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2016.10.30

『引き裂かれたカーテン』(1966年)

この作品は、アルフレッド・ヒッチコック監督、ポール・ニューマン、ジュリー・アンドリュース主演の潜入サスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1966年 Universal Pictures アメリカ作品
ランニング・タイム◆128分
原題◆Torn Curtain
プロット◆共産圏に潜入して脱出する話しのようです。
音楽◆ジョン・アディソン

キャスト
ポール・ニューマン→色々と大変なアームストロング教授
ジュリー・アンドリュース→アームストロング教授の秘書サラ・シューマン

ハンスイェルク・フェルミー→ゲルハルト国家保安局長
ヴォルフガング・キーリング→見張りのグロメク
ギュンター・ストラック→共産圏スパイだったマンフレッド教授
ピーター・ローレ Jr.→タクシー運転手

モート・ミルス→農場のオッサン
キャロリン・コンウェル→農場の奥さん
ジゼラ・フィッシャー→コスカ女医
アンドレナ・ダービ→コスカ女医の娘Gretl
デヴィッド・オパトッシュ→バスの案内人ヤコビ
リラ・ケドロヴァ→亡命したいクチンスカ伯爵夫人
モーリス・ドナー→バレエ団の衣装担当ヒューゴ
タマラ・トゥマノヴァ→何かと目立つバレリーナのオバサン

カール・マルクス大学の面々
ルドウィッグ・ドナス→目標のリント教授
ノルベルト・シュラー→ガットマン副総長
ハロルド・ディレンフォース→グロメクの代理ハウプト
ロバート・ブーン→ウィンケルマン教授
ジョージ・ペリナ→シュレイダー教授

アルフレッド・ヒッチコック→Man in hotel lobby with baby (uncredited)

アルフレッド・ヒッチコック監督の演出はよいと思います。
全体的に意外とノンストップサスペンスになってます。
このへんの作品からやたら意地悪なオバサンキャラが登場してます。

本『映画術』ではジュリー・アンドリュースのことを科学者役なんだ歌手ではないんだとこき下ろしていたけどはきれいに撮れてます。

この頃はショーン・コネリーを使い、ポール・ニューマンを使い、フレデリック・スタフォードの『トパーズ』(1969年)までハリウッドの伝統的手法で撮っていたアルフレッド・ヒッチコック監督はこれまでとなってスター路線をやめることになったようです。
あとの2作は当時の1970年代調に撮ったわけです。キャリア終盤で路線変更したのは正直言って偉いと思える。

ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント発売のBlu-rayにて。
画質はよいです。粒子が荒いけど。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はDTS-HD MSTR stereo

読み込み中
ユニバーサル、提供先のサーバーに接続してる云々のアラート
読み込み中
Universal 100th anniversaryのタイトル
読み込み中
日本語を選べのメニュー画面。
そうなると日本語で著作権のアラートが出る。何なんだ。バカらしい。
個人的見解のアラート。
インターネットの対応特典云々のソフトウェア関連のアラート
Universal 100th anniversaryの宣伝映像。発売元は廉価版ソフトになると余計な映像を付けるのが当たり前だと思ってるらしい。長々とやってます。
読み込み中
Blu-rayディスクのタイトル
ようやくメニュー画面にたどり着きます。すぐに再生にする。
読み込み中

タイトル
Universal (presents)
Paul Newman ... Professor Michael Armstrong
Julie Andrews ... Sarah Sherman
in
Alfred Hitchcock 's
Torn Curtain

co-starring
Lila Kedrova ... Countess Kuchinska
Hansjörg Felmy ... Heinrich Gerhard (as Hansjoerg Felmy)
Tamara Toumanova ... Ballerina
Wolfgang Kieling ... Hermann Gromek
Ludwig Donath ... Professor Gustav Lindt
Günter Strack ... Professor Karl Manfred
David Opatoshu ... Mr. Jacobi
Gisela Fischer ... Dr. Koska
with
Mort Mills ... Farmer
Carolyn Conwell ... Farmer's Wife
Arthur Gould-Porter ... Freddy - the Bookseller
Gloria Gorvin ... Fräulein Mann

スタッフの紹介
音楽がジョン・アディソンになっています。
バーナード・ハーマンはこの作品の製作途中で首になったんです。映像と音楽の完璧なコラボはあっけなく終わりになったわけです。
タイトルバックはロケット噴射なのか?

