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2016.10.29

『トパーズ』(1969年)

この作品は、アルフレッド・ヒッチコック監督、フレデリック・スタフォード他主演のスパイサスペンスのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1969年 ユニバーサル・ピクチャーズ アメリカ作品
ランニング・タイム◆126分
原題◆Topaz
プロット◆キューバ・ミサイル危機を回避するために奔走する話しとフランスの逆スパイを探す話しのようでもあります。
音楽◆モーリス・ジャール

キャスト
フランス側
フレデリック・スタフォード→エージェントのデブロー
ダニー・ロバン→夫人のニコール・デブロー
クロード・ジャド→デブローの娘 ミシェル・ピカール
ミシェル・シュボール→ミシェルの夫で記者のフランシス・ピカール
ロスコー・リー・ブラウン→花屋の相棒 フィリップ・デュボワ
ジョルジョ・スカフ→上司のレネ・ダルシー

抵抗側のキューバ
カリン・ドール→キューバのファニタ
ジョン・ローパー→ファニタの弟 トーマス
ルイス・チャールズ→→捕まったパブロ・メンドーサ
アンナ・ナバロ→捕まったカルロッタ・メンドーサ

政府側のキューバ
ジョン・バーノン→革命軍のリコ・パラ
ドナルド・ランドルフ→秘書のルイス・ユリベ
カルロス・リバス→手下のヘルナンデス
不明→秘書仕事のオーランド
ロベルト・コントレラス→手下のムニョス

アメリカ側
ジョン・フォーサイス→政府高官のノードストロム
エドモン・ライアン→政府高官のオッサン マクキトレック

別のフランス勢
ミシェル・ピッコリ→政府高官のジャック・グランビル
フィリップ・ノワレ→NATO関係のアンリ・ジャレエ

ロシア
ピア-アクセル・アロセニウス→亡命したクセノフ氏
ソーニャ・コルセフ→クセノフ夫人
ティナ・ヘドストロム→クセノフの娘タマラ

アルフレッド・ヒッチコック →Man in wheelchair at airport (uncredited)

アルフレッド・ヒッチコック監督の演出はよいと思います。
場所も話しもあちこちに行ってます。何とかまとめたといった感じ。

全体的にちゃんと作ってあります。しかし出来はイマイチだと言われてる作品。
何が悪いのかというと、とにかくフレデリック・スタフォードが悪いらしい。

ジョン・バーノンが結構目立つリコ・パラを演じてます。
少し前の『殺しの分け前 ポイント・ブランク』(1967年)ではリー・マービンに捕まって素っ裸で屋上から放り出されていました。
このあとの『ダーティハリー』(1971年)ではクリント・イーストウッドに嫌味を言う市長だったりします。
そんな感じで結構役柄が広い。
髭のせいでリコ・パラがジョン・バーノンとはなかなか気がつかず、そうだとわかってビックリしたものです。

以前は映画は傑作しか見ないとしていましたが気が変わってフィルム・ノワールやB級SF等を見るようになってから、この作品を見るとよく出来てると思えるようになりました。

ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメント発売のBlu-rayにて。
画質は非常によいです。これはビックリ。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声はDTS-HD MSTR stereo

読み込み中
ユニバーサル提供先のサーバーに接続云々のアラート
読み込み中
ユニバーサル 100th anniversaryのタイトル
読み込み中
日本語を選べのメニュー
そうなると日本語で著作権のアラートとなる。バカらしい。
個人的見解のアラート
インターネット対応・・・ソフトウェア云々のアラート
ユニバーサル 100th anniversaryの宣伝映像。これはスキップ出来た。
読み込み中
ユニバーサルの読み込み中アイコン
Blu-ray ディスク云々からメニュー画面
ようやく本編にたどり着きます。また読み込み中

タイトル
Universal present
Alfred Hitchcock's
Topaz
from the novel by Leon Uris

starring
Frederick Stafford ... André Devereaux
Dany Robin ... Nicole Devereaux
John Vernon ... Rico Parra
Karin Dor ... Juanita de Cordoba

co-starring
Michel Piccoli ... Jacques Granville
Philippe Noiret ... Henri Jarre
Claude Jade ... Michèle Picard
Michel Subor ... François Picard
他のキャスト
and starring
John Forsythe
as Michael Nordstrom
スタッフ紹介。
音楽はモーリス・ジャールになってます。あまり印象には残らない。
タイトルバックはソ連の軍事パレードです。

