『シン・ゴジラ』(2016年)
この作品は、庵野秀明総監督、樋口真嗣監督、長谷川博己、石原さとみ主演の『ゴジラ』シリーズの最新作のようです。基本設定はリセットされてるらしい。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2016年 東宝 日本作品
ランニング・タイム◆119分
原題◆しん・ごじら
プロット◆シン・ゴジラに悪戦苦闘する話しのようです。
音楽◆鷺巣詩郎、伊福部昭
音楽プロデューサー◆北原京子
キャスト
長谷川博己→内閣官房副長官 矢口蘭堂
竹野内豊→内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹
石原さとみ→米国大統領特使 カヨコ・アン・パタースン
市川実日子→環境省自然環境局野生生物課課長補佐 尾頭ヒロミ
余貴美子→防衛大臣 花森麗子
大杉漣→内閣総理大臣 大河内清次
柄本明→内閣官房長官 東竜太
平泉成→農林水産大臣 里見祐介
松尾諭→保守第一党政調副会長 泉修一
高良健吾→内閣官房副長官秘書官 志村祐介
國村隼→統合幕僚長 財前正夫
高橋一生→文部科学省官僚 安田
塚本晋也→首にタオルの博士
野村萬斎→ゴジラのモーションキャプチャー担当
庵野秀明総監督、樋口真嗣監督の演出はよいと思います。
全体的に上手く出来てます。CGは魔法です。全く違和感無しで見れます。
『エヴァンゲリオン』関係は全く見ていません。
現実の東日本大震災の風景が引用されています。
映画では、
『機動警察パトレイバー』(1989年)、
『機動警察パトレイバー2』(1993年)、
『太陽を盗んだ男』(1979年)、
等が引用されてるようです。
効果音ですが東宝特撮本来の伝統的な効果音と同じになってます。
音楽は『ゴジラ』シリーズのいいとこを使ってます。『地球防衛軍』(1957年)の音楽も使ってくれたらもっとよかった。
俳優達がどれぐらい早口なのかチェックします。→そんなに早口でもなかった。
私の早口の基準はハワード・ホークス監督のロマンティック・コメディ、『赤ちゃん教育』(1938年)と『ヒズ・ガール・フライデー』(1940年)なのでもっと速いんです。
日本語は1語1語母印が入るので早口には向いていない言語です。
それでもセリフ回しに気を取られて、いつもの大げさ演技が控えめになったのがいい。これが早口演技の1番のメリットになってます。
知ってる俳優は大杉漣と柄本明ぐらいです。あとは全く知らない。
大杉漣は『発狂する唇』(2000年)を見てます。
長谷川博己扮する矢口は役人かと思っていたら政治家だった。
あまりにも美化されてるで見てて面食らった。映画ならではの美化ぶりです。
実際の役人も政治家もこんなのはいない。映画だから。
塚本晋也監督は首にタオルの博士役です。
目立っているのが高橋一生演じる安田文部科学省官僚です。誰かに似ていると思ったらTBSアナウンサーの安住紳一郎にそっくりなんです。
ラップトップパソコンのメーカーは色々でした。偏りはない。
東宝発売のBlu-rayにて。
画質はよいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下に黒味あり。
音声は DTS-HD MSTR multi
読み込み中
東宝ビジュアルエンタテインメントのタイトル
読み込み中
東宝のタイトル
また東宝のタイトル
何だかマジで本編が始まってます。このBlu-rayソフトは再生は速い。
東宝映画作品
シン・ゴジラ
映倫マークも出てます。ホントに始まっているみたい。
足音の音楽が終わって、東京湾横浜沖にて。同、羽田空港沖にて。
海上保安庁船がとプレジャーボートを発見します。
中を調べる海上保安庁。無人、靴がそろえて置いてあります。
テーブル上にて鶴の折り紙があります。
そんなとこでいきなり何かが起こってます。
海面が大爆発というか盛り上がってます。
これとは無関係に海面で水蒸気爆発騒ぎになるわけです。
東京アクアライン、アクアブリッジにて。
このトンネル内が浸水して大騒ぎになってます。
千代田区首相官邸にて。
普通の大事故の普通の対策会議になってます。
千代田区首相官邸地下オペレーションルームにて。
会議です。
内閣官房副長官 矢口蘭堂
内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹
この2人が主人公のようです。これは後からわかった。
最初は誰が主人公なのかわからず。何だかわからん状態でした。
海面ですが水蒸気が噴出中となってます。
アクアラインの海ほたるに退避命令が出ています。と言ってもどこに逃げる?