ノルウェー オスターフィヨルドの字幕
船にて。
科学者達が乗っています。
暖房が故障しています。そんなわけで食堂のグラスの水が凍ってる。
ICOPのバッジを付けている科学者達。國際物理学者会議。
空いてるテーブルがあります。ここから船室につながる。

船室にて。
ベッドで仲がいいとこを見せているカップルが登場。
マイケル・アームストロング教授と秘書のサラ・シャーマン。
ここを延々と見せています。

そんなとこにノックの音がします。ボーイが電報を届ける。
読んでから何故か間違いだと突っ返すアームストロング教授。チップはやってる。
電報は『本が届いた、エルモ書籍店、コペンハーゲン』

船の無線室にて。
ここに来たアームストロング教授。やっぱり電報は自分宛てだと受けとる。
それから返事の電報を打ちます。
メガネの教授が来ます。マンフレッド教授。

コペンハーゲンにて。
ホテルのアームストロング教授とサラ。
電話です。アームストロング教授がシャワー中なのでサラが出る。
コペンハーゲンの本屋からです。すぐに切れます。
また本屋から電話です。こんどは住所をメモするサラ。
それでサラを勝手に本屋に行ってしまう。
アームストロング教授が止めてるが間に合わない。

サラがホテルを出たとこでマンフレッド教授が無理やり案内する。
マンフレッド教授は会うたびに食事しようと言ってます。

本屋にて。
サラをアームストロング教授の代理ですと本を受け取る。

ホテルにて。
アームストロング教授はマンフレッド教授とヘングストロム教授と少し話してます。戻ったサラが本をアームストロング教授に渡す。

トイレにて。
アームストロング教授は個室に入って本を開く。
107ページのπに丸でチェックがしてあります。それでどうなる。

ホテルで食事です。
テーブル席はセットで背景はスクリーンプロセスになってます。
アルフレッド・ヒッチコック監督にCGとデジタル合成があったらなと思えてしまう。多分これなら何でも出来ると狂喜したでしょう。ロケに行かなくてもいいし。

アームストロング教授はいきなりストックホルムに1人で行くと話し出す。
これはビックリのサラ。一緒に行く行かないともめてます。

サラは受付に行って航空チケットを買う。
ついでにアームストロング教授の行き先を聞くとストックホルムではなく東ベルリンだと聞いてまたビックリ。

東ベルリン行きの旅客機にて。
当然の乗っているアームストロング教授。何故か乗っているサラ。
アームストロングがサラを見つけて驚愕する。
サラの席にやって来て着いたらすぐに戻れと言うアームストロング教授。

東ベルリンにて。
着陸する旅客機。
付添みたいな感じでマンフレッド教授もいたりします。
普通の乗客を降ろしてからアームストロング教授が降りる。
その前に有名人らしいおばさんが記者達のお目当ては自分だと勘違いする描写が入る。

記者達から質問に亡命するといった感じのアームストロング教授。
ビックリしっぱなしのサラ。それでどうなる。

別室にて。
ゲルハルト国家保安局長とコンタクトするアームストロング教授。
黒いコートを見張り役のグロメクがさっそく登場してます。
グロメクはいい感じです。『エネミー・ライン』(2001年)のジャージの男並みの悪役キャラです。

何で秘書まで来たと突っ込まれるアームストロング教授。
そんなわけで呼ばれているサラ。ストラウス副大臣。案内役のグロメクと紹介される。

記者会見にて。
ミサイルの専門家らしいアームストロング教授。
ライプチヒ大学のリント教授に協力する予定。

クルマで移動中です。
5人乗ってます。運転手、グロメク、マンフレッド教授、アームストロング教授、それにサラ。
グロメクは以前いたニューヨークの話しをしてます。当然英語で喋る。

