『S.F.第7惑星の謎』(1961年)
この作品は、シドニー・ピンク監督、カール・オットセン、ジョン・エイガー主演のB級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1961年 Cinemagic Inc./American International Pictures (AIP) アメリカ作品
ランニング・タイム◆76分
原題◆Journey to the Seventh Planet
プロット◆天王星で色々とある話しのようです。
音楽◆イブ・グリンデマン
キャスト
カール・オットセン→まじめなエリック隊長
ジョン・エイガー→ナンパなダン副長
オブ・スプログ→バリー 通信担当
ルイス・メイヒ・レナード→スペンド 原子エンジン担当 (as Louis Meihe Renard)
ピーター・モンク→カール 放射線担当 (as Peter Mönch)
ジュリアン・バートン→謎の生命体のVC (voice) (uncredited)
グレタ・ティッセン→役名がわからん
アン・スミルナー→エリック隊長のイングリッド
アニー・バージット→ダン副長のグレタ
ウラ・モリッツ→ダン副長のリサ
ミミ・ハインリッヒ→カールのアーシュラ
ベント・ジュエル→コリーン
シドニー・ピンク監督の演出はよいと思います。
脚本がイブ・メルキオー。
全体的に普通のB級SFになってます。
シービー株式会社/有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。HDスーパーで見ていたけどやっぱりフル表示にした。
画面サイズは少しワイド。上下左右黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch
著作権のアラート
WHDジャパン
フォワード
音質画質が悪いですのアラート
衝撃的な映像を含みますので、ご注意下さいのアラート
前説から始まります。
想像力は無限である・・・
西暦2001年の設定。
ロケット発射になってます。国連が管理してる。
エクスプローラ12号は新しい探査地に向かって出発した。
7番目の惑星天王星に向かって。
それはいいけど画面サイズが黒枠です。
American International Pictures (AIP) (1962) (USA) (theatrical)
John Agar
and
Greta Thyssen
Journey to the Seventh Planet
produce and directed by
Sid Pink
航行中のロケットにて。
隊員は5人。女性隊員はいない。
エリック隊長
ダン副長
バリー 通信担当
カール 放射線担当
スペンド 原子エンジン担当
ジョン・エイガーは副長のようです。
ミーティングです。
天王星に行って放射線の発生源を調査せよ。これが任務です。
10日以上立つと軌道の関係で燃料が足りなくなり帰れなくなるとのこと。
ミス・ユニバースを見せようとと窓から宇宙を見るシーンが入る。
天王星に接近してます。
地球と通信もしてます。エクスプローラ12号。
大気圏に突入してます。
逆噴射せよとなるが何故か5人の隊員が固まってしまう。
それは謎の生命体が干渉しているからです。
私は長い間待っていた。心を食べて奴隷にしてやると言ってます。
隊員5人が気がつきます。
リンゴが何故か消し炭みたいになってます。
それでどうなった?と話し込む。2時間ぐらい気を失っていた。
とにかく着陸になります。
逆噴射から無事に着陸しました。
外は一瞬で荒れ地から森に変わってます。ロケット内の5人は気がつかない。
外を見て森なので隊員達はビックリ。
気温マイナス130度。凍ったアンモニアとガスだけの死の惑星のはず・・・
それが森になっている。
何故か出入り口のエアロックが勝手に開いてます。
隊長は警戒してます。各自は銃を携帯せよと命じてる。
降りたとこで隊員の1人はここに見覚えがあると言う。以前来たような・・・
それはデジャヴだと突っ込まれてます。
しかし隊員が言った通りに小川に石があったりします。
今のところ生物はいない。風も吹いてない。
このへんでこの作品がカラーだと気がつく。モノクロだと思い込んでました。
この森は変だとなります。
木の根がありません。そりゃ変だ。
リンゴがなってると食べてる隊員。しかし先ほどまでリンゴはなかった。
隊長は不思議の国のアリスの森みたいだと言う。
今度は樹のの向こうに壁があるとわかります。
この壁はフィールド、ある種の力場だろうと推測する隊長。
壁はずっと続いてるようです。我々の回りを囲んでいる。
木の枝で壁を突いてる隊長。枝は差し込めます。それだけ。
カール隊員が手を突っ込んだら凍傷になってます。これは大変。
たき火にて。休憩して話し込んでます。
隊長は壁の向こう側を調べると意気込む。
隊員達は無理でしょうと消極的。
隊員はこれは幻想の世界だ。我々の記憶にあったものだ。
カール隊員の凍傷は治ってると報告が入る。
ここはいいと主張するお気楽な隊員もいたりします。
隊長は田舎で育った話しをする。妖精の話しをしてます。
そうなると隊長の背後では話しの通りの風景に変わったりしてます。
