『レディ・イヴ』(1941年)
この作品は、プレストン・スタージェス監督、ヘンリー・フォンダ、バーバラ・スタンウィック主演のロマンティック・コメディのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1941年 Paramount Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆96分
原題◆The Lady Eve
プロット◆御曹司と詐欺師が色々とある話しのようです。
音楽◆ジグムンド・クラムゴールド
キャスト
ヘンリー・フォンダ→風変わりな御曹司チャールズ・パイク
バーバラ・スタンウィック→詐欺師のジーン・ハリントン/レディ・イヴ
ウィリアム・デマレスト→ボディガードのマグジー
ユージン・パレット→チャールズの父親パイク氏
チャールズ・コバーン→詐欺師の父親ハリントン大佐
メルビル・クーパー→詐欺師の相棒ジェラルド。
エリック・ブロア→詐欺師のパーリー/アルフレッド卿
プレストン・スタージェス監督の演出はよいと思います。
全体的に変わった設定とそんなのあり?なオチになってます。
ヘンリー・フォンダはマイケル・ファスベンダーに似ています。
バーバラ・スタンウィックは何となく感じがナオミ・ワッツに似ています。
株式会社ファーストトレーディング発売のDVDにて。
画質はまあまあ。珍しく最悪ではない。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声は Dolby Digital 2.0ch
ファーストトレーディング
著作権のアラート
タイトル
A Paramount Picture
会社名が出ています。パブリックドメインではないのか?。
Barbara Stanwyck ... Jean Harrington
Henry Fonda ... Charles Pike
in
The Lady Eve
タイトルバックはアニメです。
ヘビとリンゴ。ヘビは尻尾の先は手になっててベルを振っている。ガラガラヘビらしい。
with
Charles Coburn ... 'Colonel' Harrington
Eugene Pallette ... Horace Pike
William Demarest ... Muggsy
Eric Blore ... Sir Alfred McGlennan Keith
Melville Cooper ... Gerald
Martha O'Driscoll ... Martha
Janet Beecher ... Janet Pike
ススタッフの紹介
スクロールしている前タイトルは珍しい。
ジャングル、アマゾンにて。
教授からヘビを受け取ってる主人公のチャーリー。
マグジーというオッサンがいます。チャーリーのボディボード。
小型船に乗って移動となるチャーリーとマグジー。
それから大型船に乗り移ります。
この大型船には詐欺師3人組がいてカモを物色してます。
父親のハリントン大佐、娘のジーン・ハリントン、それにオッサンのジェラルド。
チャーリーはパイクビールの御曹司なのでカモとなってます。
小型船のチャーリーにわざと物を落としていたりコンタクトしようとしてる。
ホールにて。
チャーリーはヘビの本を読んでいます。
まわりの女性達が何とかチャーリーとお知り合いになろうとしてる。
詐欺師親子も伺っています。ジーンは女性達を手鏡に映して実況してます。何だか手鏡がスマホみたいに見えます。
実況なのでジーンを演じるバーバラ・スタンウィックの喋りが堪能出来ます。
ジーンはチャーリーの足を引っ掛け転倒させ部屋まで送らせる。
ここでハリントン大佐、ジーンと名乗ってます。
ジーンの船室にて。
そんなわけでジーンを送ったチャーリー。
ヒールが折れたと靴を選んで履かせたりしてるチャーリー。
アマゾンにいた話しをするチャーリー。
ビールとエールは違う話しもする。ビールは嫌いだそうです。
だんだんといい感じになってます。
キスはさせないジーン。
ホールにて。
テーブル席のチャーリー、ジーン、ハリントン大佐の3人。
カードの手品を見せているチャーリー。
ブリッジが始まってます。詐欺師はカードは得意なはず。
オッサン3人が登場。
マグジーとオッサン2人。誰だかわからん。
テーブル席のチャーリー、ジーン、ハリントン大佐の3人。
ハリントン大佐が金を賭けてやらないかと持ちかける。
最初は勝たせて最終的には巻き上げるので詐欺師のパターンです。
ハリントン大佐が席を外してチャーリーとジーンだけになる。
それからチャーリーの船室に行きます。
チャーリーの船室にて。
エマがいるとジーンに言ってるチャーリー。エマって誰?