ホテル・ベルリンにて。
アームストロング教授とサラ。何で亡命をしたと口論になってます。
早く帰れと言うアームストロング教授。
まだサラはマジでアームストロング教授がマジで亡命したと思ってます。

ノックの音がします。マンフレッド教授です。
サラは食欲がないと残り、男2人は食事に行った。

翌朝です。
寝ているところをマンフレッド教授に起こされるサラ。
相変わらず食事に行きましょうと言ってる。
アームストロング教授のメモが残ってます。散歩に行く。すぐに帰れ・・・

外出するアームストロング教授。
ロビーの床磨きを俯瞰で念入りに見せてます。
アームストロング教授にはグロメクの尾行がつく。

アームストロング教授はバスに乗ってます。
グロメクがバイクで尾行します。妙に合理的です。
アームストロング教授は観光のパンフレットを見て美術館に行く。

美術館にて。
ここに入るアームストロング教授。
バイクを停めて徒歩で尾行するグロメク。

美術館内を歩き回るアームストロング教授。尾行するグロメク。
やたらセットとマット画の合成があります。CGとデジタル合成があったら・・・
非常口から外に出るアームストロング。タクシーに乗ります。
これでグロメクの尾行をまいたつもりらしい。

農場にて。
もうここに来ているアームストロング教授。
タクシーを待たせて奥さんとコンタクトします。地面にπの字を書いてます。奥さんはトラクターに行けと言う。

トラクターにて。
オッサンとコンタクトするアームストロング教授。
動いてるトラクターに乗って打ち合わせになります。
オッサンは立派な工作員です。何でプロのスパイではなく素人のあんたが行く?と突っ込む。
アームストロング教授が詳しい事情がわかっていないとリント教授から情報を引き出せないと話す。
次の工作員はコスカだと話すオッサン。

アームストロング教授が戻ったとこで、タクシーのところにグロメクがいたりします。これは大変。

アームストロング教授は中に入って奥さんとどうする?なる。
裏口から逃げようとするがもうグロメクが押し込んでくる。
いきなり2人をスパイ呼ばわりしてきます。
地面のπの字はまだ消してなかった。そんなわけでバレバレです。
ここでアームストロング教授のわき腹を突くクローズアップショットが連発されます。このような細かいショットの積み重ねがいい。

電話をしようとするグロメク。ライターがなかなか点かない。
いきなり中身の入った鍋を投げつける奥さん。

格闘アクションに入ります。これが延々と続く。
ここは『人間はなかなか死にません』がコンセプトの格闘アクションだそうです。

ハンドガンを奪うというかそのへんに投げつけてます。東ドイツなのでトカレフとはいうわけではなさそう。
→ CZ 27 やっぱりソ連のトカレフやマカロフではなかった。

奥さんが包丁でグロメクをブスリと刺すが途中で折れてしまう。
折れた刃が首筋に刺さったまま。

次は奥さんがスコップでヒザを殴る。これでようやく倒れるグロメク。
それからガスオーブンのコックを開く。倒れたグロメクを引きずってガスオーブンに頭を突っ込ませる。
首を絞められてるアームストロング教授は奥さんのサポートを何とかやってます。
とにかく音をたてると待たせてあるタクシー運転手に聞こえるのでこうなる。

ガスオーブンで死に至るグロメク。
ここでホッとしてタバコを一服でもしたら大爆発になります。当然やってません。
アームストロング教授のコートは血だらけになってます。奥さんが焼き捨てるわと脱がせる。
さすがに素人なのでぼう然としてるアームストロング教授。
奥さんはグロメクの死体は埋めるとジェスチャーで伝える。
バイクに気がついたアームストロング教授。奥さんはそれも埋めると伝える。

タクシー運転手はまだ待っています。
ようやくアームストロング教授が玄関から出てきます。それであんなに点かなかったグロメクのライターが一発で点く。
タクシーに乗り込んで移動となります。
ここはバイクのクローズアップショットで締めてます。
→ 1955 Zündapp 200 S