気がついた隊員が驚愕して隊長に知らせる。
母屋の横には大きな樺の木が2本とそのままです。気がついた隊長もビックリ。
スペンドとカールをロケットに戻れと命じる隊長。
隊長とダン副長とバリーが調べに行く。
隊長の記憶の風景に接近します。
ところでこの設定だとセットいらずでロケで済むのでカネがかかりません。
納屋に入ります。ドアを開けたら何かぶら下がってるのビックリ。
次は母屋に通じてるドアを開ける。
画面に何やらユラユラと重なる。そうなると女性が登場します。
知り合いのイングリッドだとビックリの隊長。
お帰りエリックと言うイングリッド。
隊長は隊員2人にロケットに戻れと命じる。それはないといった感じの隊員2人。
隊長もロケットに戻るようです。
あなたが望めばいつまででいるのにと言ってるイングリッド。
外にて。
隊長とダン副長とバリー。
文句が出ている隊員2人。これから面白くなるのに・・・
とにかくロケットに戻ります。
ロケットにて。
隊長とバリーがロケットに入る。
外に残ったダン副長がいるとことで画面にユラユラが入る。そうなると・・・
ハイ、ダーリンと声がかかり女性リサが登場。今夜会いましょうとなってます。
今度はグレタに呼ばれてるダン副長。忙しい男です。仕事中だからと一応断ってる。
そんなことを言ってるともう来ないわよとグレタ。
隊長から呼ばれてるダン副長。仕事に行くダン副長。
あなたが望めばきっと会えるとグレタ。
ロケット内にて。
ミーティングです。
ダン副長は何をしていた?と突っ込まれてます。
そうなると2人を尋問してましたとボケをかますダン副長。
隊長は事件はここに起こってる。その答えは壁の向こう側だと言う。
バリーとスペンドは残って、ダン副長とカールが隊長と行きます。
酸素は6時間分。これで壁に突入する。
壁にて。
宇宙服を着て壁に突入する隊長と隊員2人。
先にダン副長が入り込んだりしてます。
壁の中にて。
岩場っぽい感じです。
放射線を辿っそれで移動してるようです。
いきなり砂にハマるダン副長。
隊長が手を伸ばしカールが隊長の足を引っ張る。
そんなこんなでようやく脱出しでます。アンモニアの雪が積もった流砂でした。
また移動となります。
鋭い突起物があるので注意して進む。
また何やら出てきます。そうなるとどうなる。
下の方に何やら動いてます。動いてる物は初めてだ。
いきなりそこに向けて撃ったりする。そうなるとどうなる。
何やらモノローグが入ります。
やっとここに来たなと自信満々の存在。愚かな人間どもと傲慢でいい感じ。
そうなるといきなり一つ目の怪物が出現します。
この怪物はストップモーションで動いています。
カールがすくんで動けなくなってしまう。何とか逃げる。
逃げたけど袋小路に入ってしまう3人。
しょうがないの銃を撃ちまくる。怪物の目に命中します。
この隙に逃げる3人。
ようやく壁の外に出ている3人。
今度は女性2人が登場して隊長とダン副長を呼ぶ。
ダン副長は行きたがるけど隊長が止めてロケットに戻ります。
ロケットにて。
ミーティングです。
あの怪物は何故出てきた?となります。
カールはネズミが苦手。それであんな感じになって出たらしい。
潜在意識の恐怖心を読み取って形にして作り出したと推測する隊長。
隊長ですが恋したことはないとのこと。
で、イングリッドのことを突っ込まれる。憧れてた云々となる隊長。。
そうなると恐怖や希望も実体化するとなるわけです。
我々は実験室の標本だと言う隊長。
それで目的は?となるがわからん。我々の心の中なのか?
怪物が現われたのはカールが撃ったあとだ。
これに何か関連があるかも?となるがわからん。
で、怪物が逃げた洞窟を調べようとなります。
その前にイングリッドから事情聴取もすると言ってる隊長。
母屋にて。
イングリッドから話しを聞く隊長。
この惑星にいる孤独な生物の話しをするイングリッド。
隊長は色々と聞きます。
何か出すのは条件がそろわないと出来ないとか。
無重力?と推測する隊長。
隊長が洞窟に行くとなると行かせないと言うイングリッド。
急にその存在が出てきてお前達を滅ぼすと警告したりと威勢がいい。
洞窟にて。
隊長、ダン副長、それにカール。
酸素ボンベの都合で1時間50分以内に戻る。
洞窟内を進みます。
放射線は上昇中と報告するカール。
奥の青い光を調べると進みます。
渦巻きが出てきます。
エイリアンのパワー光線だとなってます。とにかくそうなってる。
カールはぼう然としてる。固まってます。
存在はお前達はすでに破滅しているのだとセリフはカッコいい。
今度は巨大タランチュラが出てきます。これは実物を接写して大きく見せています。
撃ちまくります。あまり効果はない。そんなわけで逃げます。
1人捕まります。これは大変。
タランチュラの上を狙って撃ちまくり岩を落としています。
岩の下敷きになったタランチュラは動きを止める。体液を出してるのがグロい。
捕まっていた隊員は何とか無事でした。
酸素ボンベが3分1になったので撤退します。
急いでるので突起物に引っ掛かり隊長の宇宙服が破ける。これは大変。
私を置いていけと命じる隊長。
ダン副長は低温なので出血は凍って止まると指摘する。
そんなとこで画面がユラユラしてきます。
ロケットにて。
ベッドで寝てる隊長。そばにはイングリッドがいます。