前説字幕が入ります。
大観衆の中には武力の誇示というソ連政府の方針に反対する高官がいた。
そしてパレード直後に家族を連れた休暇中に彼は亡命を試みた。

この亡命シーンが緊張感がタップリなんです。この作品のハイライトです。
デンマーク、コペンハーゲン、1962年の字幕。
ソ連大使館から一家3人が外出します。当局の尾行が付く。

一家3人は工芸品の工房を見学する。
手作りの陶器です。マジで画質がいいい。
ここにも当局の尾行は付いています。
娘が陶器をわざと落としてしまう。事務所に行って別室から電話をする。

アメリカ大使館にて。
電話を受ける高官のマイク・ノードストロム。
父親のクセノフ氏ですかと聞くが違う。とりあえず指示をします。

街にて。
待ち合わせの店の前です。ノードストロムが待ってます。
相変わらず一家3人には当局の尾行が付く。
店が閉店で客がゾロゾロ出てくるどさくさに紛れてアメリカ大使館が用意したリムジンに乗り込む一家3人。
→ 1966 Mercedes-Benz 200 Lang [W110]
娘が自転車と衝突してようやくリムジンに乗り込む。
そんな感じで色々と協力者もいて間一髪で脱出に成功してます。
娘の名前はタマラ。

空港にて。
リムジンから双発飛行機に乗り換えるクセノフ氏一家3人。
ノードストロムも同乗します。
手際が悪いとノードストロムにクレームを入れるクセノフ氏。
これはまたご挨拶な感じです。
離陸する飛行機。

このへんの出だしは快調です。

空港にて。
空軍の飛行機が着陸する。もうアメリカです。ワシントンD.C.らしい。
無事にアメリカに着いてるクセノフ氏一家3人とノードストロム。
ソ連の大物高官を無事に確保出来たとなってます。

リムジンで移動中です。
娘のタマラがあれはホワイトハウス?と聞くと議事堂ですと訂正される。
それから本物のホワイトハウスの前も通過する。
そんな感じでクルマ2台で移動する。
→ 1961 Cadillac Fleetwood 75
→ 1961 Mercury Meteor 800

秘密の屋敷にて。
ここに入るクセノフ氏一家3人。ここに滞在するようです。

フランス大使館にて。議事堂が見えます。
将軍と上司のダルシー。
主人公のデブローが呼ばれて登場。亡命者の捜索を命じられる。
デブローはパリが怪しいと言ってますがこれは別件のことです。

屋敷にて。
クセノフからの事情聴取になってます。
偉そうなオッサンの名前がわからん。ノードストロムもいる。
書類を見せます。これはモスクワで見たか?とテストさせます。
偽物の書類も混ぜてますがアッサリと見破るクセノフ。KGBの副長官もやっていた。
トパーズの意味は?と聞かれるがあいまいにしてるクセノフ。

ノードストロムに電話が入ります。
デブローから用事があるとのこと。

デブローの自宅にて。
デブローとニコール夫人。
ニコール夫人は早くパリに帰りたいと愚痴が出てる。

シーンが飛びます。
ノードストロムが招待されてます。
ニコール夫人は色々と余計なとこまでよく知ってます。グランビル夫人から聞いたと言ってます。
怪しむノードストロム。

ニコール夫人が座を外して相談となるデブローとノードストロム。
ソ連からの亡命者の名前はと聞かれて平気で喋ってるノードストロム。

屋敷にて。
またクセノフから事情聴取です。キューバの話しになります。
あまり喋らないのでノードストロムがソ連に帰国させますよなんて言ってます。
で、キューバ人のリコ・パラの名前を出すクセノフ。
ソ連からキューバに武器を供給する条約を持ってるリコ・パラ。
この条約がマクガフィンらしい。

リコ・パラの秘書ユリベ。カネで動く男。スパイに使える。
しかしアメリカ嫌いなのでアメリカ人はコンタクト出来ない。
そんなわけでフランス人のデブローの出番となるようです。

空港にて。ニューヨークです。
通路でクルマ椅子から立ち上がるヒッチコック監督が登場します。
デブロー夫妻は娘と旦那を出迎えてます。旦那は新聞記者。
4人でタクシーで移動する。