このへんの印象ですがそんなに出来は悪くはない。よく見てるB級SFに比べればいい。それは当たり前か。
あまり批評がよくないのは1960年代という時代が悪いせいだと思える。とにかく古きよきハリウッドスタイルが色あせてきた時代だったのです。

街にて。
タクシーを降りたとこでゲルハルト局長が呼んでるとお呼びがかかりまたクルマで移動になってます。

オフィスにて。
アームストロング教授とゲルハルト局長。
サラはここに残るということになってます。
ゲルハルト局長はグロメクを呼べと命じるが当然行方不明ですとなる。
アームストロング局長はすぐにライプチヒに行くようです。

ライプチヒの字幕。
カール・マルクス大学にて。
アームストロング教授とサラ。
ガットマン副総長、ウィンケルマン教授、シュレイダー教授と会います。
案内役はハウプト。行方不明のグロメクの臨時代理。

ここでアームストロング教授は階段で足を引っかけられて転落する。
医務室送りになります。

医務室にて。
アームストロング教授と女医さん。
この女医さんのコスカが工作員でした。コンタクトするために足を引っかけたとか。
そんなわけで打ち合わせになります。
途中で娘のグレーテルが来てアームストロング教授に挨拶してる。英語です。

当局はグロメク失踪を調べ始めてる。死体が見つかったら速攻で捕まる。
埋めたから大丈夫だと楽観的なアームストロング教授。
肝心のリント教授はレニングラードに行く用事があって時間はない。
明日はアームストロング教授に対する審査がある。これを通ってから初めてリント教授とコンタクト出来る。
アームストロング教授は科学者には好奇心がある。そのためには自分から情報を出して相手の情報を引き出すのだと持論を述べる。

街にて。
タクシー運転手の運転手は新聞でグロメクの写真を見る。
→ Peter Lorre Jr. Taxi Driver (uncredited)
父親のピーター・ローレはアルフレッド・ヒッチコック監督の古い友人で出演作もあります。→『暗殺者の家』(1934年)
タクシー運転手は速攻でタレコミをする。

当局にて。
ゲルハルト局長にタレコミをするタクシー運転手。
これは映画向けの描写で普通は局長が受け付けるわけがない。余計なシーンを省略するドラマの集約化という手法です。
タクシー運転手の話しとオーバーラップさせて農場のシーンを見せる。

大学にて。
アームストロング教授の審査です。
教室の階段席の前に副総長ら4人。
階段席の上の方に1人います。これがリント教授のようです。
質問が始まります。そんなとこハウプトがグロメク失踪を伝える。

農場へ行きましたか?と聞かれるアームストロング教授。
親類に会いに行った、グロメクとは会っていない。と下手な答えになってしまう。
そんなわけで審査は中断になってしまいます。

リント教授はどこです?と聞くアームストロング教授。
あそこですと上段席にいたオッサンだと知ります。

リント教授は私は忙しい。早くけりをつけろとせっつく。
アームストロング教授がダメなら秘書というか助手を呼べとなる。

そんなわけでサラが呼ばれます。
しかしサラは質問に答えることを拒否してしまう。
アームストロング教授にあんたが何とかしなさいとリント教授は出ていく。それでどうなる。

リント教授はせっつくし、マンフレッド教授が何とかしようとするし。
ここでアームストロング教授は少し離れたとこでサラを説得にかかる。
マンフレッド教授達から見ている遠景となります。こうするとこれまで事情を省略することが出来ます。同じ話しを聞かなくてすむわけです。

それでも誤解が解けたサラとアームストロング教授がキスするシーンはクローズアップで撮ってます。ここは肝心なところなのでこうなる。

農場にて。
もう当局の手入れが入ってます。工作員のオッサンと奥さん役の2人はもうズラかったみたい。
ゲルハルト局長が自ら来ていますが、これは映画だから。

大学にて。
ダンスパーティになってます。
コスカ女医が来てアームストロング教授とダンスになって打ち合わせをする。
農場の手入れの話しをするコスカ女医。グロメクの死体が見つかるとすぐに捕まるので脱出は明日の午前10時だととなります。
そんな感じのこの作品は一段落するところがない。ノンストップで話しは進む。

