『闇の曲がり角』(1946年)
この作品は、ヘンリー・ハサウェイ監督、マーク・スティーヴンス、ルシル・ボール主演のフィルム・ノワールのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1946年 Twentieth Century Fox アメリカ作品
ランニング・タイム◆100分
原題◆The Dark Corner
プロット◆尾行されて色々とある話しのようです。
音楽◆シリル・モックリッジ
キャスト
マーク・スティーヴンス→探偵のブラッドフォード・ゴールド
ルシル・ボール→秘書のキャサリン
クリフトン・ウェッブ→画廊のハーディ・カスカート
キャシー・ダウンズ→若いマリー夫人
ウィリアム・ベンディックス→白い服の男 ストーファー
クルト・クリューガー→間男のトニー・ジャーディン
リード・ハドリー→リーブス警部補
コンスタンス・コリアー→富裕層のキングズレー夫人
モリー・ラモント→強請られていたルーシー
ヘンリー・ハサウェイ監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のフィルム・ノワールになってます。
主役のマーク・スティーヴンスがイマイチです。これなら似た名前で現在活躍中のダン・スティーヴンスの方がずっといいと思える。
ルシル・ボールは普通のヒロインでした。特に印象はない。
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン発売のDVDにて。
画質は普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch
著作権のアラート。わざわざ2面も出る。
20th Century Fox Home Entertainment
Twentieth Century Fox
タイトル
Twentieth Century Fox Film Corporation (presents)
Lucille Ball Kathleen Stewart
Clifton Webb Hardy Cathcart
William Bendix Stauffer aka Fred Foss
Mark Stevens Bradford Galt
in
The Dark Corner
with
Kurt Kreuger Anthony Jardine
Cathy Downs Mari Cathcart
Reed Hadley Police Lt. Frank Reeves
Constance Collier Mrs. Kingsley
Eddie Heywood - Orchestra Leader
and
his Orchestra
スタッフの紹介
20世紀フォックスは意外と色々なプロデューサーがいたりする。
→ダリル・F・ザナックがナナリー・ジョンスンに言った『どうしてレイのように出来ないのか?』というエピソードが傑作なのを思い出した。
『良心のあるプロデューサーは初めて見るものだった』
『あいつが今何時かもわからない男だと知らないから・・』
街にて。ここはニューヨークです。
高架地下鉄があります。高架なのに地下鉄とは妙な感じですが実際にそうなんです。
サードアベニュー、グランドストリートの看板が見えます。
ここに白い服のオッサンが事務所を見上げる。
ブラッドフォード・ゴールト探偵事務所にて。
秘書のキャサリンが登場。仕事中です。
そんなところにリーブス警部補がやってきます。ゴールトはいるか?
不在ですと答えるキャサリン。雑談になる。
ゴールト探偵がやって来ます。
この探偵役がマーク・スティーヴンスです。全く聞いたことがない。さすがスターがいない20世紀フォックスです。
探偵とリーブス警部補。
西海岸で何かやらかしていた探偵は要注意人物。
そんなわけで勝手に引っ越してはこまる。これが用事でした。
あいさつだけでリーブス警部補は帰ります。
紙コップで酒を飲んでる探偵。
秘書が帰りますと言ったら食事に行こうと言う探偵。
ペニー・アーケード。ゲームセンターにて。
デートしてる探偵と秘書。
何故かバッティングマシンで打ってる秘書。妙なデートです。