ヘビがエマだと知って悲鳴をあげるジーン。それに箱から出ていた。そんなわけでジーンは走って逃げてる。
ジーンの船室にて。
チャーリーはジーンを追って来てます。
とりあえずヘビがいないかチェックをしてるチャーリー。普通はいない。
何となく話し込んでます。アマゾンのこととか。
チャーリーはヘビが大好きな堅物のようです。それでも結婚の話しはする。相手はまだいない。
ジーンは背が低い人がいいと言ってる。
それで自分の部屋に帰ってと言われてるチャーリー。
溶暗になります。
このへんの会話シーンの切り返しは全くやってません。
客船の全景が入ります。
ボディガードのマグジーがウェイターに食事の注文をしてます。
しかしこれがゲテモノでてす。近くで食事のお客が食えなくなってます。
で、その食事はヘビの食事でしたというオチになります。
チャーリーの船室にて。
マグジーがチャーリーに意見してます。賭けカードで損をした云々・・・
しかしチャーリーは聞いてない。
ジーンの船室にて。
うなされて悲鳴をあげるジーン。ハリントン大佐が来ます。
どうやらヘビの夢を見たようです。
で、ハリントン大佐はカードが得意です。イカサマと言った方が合ってる。
チャーリーはカモにされるのか・・・
デッキにて。
チャーリーが待ってます。ジーンが来ます。
すっかりその気になってるチャーリー。
ジーンの船室にて。
ハリントン大佐と相棒のジェラルド。
どうやらイカサマカードの打ち合わせです。今夜は巻き上げるとなってます。
ジーンがやって来てマジでチャーリーに惚れた?そんな話しになる。
そんなわけでチャーリーをカモにしないでとなってます。
いまのところハリントン大佐が500ドル負けているようです。これを取り返して更に巻き上げる段取り。
ホールにて。
テーブル席のチャーリーとハリントン大佐。
何だかもうハリントン大佐が勝ってるようです。ジーンが来ます。それでどうなる。
ハリントン大佐は咳き込んで持ち札を有利に交換してます。
ジーンは邪魔をしてハリントン大佐と同じカードを見せたりする。
そうなるとつじつまが合わなくなるのでハリントン大佐はまた違う持ち札に交換しています。忙しそう。
ジーンが席を外してチャーリーとハリントン大佐だけになる。
チャーリーはジーンへのプロボーズの話しをする。
そんなんこんなでもう1回勝負だとハリントン大佐。
デッキにて。
ジーンは心配になって見に行きます。
ホールにて。
結局チャーリーが大負けしてます。32000ドルの小切手を切る。
ハリントン大佐は小切手は歓迎してない。現金化出来ないかもしれないし足がつく。
小切手を受け取るハリントン大佐。そんなとこにジーンが来ます。
文句を言われてので小切手を丸めて捨てるハリントン大佐。そうなの?