サラとマンフレッド教授がダンスしたりします。
この隙にアームストロング教授はリント教授へ議論を挑む。

農場にて。
そこら中を掘ってます。バイクが出てきてしまう。これは大変。
そうなくとグロメクの死体が出るのは時間の問題です。
肝心のグロメクの死体のシーンはありません。1960年代の作品なのでそうなる。

大学にて。
医務室で待つサラとコスカ女医。もう10:10AMです。
まだアームストロング教授は来ない。
電話です。グロメクの死体が発見された・・・
当局も大学に来ています。これは大変。

アームストロング教授とリント教授。
廊下で議論に挑むアームストロング教授。色々と並べたてる。
そうなるとリント教授は研究室で勝負しろとなる。面白い。

研究室にて。
アームストロング教授とリント教授。
黒板に数式を書く勝負になってます。
リント教授が書く数式を見て一生懸命探るアームストロング教授。
時計は10:10を過ぎてます。そんな感じで数式合戦は進む。
上手い具合に挑発してリント教授に肝心の数式を書かせてます。

構内放送でさかんにアームストロング教授とサラが呼び出されてます。
そんなわけで怪しんでくるリント教授。
黒板の数式を隠して内線電話で通報する。しかし電話を終えて振り向いたらアームストロング教授はズラかっていました。

大勢が上り下りする階段の俯瞰シーンが入ります。

医務室にて。
ようやくアームストロング教授が合流する。まず肝心な数式をメモに書き出す。
コスカ女医は自転車で10分を移動し今夜07:00までにベルリンの仲間とコンタクトする。そこまではヤコビが担当する。と説明する。

自転車3台で移動になってます。

ガレージみたいところにて。
オッサンのヤコビとコンタクトするアームストロング教授とサラ。
偽装乗り合いバスに乗り込んで移動となります。席は偽装客で満員。
しかしアメリカ人なんて乗せたら危険よと騒ぐおばさんもいる。

バスで移動中です。
ベルリンに向けて移動中ですがさっそく検問となる。
ヤコビはタバコを出してアームストロング教授を見えなくしてごまかす。

バスは再スタートするがまだ先は長い。
またおばさんが騒ぐ。バス停にお客がいてスルーしてる。
偽装乗り合いバスは本物の乗り合いバスの10分前を走ってる。そんなわけで後を走る本物のバスが見えたりします。
このへんは偽装バスはセット。背景はスクリーンプロセスです。だからデジタル合成があればとなります。

また検問ですと思ったら脱走兵の追い剥ぎでした。これはビックリ。
中に入って帽子にカネを入れさせる脱走兵。カンパと称するカツアゲです。
そんなとこに本物の憲兵隊が来たりします。ありがた迷惑な感じ。
どさくさに紛れて帽子のカネを取り返してる偽装客。

憲兵隊のバイク2台の先導で再スタートする偽装乗り合いバス。
→ BMW R 26
早くしないと本物の乗り合いバスが追いついてしまう。これもこれで大変な状況。

マジで本物の乗り合いバスが追いついてきます。
またおばさんが危険なので降ろせと大騒ぎする。マジで降りてしまう。

ヤコビは郵便局のアルバートとコンタクトしてくれと伝える。
憲兵隊がいるのでバス停に止まるしかない。荷物を抱えた老婦人が乗り込むの手間取る。面倒なので偽装客が老婦人を引きずり込む。
本物の乗り合いバスはもう近くです。もうダメだとなってます。

街にて。
ようやくここに入る偽装乗り合いバス。
切りがいいとこでまずアームストロング教授とサラが降りる。
それから一気に解散してズラかってます。いきなりマシンガンを撃つ憲兵。
→ PPD-40
そんなわけで大騒ぎになってます。