白い服のオッサンはここにもいます。尾行してるようです。演じてるのはウィリアム・ベンディックスです。
秘書が尾行してる男がいると知らせるが探偵もわかったいた・・。
外にて。
そんなわけで秘書をタクシーで先に事務所前に行かせて待機させる探偵。
物陰で待ち伏せして白い服のオッサンをホールドアップします。
探偵事務所にて。
白い服のオッサンを尋問する探偵。
ウィリアム・ベンディックスもフィルム・ノワールによく出ています。
しかし印象に残る作品はフィルム・ノワールではない『救命艇』(1944年)と『探偵物語』(1951年)だったりします。
持ち物を出させて調べる探偵。
財布からフレッド・フォスという名前だとわかります。探偵だと自称するオッサン。
いきなりひっぱたく探偵。探偵許可証は?と突っ込む。
誰に雇われた?と詰問するとジャーディンだと話すオッサン。
トニー・ジャーディンは探偵が知ってる名前のようです。
義兄の家に住んでると自称するので電話してたらホントのようです。
オッサンがインクをこぼしたので白い服で拭いてる探偵。
それからオッサンを追っ払います。
外にて。
タクシーに乗ろうとするオッサンですが秘書が隠れてて空いてませんと言われる。
別のタクシーに乗ったオッサンを秘書のタクシーが尾行します。
探偵事務所にて。
時間が経過してます。待っている探偵。
秘書が戻りますが尾行は巻かれたとのこと。
色々と聞く秘書ですが探偵はあまり答えない。
で、いきてりキスになってます。そういう展開なのか。
それから秘書にこの仕事は早く辞めた方がいいと言ってる探偵。色々と忙しい。
秘書は帰ります。ストッキングを探す話しが所々に入る。
カスカート画廊にて。
クルマでジャーディン弁護士が来てます。ここの社長の友人。
画廊のハーディ・カスカート社長を演じてるのがクリフトン・ウェッブです。
画廊でパーティ。そんな感じ。
カスカート社長の若い夫人がマリー。
別室にて。
ジャーディン弁護士は御婦人からカネと引き換えに手紙の束を渡す。
これでジャーディンの仕事のようです。普通の強請です。
ナンパして関係し手紙のやり取りをして、手紙をネタに強請るわけです。
パーティでダンスになってます。
カスカート社長は若いマリー夫人に入れ込んでます。夫人はそうでもない。
別室にて。
電話です。執事から電話を受け取るカスカート社長。
どうやらあの白い服のオッサンからのようです。
オッサンの安アパートにて。
電話の側には笛を吹く女の子がじゃましてます。
尾行を悟らされるに2日かかったと報告する。
事務所で探偵にシメられたのも予定通りだと言ってる。そうなの?
溶暗になります。
ハイハットクラブにて。
看板にEddie Heywood and his Orchestraと出ています。
生バンドが入ってるダンスクラブみたい。
ここをクルマで張ってる尾行のオッサン。もう白い服ではない。
テーブル席の探偵と秘書。
探偵はさかんに秘書に辞めた方がいいと言ってます。秘書はやめる気はない。
カウンター席にリーブス警部補がいます。探偵が来て話しになる。
俺に尾行を付けてなにかやるつもりだ・・・
テーブル席の探偵と秘書。
尾行の雇い主は?と話しになるがわからん。
ダンスになります。
秘書の自宅アパートにて。尾行はしっかり付いてます。
探偵を秘書を送ってます。部屋には入れてくれない。ここは帰るようです。
探偵をいきなりクルマで轢こうとする尾行の男。
危ないところだった探偵。人が集まってきます。秘書も来て近くの店で休みましょうとなる。
ダイナーにて。
探偵と秘書。
新聞売りの少年がクルマのナンバーを見たと知らせ来る。全部ではない。車種はリンカーンだと言ってる。
それでもチップをやってる探偵。電話でナンバーの問い合わせをしています。
画廊にて。
尾行の男はここにクルマで来てます。それだけ。
カスカート社長とジャーディン弁護士。
ターナーの絵をキングズレー夫人に売るとかいう話しになってます。
それからそれぞれのクルマで別々の行動となります。
ダイナーにて。
探偵と秘書。
ナンバーの調べの報告の電話待ちになってます。
何故狙われる?と聞かれる探偵。
サンフランシスコ時代の相棒だったジャーディン弁護士の話しになります。
口説き上手でそれをネタに強請をやっていたジャーディン弁護士。
