
ラプンツェルはドーネルを探して歩き回る。
首がぶら下がってるの見て悲鳴をあげる。
屋上にて。
悲鳴が聞こえたマイクはキキのことだと思ってとっとと脱出して探しに行く。
それまでぶら下がっていたのは何なんだ?と面白い。
ラプンツェルはぶら下がった首を見る。
いきなり後ろから首をを締められて退場となります。
締めたのがドーネルだと思ってるラプンツェル。
キキとジェーンを探すマイク。
殺人鬼は死んだラプンツェルに聴診器をあてる。
キキとジェーンはあちこち探し回る。
ようやくマイクが来て合流となります。これは偶然だ。
マイクはドーネルを探してるしデニスもいなくなったと話す。
ティナは他の2人を呼んでます。
ゴディバとラプンツェル。ようやく名前がわかりました。
反体制のゴディバと黒人のラプンツェル。
マイクとキキ、それにジェーンは移動中。
そんなとこに殺人鬼が接近してます。
ティナも他の2人を呼んで歩き回る。
このへんはカットバックが激しい。
マイクとキキ、それにジェーン。
ジェーンはティナを見つけたら白状させてやると意気込む。
マイクはホラー映画では1人になると殺されると警告する。
しかし5分で戻ると言って単独行動になるジェーン。
ティナと遭遇するジェーン。
ジェーンはティナを詰問する。
それはともかく両者とも仲間が消えてるわけです。
これは集団催眠なのかとなってるジェーン。とにかくそうなってる。
ティナから離れて別室に入ったとこで殺人鬼と遭遇するジェーン。これは大変。
殺人とは電動回転ノコギリを持ってジェーンに迫る。
ジェーンは最初は妄想だと思いたいがそうではないので会話治療しましょうとなる。
しかし電動回転ノコギリで顔を切り裂かれて退場となるジェーン。
殺人鬼はセラピーは嫌いだと決めセリフが入る。
次はティナが入って来ます。殺人鬼はと遭遇してこれはビックリのティナ。
反対側からマイクも来ます。そうなると殺人鬼はズラかります。
殺されてるジェーンを見てティナがやったと責めるマイク。
当然ティナは否定する。血だらけの白衣の男だと主張する。もめてます。
今度はマジでキキの悲鳴が聞こえてます。そうなるとマイクはキキのとこへ行ってしまった。
キキはドーネルの死体がバスタブに入ってるのを見てしまった。
ティナがやったと言ってるマイク。そうなの?
ここにはサイコ殺人鬼がいると主張するマイク。
錯乱してるキキ。それでサイコって何?とオチが付きます。
殺人鬼はまた古い映画です。
スーザン、お前の結婚式の云々とオッサンが嫌味を言ってる。
階段を降りてるティナ。
殺人鬼はまた古い映画です。
狼男の名はルシオ・デルガト。パリの狼男の映画らしい。
昔のことを思い出してる殺人鬼。
ティナは建物内を移動中。
まだ2人を探してる。
それはいいけどパンクバンド3人はいままでよく無事だったものです。
ラプンツェルの死体を発見するティナ。これはビックリ。
思わず吐いてるティナ。
マイクとキキ。
ジェーンとドーネルが安からにと祈りを捧げてます。そんな場合か。
デニスも無事でいますようにとも祈ってます。これは無駄な祈りです。
主観ショットで移動中の殺人鬼が接近してます。
カバンから道具を出してます。薬の瓶に注射器です。薬を注射器に吸い上げてる。
何の薬だからわからん。
おっかなびっくりのティナはまだ移動中です。
そのへんの鉄パイプを外して武器にしてます。
マイクとキキは移動中。こっちもおっかなびっくりです。何か怪しげな物音を聞く。
おっかなびっくりで鉄パイプのティナはまだ移動中です。
マイクとキキは移動中。いきなりマイクが殺人鬼に首筋に注射されて昏倒する。悲鳴をあげるキキ。
解剖室にて。
拘束されてるキキ。殺人鬼はまたどこかに行った。
地下道の殺人鬼。また古い映画です。
オッサンとヒロイン。わしの花嫁にしてやるといきなり撃つ。何だかわからん。
殺人鬼の古い映画好きも大変なものです。
また床屋殺人鬼の映画になってます。
椅子の仕掛けが作動して犠牲者は地下へと落とされてます。
殺人鬼は移動中。
昏倒してるマイクのところに来ます。マイクはまだ死んでない。
マイクを担いで運んでます。
解剖室にて。
マイクを運んで来た殺人鬼はマイクを手術台の上に拘束する。
気が付いたマイクですがもう動きがとれない。マイクの靴を脱がしてます。
おっかなびっくりで鉄パイプのティナはまだ移動中です。
解剖室にて。
大型のハサミでマイクの左足指を切り落とす殺人鬼。
そんな感じでどんどん指を切り落としてます。もう左足指は無くなった。
おっかなびっくりで鉄パイプのティナはまだ移動中です。
ようやく解剖室に来て殺人鬼と対峙する。
鉄パイプのティナと非常用オノの殺人鬼の対決となります。
そんな感じでアクションになってます。
結構強いティナは鉄パイプで殺人鬼を滅多打ちにしてる。
キキを拘束から解放するティナ。
ここでティナはベルトコンベアのスイッチを入れてしまい乗って運ばれる。
必死こいて止めようとするキキですが止まらない。
そんなわけでティナは四角い肉の塊に加工されてしまった。
キキと殺人鬼が対峙する。
そのベルトコンベアの訴訟なら弁護を引き受けるぞとうそぶく殺人鬼。
さすが元弁護士なのでそうなる。
キキは逃げて殺人鬼が追う。建物内の追っかけになってます。
ようやく外に逃げてるキキ。追ってくる殺人鬼。
殺人鬼はジュディと呼んでキキを追いかける。
私はジュディではないキキなのよと反論してます。
しかし押さえつけられたのでジュディですと言ってるキキ。
キスされそうになって膝蹴りを食らわして逃げるキキ。
病院前のハイキングにて。
ここに座り込んでる殺人鬼。
キキは殺人鬼が持ってる新聞記事の切り抜きを見る。
私のママだわとキキ。ジュディはキキのママだった。
私を寄宿学校に入れてよろしくやっていたママと弁護士。
そんなわけで恨みをもっているキキ。
このへんはやたら鳥の鳴き声が大きめに入ってる。
キキは拾った手鏡の尖った取っ手で殺人鬼の目玉をえぐる。
これで殺人鬼は死に至ったようです。
私は誰も愛さないからとこの場を去るキキ。
古い映画です。
恐怖はセーヌ川が流し去るだろう・・・
古い映画なのでもちろんハッピーエンドになってます。
エンドとなります。
後タイトル
キャスト
スタッフの紹介
ここは何だかビデオ撮りといった感じ。
古い映画のリストです。
excerpts from the films of top slaughter:
Never Too Late (1935)
Maria Marten, or The Murder in the Red Barn (1935)
The Face at the Window (1939)
The Crimes of Stephen Hawke (1936)
Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street (1936)
courtesy of films around the world, inc.
そんなわけで普通のB級ホラーのよい作品でした。
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