徒歩で郵便局に向かうアームストロング教授とサラ。
サラが道順を聞いてるとこで変なおばさんがコンタクトしてきます。誰なんだ?。
クチンスカ伯爵夫人と英語で名乗る変なおばさん。ポーランド人と言ってる。
まずはカフェに入る。

カフェにて。
クチンスカ伯爵夫人と打ち合わせになるアームストロング教授とサラ。
アームストロング教授のことは知ってます。新聞で見たらしい。
アメリカに行きたいので保証人になってほしい。これが用件でした。
保証人はいいけど何か取引材料があるのか?郵便局に案内する程度なのかもしれない。
とにかく住所を交換してようやく郵便局に案内となります。

郵便局にて。
行列をアッサリとパスしてるクチンスカ伯爵夫人。
そんなとこでオッサンのドアマンが通報に行ったりしてる。
アルバートを呼び出すがなかなか出てこない。

ようやく出てきたアルバートはメモを渡す。これだけ。
旅行代理店へ行け・・・
そんなとこ当局がやって来ます。大騒ぎになってます。
結局クチンスカ伯爵夫人は取り残される。これで亡命は出来なくなったようです。
アームストロング教授とサラはズラかってます。

街にて。
旅行代理店の近くに来たアームストロング教授とサラ。
肝心の旅行代理店は手入れが入っていた。
そんなとこにトラクターのオッサンともう1人のオッサンがコンタクトしてくる。
合流となります。

今夜が最終公演のバレエ団に潜入して船でスウェーデンへ。そういう段取り。
東ドイツの船。上陸まで当局がいて危険。
協力者は赤毛のカツラで名前がヒューゴ。
そんなわけで劇場から自力で行ってくれと結構ドライなオッサン。
これでトラクターのオッサンとは別れます。劇場までの案内は別のオッサンがする。

劇場にて。
結構いい席に座ってるアームストロング教授とサラ。
バレエが公演中です。ターンするバレリーナ。顔がしっかりと正面で一瞬止まる。
出入り口には協力者のヒューゴがいたります。

このバレリーナは旅客機を降りる時に取材陣は自分だと勘違いしていた人です。
そんなわけでアームストロング教授の顔を覚えててしかも逆恨みしてます。
舞台袖に戻ったバレリーナはオッサンにアームストロング教授がいたから早く通報してとせっつく。

舞台装置に炎の仕掛けがあったりします。伏線です。
当局が押し寄せてきます。ゲルハルト局長まで来てます。
苦し紛れのアームストロング教授は舞台装置から連想して火事だと大声を出す。

そんなわけで大混乱となる客席。
離れ離れになりそうになるアームストロング教授とサラ。
何かと一緒になったとこでヒューゴが手引きして控室に入る。

控室にて。
ヒューゴの指示でそれぞれ衣装カゴに入るアームストロング教授とサラ。
これで騒ぎが静まったとこで脱出となるわけです。

船にて。
あのバレリーナはまだいます。
バレエ団に紛れて脱出してるのでそりゃそうなる。

もうスウェーデンの港です。
衣装カゴ2つを優先してるヒューゴ。クレーンで吊って運ぼうとする。
そんなところを目ざとく見つけたバレリーナはあれは怪しいと大騒ぎする。
それでどうするとなったがいきなりマシンガンで撃ったりする。
クレーンから落ちるカゴ2つ。しかし中身は普通の衣装でした。

カメラが動いて別の衣装カゴ2つのフタが開いていたりします。
泳いで岸に上がるアームストロング教授とサラ、それに手引きしたヒューゴ。
事務所には毛布がありますと言われます。

事務所にて。
外では特ダネ狙いのパパラッチがうろついてます。
窓から覗くとヒューゴがいます。
ストーブの前にはアームストロング教授とサラもいる。
パパラッチが撮らせてくれとカメラを見せるが毛布を被る2人。
エンドとなります。

A Universal Picture
キャスト表があります。


そんなわけで普通に面白いよい作品でした。


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