で、探偵はジャーディンに交通事故を仕組まれてムショ暮らしが2年。
そんなわけで要注意人物になったわけです。あれは濡れ衣だったと主張する探偵。
電話です。
問い合わせたナンバーの結果を聞く探偵。秘書を置いてとってと出かけてしまう。
ジャーディン弁護士の自宅アパートにて。
マリー夫人が来てます。ジャーディン弁護士とは特別な関係です。
駆け落ちしてくれといわれるジャーディン弁護士ですがその気はない。
マリー夫人が宝石をあげると言うと俺にはメンツがあると見栄を張る。
駆け落ちの方は適当な返事をして明日に延ばす。それでもキスだけはする。
そんなところに呼び鈴が鳴ります。
探偵がやって来ます。久しぶりの再会となるが友好的でない。
ブラッドフォード・ゴールトとトニー・ジャーディン。
ジャーディンは引き出しのハンドガンに手が行きそうなるが探偵がとめる。
俺に付きまとうなと言う探偵。
それにしてもキャストが弱い。さすがスターのいない20世紀フォックス。
マーク・スティーヴンスとクルト・クリューガー。全く知らない。
それでも女優さんはいい。
いきなりジャーディンが殴りかかるが反撃する探偵にボコボコにされる。
別室に隠れていたマリー夫人はこれは大変と警察に通報する。
探偵はグラスが2つ。空のグラスには口紅が付いてるのに気がつく。
鍵のかかったドア越しにマリー夫人にこの男は辞めろと警告します。
そのうちにパトカーのサイレンが聞こえてきたのでズラかる探偵。
ようやく気がついたジャーディン。マリー夫人から通報を聞いてビックリ。
マリー夫人を裏口から帰らせお巡り2人の相手をします。
1人で読書をしていましたと主張するジャーディン。
しかし部屋は荒らされている。お巡りは荒っぽい読書ですなと皮肉を言う。
ジャーディンはブラッドフォード・ゴールトの名前を出しています。
そうなるとまた警察沙汰になってしまいます。
探偵の自宅アパートにて。
帰宅した探偵、ドアのの前に秘書が忘れた帽子を届けに待っていました。
自室に秘書を入れてる探偵。
格闘で破れてジャケットを繕ってる秘書。
それでもう帰るわとなる秘書。溶暗になります。
新聞の見出しです。
カスカート画廊、内覧会、招待客のみ・・・
画廊にて。
ターナーの絵を見ているキングズレー夫人と知人たち。
成り行きで保管庫の絵を見せることになります。
保管庫にて。巨大金庫といった感じです。
とっておきの女性の肖像画を見せるカスカート社長。
これがマリー夫人にソックリだったりします。それで惚れたようです。
カスカート社長とキングズレー婦人たちが保管庫から出ます。
2人だけになったマリー夫人とジャーディンはキスをする。
このキスをする影を見てるカスカート社長。会話もしっかりと聞こえてる。
カスカート社長はそれでどうする。
カスカート社長のオフィスにて。
裏口からあの尾行の男が来てます。さすがに白い服ではない。
カスカート社長と話しになります。
探偵はジャーディンを叩きのめしただけで警察が来る前に逃げた。予定通りではない。
そんなわけで次はどうするとなってます。
ジャーディンは俺が殺してやると主張する尾行の男。
探偵事務所にて。
探偵からストッキングをプレゼントされた秘書。
電話です。尾行の男からジャーディンの関することで200ドルくれと言ってる。
探偵のアパートで今夜7時半に会おうとなります。
カスカート社長のオフィスにて。
今の電話はカスカート社長が尾行の男にやらせた電話でした。
これでカスカート社長は満足といった感じ。ジャーディンは必ず行かせるようにする。
必ずジャーディンを始末しろとなってるカスカート社長。
このへんの印象ですが主役はクリフトン・ウェッブとウィリアム・ベンディックスなのでは?となります。
見ていてそんな感じしかしない。キャスティングに問題があり過ぎ。
夜、映画館にて。
秘書を映画館に送り込む探偵。その間に自宅アパートで用事を片づける予定。
映画を見たくない秘書を無理やり送り込む。
探偵の自宅アパートにて。
尾行の男は非常階段の窓から侵入しています。何やら小瓶と布を用意してます。
そんなところに探偵が帰宅します。
どうやら小瓶の中身はクロロフォルムのようです。
探偵を後から襲ってクロロフォルムを嗅がせる男。