ホテルにて。
ここに入る4人。そうしたら部屋にはノードストロムが待ってます。
また仕事なのと不機嫌になるニコール夫人。せっかくの休暇が台無しになった。

デブローとノードストロム。
ソ連とキューバの協定書を探ってくれとなります。
交渉する相手は秘書のルイス・ユリベ。
渋ってるけど結局引き受けるデブロー。
デブローの黒人の相棒を使うことになります。
それから娘の亭主の新聞記者のスケッチブックを見てます。

あとは亭主に任せて出かけるデブローとノードストロム。
デブローに現金を預けてるノードストロム。
失敗してもアメリカは無関係だと念を押される。

タクシーで移動するデブロー。

花屋にて。
ここがデブローの黒人の相棒の店です。
愛想がいい相棒。名前はフィリップ・デュボワ
いきなり仕事だと言われてもいつでもOKといった感じ。

花の保存室に入り打ち合わせになります。
デブローと相棒。
ここはドアを閉めたので音声をカットしています。
こうすると同じ話しを聞かされなくてすむ手法です。

速攻で出動となります。どこに行くんだ?いきなりキューバに行くのか?
金庫から小型カメラを出してる相棒。これで書類を撮る段取り。
記者を騙る予定の相棒。記者パスを複数持ってます。

徒歩で移動するデブローと相棒。
何だか回りがにぎやかなホテルの前に来てます。

ホテルにて。
ここはニューヨークのキューバ御用達のホテルといった感じ。
相棒がホテルに入ります。デブローは道路の向かいから見ている。

ロビーにて
メガネの秘書 ユリベを呼び出す相棒。
ロビーからホテル前に出て交渉する。1回は断ってるユリベ。

レストランにて。
待ちぼうけになっているニコール夫人、娘と旦那。
間が持たない感じ。休暇が台無しです。

ホテルにて。
いよいよ現金を渡す相棒。ユリベと別れてエレベーターに乗っています。

相棒は秘書のユリベ氏と約束があると面会に行く。
ユリベ秘書と一緒にリコ・パラに面会に行きます。

リコ・パラの部屋にて。
用心棒が見張ってます。ここを上手い具合に入り込む相棒。
リコ・パラに黒人差別するのかと訴える。
そう言われれば追い返すわけにはいかなくなるリコ・パラ。
そんなわけで上手いこと取材に持ち込んでます。

次はバルコニーに出て群衆に手を振って下さいとリクエストする相棒。
もう少し写真を撮らせてくださいと時間を伸ばす。
この隙にユリベ秘書が肝心の書類かばんを持ち出してます。もう1人の秘書が仕事中です。気がついていないみたい。
相棒は取材を終えて引き上げる。エレベーターに乗ってます。

ユリベ秘書の部屋にて。
階段を登って戻った相棒が部屋に入ります。書類の写真を撮る。

リコ・パラの部屋にて。
まだ書類かばんがないことに気が付かないリコ・パラ。
ようやく書類かばんがないことに気がつくリコ・パラ。
コピーのタイプ仕事を頼んだついでにオーランド秘書に聞きます。
ユリベが持っていきましたとアッサリ答えるオーランド。しっかり見ていたようです。
そんなわけで手下のヘルナンデスを連れてユリベ秘書の部屋に向かうリコ・パラ。

ユリベ秘書の部屋にて。
ドアを手下に蹴破らせるリコ・パラ。
しっかりと相棒が写真を撮っていました。速攻で窓から逃げる相棒。

窓から逃げた相棒は飛び降りて上手いこと日よけの上に着地して逃走する。
そのまま逃げてデブローとコンタクトしてカメラを手渡す。また逃げます。
リコ・パラは手下達は相棒を追うが逃げられる。

花屋にて。
帰宅する相棒。
何事もなかったように助手に任せていた仕事を自分でやってます。

デブローの自宅にて。
キューバに出かけるデブローを反対するニコール夫人。
写真を見てこれは大変だとなってキューバに行くデブロー。
しかしニコール夫人は女がいるんでしょうとなる。実際そうらしい。
地下運動で協力者だと言うデブロー。仕事関係だけだと言ってます。
そんなわけでニコール夫人の見送りもなおざりで出かけるデブロー。

こう改めて見ていると普通に面白い作品です。
ヒッチコック監督にしては出来が悪いと思い込む偏見がなければよく出来てます。

飛行機で移動中です。
デブローが読むニューヨーク・タイムズ紙は合成です。
ここから見出しとなります。
キューバ問題、首都に危機感、ケネディ演説も警告・・・
この作品の時代設定は1962年です。キューバ危機の時代。