→海ほたるから木更津方面に避難せよと指示が出ていました。
最初からゴジラの足音の効果音が入るけど。これは音楽なのか?
海面から巨大な尻尾が出ています。なんだアレは?となります。
矢口が巨大生物説を唱えるがあっさりと否定されます。
このへんで主役が誰なのかわからん。
字幕でさかんに名前と役職が出てますが多過ぎて何だかわからん。
会議の最中に『以下中略』と字幕が入ります。
無駄な会議の皮肉った感じでこの描写に座布団1枚を進呈します。
海面の噴出活動が鎮静化の連絡が入ります。
ホッとする会議の面々。
今度はマジで尻尾が出現してます。これは大変。
会議にまた連絡が入ります。
そんなわけで会議は中断になります。
それはTVの生中継に海面から尻尾がしっかりと映ったからです。
総理大臣がいるわけがないだろと言った途端に尻尾が出てくるわけです。
大杉漣の総理大臣は小物っぷりを名演してます。
また会議です。
大臣で仮病の甘利そっくりなのがいます。凄い役作りだ。→甘利そっくりな大臣は金井何とか大臣。
対策は駆除となってます。駆除、捕獲、排除、と色々とある。
学会から捕獲して調査の陳情が出ていますが聞いてない会議の面々。
その尻尾の方は移動を開始してます。
会議にて。
そんなわけで動くのか?と驚愕してる面々もいます。
動く物体は多摩川に侵入したようです。
有識者3人が登場。
志賀(仮名)古代生物学者
柳(仮名)海洋生物学者
塙(仮名)生物学教授
役に立ちそうもないと思ったらマジで役に立たない3人です。
全く役に立ちません。そんなことでは補助金がゲット出来ないぞ。
東京都大田区呑川の旭橋にて。
怪物が移動して橋を破壊してます。レジャーボート等がまとめて押されてる。
背びれが見えてます。
会議にて。
有識者3人はダメなのでどうする?となってます。
使える人材として環境省の尾頭ヒロミ課長補佐が呼ばれます。
学識者が怪物の上陸はあり得ないと主張するが尾頭ヒロミはそうではない。
柄本明は東竜太内閣官房長官。これはわかった。
結局最初にわかったのは男優ではこれだけ。
大田区呑川香川新橋にて。
ここを突破してる怪物。とにかくまとめて押されるボートが大変な数。
路地に川の水が溢れて流れるシーンは大震災の引用です。
大河内総理大臣の記者会見にて。
災害時の演出で作業服を来ています。
ここで大河内総理大臣は怪物の上陸はありえませんと断言してしまう。
呑川はのみがわと発音します。ホントに日本の漢字の読みは難しい。
漢字の複数の読み方はわかるけど、どの読み方なのかがわからない。
日本の全ての地名はローマ字で読みを付けるべきです。日本人だって読み方がわからん。英語の発音記号なら外人にもわかるからなおさらいいと思う。
緊急速報が入ります。
怪物は蒲田に上陸・・・
総理大臣がありえませんと発表したら上陸したわけです。
そんなわけで大河内総理大臣の面目は丸つぶれになってます。
大河内総理大臣はあり得ないと言ってしまった。どうするんだと怒ってます。この小物っぷりがいい。大杉漣は好演してます。
怪物は地上を移動して姿を全部表してます。
これがゴジラ第1形態のようです。匍匐前進して目が白目でいっちゃってる。
ゴジラ第1形態は移動中。
エラの中から何やらばらまいてます。凝固した血液なのか?
