『アトミック・ブレイン 大脳移植若返り法』(1964年)
この作品は、ジョセフ・V・マシェリ監督、マージョリー・イートン、エリカ・ピータース主演のB級ホラーのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1964年 アメリカ作品
ランニング・タイム◆64分
原題◆Monstrosity
プロット◆老婦人が若い肉体を手に入れようとする話しのようです。
音楽◆ジーン・カウアー
キャスト
マージョリー・イートン→雇い主のマーチ夫人
フランク・ガーステル→雇われ博士のフランク
フランク・フォウラー→雇われ亭主のビクター
エリカ・ピータース→ニナ・ロード 利発な18歳。
ジュディ・バンバー→ベアトリス・マレンズ ヨーロッパから来た巨乳
リサ・ラング→アニタ・ゴンザレス ラテン系 扱いが悪い。
マージー・フィスコ→ゾンビ・ガール (uncredited)
ブラッドフォード・ディルマン→ナレーター (voice) (uncredited)
Xerxes→Xerxes the Cat
ジョセフ・V・マシェリ監督の演出はまあまあと思います。
全体的にグダグダな普通のB級ホラーになってます。
ナレーターがブラッドフォード・ディルマンなのにはたまげた。こんな仕事もやっていたのか。
有限会社フォワード/WHDジャパン発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはスタンダード。左右に黒味あり。
音声はドルビーデジタル5.1ch 元はモノラルだと思う。
著作権のアラート
WHDジャパンのタイトル
フォワードのタイトル
いきなり始まってます。
タイトル名はThe Atomic Brainになってます。
前説ナレーションが延々と続く。これがブラッドフォード・ディルマンらしい。
移植が出来る。
吸血鬼のようだ。
裕福な老人が若い死体を利用するのだ。
それで老人達の脳は永遠に生きられるのか?
フランク博士は少女の死体を研究室に運び込んだ。
この新しい死体に生きた動物の脳を入れる。
→まだ実験段階らしい。次はいよいよ人間の脳になるらしい。
何だか音声レベルがやたら高い。低いよりはいいけど。
音声はリミックス版なのかと一瞬思ったがそんなはずはない。普通のモノラルです。
墓場にて。
ガードマンが隠してある酒を飲む。
そのガードマンはいきなり怪物に襲われて退場となります。
この怪物はフランク博士の失敗作でフランク博士の言うことだけ聞くとのこと。
そうなるとの待機していた怪物が勝手に殺したらしい
フランク博士は死体泥棒をやってます。
ゲットした死体は怪物に運ばせるフランク博士。
ちゃんとクルマで来ていたようで死体をクルマに積んでズラかります。
クルマはステーションワゴン。
→ 1956 Plymouth Sport Suburban
ここはそもそもどこなのかがわからん。アメリカなのか?ヨーロッパなのか?。
お屋敷にて。
帰宅するフランク博士のクルマ。
門がリモコンで開くようになってます。金持ちです。
どうやらお屋敷なのは当然で、雇い主のお屋敷らしい。
フランク博士は雇われているだけ。当然博士の自宅ではありません。
フランク博士は実験の準備をやります。
何故かやたらナレーションが入ってます。
雇い主はケチな老婆のマーチ夫人。奇妙な実験に大金を注ぎ込む。
マーチ夫人には名目上の旦那で使用人ビクターがいます。そうすれば召使いを雇うより安くあがるそうです。
履歴書を確認してるマーチ夫人とビクター。
ニナ・ロード 白人18歳。
ベアトリス・マレンズ ヨーロッパ産の白人巨乳
アニタ・ゴンザレス ラテン系
そんなとこにラジオニュースで墓地でガードマンが殺されたと報じる。
地下室にて。
フランク博士は実験中です。
墓地からゲットした少女の死体を蘇らせる。
この手の実験に付き物な助手もいません。それはともかく実験はどうなった?
