『Tメン』(1947年)
この作品は、アンソニー・マン監督、デニス・オキーフ主演の潜入捜査物フィルム・ノワールのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1947年 Edward Small Productions/Eagle-Lion Films アメリカ作品
ランニング・タイム◆92分
原題◆T-Men
プロット◆潜入捜査で危ない橋を渡りまくる話しのようです。
音楽◆ポール・ソーテル
キャスト
デニス・オキーフ→潜入捜査官のデニス・オブライエン、変名がヴァニー・ハリガン
アルフレッド・ライダー→潜入捜査官のトニー・ジェナーロ、変名がトニー・ガルバーニ
ジューン・ロックハート→ジェナーロ夫人のメアリー
ビビアン・オースチン→お喋りなジェヌビエーブ (uncredited)
メアリー・ミード→カメラホステスのエビー=エバンジェリン
ジェーン・ランドロフ→中ボスのダイアナ・シンプソン (uncredited)
ウォーリー・フォード→運び屋のスキーマー
アントン・コスタ→デトロイトの親分 ヴァントーチ (uncredited)
ジョン・ウェングラフ→L.A.の親分 シヴ・トリアーノ (uncredited)
チャールズ・マックグロー→トリアーノの手下 モクシー
不明→トリアーノの手下 ブラッキー
ウィリアム・マルテン→西海岸カメラセンターのポール・ミラー (uncredited)
ティト・ブオロ→ホテルの主人パスクワーレ (uncredited)
ハーバート・ヘイズ→カーソン本部長 (uncredited)
ジム・バノン→連絡係のリンジー (uncredited)
リード・ハードレイ→ナレーター (uncredited)
エルマー・リンカーン・アイリー→本人役 口上を述べる (uncredited)
アンソニー・マン監督の演出はよいと思います。
全体的に緊張感があります。潜入捜査官物は緊張感があり過ぎです。
ジョン・アルトンの撮影はさすがにいい。パンフォーカスを多用。
株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質は普通です。DVDクオリティ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch
ブロードウェイのタイトル
タイトル
Eagle-Lion Films (1947) (USA) (theatrical)
Edward Small presents
T-Men
starring
Dennis O'Keefe Dennis O'Brien aka Vannie Harrigan
with
Mary Meade Evangeline
Alfred Ryder Tony Genaro aka Tony Galvani
Wallace Ford The Schemer (as Wally Ford)
June Lockhart Mary Genaro
Charles McGraw Moxie
スタッフの紹介。これは短め。
前説字幕です。
本作品に登場する紙幣及び証紙は
財務省長官の許可を得て撮影されたものである。
いかなる形であれ複製することは法律により固く禁じられている。
ナレーションが入ります。
この国の首都はジョージ・ワシントンが1789年に創設した。
アメリカ合衆国、財務省云々と長々と入る。
エルマー・リンカーン・アイリー氏の財務省についての説明が入ります。
財務省には6つのセクションがある。
情報部
関税局
麻薬部
シークレットサービス
酒税部隊
沿岸警備隊
今回の事件『上海偽札事件』は『アル・カポネ事件』と同じく潜入捜査が不可欠だった・・・。
そんな感じで本編に入ります。
またナレーションが入ります。
事件はロサンゼルスの裏通りで始まった。
夜にて。おとり捜査です。
いきなり男が撃たれます。下手人はクルマでズラかる。
残ったのは潜入捜査官だけ。情報屋が殺されたわけです。
セントルイスの財務省オフィスにて。
潜入捜査官の名はネズビット。上司とミーティングになってます。
ショーティーという情報屋が殺された。
ワシントンにお伺いをたてることになる。
ワシントンの財務省にて。
また2人登場してミーティングになる。
ネズビットと上司。
酒税証紙を偽造してる組織。
デトロイトから捜査してロサンゼルスへと捜査を進めることになります。
ヴァントーチのもとに潜入捜査官2名を送る。
飛行中の旅客機にて。