緊急対策災害本部が設置されます。
記者会見があって避難活動が優先となってます。
ゴジラ第1形態は市街地を破壊中。
CGなので民家の瓦屋根の破壊シーンが見事です。ミニチュアでやったら大変だ。
→ここは屋根瓦だけミニチュアであとはCGらしい。詳しくはわからん。
大田区から品川区へ移動中。
当局の仕事が早い。映画だから。
今度は都知事が出てきます。どうやら内閣とは別に動いてるようです。
都知事は何とかしろと言ってるが何ともならない。
大田区から品川区に移動する怪物。
そんなこんなで東京都が自主避難を決定したようです。しょうもない。
自主避難にまかせるとなってます。自己責任かよ。
ゴジラ第1形態は匍匐前進で道路を進む。
渋滞で放置された大量のクルマをすっ飛ばしてます。
相変わらず白目でいっちゃってるゴジラ。これは大変。
高層アパートを倒壊させてます。当然、中には人がいる。これは大変。
政府と東京都がそれぞれ勝手にやってます。しかし何ともなってない。
政府ですが自衛隊の運用とどうすると会議になってます。
総理大臣に緊急事態宣言を出したら?となってます。
在日米軍を出せという意見も出ています。
そんなこんなの成り行きで総理大臣の緊急事態宣言となってます。
そんなことは聞いてない、今ここで決めるのかと腰が引けてる大河内総理大臣。大杉漣は名演してます。
TVにて。
いよいよ緊急事態宣言で自衛隊による武力行使命令となってます。
防衛省にて。会議です。
さすがに俳優達のセリフ回しは早口になってます。
メリットとしてはセリフを間違わないようにしてるので、いつもの妙な間をとった臭い芝居が出来ないことです。
大河内総理大臣と自衛隊幹部達。
総理大臣に説明をしてます。
大河内総理大臣は何で俺の時にこんなことが起きる?といった感じ。
ヘリコプター部隊が出動します。
これで怪物はもう片づいたも同然と判断してる大臣もいたりします。
攻撃ヘリコプターですがヘルハウンドとは違います。何でヘルハウンドが出てこないと思える。私はヘルハウンドは本物だと思っていました。
品川区にて。
避難活動になってます。ゴジラ第1形態は移動中。
避難なんてどこに行けば?となってる消防士。多分現場に丸投げなんでしょう。
ゴジラ第1形態は直立しています。
それでどうなる?、それは変態するんです。これは大変。
細胞1つ1つが振動して変態してる感じ。素晴らしい。
ついにおなじみの鳴き声を発してます。素晴らしい。
まだ完全に直立状態ではないけど移動してるゴジラ。そうなると第2形態なのか?
第2形態だと前傾姿勢でヨタヨタと移動するようです。まだ手が未発達です。
電車がすっ飛ばされて最後に車輪台車だけが転がるシーンがいい。
八つ山路線線路橋に接近するゴジラ第2形態。
そんなところにヘリコプター部隊が接近する。
パイロットは打ち合わせと目標の形態が違うと困惑してます。
花森麗子防衛大臣が大河内総理大臣に武器の使用許可を確認する。
始めますよと言ってます。演じてる余貴美子は名演してます。そのうちに野際陽子みたいになれると思える。
まずはバルカン砲で攻撃するようです。
しかし踏み切りが鳴ってまだ避難していない2人が発見される。
大河内総理大臣の判断で攻撃は中止になります。
それはいいけど時間が経過すればするぼどゴジラの形態は進化していきます。
第2形態になっても相変わらず白目でいっちゃってるゴジラ。
また匍匐前進になってます。そのまま東京湾へズラかります。
夜にて。あっという間に夜が明けてます。
何だか東京はもうこの騒ぎは終わった感じになってます。
いつもの風景になりつつある。そんなモンタージュが入る。
災害の現場にて。
お偉方が視察に来てます。全く意味のない行事です。
この瓦礫視察シーンは見事です。手前のセットから奥のミニチュアやCGがデジタル合成で完全につながってます。素晴らしい。
相模湾沖、大島付近にて。
海上自衛隊のゴジラの索敵になってます。
会議にて。
ゴジラは行方不明と報告が入ります。それじゃダメじゃん。
日本は東京に一極集中し過ぎ、それに東京周辺にも集中し過ぎで大変なんです。
矢口官房副長官が人員を集める描写が入る。
巨大不明生物特設災害対策本部。寄せ集めの人材のようです。
能力があるが風変わりなのタイプはいい。
無能で風変わりなだけのタイプがいたら面倒です。
仕切り屋で無能なタイプは最悪です。これがその辺にいくらでもいる。
基本情報の配布から始まってます。
第1、第2、第3形態となってるようです。そうなの?
