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2016.12.11

『深夜の歌声』(1948年)

この作品は、ジーン・ネグレスコ監督、アイダ・ルピノ、コーネル・ワイルド、リチャード・ウィドマーク主演の三角関係ドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1948年 Twentieth Century Fox Film Corporation アメリカ作品
ランニング・タイム◆95分
原題◆Road House
プロット◆痴話喧嘩の度が過ぎた話しのようです。
音楽◆シリル・モックリッジ

キャスト
アイダ・ルピノ→シカゴから来たリリー
コーネル・ワイルド→マネージャーのピート
リチャード・ウィドマーク→オーナーのジェフティ
セレステ・ホルム→会計担当のスージー

ジャック・G・リー→バーテンのオッサン サム
O・Z・ホワイトヘッド→Arthur
ロバート・カーンズ→Mike

ジーン・ネグレスコ監督の演出はよいと思います。
全体的に三角関係なメロドラマになってます。フィルム・ノワールではないみたい。

改めてリチャード・ウィドマークとクラウス・キンスキーは似ていると思えた。
昔の桑田次郎のマンガによくでて来る白人酷薄系のサンプルみたいタイプなんです。

株式会社ブロードウェイ発売のDVDにて。
画質はまあまあ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch

ブロードウェイのタイトル
著作権のアラート

Twentieth Century Fox
タイトル
Jefty Road Houseのネオン

Twentieth Century Fox presents
Ida Lupino
Cornel Wilde
Celeste Holm
Richard Widmark
in
Road House
他のキャスト、スタッフの紹介

Jefty Road Houseにて。
ここはボウリング場にバーがある店です。
ボウリングのピンのセット等は人間がやってます。

オフィスにて。
マネージャーのピートが来ると女がいます。
オーナーがシカゴからスカウトしてきた歌手です。
ジェフティを呼んでと高飛車な女。名前はリリー。

そんなところにオーナーのジェフティが来ます。
ジェフティはリリーに入れ込んでる。すぐに連れて行く。
関係ないけど灰皿にボウリングする人の飾りが付いています。

店にて。
会計のスージーを呼んでリリーを紹介するジェフティ。
スージーを演じるのがこの頃の20世紀フォックスではおなじみのセレステ・ホルム。
バーテンのオッサンはサム。

ピートとジェフティ。
ジェフティは出張のたびに女を呼んでくるらしい。
今度の女はいくらなんだともめてます。それでは高過ぎるとクレームを入れるピート。
コーネル・ワイルドとリチャード・ウィドマークが並ぶといい感じ。

で、リリーをアントラーズ・ホテルに送るピート。
ボウリング場にはメガネのオッサンもいます。
カントリーワゴンでリリーを送るピート。

バーにて。
ジェフティがバーテンにリリーはどこに行ったと聞く。
ピートが珍しくホテルまで送っていたという話しになってる。

駅にて。
リリーをアントラーズ・ホテルではなく駅に送るピート。
迷惑料200ドルを渡してシカゴに帰れと言う。
ジェフティは出張のたびに女を連れて来る・・・
リリーは200ドルは受け取るがしばらくは残ると言う。
で、ピートをひっぱたくリリー。
溶暗になります。

バーにて。
ドレスを着て待機のリリー。タバコを吸ってる。
今度の女はどうなんだ?とお客は噂をする。

ピアノを弾いて歌うリリー。吸いかけのタバコをピアノに置いてる。
歌が入ります。これとアイダ・ルピノ本人の歌なのか?→DVDの解説によるとアイダ・ルピノ本人だそうです。
お客の受けはいいようです。ご機嫌なジェフティはもう1曲歌わせる。

オフィスにて
ジェフティはピートにリリーはいいだろうと言う。
ピートは面白い形のライターで自分のタバコに火を点ける。
溶暗になります。

バーにて。
ピアノの練習をしてるリリー。バーテンと少し話す。
そんなところにピートが来ます。リリーに謝罪する。
今度はジェフティが来ます。すぐにピートはいなくなる。
何かやりたいとなってボウリングになる。コーチはピートにするジェフティ。
溶暗になります。