デッキにて。
チャーリーとジーン。
いよいよプロボーズになるチャーリー。
それから船首に行きます。
森の中の少年と少女の話しをするチャーリー。
ジーンは問題があるから私に任せてと言ってます。あり過ぎなんだ。
いきなりキスになって溶暗になります。
シーンは変わってマグジーがこの船の保安担当パーサーに絡んでいます。
この船には詐欺師がいると主張するマグジー。保安担当は当然否定する。
パイク家の息子が狙われているから見張ってろとマグジー。
保安担当は詐欺師リストの写真があると言ってます。
ジーンの船室にて。
ハリントン大佐とジーン。
ブリッジの件で口論になる。
そうなるとジーンに結婚が出来るのかと突っ込むハリントン大佐。
一応この船を降りるまでは大人しくしてくれとなります。
デッキにて。
待ってるチャーリー。
そんなとこに待ってる相手ではないマグジーが来ます。
まだ賭けブリッジで負けてはいないが写真を見た方がいいとマグジー。
写真を見るチャーリー。例の3人が映ってます。
裏の説明文には詐欺師一家となってます。これはショックのチャーリー。
チャーリーはバーで酒を頼んでます。
そんなとこにジーンが来ます。様子がおかしいチャーリーに悩み事でも?と聞く。
チャーリーはジーンに写真を見せる。
まずは写りが悪いわとジーン。それから説明するつもりだったと言う。
チャーリーは最初から知っていたと言ってしまう。そんなことはなかったのに。
ジーンはここから去ります。
ジーンの船室にて。
とりあえず被害は与えていない。詐欺師と知られただけの状況です。
ハリントン大佐は泣いてるジーンに危険すぎる賭けをやるべきではないと言う。
船はニューヨークに到着します。
ジーンとハリントン大佐とジェラルド。
あの32000ドルの小切手ですが丸めたけど完全に捨てたわけではない。
そんなわけでアイロンが必要だとなってます。きれいに伸ばせば現金化出来る。
溶暗になります。
競馬場にて。
詐欺師3人はここにいます。小切手が無事に現金化されたのかカネはあるらしい。
そんなとこに知り合いの詐欺師パーリーがやって来て話し込む。
パーリーは富裕層相手にブリッジで荒稼ぎしてるとのこと。
簡単な仕事でヨーロッパの貴族と自称すればいくらでも相手がいるらしい。
チャーリーのことを聞いてジーンはパーリーの姪と騙って同行することにします。
そうなるとジーンはチャーリーに仕返しをするつもりなのか?
アルフレッド卿の姪イヴを騙ることにするジーン。
で、イヴを紹介しますというアルフレッド卿からの電文が出ます。
パイク家のお屋敷にて。
太ったオッサンが登場します。電話に出て私がパイクだと言ってる。
そうなるとチャーリーの父親のパイク氏のようです。
パイク氏はいつもの日課で庭先で朝食となります。
しかし料理がない。食器だけです。ベルを鳴らして召使いを呼びます。
その頃厨房にて。
総動員でパーティーの準備でパイク氏の朝食どころではないようです。
厨房はてんてこ舞い、パイク氏はベルを鳴らしてうるさい。
そんな感じで大騒ぎになってます。
バロウズ執事が指揮をとってます。
チャーリーがヘビがいないと聞くと知らないバロウズ執事。
しかしバロウズ執事に足にヘビが絡んでいたりします。
そんなこんなで溶暗になります。
パーティーにて。
お客が次々とやって来ます。
ドアマンをやってるマグジー。やってくるお客のチェックが仕事です。
そんなわけで顔を隠して入るレディ・イヴ。
マグジーは屋敷の外から窓越しにレディ・イヴを監視してます。
それはいいけど移動してどこかに落ちたりしてます。
レディ・イヴの方は愛想よく喋りまくりパイク氏に気に入られる。
そんなとこにチャーリーが来ます。それでどうなる。
レディ・イヴですと紹介されるがどこかで見たような感じ。
チャーリーはサザン・クイーン号にいましたか?と聞いたりする。
レディ・イヴは否定してます。
外のマグジーが盛んにチャーリーを呼んでます。
ここでチャーリーは思い切り転倒してます。これは大変。
それからまた転倒する。マグジーも転倒して大騒ぎになってます。
チャーリーの自室にて。
マグジーと話し込むチャーリー。
あれは詐欺師だとマグジー。チャーリーは別人なのでは?となってます。
ようやく着替えて食事に行くチャーリー。
食事にて。
遅れたチャーリーは末席で両隣はおばさんです。
マグジーは厨房からドア越しに伺ってます。そんなわけで他の使用人から邪魔にされてます。