キューバにて。
シトロエンのクルマで移動のデブローと秘書の男。
→ 1960 Citroën DS 19

フェリスの自宅にて。
ここに到着するデブロー。
協力者のファニタはリコ・パラと一緒にいたりします。

デブローはリコ・パラにニューヨークで変わったことは?と聞く。
別にないと答えるリコ・パラ。すぐに運転手付ジープで帰ります。
→ 1949 Willys Jeep CJ-3A
デブローの秘書の名はバテル。あまり出番はない。
ファニタには弟みたい若い男がいます。若いツバメではなさそう。

邪魔者がいなくなってさっそくキスになってるデブローとファニタ。
全然仕事だけの関係ではありません。まあいいけど。
キスの合間に仕事の話しをしてます。仕事も入っていました。

寝室にて。
デブローとファニタ。
プレゼントの箱には色々と入ってます。
ラジオ型の記録もとれるガイガーカウンター。リモコンのカメラ。
ソ連軍のミサイル輸送路を見つけろという任務です。これは危険だ。
最後にようやく本来のプレゼントを出しています。バッグです。

ガイガーカウンターのテストをしてます。夜光時計のラジウムを反応させる。
それからキスをしてセックスになったらしい。

翌日にて。
打ち合わせになります。この2人に任せれば大丈夫と言ってるファニタ。
中年の夫婦。パブロとカルロッタのメンドーサ夫妻。
ファニタは集会に出る。その間にメンドーサ夫妻が港でスパイする段取り。
ピクニックを装う予定のメンドーサ夫妻。パンの中にカメラを入れて隠します。

ピクニックにて。
港が見える丘の上からスパイ活動するメンドーサ夫妻。しかしカモメがいた。

検問にて。
ここの兵隊がパンをくわえて飛ぶカモメを続けて見る。
このカモメは作り物のようです。アナログな手法ですが上手く出来ています。
これは怪しいとなる兵隊。丘の上のカモメを追っ払う夫婦を見る。
速攻で捕まえに出動してる。

丘にて。
兵隊が来るとちょうど夫婦が逃げるとこです。いきなり撃つ兵隊。
これはまた絵に描いたような失敗です。

道路にて。
クルマが止まってます。兵隊が来て尋問する。
→ 1951 Dodge Coronet Four-Door Sedan [D-42]
中年夫婦はクルマが故障してずっと止まったいたと主張する。
しかし夫人の腕から血が流れていたのが見つかってしまう。
そんなわけでクルマごと連行されてしまいます。

ここに馬に乗ったオッサンが通りがかる。
ガードレールのパイプに隠してあったカメラを回収してます。

街にて。
おばさんが肉屋から荷物を預かる。

ファニタの自宅にて。
鶏肉の中にカメラが隠してありました。ようやくカメラを回収出来たわけです。
秘密の暗室でフィルムを現像してます。まだデジカメではない。

集会にて。
ライブフィルムのカストロが演説をする。
リコ・パラの隣りは軍服のファニタ。群衆の中にデブローがいる。
用心棒のヘルナンデスがデブローのことを覚えていました。ニューヨークのホテル前で転んだデブローを助け起こしていたんです。
そんなわけでリコ・パラにご注進するヘルナンデス。

ファニタの自宅にて。
デブローとファニタが食事中。
そんなとこにリコ・パラがいきなりやって来ます。電話無しで来たらしい。
元秘書のユリベと話しをしたと言い始めるリコ・パラ。
リベは二度と帰ることのない旅に出たとも言う。
ユリベはアメリカ人から頼まれたフランス人に協力したとそこまで言う。

そんなわけでデブローにスパイは明日の朝までに出て行けと命じる。
これに激高するファニタ。リコ・パラにデブローがスパイなんてとんでもいないと非難する。
言うだけ言ってリコ・パラは帰ります。

もう翌朝です。
アメリカに帰るデブロー。それにファニタ。
若い男からタイプライターに仕込んだ情報の話しを聞くデブロー。
ファニタは手帳をデブローに渡す。
それからお別れのシーンがタップリと入る。電話してくれとか。