ゴジラのエネルギー源は何だ?という話題になります。
核分裂はあり得ないとなってる。ところで核分裂のエネルギーは爆発と熱しかないのか?
エネルギーが熱では役に立たない。だから原子力は蒸気タービンを回すためにお湯を沸かすことだけしか出来ないので発電は非効率で後始末が危険なんです。
1人が発狂してラップトップコンピューターを見せて回る。
ゴジラが移動したコース部分の放射線量が増えてるとデータで確認出来たわけです
SNSの口コミで都内の放射線量は増えてるらしい。
とにかくキャラクターの名前がわからん。
1回字幕で表示されただけでは覚えることは出来ません。
日米首脳電話会談にて。
これはしょうもないのはわかってることです。
アメリカ特使がもう横田基地に到着してるそうです。入出国手続きフリーで横田基地からヘリコプターで六本木ヘリボートに移動するのですぐに来ます。
そのアメリカ特使が映画評で何かと話題のカヨコ・アン・パタースン特使です。
石原さとみの英語がひどいとのことですがそんなことはありません。
英語はともかく高飛車なタイプなのは間違いないパタースン特使。
議員の長女で出世街道をばく進中だそうです。
ある人物の捜査を依頼というか命じてます。
警察庁にて。
その人物である博士の話しをするオッサン2人。
巨大不明生物特設災害対策本部。関係者達の打ち合わせにて。
パタースン特使が資料を見せる。それには、捜索中の博士の『私は好きにした。君らも好きにしろ』と書かれた書類があります。
あの無人のプレジャーボートに博士が乗ってたらしい。
そんなわけで博士はもうこの世にはいないようです。
書類には怪物の名前が載ってます。Godzilla
どうやらこの作品はゴジラが初めて出現する設定のようです。昔に出た話はない。
テレビニュースでは怪物をゴジラと呼称すると流れてます。
捜索中の博士の名前は牧ゴロウ。漢字はわからん。
60年前の話しになります。
核廃棄物が無差別に大量に海洋投棄されていた。
それがあの怪物になった・・・
そんなこんなでパタースン特使が資料は出したらあとは任せるとなってます。
資料に大きな図面があります。何かのデータらしい。それが何なのかがわからん。
データの1部らしい。これだけでは何だかわからん。
パタースン特使からアンタの国では誰が決める?と皮肉を言われる。
それはあなたの国であるアメリカ様だと言いたいが、そうなると日本人として惨めすぎる。こまったものです。
平役人達の愚痴のモンタージュが入ります。
とにかく責任が不明確・・・、仕事が進まない・・・
巨大不明生物特設災害対策本部にて。
ゴジラには新原子が存在してるとなってます。大発見です。
大河内総理大臣の記者会見の中継です。
適当な感じになってます。いまのところゴジラはいないし。
巨大不明生物特設災害対策本部にて。
DNA分析でゴジラがこの地球で1番進化してる生物だとわかります。
東京湾に何故戻った?となるがわからん。
ゴジラの体内冷却システムの話しになります。
核エネルギーから出る熱をどうやって処理してるか?
その処理が上手くいかなくなって海に戻ったと推測してます。
冷却システムである血液に血液凝固剤を使えば?となってます。
国会付近でとはデモがおこってます。
ゴジラを倒せとやってます。右翼も左翼もないわけです。
巨大不明生物特設災害対策本部にて。
泊まり込みになって寝ている面々。
ゴジラが鎌倉に再上陸します。昼間です。
もう完全な直立形態になってるゴジラ。そうなると第?形態?
目は小さくなってますが相変わらず白目でいっちゃってる目です。
一般市民達が避難する間もなくゴジラが頭上を通過します。これは大変。
民家が破壊されるとこで屋根瓦が震えるシーンがあります。素晴らしい。
巨大不明生物特設災害対策本部にて。
何だかゴジラが随分とでかくなっててビックリしてる面々。
どうやらゴジラ第4形態のようです。これが最終形態なのか?
