『セシル・B/ザ・シネマ・ウォーズ』(2000年)
この作品は、ジョン・ウォーターズ監督、メラニー・グリフィス、スティーヴン・ドーフ主演の映画製作内幕ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2000年 Polar Entertainment production/Artisan Entertainment/studio Canal A Canal+ company
アメリカ作品
ランニング・タイム◆88分
原題◆Cecil B. DeMented
プロット◆映画ゲリラが悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆ベイジル・ポールドゥリス、ゾーイ・ポールドゥリス
キャスト
メラニー・グリフィス→下り坂の女優ハニー・ホイットロック
スティーヴン・ドーフ→自称映画監督セシル・B・ディメンテッド 刺青はオットー・プレミンジャー
アリシア・ウィット→主演女優のチェリッシュ 刺青はアンディ・ウォーホール
エイドリアン・グレニアー→ヒゲのライル 刺青はハーシェル・ゴードン・ルイス
エリカ・リン・ルプリ→撮影監督のパム 刺青はサム・ペキンパー
ゼンゼル・ウゾマ→録音担当のシャネルド 刺青はスパイク・リー
ラリー・ギリアード・Jr.→美術監督のルイス 刺青はデビッド・リンチ
エリック・バリー →衣装担当のフィジット 刺青はウィリアム・キャッスル
マギー・ギレンホール→メイク担当のレイブン 刺青はケネス・アンガー
ジャック・ノーズワージー→ヘアメイク担当のロドニー 刺青はアルモドバル
マイケル・シャノン→運転担当のピーティ 刺青はファスビンダー
ハリー・ダッジ→プロデューサーのダイナ 刺青はサム・フラー
ビル・グリムメット→ボルティモア市長のアダム・フェンウィック
パトリシア・ハースト→フィジットのママ
ケヴィン・ニーロン→ケヴィン
ジョン・ウォーターズ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通の独立系作品になってます。
株式会社パルコ/ワーナー発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味なし。フルスクリーン。
音声は Dolby Digital 2.0ch
著作権のアラートがわざわざ2面出ています。
ワーナーホームビデオ
メニュー画面。
studio Canal A Canal+ company
Artisan Entertainment
タイトル
Artisan Entertainment presents
in association withle studio Canal+
A Polar Entertainment production
A John Waters film
Melanie Griffith Honey Whitlock
Stephen Dorff Cecil
Cecil B. DeMented
Alicia Witt Cherish
Adrian Grenier Lyle
Lawrence Gilliard Jr. Lewis (as Larry Gilliard Jr.)
Maggie Gyllenhaal Raven
Jack Noseworthy Rodney
Mink Stole Mrs. Sylvia Mallory
Ricki Lake Libby
Patricia Hearst Fidget's Mom
Michael Shannon Petie (as Mike Shannon)
and
Kevin Nealon Kevin
スタッフの紹介
タイトルバックはシネコンです。スターウォーズ等が上映中。
貸しビル 何だかわかん。
スクリーム4、めまいリメイク版
映画の看板に色々な映画名が出てます。架空の映画もある。
天井桟敷の人々 英語吹き替え版。誰が見るんだ?