カーソン本部長が選んだのはニューヨーク生まれのデニス・オブライエン。
走行中の列車にて。
インディアナポリス支局から選ばれたのはサンフランシスコ生まれのトニー・ジェナーロ。メアリー・ベネットと結婚してる。
セントルイスの財務省オフィスにて。
4人集まってミーティングです。
自己紹介から打ち合わせになってます。
デトロイトにて。
オブライエンとジェナーロは捜査活動を始める。
まずは図書館で新聞のバックナンバーを調べて使える情報を集めてます。
相談してつじつまの合ったキャラクターを作り上げます。
噴水にて。
オブライエンとジェナーロは情報の確認をする。
口頭で情報確認のテストをやってます。
結局リバーギャングの生き残りに成りすますようです。他のメンバーは殺されてるか服役してる。
ホテルにて。
オブライエンとジェナーロ。
普通のスーツから高そうなスーツに着替えてます。
この高そうなスーツは税金だと言ってる。納税者のおかげだ・・・
このセリフでさえ日本の映倫には引っ掛かるとは思える。
オブライエンがヴァニー・ハリガン。
ジェナーロがトニー・ガルバーニ。
になります。
フィレンツェホテルにて。
ここに宿を取るハリガンとガルバーニ。もうこの名前にしてます。
しかし宿帳にジョーンズにスミスと記入する2人。偽名がバレバレです。
まずはホテルの主人パスクワーレのご機嫌をとる。
しばらくして刑事が来てハリガンとガルバーニの手配書を見せる。
パスクワーレは同じイタリア系なので2人を売らずにダンマリを決め込む。
ハリガンとガルバーニの部屋にて。
刑事がそのまま帰ったのでまずは上手くいった。
そんなところにノックの音がします。パスクワーレです。
これでパスクワーレとお知り合いになるわけです。
2人をヴァントーチに紹介したパスクワーレ。
出塁したら次は盗塁だとナレーションが入る。
ヴァントーチの倉庫にて。
ここでヴァントーチの面接を受けるハリガンとガルバーニ。
予定通りにリバーギャングだと自称する。色々な質問も何とか突破する。
雇われることになるハリガンとガルバーニ。
仕事は結構地味だったりする。酒ビンの詰め直しとか。
ここでスキーマーなる名前が出ています。ロサンゼルスにいる。
ロッカーにて。
そのスキーマーの作業服をゲットして財務省に送ります。
街の店にて。
財務省から情報をもらってるハリガン。
スキーマーは偽造紙幣の運び屋。
作業服の分析はナイフによる左肩のケガの治療をしてる。
漢方薬を飲んでいる。
それでハリガンはロサンゼルスに向かった。
ヴァントーチの倉庫にて。
残ったガルバーニがヴァントーチから拷問をされてます。
何故ハリガンが逃げた?どこへ行った?・・・
ここを何とか乗り切るガルバーニ。
ロサンゼルスにて。
スキーマーを探すハリガン。
しかし条件に当てはまる人物は多過ぎる。
とりあえず聞き込みからやってるハリガン。これは大変。
ようやく漢方薬の線で当たりです。奴はサウナ好きで通ってる。
サウナ巡りをするハリガン。
あちこちのサウナに行くモンタージュが入ります。
ついにサウナでスキーマーみたいな男を発見するハリガン。
左肩のナイフキズがあって漢方薬を飲んでいる。2つ条件が当てはまるので多分当たりでしょう。
そんなわけでスキーマーを尾行するハリガン。
スキーマーの自宅アパートまで尾行してます。
セントルイスの財務省オフィスにて。
スキーマーを見つけた。こっちでは偽札の金型=プレートを用意する。
プレートをエサにスキーマーとコンタクトする。
今度は連絡担当のリンジーに連絡しろとなります。
ロサンゼルスにて。
スキーマーを尾行するハリガン。やたらナレーションが入る。
オーシャンパークのホテルにて。
ハリガンはフロントと交渉してスキーマーが入ったカジノ部屋に入る。
カジノ部屋にて。
サイコロ2つを転がす博打をやってます。→クラップスです。
襟に隠したとっておきの偽札を出してスキーマーが見るように渡すハリガン。
スキーマーは偽札に気がつきます。それでどうする。
何だか怪しい雰囲気になってます。ここで偽札が使われたと大騒ぎになる。
ハリガンは偽札を襟に隠す。しかしお前だと袋だたきになる。
そのまま外に放り出されるハリガン。危なくクルマに轢かれるとこでした。
これでもスキーマーにコンタクトするきっかけは出来たとなる。
ホテルのスキーマーの部屋にて。
いきなり押し込んでスキーマーを手荒く扱うハリガン。
そんな感じでスキーマーとコンタクトしてます。
何とか取引に持ち込もうとするハリガン。
ハリガンはスキーマーの尾行を続けた。
クラブ・トリニダードにて。