暴れる探偵を何とか眠らせる。それから火かき棒を用意して待ち伏せる男。
ジャーディンが来ます。ドアを開けて入ったとこで火かき棒が殴打される。
これでジャーディンは死に至ったようです。用事は済んだ。
映画館にて。
秘書をはもう外にで探偵を待っていますが来ない。
探偵の自宅アパートにて。
男は火かき棒を探偵に握らさせています。
それから部屋を荒らしてます。格闘があったようにしてる。
男は窓からズラかります。その前に探偵の手を思い切り踏みつける。これはシメられた時のお返しです。
呼び鈴が鳴ってます。ようやく気がつく探偵。
火かき棒を握ってます。ジャーディンの死体がある。これは大変となります。
呼び鈴は秘書でした。あの男は警察に通報はしてなかったようです。
返事がないので入れてくれと言ってる秘書。ようやく入れてる探偵。
で、これは大変となる秘書。
どうやらジャーディンはマジで死んでるようです。それでどうする。
警察を呼んだらお終いだとなる探偵。前科があるのでそうなる。
俺一人で何とかすると言ってる探偵は死体を寝室に引きずる。
帰らない秘書は散らかった部屋を片づけて血のついた火かき棒をよく洗ってます。
それでよく出来ましたと秘書にキスをしてる探偵。いいね。
探偵と秘書は色々と推測する。
秘書はあの男は白い服で気付かれるように尾行していた。
当然だと探偵。目立つ白い服で尾行するわけがない。
雇い主がジャーディンというのは尾行の男が自称していただけ。
そんなわけで殺されたジャーディンが黒幕ではない。
黒幕のカスカート社長への手がかりがないでの黒幕とわかるわけがない。
手がかりといえば白い服しかない。
ところで死体はベッドの下に押し込んであるだけ、しかし通いのメイドは手抜きなのでわからんとのこと。
秘書に管理人には留守ということにしてくれと頼んだ探偵は窓からズラかります。
秘書の自宅アパートにて。
ここで落ち合ってる探偵と秘書。
白い服の男から巻き上げた財布からわかった名前はフレッド・フォス。
前に電話をして確認したのでこれが本物だとしてる探偵。
親指を踏まれたのでわかったと言ってる探偵。意味不明。
2人で出かけます。
このへんの印象は普通のフィルム・ノワールです。もう少しテンポがよければもっといいけど当時の20世紀フォックスはこんな感じ。
フレッド・フォスのアパートにて。
ここを訪ねる探偵と秘書。
リボルバーをもって押し込む探偵。しかしフレッド・フォスは別人でした。
財布は地下鉄に忘れたとのこと。どうやら白い服の男が利用していただけでした。
5ドルがないというので払ってる探偵。
これで手がかりとなくなった。それでどうする。
『曲がり角の向こうの闇に誰がいるのか』という原題のセリフが入る。
カスカート社長の画廊にて。自宅でもある。
電話です。あの男から報告です。上手くいった・・・
それからカスカート社長はマリー夫人の寝室に行く。
マリー夫人の寝室にて。
荷物をトランク2個にまとめてるマリー夫人。
そんなところにノックの音がします。旦那のカスカート社長です。
少し待たせてから入れてます。寝てることにしてるマリー夫人。
キングズレー家に行くけど同行するかと聞くと頭痛で行けないとなるマリー夫人。
そんなわけで1人でいって下さいとなってます。
トニー、つまりジャーディンが来ると言ってるカスカート社長。
カスカート社長ですが横目で隠してあるトランクを見ています。
作り話を始めるカスカート社長。
幸せな結婚生活を送っていた私の友人が妻の不貞に気がついた・・・
そんな男なんてカネで片が付く。カネ目当てなんだと断言する。
たとえばトニーだと、そこまで言う。
トニーはルーシーと関係していた。手紙で強請られていた人です。
マリー夫人はマジでジャーディンに惚れてるらしい。こまったものです。
秘書の自宅アパートにて。
寝ている探偵に朝のコーヒーを出してる秘書。
そんなとこにノックの音がします。牛乳配達のオッサンでした。
牛乳を受け取ったり新聞を脇に挟んでもらってる秘書。
牛乳料金を払ってると脇の新聞がするすると消えています。牛乳配達のオッサンはそういうことですかとすぐにいなくなる。
ロマンティック・コメディにありそうな面白いシーンです。
新聞を熱心にチェックする探偵。
まだ死体は発見されていないようです。いいのか悪いのかわからんといった感じ。