隊員達は村でそれぞれ相手がいてよろしくやってます。
あなたは3日間眠っていたと言われてビックリの隊長。
速攻で隊員達を呼び集めてます。
ミーティングです。
隊長から説教されてる隊員達。
ここは現実ではないんだぞと力説する隊長。女なんていない。
どうやら残り24時間になってるようです。軌道の計算上そうなってる。
最適軌道期間から外れていくと帰還するための燃料が足りなくなる。
脳の化け物を倒す方法は?となります。
強力なアセチレンバーナーを作れば?となります。
ロケットブースターにロケット燃料を使えばいい。
そんなわけで村の鍛冶屋で作ろうとなってます。
村の鍛冶屋にて。
強力アセチレンバーナーを製作中です。
またダン副長のガールフレンドが登場。ダン副長から今は忙しいと言われてる。それでも色仕掛けで仕事のじゃまをしようとする。
それから何故か地球を征服するのよと教えたりする。そうなると私は移住するのだ。お前達の肉体に宿ってやるとだんだんと親玉の言葉になってます。
一段落してます。
先ほどの現象は我々の攻撃力を調べに来たんだろうと隊長。やるぜと盛り上がる。
手順ですが明日の朝06:00から4人が突撃します。
そんなわけでカールを見張りに残して他の4人は引き上げる。
見張り中のカールのところにまた違う女が来ます。
アーシュラと名乗る。当然カールのガールフレンドか?。また色仕掛けでカールを前後不覚状態にする。
別の女が来て強力アセチレンバーナーを偽物にすり替えてます。
アーシュラがいなくって元に戻ったカールですが全く気がついていない。
朝にて。
いよいよ4人が出動です。偽物を持ってるカール。大丈夫なわけがない。
スペンドはロケットで待機となる。私には女っ気がないんだと自虐してます。幻の女に誘惑される確率が低い・・・
洞窟にて。
怪物の目が開いてグルグルと渦巻きが放出される。
そんなとこに接近する4人。カールが強力アセチレンバーナーを構える。
タンクに接続して発射する。と思ったら強力アセチレンバーナー消え失せてます。
これはビックリのカール。しょうがないので銃で突撃してる。
何だか怪物がうごめく描写が入ります。これでカールは飲み込まれたらしい。
とにかく隊長がそう言ってます。
隊長は持ってきた液体酸素を使えば?となる。
怪物は地下からの熱で体を動くようになってる。そこに液体酸素を使い凍らせれば動きをとめることが出来る。そこを撃ちまくる。そんな段取りになります。
で、実践します。
液体酸素で凍られせた怪物を銃で撃ちまくる。
何だかわかりませんが爆発しそうなので逃げます。
隊長は無線連絡でロケットのスペンドに緊急発進の準備を命じる。
そこら中が壊れつつあります。そこを逃げてる3人。
ロケットにて。
スペンドは緊急発進の準備をしてます。
3人が到着すると女が倒れてます。イングリッドです。
隊長はロケットに乗せる。隊長の特権でそうしてるようです。
緊急発進をするロケット。
イングリッドですがてちょうど席が1つ空いてるので座れてます。
ロケットの回りは森から荒れ地になってます。
ロケットは無事に発進して天王星を離れてます。
隊長はイングリッドと離れつつある天王星を見る。
しかしイングリッドは消えてしまう。やっぱりそうなるようです。
宇宙空間を移動するロケット。バックに歌が入ります。
エンドとなります。
後タイトル
Cinemagic Inc.presents
John Agar Capt. Don Graham
Carl Ottosen Commander Eric
Ove Sprogøe Barry O'Sullivan
Louis Miehe-Renard Svend (as Louis Meihe Renard)
Peter Monch Karl (as Peter Mönch)
Greta Thyssen Greta Thyssen
Ann Smyrner Ingrid
Mimi Heinrich Ursula
Annie Birgit Garde Ellen
Ulla Moritz Lise
Bente Juel Colleen
スタッフの紹介
最後にMetro-Goldwyn-Mayer (MGM)が入る。これはDVDのタイトルだ。
そんなわけで普通のB級SFのよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。励みになるのでクリックをお願いします。
にほんブログ村
« Hollywood Express #724◆2017.05.20(土) | トップページ | 『怪獣ウラン』(1956年) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1960年代」カテゴリの記事
- 『暗くなるまで待って』(1967年)(2021.11.28)
- 『泳ぐひと』(1968年)(2021.06.20)
- 『ビリディアナ』(1961年)(2020.07.05)
- 『皆殺しの天使』(1962年)(2020.07.04)
- 『不意打ち』(1964年)(2019.12.01)
« Hollywood Express #724◆2017.05.20(土) | トップページ | 『怪獣ウラン』(1956年) »
コメント