俯瞰シーンは東日本大震災の津波を引用してるみたい。
あれはインパクトがあった。
川崎付近を移動中のゴジラ第4形態。
工業地帯と建売り住宅地帯の2本立ての地域です。
会議にて。
また攻撃は大河内総理大臣の決断次第となってます。
攻撃開始となる大河内総理大臣。武器使用未制限です。
ゴジラもどうせ行くなら横須賀を全滅せさて、横田基地と六本木ヘリポートも全滅させてほしいものです。横須賀は実質アメリカだし。
あちこちの基地にて。
ジェット戦闘機隊が出動します。
ヘリコプター部隊が出動します。
戦車隊が出動してます。
この辺で『地球防衛軍』(1957年)の音楽を使ってほしかった。ゴジラが多摩川を突破したとこで音楽を終わる感じ。
川崎市武蔵小杉駅付近にて。要するに多摩川付近です。
武器の使用を許可するとなってます。このセリフはどの作品だっけ。→それは『攻殻機動隊』(1995年)でした。
ゴジラの頭部を集中攻撃となってます。
まずはヘリコプター部隊のバルカン砲口撃。次は30mm機関砲攻撃。
次はミサイル攻撃。いよいよ無制限使用を許可するとなってます。
その結果ですが全く効果がありません。
戦車隊の砲撃に交代します。
今度は地上からの攻撃なのでゴジラの脚部を集中攻撃します。
別に155mm砲攻撃もしてます。命中はしてる。
東宝特撮ではおなじみの多弾ロケット砲でも攻撃します。当然昔の東宝特撮映画とは違う形になってます。
そんな感じで頭部と脚部を集中攻撃されてるゴジラ。
次はジェット戦闘機隊の誘導ミサイル攻撃になります。命中率はアバウト。
ゴジラに命中はしてます。煙が出てゴジラが見えなくなる。
この騒ぎで橋が吹っ飛ばされて橋げたが宙を舞う。
戦車隊が回避しますが橋げたの下敷きになった戦車もある。
ゴジラは相変わらず大丈夫です。
多摩川を突破して東京都に侵入します。これは大変。
自衛隊司令部にて。
ここにはアメリカ軍幹部を詰めています。戦況が判断出来たとこで引き上げてる。
ゴジラが多摩川付近にいたので攻撃が出来た。東京都の市街地に侵入すると避難活動が出来ていないので攻撃が出来なくなります。
そんなわけで一般市民避難完了まで攻撃は出来ません。
巨大不明生物特設災害対策本部にて。
自衛隊の攻撃は失敗だとなる。それでどうする。
ゴジラは完全生物だとなってます。そうなると『エイリアン』(1979年)と同じだ。
目黒区に侵入するゴジラ第4形態。
もう日が暮れてます。
会議にて。
防衛大臣はアメリカ軍に頼めと大河内総理大臣に進言する。
そのアメリカ軍のB2爆撃機編隊はもう上空にいたりする。
官房長官の記者会見です。
在日米軍が出動すると言ってますが、もう出動してるのが妙にリアルです。
ゴジラが移動すると付近が停電してます。夜なのでわかりやすい。
会議にて。
アメリカ軍が出てくるとアバウトな攻撃でゴジラより被害の範囲が広がるとなってます。これは大変。
地下鉄に避難しても停電になったら真っ暗で何も出来ない。
これなら地上で死んだ方がマシかもしれない。
会議ですがここは危ないので避難するように進言される。
凶暴なアメリカ軍が爆撃すればそうなる。
これには絶句してる大河内総理大臣。そんなわけで立川に向かいます。
まさかアメリカ軍の横田基地に逃げ込むのか?