マグジーは無理やり料理を奪って慣れない給仕をやる。
パイク氏はあいつは何をしてる、執事につまみ出せと言ってます。
そんなわけでマグジーと執事の攻防となって料理はひっくり返ってチャーリーが料理まみれになってます。
食事が終わって着替えたチャーリーはパーリーと話しになります。
パーリーはレディ・イヴのことを色々と盛った作り話しをしてます。
姪には出生の秘密がある云々。父親の名前はハンサム・ハリー、馬丁だ。
結局本物の姪だと言いたいらしい。口止めをする。
この話しをチャーリーは信じたみたい。
いよいよレディ・イヴと話し込むチャーリー。
と思ったらまたお盆の飲み物を被ってるチャーリー。そればっかり。
パーリーのお屋敷にて。
ジーンとパーリー。色々と話し込む。
とりあえずパーリーの小細工は上手くいったらしい。
ジーンはこれからどうチャーリーを攻略していくかと意気込む。
そんなとこにバラが届きます。チャーリーからのようです。
6週間後にどうする?と話すジーン。
まずは乗馬でデートとなるレディ・イヴとチャーリー。
チャーリーが後ろから来たら馬かと思ったとレディ・イヴ。面白い。
さかんに馬がデートのじゃまをしてます。これは撮影が大変だったと思う。実物の馬を調教で撮るしかないからです。現在ならCGがあるので効率よく撮れます。カネはかかるけど。
何だかマジで結婚するチャーリーとレディ・イヴ。そんなモンタージュが入る。
チャーリーの両親がレディ・イヴの父親に電話で挨拶をする。
それから結婚式の準備になってあっという間に結婚式になってます。
パーリーから電話をもらうハリントン大佐。
さすがに結婚式には出られなかったハリントン大佐。
汽車にて。
チャーリーとレディ・イヴの新婚旅行です。
別々の部屋のようでチャーリーはレディ・イヴの部屋に入る。
途端に物が落ちてチャーリーの頭を直撃する。こればっかり。
チーズが嫌いになった旅行の話しにもなる。
16歳の時に駆け落ちした話しを始めるレディ・イヴ。これはビックリのチャーリー。
相手は父親が雇った馬丁で名前はアンガス。しかも捕まるまで数週間一緒だった。
雷の中煙突から煙を吹き出してる汽車が走る映像が入ります。チャーリーが怒髪天をついたモンタージュなのか?
チャーリーは落ち着いて人間と獣の違いはと説明をする。
そんなわけでとりあえずアンガスの名前は忘れるとなったチャーリー。
今度はハーマンの名前を出すレディ・イヴ。それは誰だ?となるチャーリー。
トンネルに注意の看板が見えます。トンネルに突入する汽車。
汽車の窓が開かないのはトンネル対策のようです。窓が開いてると煙が入ってくる。
次はバーノンの名前が出ます。
汽笛のシーンが入る。ブチ切れたモンタージュなのか?
次はシセルの名前が出ます。次はヒューバート。次はジョン。
パジャマにコートのチャーリーは荷物を持って汽車を途中下車します。
途端に深い泥水にハマるチャーリー。こればっかり。
汽車はそのまま行ってしまう。これでジーンは仕返しが出来たわけか?
溶暗になります。
バイク社のオフィスにて。
社長に弁護士に他色々。チャーリーもいます。大勢で相談になってます。
ジーン側ですがハリントン大佐は大儲け出来ると意気込む。
しかしジーンはチャーリーと話したいと言ってるだけ。
電話で話し合うレディ・イヴとホレス・パイク氏
離婚裁判の話しになってます。
彼の口から直接離婚の言葉が聞きたいと要求するレディ・イヴ。
チャーリーは会いたくない。
しばらくしてレディ・イヴにホレス・パイク氏から電話です。
そんなこんなでチャーリーはレディ・イヴと会うことはなかった。
客船にて。
チャーリーがいます。またアマゾンに行くのか?、それでまた転倒してる。
そんなとこにジーンがいたりする。何故かキスになってます。
どうやらチャーリーはレディ・イヴではなくジーンでないとダメだったらしい。
そのまま船室に突入するチャーリーとジーン。
どうして私たちは遠回りしたの?とジーン。
君に瓜二つの女性に会ったとチャーリー。そうなの?
何故かこの船室からマグビーが出て来ます。ボディガードだからいるのか?
あれは同じ女だとマグビー。それがオチかい。
エンドとなります。
A Paramount Picture
キャスト表
そんなわけでありえない設定と落ちのよい作品でした。
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