当局にて。
メンドーサ夫妻が拷問されてズタボロな状態。
自白したと報告されるリコ・パラ。雇い主は自分で聞いて下さいとドライな手下。

夫人から雇い主の名前を聞くリコ・パラ。
ここはクローズアップショットを使ってます。
ファニタの名前を聞いてマジでビックリしてるリコ・パラ。それでどうする。

ファニタの自宅にて。
リコ・パラと手下達が押し寄せて手入れとなります。
目立つ手下の名前はムニョスです。
手入れに激高してるファニタ。しかしリコ・パラの様子は何だかいつもと違う。
メンドーサ夫妻のことを言われるファニタ。恐ろしい話しを聞いた・・・
手下のムニョスは空港に電話してデブローを逮捕しろと命じる。

そんなこんなでリコ・パラはファニタを撃ってしまう。
そのまま倒れて死に至るファニタ。ここは念入りに撮られているそうです。
ドレスの裾を引っ張るピアノ線が見えたりします。そこまで凝ってる。

空港から電話です。ムニョスがとる
証拠が見つからずデブローは飛行機に乗ってしまったようです。

そんなとこでデブローから電話がある。
しかし電話に出るべきファニタはもう死に至ってる。
もうファニタは電話には出られないと言われるデブロー。撃たれて死んだとハッキリ言ってるムニョス。
ぼう然としたリコ・パラはここから引き上げる。

飛行機にて。
デブローは無事に乗ってますがこっちもぼう然としてる感じ。
肝心の証拠のマイクロフィルムはどこにある。打ち合わせのカミソリの刃ではなかった。
ファニタの手帳を見るデブロー。表紙の裏側が何だかおかしい。

飛行機のトイレにて。
ここに入って表紙の裏側を水で濡らします。ここにマイクロフィルムがありました。
だからどうなんだといった感じのデブロー。

デブローの自宅にて。
新聞や郵便がドアの下にたまってます。
そんなとこにデブローがノードストロムと帰宅する。
ニコール夫人は旅行中かいと言われてしまうデブロー。
パリにいるんだと苦しい返事になる。自分もパリに行くと言う。

とりあえず打ち合わせをしようする。そんなとこにリムジンで誰か来ます。
デブローの上司レネ・ダルシーが来てフランス当局からの呼び出しです。
キューバ政府がパリに抗議してきた。デブローから事情聴取する。そんなわけでパリに戻れとなります。
それだけでダルシーは帰ります。

デブローに謝罪するノードストロム。
フランスに帰ったら査問会で絞られると愚痴が出るデブロー。
ノードストロムはクセノフの情報があるとデブローを連れて行く。

屋敷にて。
デブロー、クセノフ、ノードストロム、それにオッサン。
クセノフからの情報を聞くデブロー。
フランスに関する情報とは?、トパーズとは?
トパーズはソ連と通じたフランス官僚組織の暗号名だ。
ボスの暗号名はコランバイン。
補佐役はアンディ・ジャレエは連絡係。NATOの経済担当。
これはビックリとなるデブロー。ジャレエは知ってる名前です。
これは事実だとダメ押しするクセノフ。
それでデブローにフランスに帰国しないで私みたいに亡命しろとまで言う。

デブローとノードストロム。
フランスの査問会ではアメリカのことは内緒にしてくれととなってます。
それにアメリカとフランスの会談がある3日後までに解決してくれとなる。

空港にて。バリの空港です。
エアフランスで帰国してるデブロー。これから大変だなといった感じ。

パリのレストランの2階にて。
デブローと他の面々の会合になってます。まだ査問会ではない。
ようやくミシェル・ピッコリが登場。それにフィリップ・ノワレも登場します。フランスのキャストが豪華です。
ジャレエが遅いという話題になる。そんなとこに遅れてジャレエが来ます。杖をついてます。演じてるのフィリップ・ノワレです。

デブローが査問会で長官に会う前に相談したい。これがこの会合の目的です。
情報を話せと言われるが話せないと言うデブロー。
何故ならフランス政府部内にはスパイがいると言ってしまうデブロー。
これに頭に来た男が帰ろうして止められる。この男はスパイではなさそう。

いきなりトパーズの名前を出すデブロー。なんだいそりゃといった感じの面々。
デブローはジャレエを伺うが至って冷静な感じのジャレエ。
また帰りたがる男が騒ぐ。やっぱりスパイではありません。