スキーマーが入ったのでハリガンも入り電話ボックスから監視をする。
カメラを持ったホステスにコンタクトしてるスキーマー。
ハリガンも同じようにカメラのホステスにコンタクトする。
カメラですが凄い大型。フィルムも1枚ごと交換の大型だ。
そうなるとどうなる。
西海岸カメラセンターにて。
カメラのホステスがここに入る。
ハリガンは隣りの店に入って張ってます。
西海岸カメラセンターの主人の名はポール・ミラー。
カメラホステスの名はエビー。
偽札をチェックするポール。紙の質が悪いなと評する。
エビーは始めて見る顔よとハリガンの写真を見せる。
Tメンか別の組織だと推測するポール。
ここは偽札の受け渡しもやっているようです。
ホテルにて。
ハリガンが戻ると待ち伏せがあっていきなり拘束される。
ギャングと用心棒といった感じのコンビです。
痛めつけられてるハリガン。服の仕立てはデトロイトだと調べられる。
クラブ・トリニダードで何をしたと拷問されるハリガン。
スキーマーが呼ばれます。どうやらスキーマーが尾行に気がついて呼んだらしい。
用心棒はこいつはTメンだろうとあてずっぽうが当たったりする。
何だか単に尾行がバレただけになってるハリガン。何とかなった。
ギャングの名前はモクシー。用心棒の名前はわからん。
ハリガンはデトロイトのヴァントーチの名前を出す。その配下の者だとなる。
用心棒にこいつを見張れと命じるモクシー。
そんなわけでモクシーとスキーマーはいなくなる。
用心棒は残ってベッドは俺が使うと言ったりする。
セントルイスの財務省オフィスにて。
上司と連絡担当のリンジー。
クラブ・トリニダード、西海岸カメラセンター、情報の分析です。
リンジーにプレートを届けくれと命じる上司。
ナレーションです。
マフィアに監禁されたハリガンはビバリーヒルズの豪邸に連れていかれた。
ナレーションはハリガンではなくオブライエンと言ってます。
ビバリーヒルズの豪邸にて。
シヴ・トリアーノなる親分がいます。面通しになるハリガン。
話しがついて安全になったハリガンはモクシーを殴打してお返しをする。
シヴ・トリアーノが止めてる。
シヴ・トリアーノとハリガン。
ビリヤードでもいい腕を見せようとしてるハリガン。
いよいよシヴ・トリアーノにプレートを持っているともちかける。
アンタはいい紙を持ってる。俺はプレートだ、手を組みたい。
ハリガンが帰るとシヴ・トリアーノはデトロイトに電話をする。
知り合いのヴァントーチにハリガンの身元確認をするわけです。結構普通だ。
またビバリーヒルズの豪邸にて。
ハリガンが来ると何故か相棒のガルバーニがいたりする。
シヴ・トリアーノはハリガンとの取引に応じる感じになる。
また誰かきます。ポール・ミラーです。偽札の鑑定に来た。
そんなこんなで紙を受け取りプレートの試し刷りをしてサンプルを送るハリガン。
それからプレートをシヴ・トリアーノに渡す段取り。
紙を受け取ったリンジーはワシントンの財務省の研究所に送る。
研究所で紙の分析結果を聞いてる上司とリンジー。中国製の紙・・・
説明した技術者の名はハーディ。
上司は中国から輸出された紙関係を調べろと手配する。
ヴァントーチの証言で認められたハリガン。そんなわけで潜入捜査は進行中。
ホテルにて。
ハリガンとガルバーニ。
まずは裏面のプレートだけの印刷を渡す予定のハリガン。
プレートを両方渡したら用済みなって殺される。
スキーマーは何故かデトロイトから左遷されロサンゼルスに行った理由は?。
西海岸カメラセンターにて。
印刷のサンプルを持ち込むハリガンとガルバーニ。
ポール・ミラーは裏面だけだとクレームをつける。それでもプレートの出来はOKだとしてます。
ホテルにて。
ハリガンとガルバーニ、それにスキーマー。
スキーマーに探りを入れる2人。何で嫌われてる?・・・
しかし漢方薬を飲んでサウナに行ってしまうスキーマー。
ガルバーニがスキーマーの後を追う。ハリガンはシヴ・トリアーノに会いに行く。
サウナにて。
スキーマーとガルバーニ。
まだスキーマーに探りを入れてるガルバーニ。
俺には切り札があると豪語するスキーマー。
そのうちに連中と手を切って君たちと別の組織を作ろうとまで言ってます。
切り札とは色々と暗号で書き込んだ手帳があるとのこと。秘密の場所に隠してある。
電話をかけてるスキーマー。ガルバーニもいる。
なにやらやんわりと脅迫してるスキーマー。
市場にて。
スキーマーとガルバーニ。買ったブドウを食べながら歩く。
スキーマーがブドウを買った店に自称シークレットサービスが来る。