映画館にて。
看板の字の位置がどうのこうのとやってます。
ホテルにて。
盛りを過ぎた女優 ハニー・ホイットロックが招待されてます。
ここはボルティモアです。ここの料理をこき下ろすハニー。
このへんは劇場とホテルのカットバックです。
劇場では従業員達が何やらハンドガン等を用意してます。
ハニーは早くロサンゼルスに帰りたいと愚痴が出る。
付き人にニクソン大統領夫人がここでセックスしたのた聞けと無理を言う。
映画館にて。
ヒゲの男がピーティー。
演じてるマイケル・シャノンなんですが見てて全くわかりません。
ピーティーは太った支配人をノックアウトする。
ホテルにて。
ボルティモア市長のアダム・フェンウィック。黒人。
ハニーは白いリムジンが気に入らない。白いリムジンなんてリベラーチェでオカマだというわけ。
それでも白いリムジンに乗ってセネター劇場に向かいます。
映画館にて。
心臓病基金後援『ある幸福』プレミアム上映会。
セレモニーです。心臓病基金後援会マロリー会長のスピーチです。
車椅子の男の子ウィリアムがいますが性格と口が悪い。
いよいよハニーが舞台に上がります。
いきなりハンドガンを持った男が登場。ハニーを誘拐する。
そのへんでは爆弾や火炎瓶が爆発して大騒ぎになってます。
ついでに招待客の財布や映画館の売上金を強奪してます。
リムジンのトランクに入れられるハニー。
移動するリムジンに合わせてラップが流れてます。映画ネタです。
古い劇場に入るリムジン。ここがアジトです。
セシル・B・ディメンテッド 刺青はオットー・プレミンジャー
自称映画監督のディメンテッド。
その他の面々がハニーに自己紹介となります。
主演女優のチェリッシュ 刺青はアンディ・ウォーホール
ヒゲのライル 刺青はハーシェル・ゴードン・ルイス
撮影監督のパム 刺青はサム・ペキンパー
録音担当のシャネルド 刺青はスパイク・リー
美術監督のルイス 刺青はデビッド・リンチ
衣装担当のフィジット 刺青はウィリアム・キャッスル
メイク担当のレイブン 刺青はケネス・アンガー
ヘアメイク担当のロドニー 刺青はアルモドバル
運転担当のピーティ 刺青はファスビンダー
プロデューサーのダイナ 刺青はサム・フラー
TVニュースでは映画館で起きた誘拐事件について放映してます。
あのマロリー会長は死亡したようです。
溶暗になります。
大劇場にて。古い建物でここがアジトです。
髪の毛をブロンドにされているハニー。嫌がってます。
ディメンテッド監督が来てセリフは覚えたか?と言ったりする。→一般的に俳優はセリフを全部を覚えて撮影に来るのが普通だそうです。結構大変だ。
衣装合わせのハニー。
そんなわけで下着姿になると聞いて他のスタッフが集まって覗く。
衣装を着たら撮影になります。『狂える美女』
ハニーが嫌がってやらないとスタンガンを出す。これは大変。
そんな感じでリハーサルです。棒読みのハニーにスタッフが自傷行為に走る。とにかくそうなってます。
さすがに本番では真面目にやってるハニー。
最初のテイクが真実だと持論を述べるディメンテッド監督。
ハリウッド大作ではマルチカメラと撮り直しからいいとこだけを取り出して編集で何とかするのが普通です。
ワンボックスカーで出かけます。ロケに行くようです。大丈夫なのか。
ワンボックスカーで移動中にて。
メル・ギブソンと寝たのか?と聞かれるハニー。
ハニーはハリウッドに来れば仕事を紹介すると懐柔がかかる。
そんな感じで話しが噛み合わない。
モールのシネコンにて。
ここに乗り込むディメンテッド監督一行。
御涙頂戴の『パッチ・アダムズ』(1998年)を上映で観客達は涙を流してます。
まずは売店に突撃するディメンテッド監督一行。高いまずいと文句を言う。
次は映画上映中の中に突撃する。大混乱で撮るだけ撮ったらズラかってます。
発煙筒を焚いてるようで煙が凄い。
溶暗になります。
アジトの大劇場にて。
ラッシュフィムを見てます。
スタッフが実演するラップが流れる。
ディメンテッド監督はチェリッシュに言い寄られても撮影中だと断ってます。
それからデビッド・リーン監督の本を撃ったりしてます。
ハニーはフィジットに両親が心配してるからと電話させてる。
マジで電話してるフィジット。それでどうなる。
ディメンテッド監督は映画のために禁欲せよとアジってます。
溶暗になります。
朝です。クラクションで目覚めて撮影開始となります。
自分はゲイではなくストレートだと嘆くのがいたりします。色々大変だ。
TVニュースです。
昨日の事件についての街の声を流してます。
映画館の従業員はそんなに批判的ではない。
しかし地元の映画関係者は批判的です。
ディメンテッド監督は今回は死人が出るだろうと言ってます。
それでワンボックスカーが出動となります。
移動中のワンボックスカーにて。
チェリッシュはクリスマスにレイプされた話しをする。
それはともかくロケになってます。
どうやら批判的だったボルチモアの映画関係者パーティに突撃するようです。