バーにて。
ピアノにタバコの焼け焦げが付いてます。
またリリーの歌が1曲入ります。

ボウリング場にて。
ピートはボウリングを始める。

バーにて。
お客の受けはいいリリー。上機嫌なジェフティ。

ボウリング場にて。
リリーのボウリングのコーチはピートだと言うジェフティ。
気が進まないピートに俺が頼んでるだと不機嫌になるジェフティ。

リリー・スティーブンス appearing nightly の看板。
毎晩出演すことになるリリー。

ボウリング場にて。
ピートがリリーにボウリングをコーチしてます。まじめにやってるピート。
リリーはチューブトップにフレアスカートです。パンツルックではない。
そんなわけでボウリングは上手くないリリー。ガターから始まる。
投げ方がカーブからストレートとなったらいきなりストライクになるリリー。
溶暗になります。

アントラーズ・ホテルにて。
カントリーワゴンがある。ジェフティが来てます。
ジェフティは朝の7時からリリーに食事を持っていく。相当入れ込んでる。

朝早くから起こされて不機嫌なリリー。そんな契約はないと言ってる。
せっかくジェフティが持ってきたのに出ていってと言う。
ジェフティはハンティングに出かけて今週は戻らない。そんなこんなでプロポーズめいたことを言ってます。
リリーにはそんな気は全くない。
ジェフティはハンティングに出かけます。
窓から見ているリリー。カントリーワゴンに3人乗って出かけてる。

このへんの印象ですがフィルム・ノワールではないじゃんです。まあいいけど。

ボウリング場にて。
寝てるピート。ここの2階に寝起きしてるようです。
何だかボウリングの音が聞こえてます。起きて見に行くピート。

リリーがボウリングをやってます。
ニットのトップにショートパンツなリリー。

それからピートの部屋に朝食を持っていくリリー。
デートしましょうとリリー。ピートはこんな小さな街では噂になると断る。
口論になってます。それからピートは行く気になる。

アントラーズ・ホテルにて。
ピートが迎えに来てます。スージーもいたりします。少しガッカリしてるリリー。
ジープに乗って3人で出かけます。

湖にて。これがセットだったりします。
ピートとスージは泳いでます。水着がないリリーはジープで待ちぼうけ。
で、リリーは即製の水着を着て泳ぐ。感心してるピート。

ジープで戻るピート達。
溶暗になります。

バーにて。
また1曲歌うリリー。
で、酔っ払いの大男に絡まれるリリー。バーテンがとめようとするがとまらない。
スージーがピートを呼ぶ。

ピートは大男をとめようと乱闘になってます。酒場の大ゲンカとは少し違う。
大男なので苦戦してるピート。そんなところにようやくパトカーが来ます。
どうやら大男は札付きでまたかと引き取る警察。

2階の部屋にて。
ピートにお礼を言うリリー。酒を飲みながらいい雰囲気になってます。
スージーも来ますがすぐにレジに呼ばれる。

ラジオを点けて私の目標はオペラだったと身の上話しをするリリー。
それでいきなりピートとキスになってます。
溶暗になります。

湖にて。
モーターボートのピートとリリー。
すっかり仲良くなってます。身の上話しの続きするリリー。
ピートにジェフティのことを聞くリリー。
ジェフティをスポイルガイなんだと言ってるピート。誰かが付いてないといけない。それが自分なんだということらしい。
それからまたキスになって溶暗になります。

アントラーズ・ホテルにて。
ジェフティが戻ってフロントにリリーの行方を聞いてる。リリーはいないらしい。

外に出たとこでスージーにジェフティに声をかける。
リリーのことを聞かれるスージー。ジェフティの見えないとこでジープでピートとリリーがアントラーズ・ホテルに戻ってます。
スージーは気を利かせてジェフティにピートと映画に行ったと言ってます。これでピートとリリーは見られずにすむ。

