『COP CAR/コップ・カー』(2015年)
この作品は、ジョン・ワッツ監督、ケヴィン・ベーコン、子役2人主演のパトカー・サスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
2015年 Dark Arts and Park Pictures production/Audax Films/Memento films アメリカ作品
ランニング・タイム◆88分
原題◆Cop Car
プロット◆子供2人がパトカーを乗り逃げして色々とある話しのようです。
音楽◆フィリップ・モスマン
音楽監修◆マーク・ワイク
キャスト
ケヴィン・ベーコン→悪徳保安官のミッチ・クレッツァー
ジェームズ・フリードソン=ジャクソン→痩せてるトラヴィス
ヘイズ・ウェルフォード→太ってるハリソン
シェー・ウィガム→トランクの中の男
カムリン・マンハイム→通報したおばさんのベヴ
キーラ・セジウィック→警察無線オペレーターのVC
ジョン・ワッツ監督の演出はよいと思います。
全体的にワンシチュエーションで上手く出来ています。
キーラ・セジウィックのVCはよかった。余計な演技はせずに淡々と会話していました。
BS193 WOWOWにて。
画質は非常によいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下に黒味に。
音声は AAC 5.1ch
番組一覧
音声は5.1chです。
Memento films
Audax Films
Park Pictures
タイトル
Audax Films presents
A Dark Arts and Park Pictures production
Kevin Bacon Sheriff Kretzer
James Freedson-Jackson Travis
Hays Wellford Harrison
with
Camryn Manheim Bev
and Shea Whigham Man
スタッフの紹介
Cop Car
野原にて。
下ネタ言葉を連発して少年2人が登場。
鉄条網のフェンスをカメラが通り抜けてます。これはビックリ。
編集でつなげた部分をデジタル処理したのか?
アルフレッド・ヒッチコック監督はバラパラにできるセットを使って通り抜けるシーンを撮っていたものです。『レベッカ』(1940年)のプロローグで門の格子をカメラが通り抜けていました。
鉄条網のフェンスをくぐり抜ける少年2人。
延々と下ネタ言葉が続きます。それしかないのか?
長髪で太り気味のハリソン
短髪で痩せてるトラビス。
蛇の穴を見つけて棒を突っ込んでます。
スティックの食べ物を手品でとり出すハリソン。
延々と歩いてます。
いよいよパトカーを見つけたようです。
パトカーですが普通はフォード・クラウンビクトリアだと思う。
→ 2003 Ford Crown Victoria Police Interceptor [P71]
パトカーにどんどん接近してる2人。
父さんは警察が違反防止で偽パトカーを配置していると言ってたとか。
まずはパトカーにタッチしてすぐ戻る。ピンポンダッシュなのか。
それからじっくりと接近していきます。
パトカーのドアをしっかりとロックしてあると思ったら運転席ドアをしてなかった。
ボンネットには空のビール瓶が置いてあります。
そんなわけで入り込む2人。トラビスが運転席です。エア運転で遊ぶ。
キーは?、偶然にサンバイザーに触ってキーが落ちてきました。
運転は?、TVゲームのマリオカートで大丈夫?
エンジンをかけます。かかったら逃げる。
振動でボンネット上の空のビール瓶が落ちます。
戻った2人はパトカーを動かしてます。どうせ家出中だと言ってます。
野原をパトカーで走らせてます。
サイレンやパトライトも作動させてます。
シーンが変わります。
パトカーがやって来ます。もとの場所です。
乗ってるのはケヴィン・ベーコン扮するクレッツァー保安官。
そうなると違うパトカーなのかと思った。
で、ビール瓶をボンネットの上に置く保安官。
上の制服を脱いでます。大きいバッグをとり出す。
指笛を鳴らしています。これはあたり人がいないのを確認してるのか?