亡命したKGBクセノフから聞いたと話し出すデブロー。
ジャレエはそのクセノフは1年以上前に死んでると突っ込む。
そうなるとこの情報は当てにならないとなる面々。そいつは逆スパイなのでは?となる。
面目丸つぶれになりつつあるデブロー。それでどうする。

街にて。
ジャレエがタクシーに乗ってます。

アパートにて。平屋です。
タクシーで来たジャレエ。
ここはミシェル・ピッコリ扮する男ジャック・グランビルの自宅アパートのようです。

ジャックとジャレエ。
何で私がデブローに呼ばれたと聞くジャレエ。どうする?となってます。
まだ半信半疑だろうと楽観視してるジャック。対岸の火事なので余裕です。
それでクセノフが死んだなんて言ったのはやぶ蛇だと突っ込む。
客が来るので早く帰ってくれとまで言ってるジャック。
ジャレエはデブローを片づけようとまで言うがジャックはやる気がない。
記者のインタビューを受けたと言ってるジャレエ。

裏口から帰るジャレエ。
何故かタクシーで来たニコール夫人とすれ違う。
→ 1960 Peugeot 403 Sept

ジャックとニコール夫人。
さっそくキスになってます。立派な不倫です。

ジャレエの自宅アパートにて。
記者がクルマでやってきます。デブローの娘の旦那です。
→ 1958 Peugeot 403 Cabriolet

ジャレエと記者。
スケッチを描かせてくれと言う記者。許可するジャレエ。
普通にインタビューになります。NATO関係のネタから入る。
機密漏えいの話しをする記者。不快になるジャレエ。
ボリス・クセノフの話しもする記者。あなたは故人だといったが違う。
益々不快になるジャレエは机の弾き出しを開けてまた閉める。意味不明。
このネタは義父から聞いたと言う記者。義父はデブローだと言う。
あなたはクセノフから連絡係に指名されたとそこまで言う記者。
8時間後には証拠の書類がフランスに届く。
記者は情報をくれれば逃亡に協力するともちかける。
君には話さない、デブローには話す。電話して呼んでくれとなります。

デブローに電話する記者。そんなとこで呼び鈴が鳴ります。
2人の男がやって来ます。ジャレエが応対する。

デブローの自宅アパートにて。
記者からの電話を受けるデブロー。嫁の娘もいます。
そのうちに電話がつながらなくなる。これは大変と向かいます。

ジャレエの自宅アパートにて。
タクシーで娘と一緒に来たデブロー。アパート内に入る。
誰もいない。スケッチブックはあります。
娘が窓の下に何かあると驚く。
デブローが見るとクルマに転落した死体が見えます。

外にて。
クルマの死体はジャレエでした。記者は行方不明です。
それでどうする。

デブローの自宅アパートにて。
旦那の記者が心配な娘。デブローとニコール夫人は心配ないと気休めを言う。
そんなとこに唐突に旦那の記者が戻ってきます。ケガをしてます。
いきなり頭を殴られてクルマに乗せられ電話してる隙に逃げたら撃たれたとのこと。
おとなしくしてたらそのまま殺されたわけです。
黒幕はトパーズのボス。それは誰?となるデブロー。

スケッチブックを見るとジャレエのスケッチがあります。
これを見たニコール夫人はすれ違った男を思いだす。
記者が殺し屋の言ってた電話番後を記憶してる。
ニコール夫人はその番号は知ってるわ調べる必要はないとそこの住所を言う。
そんなわけでジャックの名前が浮かび上がる。

空港にて。
売店の新聞の見出し、アメリカ、キューバのミサイル基地増強に新方針・・・
アメリカ政府一行が到着します。
速攻で打ち合わせをするデブローとノードストロム。
トパーズのボスは誰だ?と聞くノードストロム。
ジャック・グランビルだとデブロー。しかしまだ証拠はない。とりあえず写真を見せる。

アメリカとフランスの会合にて。
ここでジャックはアメリカ側からあなたの出席を拒否しますと締め出されしまう。
面目丸つぶれというかこれでお終いとなるジャック。そのまま出て行きます。

ジャックの自宅アパートにて。
帰宅するジャック。しばらくして中から銃声が聞こえる。

街にて。
ノードストロムが持つ新聞の見出しです。
キューバ危機回避と大きく出てます。
それから死んでいった人達がオーバーラップする。
ベンチに新聞を置いて去るノードストロム。
エンドとなります。

A Universal Picture


そんなわけで傑作ではないけど普通に出来ているよい作品でした。


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