その10ドル紙幣を寄越せと無理やり没収してます。もう損をしてると弁償もしない。本物のシークレットサービスみたい。
スキーマーとガルバーニ。
手帳をどこかに隠そうと持ちかけるガルバーニ。
スキーマーはもう自分で隠してあるととり合わない。
そんなところにあらトニーではないの?とガルバーニに声がかかる。これは大変。
知り合いのジェヌビエーブで、奥さんと一緒にサンフランシスコから来た。
そうなるとすぐ側には夫人のメアリーがいたりする。また大変。
ジェヌビエーブは余計なこと喋りまくる。
そんなわけで怪しむスキーマー。
ここはメアリー夫人の方は何とか知らないふりをしてくれる。
ようやくジェヌビエーブから逃げるガルバーニ。
どこかのビルにて。
オフィスには女性がいる。誰なんだ?中国からの紙の輸入業者なのか?
そんなところにハリガンとガルバーニが来ます。シヴ・トリアーノもいる。
電話です。この女性、ミス・シンプソンがとる。どうやらミス・シンプソンにまだ上司にあたる黒幕がいるらしい。
シンプソンはシヴ・トリアーノにスキーマーは始末してと伝える。
サウナにて。
スキーマーがいます。そこにモクシーが来ます。
殺されると思ったスキーマーは色々と喋り自分はまだ役に立つと主張する。
トニー・ガルバーニの女房にあったと口走るスキーマー。
それでトニーのせいにしようとするスキーマーですがサウナに閉じこめられる。
外に出たモクシーは蒸気を全開にする。
何とか出ようとイスをドアにぶつけるスキーマーですが死に至ります。
溶暗になります。
ビバリーヒルズの豪邸にて。
シヴ・トリアーノとハリガン。
トニーは既婚者か?と聞かれるがわからんとごまかすハリガン。
モクシーが来て色々と報告する。メアリー・ジェナーロ、間違いない。奴は財務省捜査官だ・・・
用心棒のブラッキーに見張れとなります。
リンジーはガルバーニに逃げろと伝言を伝える。
検視官事務所にて。
スキーマーの遺品を調べてるガルバーニ。手帳は?と聞くがない。
スキーマーのホテルの部屋にて。
ここを家捜ししてるガルバーニ。手帳は見つからない。
ビバリーヒルズの豪邸にて。
シヴ・トリアーノはハリガンに君の相棒が税務調査官だと言ったら?とカマをかける。
ハリガンは俺が始末すると大きく出るがそれでは俺達が同行するとなる。これは大変。
スキーマーのホテルの部屋にて。
ここを家捜中のガルバーニ。まだ手帳はみつからない。
そんなところにハリガン、シヴ・トリアーノ、モクシーにブラッキーが来る。
ようやくホテルウィルシャー9936室のメモを見つけたガルバーニはどさくさに紛れてハリガンに渡す。
それからシヴ・トリアーノを挑発して撃たれたガルバーニは死に至る。
ガルバーニ=ジェナーロは命がけでこのメモを探し出したとナレーションが入る。
今後はハリガン1人だ・・・
そのメモは連絡担当のリンジーに託した・・・
リンジーは無事に手帳をゲットしてワシントン財務省の研究所に持ち込む。
トニー・ガルバーニの置き土産だ・・・
手帳は暗号が書かれてますが普通に解読されてます。
スキーマーの手帳の中味は情報の宝庫のこと。凄い資料だ・・・
ロサンゼルスの財務省オフィスにて。
リンジーが上司に報告に来てます。
手帳からアル・カポネ以来の巨額脱税事件だとなってます。
ハリガンのことでどうする?となったとこでテレタイプが入ります。
上海偽札事件につけて、
ポール・ミラーはボウマンの同僚だった。ボウマンはプレートの制作者です。
囮のプレートはボウマンの物。そんなわけで速攻でバレます。
ハリガンにプレートを持って逃げろと伝えろとリンジーを出動させる上司。
プレートの制作者同士が知り合いとは世間は狭いものです。
ホテルにて。
用心棒の見張りが付いてるハリガンがいきなり男に絡まれて廊下で殴られる。
見張りのブラッキーがハリガンを助けて殴った奴を叩きのめす。
絡んでたのはリンジーでメモを渡していた。
部屋に入るハリガンとブラッキー。
渡されたメモを何とかごまかして読むハリガン。
ポール・ミラーはボウマンの同僚だった。今夜ミラーを捕まえる予定。プレートを持ってすぐに逃げろ・・・
何だか物音がする。洗面所にはヒゲを剃ってるモクシーがいた。
見張りが2人をついてるわけです。ハリガンはどうする。
まずは洗面所に入るハリガン。
何故なら洗面台裏に隠してるプレートをモクシーの目の前で回収しなければならないからです。これは大変。
そんなこんなで何とかプレートを回収するハリガン。死にそう。
ようやく部屋に戻ったハリガン。そんなところにシヴ・トリアーノまで来る。
チーフが呼んでる?誰なんだ?