地面にシートを敷く。トランクから死体を出してます。まだ死体が入ってる。
シートに出した死体を置いて引きずって運ぶ保安官。
しばらく運んでフタをした大きい穴があります。
死体のシューズが脱げたの回収に行ったりします。
結束バンドで拘束してある死体。
フタをとって死体を落としてます。それから石灰を撒いてます。古典的な処理だ。
それで一服してる保安官。
パトカーに戻る保安官。
しかしパトカーは消えてます。そうなると時間が戻っていた描写だったわけです。
これはまたギミックな描写になっていました。
パトカーは消えてビール瓶だけが落ちている。それでどうする。
何しろアメリカなのでクルマがないとどうにも動きがとれない。
しかし携帯電話があった。ミランダにかけてます。警察無線のオペレーターらしい。
この声を演じてるのがキーラ・セジウィックです。ケヴィン・ベーコンの夫人だ。
携帯電話なのはクルマの無線の調子が悪いとごまかしてる保安官。
そんなわけで用がある場合は携帯電話にかけてくれと言ってる。
これでしばらく時間を稼ぐことが出来た。
大きい穴のフタをする保安官。それから走る。
パトカーにて。
まだ走ってます。
ラップトップコンピューターはパスワードがあるので触れない。
無線機はさすがにバレるので使わない。
運転を交代してます。
シフトをDに入れたままなのでズリズリとクルマが動いてる状態で交代してる。
よい子は真似をしてはいけません。
保安官は必死こいて野原を走る。
鉄条網の柵を軽く越えてます。
映画雑誌で読んだジョン・ワッツ監督のインタビューで走るシーンが多かったとなってたがマジで多い。
パトカーにて。
後席に何かあると気がつきます。
柵の出入り口に出ます。道路に出るとこです。
鎖でロックされてる出入り口。パトカーで押すようです。
マジでパトカーが出入り口を突破してます。
慌てて降りるハリソン。パトカーはズリズリと動いてる。また慌てて乗り込む2人。
普通の道路を走るパトカー。
ハリソンはスピード出ていないとトラビスから突っ込まれる。
30マイル/hぐらいなのでそう言われる。
RがバックでPが停止とか何故か知ってるトラビス。
それからトラビスに交代して景気よく走ってます。左側通行してる。それは危険だ。
おばさんが登場。クルマは何だかわからん。
→ 2000 Nissan Sentra [B15] ニッサンの安いクルマです。
カントリーソングが流れる。
そんなとこに対向車が左側通行して登場。これはビックリのおばさん。
何とかすれ違ってます。子供が乗ってると憤慨してるおばさん。
まだ走ってる保安官。ようやく住宅地に接近する。
それでクルマを盗みにかかる保安官。古いセダンです。
→ 1981 Chevrolet Malibu
窓ガラスを無理やり押し下げて少し開ける。
ブーツのヒモを外します。ヒモの先に輪っかを作りドア窓の隙間からぶら下げてロックレバーを引っ掛けようとする。
近くでは犬が吠えたりしてる。さすがに焦ってる保安官。
3回目ぐらいでようやくロックレバーに引っ掛かりドアが開きます。
キーを探します。定番のサンバイザーにはない。
そうなると直結でエンジン始動となります。フロントウィンドウの日よけを取っ払ってズラかります。
盗んだクルマで走り出した保安官。
それでどうする。盗まれたパトカーを内緒でどうやって探す?
信号待ちしてると自転車のオッサンが何だか見ていたりする。
青信号でとっとと逃げる。
通行止めところに入り込む盗んだクルマ。
白バイが後に付いてます。これは大変。それでどうする。
警察無線で無線オペレーターを呼んで偽の通報をする保安官。
白バイ警官は免許証と登録証を見せてと窓ガラスをノックする。
そんなとこに白バイに強盗発生急行せよと無線が入る。保安官の小細工が効いた。
白バイ警官はプレートを交換しなさいとだけ言っていなくなる。
保安官も色々と大変だ。
白バイですがエンジン音からハーレーのようです。
→ Harley-Davidson Electra Glide
ダイナーにて。
先ほどのおばさんがとんでもないものを見たと話したがる。
水槽の魚を見ていたらお巡り2人が来たので通報するおばさん。
保安官は走ってます。
今度はライトトラックに乗ってます。これは自分のみたい。
F100なのでフォードのライトトラックだ。