それでどうするとなります。黒幕は相変わらずわかりません。
染みは落ちるわと秘書が言う。そこから閃いた探偵。
俺は奴の白い服にインクをこすりつけた。奴は白い服をクリーニングに出してるはず。
そんなわけでクリーニング店を当たった行けばとなるが数が多過ぎ。
クリーニング工場に絞れば何かとなると電話帳を調べます。
2人で担当を分担して調べを開始します。
クリーニング工場を当たる探偵と秘書。
このモンタージュが繰り返されます。
空振りの連続になって溶暗になります。
男の自宅アパートにて。
ここには笛を吹く女の子がいて男が電話をしようするとじゃまをする。
それでもカスカート社長に電話する男。
カスカート社長のオフィスにて。
電話を受けるカスカート社長は新聞に載っていないとクレームを付ける。
そんなわけで支払いを巡ってもめてます。
男は支払わないと画廊の正面玄関から乗り込むぞと脅かす。
カスカート社長はちょうど歯医者の予約があったので歯医者のあるビルにしようとなります。
探偵事務所にて。
依然としてクリーニング工場からの成果はない。どうするとなってます。
電話です。また空振りみたい。
そんなとこにリーブス警部補も来ます。これは大変。
ジャーディンに何をしたと詰問となります。これまでとなりそうな探偵。
しかしリーブス警部補は殴ったことを言ってるだけでした。ジャーディン本人も訴える気はない。
今度やったらぶち込むぞだけで済んでリーブス警部補は帰ります。
とりあえずホッとした探偵。もう死にそうな感じ。
電話です。これは当たりの電話でした。
住所氏名を聞いてメモしてます。20ドルの謝礼を送ると話す秘書。
メモを持って速攻で探偵は出かけます。
探偵の自宅アパートにて。
メイドが変わったようです。今度は熱心なメイドみたい。そうなるとこれは大変。
掃除機のコードが延びています。そんなわけで速攻で死体が発見されて大騒ぎになってます。
例の男のアパートにて。
笛を吹いてる女の子がいます。ここに来てる探偵。
ストーファーは?と聞いてます。これがあの男の名前でした。ようやくわかった。
近くのおばさんが旅支度で出ていったと答える。ひと足遅かったようです。
女の子が何やら知ってると話し始めるがおばさんはどうせデタラメなのよと言ってる。
どこへ行く?、ビル、ヒゲの大統領の名前、グラントビル。
画廊にカスカラをもらいに行く?
そんな感じでよくわからん。それでも女の子に駄賃はやってる探偵。
ビルにて。歯医者のあるグラントビルらしい。
ストーファーが来てます。カスカート社長とコンタクトします。
カネは持ってきた。何で新聞に載らないとまだクレームを付けるカスカート社長。
カネを落として気をそらした隙にストーファーを窓から転落させます。
ここはかなり高い階でした。これで退場となるストーファー。
カスカート社長は意外とやります。
それから非常階段で上階に移動して予約した歯医者に入るカスカート社長。これでアリバイも完全ではないがかなり安全です。
ビルの前にて。
転落事故現場は大騒ぎ。そんなとこにタクシーで探偵が到着する。
これは何だとなって現場を見ると見覚えがあるキーの束に小銭包みがあります。目的のストーファーはもう死んだとわかります。
タクシー運転手がお巡りに死んだ男をここまで乗せたと証言してる。
探偵がタクシー内を見るとトランクがある。そんなわけでタクシーを乗り逃げする。
当然パトカーが追ってきてカーチェイスになってます。
パトカーですがお巡りがサイドステップに乗っかったまま猛スピードで追跡してます。落ちたら痛いではすまない。
いつまでもパトカーが追ってくる。探偵はタクシー会社の住所プレートを見る。
ゴッサムタクシー。そこへ向かってます。
タクシー会社 ゴッサムタクシーにて。
ここにタクシーを入れる探偵。そうなるとどのタクシーだかわからなくなります
パトカーも到着しましたがもう探偵はトランクをゲットしてズラかってるわけです。
探偵事務所にて
ゲットしたトランクを調べる探偵と秘書。
しかし役に立つ証拠はない。またどうするとなります。
もうダメだと弱気になる探偵。考えなさいと励ます秘書。
女の子の話しのカスカラとか画廊とは?となります。
意味不明だと悲観的な探偵。