どうにもこうにも内閣の機能は停止してるのであとは都知事に任せて撤退する。
木更津市からのヘリコプターで総理大臣一行が移動することになってました。
総員退避なので巨大不明生物特設災害対策本部も退避します。
下っ端達はクルマで移動になる。渋滞でいつ辿り着けるかわからん。
B2爆撃機から地中貫通爆弾がゴジラに投下される。
ゴジラの背びれ付近に命中してます。さすがにダメージがあるみたい。
体液を大量に放出してるゴジラ。それでどうなる。
夜間爆撃なの爆撃の結果はハッキリとはわからない。
ゴジラの背びれは多分放熱機能になってるのでゴジラの体内冷却システムは影響を受けると思える。
ゴジラは背びれを光らせて俯せに倒れてます。
口を思い切り開けてます。下あごが横にも開く。白目が黒目になる。
それで口から黒煙を吐く、それが炎になってそのへんを焼き尽くす。
炎はアセチレンバーナーのように集束してます。それから更に集束してレーザーカットマシンのような光線になってます。これはビックリ。
アセチレンバーナーはアセチレンと酸素を混合して使います。
アセチレンに点火するとまず黒い煙、赤い炎、酸素供給を多くすると青白い炎になるんです。このパターンを当てはめてるみたい。
レーザーカッタービームでB2爆撃機が撃墜される。
残りのB2爆撃機がまた爆撃する。
そうなるとゴジラは背びれからレーザーカッタービームを乱れ撃ちする。
これで爆撃機が一掃されます。これはビックリ。
レーザーカッタービームは更に乱れ撃ちしてビルも切り裂いてます。
時々普通の炎に戻ったりする。炎でも普通ではないけど。
そんな感じで夜の東京は火の海になってます。
このシーンは『ゴジラ』(1954年)からの引用になってます。
ゴジラのレーザーカットビームで総理大臣一行のヘリコプターは撃墜されてました。大杉漣総理大臣はあっさりと退場になった。
レーザーカットビームの乱射ですが『ガルフォース エターナル・ストーリー』(1986年)に登場したディノサートもこんな感じで光線を乱れ撃ちしてました。
東京都千代田区東京駅付近にて。
ゴジラは直立状態そのままで凝固します。エネルギー切れといった感じ。
『日本沈没』(1973年)も入ってるようです。360万人でそう思った。
この騒ぎで大河内総理大臣一向を乗せたヘリコプターは行方不明になってます。
総理臨時代理が誰になるか?のニュースが流れる。
立川広域防災地区にて。
さすがにアメリカの横田基地ではなくここが本部になるようです。隣だけど。
成り行きで激昂した矢口官房副長官は泉修一保守第一党政調副会長から落ち着けと言われる。
加須市、伊勢崎市等の避難した人達の描写が入る。
これは東日本大震災そのものです。
総理臨時代理は誰もが嫌がったので昼行灯のおじいさんに押し付けられる。
それが里見祐介農林水産大臣です。もう大臣ではなく総理臨時代理だ。
赤坂総理大臣補佐官は死んでない。引き続き側近になってます。
矢口官房副長官と泉修一保守第一党政調副会長。
赤坂は強運だと皮肉を言う泉修一。
で、この会議の面々は半数以上はまだ生き残ってました。
ゴジラ凍結プランを進めます。この騒ぎでまたゴジラのサンプルを集まった。これをあちこちに配ることになります。後先は考えず猫の手でも借りるわけです。
凝固したゴジラに見張りが付いてます。
しかし放射線量が規定に達すると交代になってます。
パタースン特使が来て里見臨時総理代理と会談になってます。
ゴジラを完全にコントロールするのがアメリカの意向とのこと。
それで矢口官房副長官の会議にアメリカ調査団が合流することにもなる。
その矢口会議にて。
ゴジラに空中から接近しても関知されあのレーザーカッタービームを受ける。
そんなわけでもうB2爆撃機は無理っぽい。
現場付近でゴジラの体の一部が発見される。
分析してどうやらゴジラは分裂して増えるとわかる。ゴジラは無限に増える。
そんなわけで人類の英知の光りを使うことになるようです。ものは言いようだ。