プレートと手元にないと言い張るハリガンですがポケットを探られて発見される。
ここはお前は慎重だなで済んでる。しかし取引に連れていかれるハリガン。
クルマで移動して港にて。
普通の貨物船に入る。ハリガン一行。
ナレーションです。
ハリガン=オブライエンから連絡が途絶えた・・・
あとはポール・ミラーを張るしかない・・・
貨物船にて。
中ボスのシンプソンがいます。プレートを渡すシヴ・トリアーノ。
シンプソンは別室のボスにプレートを持っていく。
どうやら印刷工房はこの貨物船内にあるようです。
戻ったシンプソンはハリガンを捕まえてと言う。やはりプレートでバレたみたい。
これまでとなるハリガン。それでどうなる。
ハリガンはまだ粘ってポール・ミラーを呼んでプレートを鑑定させろと主張する。
もはや時間稼ぎにしかなっていない感じ。
しかしポール・ミラーが動けば当局も動くので見込みはある。
西海岸カメラセンターにて。
ポール・ミラーが電話で呼ばれます。クルマで出かけます。当局の尾行が付く。
しかし尾行はポール・ミラーがフェリーに乗ったので巻かれてしまう。
尾行のクルマから無線連絡で手配する上司。ロサンゼルス市警も動員します。
貨物船にて。
ポール・ミラーが到着してしまう。
ダイアナ・シンプソンに何か問題でも?と聞くポール・ミラー。
で、プレートを鑑定するポール・ミラー。
今初めて見た、欧州の雰囲気があると評する。
これはビックリというか命拾いして心底ホッとしてるハリガン。
それにしてもポール・ミラーは何故そんなことを言う?。どういう風の吹き回し?
プレートでの試し刷りになってます。
何気なく離れて艦橋に出るポール・ミラーとハリガン。
君は税務調査官だなと切り出すポール・ミラー。プレートに見覚えがある。あれはボウマンのだ・・・
どうやらこの商売もこれまでと判断して司法取引を持ちかけるポール・ミラー。全て話す・・・。
そんなところでいきなり撃たれるポール・ミラー。モクシーが撃った。
貨物船ヒギンズ号で銃声がと通報が入る。
そんなわけで警察をヒギンズ号に集中させる当局。
ハリガンはポール・ミラーのリボルバーをゲットしてモクシーと撃ち合う。
撃ち合いは続いてホトンド相討ちになってます。
それでもハリガンはブラッキーもリボルバーで片づけて力尽きる。
いよいよ警察が貨物船に入る。
ハリガンのオブライエンは救急車で病院送りになる。死んではないみたい。
組織側はドアを閉じて立てこもるが窓を割って催涙ガス弾を打ち込まれる。
そんなこんなで組織側は投降してます。
これで貨物船ヒギンズ号を始め、クラブ・トリニダードも西海岸フィルムセンター、デトロイトのヴァントーチ一味、それに上海の製紙工場まで一網打尽にした。
オスカー・ガフニーが黒幕。表向きは骨董商で名士だった。
撃たれたオブライエンは回復して任務に復帰した。
メアリー・ジェナーロはこの国に命を捧げたトニーの思い出と共に生きている。
エンドとなります。
珍しく後タイトルがあります。
そんなわけで緊張感があり過ぎのよい作品でした。
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