ボウリング場にて。
ピートがジープで戻ります。
スージーがいてピートに一緒に映画に行ったことにした、これきりよと言う。
お礼を言うピート。

ピートとジェフティ。
普通にしてるピート。リリーはどこだ?と聞くジェフティ。
で、ジェフティはリリーとの結婚許可証をピートに見せます。用意だけらしい。
ピートはどうする?まずはリリーはどうなんだと突っ込む。

このへんで三角関係の話しなのかとようやくわかった。
フィルム・ノワールではなくメロドラマです。これもこれでいいけど。
キャスト3人はフィルム・ノワールなんですが・・・

ジェフティの自宅にて。
リリーに電話するジェフティ。結婚するぞと伝える。

アントラーズ・ホテルにて。
電話で結婚の話しを聞いたリリーはそんなつもりはないので困惑する。
そんなところにピートが来ます。電話を待たせて相談する。
ジェフティは明日ボートで出かけようと言ってくる。

リリーは一緒に逃げましょうと言う。ピートはジェフティに話すつもり。
そんな感じでピートのプランでいくみたい。

ジェフティの自宅にて。
ジープで来たピート。ソファで寝ているジェフティ。
いよいよジェフティに話すピート。いきなりリリーと結婚するとかます。
これには収まらないジェフティ。ここから出ていけと激高する。それでどうなる。

ボウリング場にて。
置き手紙を書いてるピート。金庫から自分の給料分だけ抜く。
封筒があります。週間売り上げ2600ドル。そのまま金庫に入れて扉を閉じる。
荷物を持って出ていくピート。

駅にて。
リリーとピート。汽車でシカゴに行く予定。
そんなとこにパトカーが来ます。汽車も来たけど警察も来た。
ピートは売り上げ金窃盗容疑で連行される。リリーも一緒に行く。

警察にて。
取り調べのピート。
ジェフティの訴えでは現金が金庫から消えた。週の売り上げ2600ドル。
スージーまで呼ばれてます。経理担当なのでそうなる。
金庫はジェフティとピートだけが開けられる。
もちろんピートは無罪を主張する。抜いたのは給料分だけだ。
しかしピートは勾留されてしまう。これが何になるとジェフティに言うピート。
リリーは事情を話すべきよとピートに言うが言わないみたい。

リリーはジェフティを罵倒する。ジェフティはまだ余裕。
スージーがリリーをとめてます。

ジェフティは警察相手に寛大なオーナーを演じてます。
警察はよくある事件だとしてるし。
溶暗になります。

新聞カントリージャーナルの見出しです。
ボウリング場盗難、本日評決。

法廷にて。
もう陪審員の評決になってます。窃盗で有罪となるピート。
午後2時に量刑を言い渡す・・・

別室にて。
判事とジェフティ。
ジェフティはピートは給料が少なかったのが不満だったとか適当なことを言う。
それで情状酌量をして私の下で保護観察にしてくれと熱心に訴える。

法廷にて。
量刑は2年以上10年以下。次の条件で猶予する。
執行猶予2年。ジェフティ氏の元での保護観察2年。かなり嫌な条件です。
すっかりジェフティは寛大なオーナーになってます。

ジェフティの自宅にて。
パーティになってます。大勢来ています。
リリーもピートもいる。上機嫌なジェフティ。

台所にて。
リリーとピート。何故執行猶予?どうする?となってます。
それでもキスはする。ちょうどジェフティが来ます。
リリーは何故2600ドルを探さない?と突っ込みを入れる。
ジェフティはピートに結婚したり妙なことをするとすぐに懲役10年だとうそぶく。
ピートといつか思い知らせてやると意気込むが打つ手はない。

バーにて。
1曲、歌が入るリリー。

オフィスにて。
ピートが仕事中です。そんなとこにジェフティが来る。
店にビリヤードの台を入れて改装する。休暇にして山小屋に行こうと決めるジェフティ。
スージーも入れて4人で行くは決め込んで明日の8時に船着き場だとしてる。
さすがにぶち切れそうなピート。