アメリカ様はまた原爆を使うようです。
矢口官房副長官とパタースン特使。
アメリカでは核ミサイルをもう設定してるとのこと。
パタースン特使にも退去命令が出てる。
日米首脳電話会談にて。
対ゴジラ多国籍軍が決議され核ミサイル攻撃がある。
東京で核兵器が使用される。日本はこれを容認せよとなる。
外務省は本当にアメリカの連絡係なんだとよくわかります。省でも庁でもなくアメリカ連絡局と名前を変更した方がいい。
矢口官房副長官と赤坂総理大臣補佐官。
ゴジラ凍結プランがあると主張する矢口。
大人になれよと諭す赤坂。
矢口が会議の面々に報告する。
それでどうするとなります。
建前では一般市民の避難が完了されるまで核ミサイルの発射は待ってくれる。
それまでに凍結プランを実行させるとなります。
サンプルをばらまいたおかげで血液凝固剤の生産は何とかなりそう。
ゴジラですがずっと凝固したままです。
推測によるとゴジラが動くまで360時間とのこと。
アメリカでは核ミサイルのカウントダウンはもう始まってる。容認もくそもない。
赤坂はアメリカは東京だからこのように判断したのではなくニューヨークでも同じ判断をするだろうと言ってますが、全く違うと思える。
中央自動車道が避難のバスで埋もれて渋滞してます。
これはCGで上手く描写してます。ミニチュアだと大変だ。
矢口官房副長官の秘書とフリー記者。
資料を渡したり記事の発表時期の交渉をしてます。
矢口会議にて。
牧博士は夫人のために放射性物質の無害化を研究していた。
ゴジラですが一部が動いてます。これは大変。
牧博士のデータ図の解読に難儀してる面々。
折り紙からの連想でデータ図を折ったら何だか解読出来てます。そうなの?
で、このデータ通りになるか解析する必要があります。
これはコンピューターにやらせるがとにかくスーパーなコンピューターが必要だ。
そんなわけで世界中のコンピューターをつないで計算する交渉となります。
「ここの容量では足りないぜ」のセリフがない。→『機動警察パトレイバー』(1989年)で千葉繁が言ってました。
世界中のコンピューターでの解析が完了します。
これでゴジラ凍結プランの見込みがハッキリとした。あとは実行あるのみ。
矢口官房副長官とパタースン特使。
核ミサイルのカウントダウンを待ってくれと交渉する矢口。
バックにモノレールの車庫みたいなレールが見えてます。立川にモノレールがあるのか?→あるようです。
泉修一保守第一党政調副会長が里見臨時総理代理にゴジラ凍結プランの承認を迫る。
そんなこんなで承認はされた。
次は矢口が自衛隊幹部3人と打ち合わせです。
準備完了であとは実行あるのみ。
次は核ミサイルのカウントダウンを遅らせようとする。24時間だけでもいい。
フランスを巻き込んでの遅延工作となります。
パタースン特使と側近の議員。
カウントダウンを止めるとパタースン特使の出世に響くとなってます。
ゴジラ凍結プランが実行となります。
血液凝固剤の輸送も色々と協力が必要でそれだけでも大変なようです。
矢口は泉修一保守第一党政調副会長にあとは頼むと出動します。
ゴジラ凍結プランはヤシオリ作戦と名付けられてます。意味がわからん。
作戦前に矢口の演説です。盛り上がってる。
科学技術館屋上にて。
あの星形の穴が並んだビルはまだ残ってるのか?→残ってるようです。
老朽化していないというか放ったらかしのようです。
科学技術館の屋上といえば『太陽を盗んだ男』(1979年)で菅原文太と沢田研二の死闘が印象に残ります。それに回るレーダーと遠くに見える武道館も印象的でした。
ゴジラに向かって爆弾を積んだ無人N700系新幹線が突撃して大爆発してます。
音楽も『宇宙大戦争』マーチでいい感じ。
動き始めるゴジラ。
無人攻撃機が大量に出動してます。
ゴジラに関知されレーザーカッタービームでやられるのは想定内です。
そのための無人機です。これでゴジラのエネルギーを減らすのか?