→ 1980 Ford F-100 Custom
無線機はあります。まずは携帯電話をかける。
先ほどパトカー盗難の通報があったと聞く保安官。これは大変。
目撃した女性は子供2人が運転していたと証言。
保安官は無線の調子が悪いので予備のチャンネル7を使いたいとリクエストする。
そんなわけで全パトカーがチャンネル7を使う確認になってます。
そうなると保安官は自分のパトカーとバレずに無線連絡出来るわけです。
ここで一服する保安官。トラックがあるので保安官の自宅でした。
犬が2匹います。それから自分のヘマに腹を立て植木鉢を床に叩きつける保安官。
ライトトラックで出かける保安官。
無線連絡で自分のパトカーに呼びかける保安官。
タダではすまないぞと凄みを効かせる。それに重罪だと脅かす。
嫌なら元の形のまま戻せと言ってる。
パトカーにて。
いくら無線連絡しても少年2人はいない。
立入り禁止テープや小銃等を持ち出して遊んでます。当然無線は聞いていない。
防弾ベストを来たハリソンに小銃を向けてるトラビス。普通に事故がおきそう。
小銃が撃てないトラビス。銃口を覗いたりしてます。これは絶対にやってはいけません。
それからこれは何だとハリソン。電気ショックの機械。AED=自動体外式除細動器です。
トラビスがパトカーに戻るとまだ無線で保安官が呼んでます。
まだ重罪だと脅かしてます。
無線機の指導からやってる保安官。マイクのボタンを話す時は押す。聞く時は離す。
この無線連絡は他の誰も聞いていない・・・
これは大変とハリソンを呼ぶトラビス。
ハリソンはパトカーを捨てようと主張する。トラビスはどうする。
そんなとこで何か音がします。トランク内からです。
で、トランクを叩くと反応があります。
トランクを開けてる2人。血まみれのオッサンが入ってました。
必死こいて色々と喋り倒すトランクの男。ようやく子供2人だと気がつく。
今度は自分はいい人だと主張するトランクの男。本物の悪党は保安官だ。
2人は1回は離れようとするが戻ります。
マジでトランクの男を助けてます。まずは手を拘束する結束バンドを切ろうとする。
結束バンドを撃つと言ってるのでやめてくれとお願いのトランクの男。
ポケットナイフは?と聞くは学校で取り上げられたと2人。
ハリソンがパトカー内を探してポケットナイフを見つける。
ナイフで結束バンドを切断してます。
しかしトランクの男を自由にすると危険だと思える。
保安官の自宅にて。
必死こいてトイレにヤクを流してます。それから自分でヤクを吸って勢いをつける。
隠し物入れから色々と出してます。ウージーマシンガン、金の延べ棒、多数の身分証。それに現金。
ようやく無線連絡となる保安官と2人。
猫なで声の保安官。自宅まで送ろうと言ってパトカーの場所を探ろうとする。
風車があると聞いて見当がついた保安官はライトトラックで出動する。
パトカーにて。
無線でハリソンにトラビスと本名を名乗ってる。大丈夫なのか。
実はトランクの男が小銃を突きつけていたのです。これは大変。
後席に2人を閉じこめるトランクの男。やっぱりいい人ではなかった。
トラビスがその小銃は壊れてると言ったら威嚇射撃のトランクの男。やはり取り扱いがダメだったらしい。
トランクの男は銃2梃を持ってパトカーから離れます。
どうやらどこかに隠れて待ち伏せする作戦のようです。
またパトカーに戻ってくるトランクの男。
パトカーを動かします。で、パトカーの後席は中からドアを開けられません。
どこへ行くんですか?と聞くがトランクの男は答えない。そりゃそうだ。
パトカーは風車の近くにとめてます。
トランクの男は風車に隠れて待ち伏せするようです。
パトカーの近くの地面に空き瓶を置いてます。トランクの男は風車へ行く。
で、空き瓶を撃つトランクの男。どうやら照準合わせをやってるようです。見事に命中させる。
トランクの男を後席の2人を脅しつける。言う通りしろ。
オレのことは言うな。トランクの中だと思わせろ。
逆らうとお前達のペットや肉親を片づけると脅す。
それでハリソンはおばあさん。トラビスは母親と義父。家族構成がわかった。
ペットはハムスターや蛇らしい。
たっぷりと脅かしてから待ち伏せの風車に行くトランクの男。
ハリソンは懐にハンドガンを隠していました。まだあります。
それはいいけど操作方法がわかってるのか?