スージーがリリーにピートが出ていくと伝える。

ピートの部屋にて。
荷物をまとめてるピートを止めるリリー。
カナダ国境まで25キロというピート。
そんなとこをしてどうなると責めるリリー。
口論になってます。
そんなとこにジェフティが来てリリーに仕事をしろとパーに行かせる。
ピートはジェフに俺にも限界があると警告する。
溶暗になります。

山小屋にて。
4人がそろってます。
1人だけご機嫌なジェフティは地図を見て3キロほど河を進むカナダ国境だと嫌味を言う。
そういう挑発をしてるので、このオーナーは死にたがってるのか?と思われる。

酔っぱらったジェフティはレバーアクションのライフル銃を持ち出す。
外に出でトマト缶を撃ち抜く。15メートル程の距離を1発で当ててます。腕はいい。

今度はリリーに俺の帽子を撃てと樹にかける。帽子の側にいるジェフティ。
マジで死にたがりなのかと思わせる。
そうなるとリリーはジェフティを撃とうする。
しかしジェフティはライフル銃に装填されているは空包だとあざ笑う。
死にたがりではなかった。ここはリチャード・ウィドマークのあざ笑う演技の見せ場になってます。

頭に来たリリーはもう帰ると言う。アンタは異常よとホントのことを言う。
リリーをひっぱたくジェフティ。

成り行きでピートと格闘アクションになるジェフティ。
ジェフティをノックアウトするピート。

リリーにボートでカナダ国境に行こうと言うピート。
スージーはとめてます。捕まったら終わりなのよと言ってる。

ピートはジェフティのライフル銃を壊してます。
ボルトを抜いて銃自体を曲げてる。
リリーはスージーにお礼を言って別れます。
2人を見送るスージー。

森にて。
徒歩で森を移動するピートとリリー。ボートのある河に向かう。

山小屋にて。
ズタボロのジェフティは気がつきます。
ここでスージーはジェフティのコートから落ちた封筒を見つける。
これが週間売り上げ2600ドルの封筒だったります。重要な証拠です。
何でジェフティが持ってる?となるスージー。

ジェフティに2人はいないわよと言うスージー。銃は壊れているし。
奴らは国境だなととっておきのリボルバーを引っ張りだすジェフティ。まだ持っていたのか。さすがアメリカだ。

スージーは刑務所に行くのはあなたよとジェフティをなじる。
封筒をジェフティに見せる。それで外に逃げます。

ジェフティはリボルバーに実包を装填して追う。
こういう場合はリボルバーは装填が1発1発なのが弱点です。6発クイック装填のアダプターはないみたい。

ようやくリボルバーを持って追うジェフティ。
どうやら痴話喧嘩の度が過ぎたが話しのようです。

森にて。
ヨレヨレになって移動してるピートとリリー。
そろそろジェフティが追ってくるのでは?となってます。
先に河へ行こうと急ぐ。

スージーも森を移動してます。ピートとリリーを追ってるらしい。
ジェフティも追ってる。こっちもかなりズタボロになってます。

河にて。
ようやくボートのところに来たピートとリリー。
誰か来ます。隠れるピートとリリー。スージーでした。ピートを呼んでる。
スージーは証拠の封筒を見せに来たんです。偉いなスージー。
そんなとこにジェフティがリボルバーで撃ってきます。スージーの腕に当たる。

ピートはエンジンをかけようとするがなかなかかからん。ようやくかかる。
ここでピートはボートを無人のままで出す。
ボートを撃つジェフティ。エンジンから火が出て炎上しています。さすがハリウッドです。地味な20世紀フォックスでもこれくらいはやる。

スージーから封筒をとろうとするジェフティ。
そんなところにピートが来てまた格闘アクションになる。

リリーがリボルバーでジェフティをとめる。
俺が撃てるかとジェフティ。マジで撃つリリー。
ピートに「ほら彼女は特別なんだ」と言って倒れるジェフティ。このセリフには伏線がありました。

こうなったのも運命だと言うピート。
スージーを抱っこして戻ります。ぼう然としてるリリー。
俯瞰になってエンドとなります。


そんなわけで主役3人でもってるメロドラマの普通な作品でした。


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