5番街の画廊なのでは?新聞広告を見せる。カスカート画廊。
それに何の関係が?と探偵。そういえばジャーディンの部屋に届いたばかりの絵があった。
そんなとこにクルマが来てます。リーブス警部補一行です。
これはヤバイと速攻で逃げる探偵。とにかく画廊に行く。
秘書は仕事するふりをする。トランクは机の下に隠す。大丈夫なのか。
リーブス警部補が来ます。探偵は殺人犯として電気椅子に座らせると言ってる。
探偵は留守でとする秘書。
リーブス警部補はここで待ってるようです。
画廊にて。
ここに客の振りをして入る探偵。とにかく探るしかない。
秘書が来たので美術品の説明を頼む探偵。とにかく粘るしかない。
白い服の男のことを美術批評家にして秘書に聞くが全く知りません。
カスカート社長のオフィスにて。
新聞のジャーディン氏の遺体が元同僚の部屋で発見の見出しを見る。
これでご満悦なカスカート社長。
そんなとこに秘書が来て保管庫の鍵のことを聞く。私が閉めると社長。
画廊にて
彫像を買うから包んでくれと無茶を言う探偵。これで社長にコンタクト出来るかも。
カスカート社長のオフィスにて
秘書が案内するが社長は不在で待つ探偵。1人になった探偵は家捜ししてます。
保管庫にて。
社長に秘書がお客が4万ドルの彫像を買いたいと伝えます。
包めとか変なことを言ってるので私が相手をするとなる社長。
秘書はこれで帰宅するようです。
カスカート社長のオフィスにて
家捜し中の探偵。そんなとこにマリー夫人が来ます。
ご主人は保管庫にいますと教えてる探偵。しかしここで待つマリー夫人。
家捜しが出来なくなる探偵ですが、私たちには共通の友人がいるようだとマリー夫人に話しかける。
トニー・ジャーディンの名前を出す探偵。
ジャーディンは殺されたと新聞をマリー夫人に見せる。これにはご主人が関わってるとそこまで言ってる探偵。
マリー夫人は気を失います。ソファに寝かせて介抱する探偵。
そんなとこにリボルバーを持って社長が来て探偵をホールドアップする。
まずは意外に貧相な男だなと探偵をこき下ろす社長。
静かな所に移ろうと階段を降りる。
このへんの印象は『ローラ殺人事件』(1944年)と同じなのかとなります。
クリフトン・ウェッブのキャラもホトンド同じで絵も出てくるし。
保管庫にて。
ここに入れと探偵をホールドアップしてる社長。
今更ドナテルの彫像の話しになってます。で、あんたの新しい作品はジャーディンの死体だと皮肉を言う探偵。
裁判までやるのかとなるがそれまで君が生きてるのかと皮肉で返す社長。
いきなり銃声が連続してます。社長が撃たれた。撃ったのはマリー夫人でした。
そんな感じでいきなり話しが進展しました。溶暗になります。
エピローグ
画廊にて。
彫像を見ている。お巡り2人。
こんなクズをどこの誰が買うと評するお巡り。
相棒のお巡りがこれが芸術なんだと返す。
そんなところに新聞記者とカメラマン達が押し寄せてきます。
探偵と秘書とリーブス警部補。
警察に来てくれとリーブス警部補。
秘書はダメよ。市役所に行く用事がある。そんなわけで明日の午後になる。
結婚おめでとうとなってエンドになります。
そんなわけで主役は弱いけどフィルム・ノワールのよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。励みになるのでクリックをお願いします。
にほんブログ村
« 『復讐は俺に任せろ』(1953年) | トップページ | Hollywood Express #716◆2017.03.25(土) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
「1940年代」カテゴリの記事
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
- 『生きてる死骸』(1941年)(2022.01.30)
- 『いのち短かし』(1947年)(2022.01.29)
- 『Gメン対間諜』(1945年)(2022.01.16)
- 『密輸空路』(1946年)(2022.01.15)
« 『復讐は俺に任せろ』(1953年) | トップページ | Hollywood Express #716◆2017.03.25(土) »
コメント