またトランクの男が来ます。
ハンドガンをトラビスに渡すハリソン。しかしトラビスは撃てず。
何で撃たないと非難するハリソン。トラビスはお前が撃てと口論になってます。
風車で待ち伏せのトランクの男。
いよいよライトトラックが来ます。パトカーの相当手前で止めて様子を伺ってる。
パトカーの後席に2人がいるともう怪しいと思えるが・・・
ウージーマシンガンを持って接近する保安官。
撃った空き瓶がそのままだけど・・・
トランクの男は小銃で狙うが撃ちそびれてしまう。
保安官は後席ドアを開ける。
2人の様子がおかしいと気がつく。風車の方を見ている。
トランクは?と聞く保安官。開けたのか?としつこく聞く。
言わなきゃ撃つぞと脅す保安官。どっちもどっちのロクデナシです。
で、オレの方を信用した方がいいと言い出す保安官。
そんととこにクルマが来ます。普通の4ドアセダンでした。あのおばさんです。
おばさんはパトカーの2人を見つけて説教しようとする。
そうしたらパトカーの影に保安官がいてビックリ。
オレは警官だと保安官。それは間違いではない。しかし・・・
作り話をしておばさんにクルマのキーを探させてます。自分はケガをしている。
通報した人ですか?と聞かれてそうですと言ってしまうおばさん。普通はそうなる。
キー探す場所が風車との間の空き地です。
おばさんを挟んで保安官とトランクの男が対峙しています。
で、おばさんがあそこに男がと保安官に言った瞬間にトランクの男に撃たれる。
これでおばさんは退場となります。理不尽ですが実際そんなものだ。
これで互いに激しく撃ち合います。
トランクの男は突撃してきます。それで相討ちとなる。
パトカー後席の2人は無事です。流れ弾はこなかった。
いきなり保安官の血まみれの手が窓に張り付く。これはビックリの2人。
そんな感じで死体が3つ。残りは無事な子供2人。風車が回るショットが入る。
パトカーから出られない子供2人。それでどうする。
ハンドガンで窓を撃てばと思える。助けを求めても誰もいない。
ようやくハンドガンに気がつく2人。撃って窓を破ろうとする。
肝心のハンドガンですが撃てない。操作方法を知らないようです。
今度はハンドガンの台尻で窓を叩く。ダメです。
ハンドガンを投げてぶつけてもダメ。
何気にハンドガンの引きがねを引いたら屋根を撃ち抜く。これはビックリの2人。
もうハンドガンの撃鉄はコックされてます。これなら撃てる。
そんなわけで改めて窓を撃ちます。何発目かでようやく割れた。
手を出して外のドアハンドルでドアを開けて出るハリソン。妙に手慣れてる。
パトカーの後ドアは外からは開けられるのです。
ハリソンが走って逃げようしたがトラビスがとめる。
トラビスはハンドガンの跳弾を腹に食らっていた。これは大変。
防弾ベストを付けてればとハリソン。
どうする?となるがハリソンが運転するしかない。
パトカーをスタートさせるハリソン。
それで保安官はまだ死んでませんでした。さすがケヴィン・ベーコン。
ライトトラックに乗り込んでます。
パトカーにて。
もう暗くなってる。ヘッドライトがつけられないハリソン。ワイパーではない。
しょうがないのでそのまま走る。
無線連絡です。保安官からでした。
スピードを落とせ。大丈夫だと言ってる保安官。何が大丈夫なのかは不明。
もう後にライトトラックが追ってきてる。まだパトカーを返せとしつこい保安官。
しょうがないのでスピードを上げるハリソン。
50、60マイル/hと上げる。
ライトトラックはパトカーにぶつけてくる。やはりそうなるのか。
いきなり牛と衝突するライトトラック。これで保安官は退場となる。
トラビスはやったぜと言ってるが具合はかなり悪そう。
そうなるとスピードを上げるハリソン。60、70マイル/hと上げる。
ヘッドライトはつかないがサイレンとパトライトは作動出来るので動かします。
そのまま夜の道路を疾走するパトカー。
パトカーは80マイル/hを越えてます。
行きは左から右で、帰りは右から左と、ディレクションはちゃんとしてます。
街の明かりが見えて、無線連絡が来ます。
あの無線オペレーターからです。応答するハリソン。これで救援が来る。
夜を走るパトカー。
溶暗になってエンドとなります。
後タイトル。
『父に捧ぐ』と出ています。
そんなわけで子役が嫌味でないよい作品でした。
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