メリーランドフィルムコミッションと出ています。
ハニーは高い場所からジャンプするスタントに挑戦する。
マジでジャンプしてるハニー。見事に着地して口上を述べる。小道具の手榴弾を投げたら本当に爆発したりする。
ディメンテッド監督はエキストラに牡蠣を食い続けろと指示を出す。
映画関係者に色々と文句を言ったりします。
そんな感じで大騒ぎになってます。
警察がやってきてマジで撃ち合いになります。
本当に撃たれてるスタッフもいます。これは大変。
ハニーは警察に拘束されます。パトカーに入れられる。
このへんはグダグダになってる感じ。それでどうなる。
パトカーを追跡するワンボックスカー。
ここも撮影していたりします。どんなシーンになるのかは不明。
良質なファミリー映画専門映画館にパトカーが突っ込んでます。
そうなるとここの客層のおばさん方と口論になるディメンテッド監督一行。
ハリウッドメジャーと独立系の口論です。
そんな感じで独立系作品をこき下ろすおばさん達。セックスと暴力ばっかり。
ついでにハニーもこき下ろされてます。終わってる女優だ。これは当たってる。
カンフー映画専門映画館に逃げ込むディメンテッド監督一行。
ここの客層はディメンテッド監督一行に協力的です。
そんなわけでアクション映画ファンに助けを求めるディメンテッド監督。
ハニーはサイン会もやってます。
映画館前のフィルム輸送ワンボックスカーをハイジャックします。
これで脱出してるディメンテッド監督一行。
溶暗になります。
アジトの大劇場にて。
焼印押しをやってます。これで結束が高まるらしい。
ハニーをすっかりこの状況に馴染んでます。
撃たれたロドニーはマジで退場になったらしい。
お前の両親はゴジラのファンだと罵倒されてるハニー。意味がわからん。
要するに両親は映画の敵ということらしい。
『ゴジラ』シリーズはアメリカでも土曜の昼間に何回もTV放映されていたと思う。とにかくアメリカに売れたシリーズではあるわけです。
TVではハニーのこき下ろし大会になってます。
7年間結婚していた元旦那もハニーをこき下ろす。
次々とハニーをこき下ろす人々。
そんなわけでディメンテッドは永遠なれと焼印押しをやるハニー。
またロケに出動するワンボックスカー。
今度はスタジオに突撃するようです。
スタジオにて。
まずは警備のおっさんを眠らせてます。
どうでもいいような作品を撮影してます。
次々とスタッフを拘束してるディメンテッド監督一行。
ところで撮影中の作品は『フォレスト・ガンプ』(1994年)もどきのようです。
オッサン達ですが警備ではなくトラック運転手組合の面々でした。
何しろ体力はあるので反撃してきます。
そんな感じで主演のライルは頭を撃ち抜かれる。
撃ち合いになってます。トラック運転手組合の面々は強い。
被害はかなりなものでプロデューサーも撃たれています。残りは何人?
ディメンテッド監督一行の残りの面々が逃げてます。まだかなり残ってる。
アナル特集チェリッシュ主演の映画館に逃げ込みます。
アナル特集チェリッシュ主演の映画館にて。
観客はだいたいオナニーをしながら見ています。
そんなとこに逃げ込むディメンテッド監督一行。
しつこいトラック運転手組合の2人が追って来ます。
ここもグダグダな感じになってます。
ドライブインシアターにて。
ハニー3本立てそっくりさん大会。ハニー・ホイットロック特集。
ハニーは先ほどの映画館にいたファンの男と来てます。後席には3人隠れている。
それからトランクにも数人詰め込んでいた。それでどうする。
最後のロケだと言ってるディメンテッド監督。
スクリーンのハニー、あれは君ではない別人だと言われてるハニー。
上映室にて。
オッサンがいます。ここに突入するディメンテッド監督一行。
映画上映を止めてディメンテッド監督が演説する。
そんなとこにパトカーが押し寄せて来ます。お前たちを包囲したと普通に始める。
ハッピーエンドにするなら死ぬと主張するディメンテッド監督。
フィジットの両親とカウンセラーも来ています。
ディメンテッド監督の両親も来て息子をこき下ろす。お前には監督は無理だとか、たかが映画だとか・・・。
何だか知らないけど死に際なディメンテッド監督。
ハニーに髪の毛に火をつけてくれとお願いする。マジでやるハニー。
撮影が終わったとなってディメンテッド監督とセックスとなるチェリッシュ。
そんな感じ他のスタッフ達もセックスになってます。ゲイもいる。
チェリッシュが撃たれたりもしてる。何しろ銃を持った警察がいるし。
車椅子のディメンテッド監督は火だるまになって警官に突っ込む。
The Endと看板の文字で出ています。
フィジットが撃たれた看板から両親のクルマの上に落ちる。
ハニーは連行されてます。
歌が流れます。さよならは言わないで、チャオ。
グダグダな感じでエンドとなります。
後タイトル。
そんなわけで普通の独立系のよい作品でした。
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