このへんの科学技術館屋上上空をレーザーカッタービームが乱舞するシーンはいい。
全く平静状態の屋上の面々。レーザーカッタービームが角度的に当たらないとわかってるか?そうでないと単に鈍感なのか?どっちなのかはわからん。
ゴジラは尻尾の先からもレーザーカッタービームを撃ってます。
エネルギーが低下するレーザーカッタービームから普通の炎になるようです。
ゴジラの近くのビルで大爆発。そのままゴジラに倒れこむ。
これでゴジラの動きを止める作戦のようです。
アメリカ軍ミサイル駆逐艦からトマホーク巡航ミサイルが発射される。
測的は大丈夫なのか?何しろアメリカはアバウトだから。
とりあえずビルを破壊してゴジラの動きを止めてます。
最終段階の作戦になります。
パワーショベルカー、生コン圧送ポンプ車、タンクローリー等の働くクルマの大出動です。
パワーショベルカーで整地して、ポンプ車が接近してゴジラの口にノズルを差し込み、タンクローリーの血液凝固剤を流し込む。こんな感じ。
それはいいけど作業途中でゴジラが動いてレーザーカッタービームを放射する。
ポンプ車は全滅する。
動き始めるゴジラ。これは大変。それでも動きは鈍くなってるらしい。
また爆弾を積んだ無人電車が突撃します。今度は普通の電車です。大爆発する。
2チャンネルでこの電車突撃が大げさに書かれていたけどそれほどでもない。
ゴジラの動きを止めて第二波ポンプ車隊が出動します。
タンクローリーも交代でどんどん血液凝固剤を口へ注入してます。
血液凝固剤投与の最低容量を超えます。
75パーセント突破。
90パーセント突破。
ゴジラの動きがかなり遅くなってます。
100パーセントになります。
かなり動きが悪くなっているゴジラ。
と思ったらいきなり直立する。いきなりゴジラが変化してます。
何だか化石のようになってます。そのまま凝固する。
そうなるとヤシオリ作戦は成功したようです。
関係者の面々はマジ?といった感じ。まだ信じられない。
それはいいけどあとはどうする?
このゴジラはモニュメントになるのか?
里見臨時総理代理はフランス大使に深くお礼をする。
矢口会議にて。
このデータを見てくれと盛り上がってます。
何がよかったのかセリフが聞き取れずわからん。ちゃんと発音しろよと文句が言いたくなる。
自衛隊は車両の洗浄作業になってます。
矢口官房副長官と赤坂総理大臣補佐官。
一段落したので里見臨時総理代理内閣は総辞職する。
この先の展開についての話しになってます。
これらどうする。復興は?、政争なんてやってる暇はない。
一般市民の避難所も戻れる見込みが付いたのか明るい雰囲気になってます。
科学技術館屋上にて。
矢口官房副長官とパタースン特使。遠くにゴジラモニュメントが見えます。
2人の後方には武道館が見えます。
核ミサイルのカウントダウンはまだ継続中。ゴジラが再を動けばカウントダウンは始まる・・・
お別れのあいさつになってます。矢口は辞任するとか・・・
パタースン特使がいなくなる。
結局矢口は辞任せずに続けるようです。そう本人が言ってる。
モニュメントと化したゴジラを見る矢口は何を思う。
ゴジラですが尻尾の先には小さなゴジラが大量に付いていたりする。
エンドとなります。
後タイトル
長谷川博己 内閣官房副長官 矢口蘭堂
竹野内豊 内閣総理大臣補佐官 赤坂秀樹
石原さとみ 米国大統領特使 カヨコ・アン・パタースン
他ののキャストがまとめて出てます。
これは50音順で表示されてます。
最後に野村萬斎が出ています。ゴジラのモーションキャプチャー担当。
声の出演も多数。
協賛関係が大量にあります。
スタッフの紹介
プリヴィズ班、聞きなれない部門ですがこれが重要らしい。→プリヴィズとは動く絵コンテで映画本編の基礎データだと思われます。
撮影協力関係がまた大量にあります。
そんなわけで『シン・ゴジラ』のタイトル名にふさわしいよい作品でした。
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映画が始まり、まず恐ろしい「既視感」に囚われる。
それは、数年前に日本国民が経験したこと。
やたら会議があり、予想通り「会議は踊る」
役所間のメンツの調整で、何も決まらないうちに事態がどんどん悪化する。
「想定外」という言葉が連発される。
(海水)注入によって事態収拾を図ろうとする。
ニッポン、という国自体の存在が、脅かされる...
そう、3.11の悪夢がここで再現されているのだ!
そうしてほとんど手も打てないうちに、ゴジラは都内、神奈川県内を荒らしまくる。
関... [続きを読む]
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