そんなとこにマーチ夫人とビクターが来ます。
殺人のことを言われてフランク博士はこのスイッチを押せばここで核爆発が起きると大風呂敷なことを言う。これは前振りです。
肝心の実験ですがとりあえず上手くいったみたい。
しかし脳が足らないとフランク博士。
空港にて。
パンアメリカンの旅客機が着陸しています。
オーストリアから来たニナ・ロードが登場。
そこにベアトリス・マレンズがニナにコロミダ18番地に行きたいと尋ねる。英国から来たようです。
会話でハリウッドの話しが出てるのでここはロサンゼルスみたい。画調が寒々としていて全くそんな感じはしないんだけど。
アニタ・ゴンザレスも遅れて登場。メキシコからだと思う。
そんなとこにクルマでビクターが来ます。
点呼をとり3人を乗せて移動となります。
またナレーションが入ります。
この3人は失踪しても誰も疑問をもたない・・・・
ビクターは3人に夢中になった。
お屋敷にて。
帰宅するビクターのクルマ。
お屋敷には黒猫がいます。
アニタが怪物を目撃して悲鳴を上げる。しかしうやむやになる。
マーチ夫人とご対面となる3人。
じっくりと見ているマーチ夫人。何しろ未来の自分の体なのでそうなる。
ビクターがフランク博士を呼びに行く。
地下室にて。
実験中のフランク博士。
脳がない墓場の死体は蘇らせてもただ呼吸し歩くだけだった。
ゾンビのようだ。でも無害とのこと。
呼ばれたフランク博士が3人を面接する。
マーチ夫人とビクター。
電話線はちゃんと切ったのかとビクターをこき使うマーチ夫人。
マーチ夫人の面接にて。
アニタの背中にはあざがあります。これはでは使えないとなります。
ニナとベアトリスを比べるとナイスボディのベアトリスがいいらしい。
3人を個室に案内するビクター。
ベアトリスが1番いい部屋。
アニタは地下室。
ニナは最上階。
ニナは電話しようとする。電話線は切られてるので当然つながりません。
電話線が調べて切れてるのを確認してるニナ。
地下室にて。
フランク博士は実験の準備中。
怪物は勝手に庭を徘徊してます。
アニタの部屋に接近してるような感じ。
悲鳴を上げるアニタ。それでどうなったのかわからん。
ニナとベアトリス。
アニタがいなくなったと話し込む。
そんなとこにマーチ夫人が来て怒鳴り散らす。
ニナがアニタのことを聞くが適当にごまかされる。
地下室にて。
フランク博士は実験をやってます。
マーチ夫人ですがニナをナイナと発音してます。
それでニナを呼んでいますがいない。
ニナはベアトリスと地下室に降りる。
アニタの部屋に入る。荷物はそのまま。これは怪しい。
ニナは怪しむがベアトリスはあまり気にしない。
ニナはベアトリスと別の地下室のドアを無理やりこじ開けようとする。
そんなとこにフランク博士が接近する。
見つかる前にズラかっていたニナとベアトリス。
ナレーションです。
初めての生きた人間への脳移植が始まる・・・
脳の提供者は猫だ。
移植される実験体はアニタです。
ベアトリスの部屋にて。
ニナが来て2人で出て行きましょうと説得する。
マーチ夫人に見つからないように出ようとする。
ベアトリスを呼ぶマーチ夫人。ビーと呼んでます。
地下室にて。
フランク博士の実験です。
ゾンビの女の子はドアが開いてたので外に出てってしまう。
マーチ夫人は相変わらずベアトリスを呼んでます。
で、ベアトリスの部屋にカギをかけるマーチ夫人。これで2人は出れなくなる。
クルマが戻ってきます。ビクターが出かけていました。
マーチ夫人に弁護士と会って遺言書を変更したと報告するビクター。
地下室にて。
実験はどうなった?。マーチ夫人とビクターが来ます。
アニタは猫になっていました。
ネズミを捕まえて食べているアニタ。さすがに直接は見せてはいない。
ゾンビ少女は庭を歩く。
閉じこめられたニナとベアトリスはあれは誰?と見ている。
怪物と遭遇するゾンビ少女。やられたようです。
フランク博士が来て怪物を鎖につなぎます。
怪物のことをステファンと呼んでるフランク博士。
食事です。
マーチ夫人、ビクター、フランク博士。
給仕をしてるベアトリス。部屋から出れたらしい。
台所に戻ればニナとベアトリスは逃げる相談をする。
ビクターからクルマのキーを盗めば?となる。
さっそくビクターに色仕掛けをするベアトリス。
庭に出るビクターとベアトリス。
庭にて。
いいとこでビクターが呼ばれていなくなる。
残ったベアトリスは猫化したアニタと遭遇する。
庭飾りの上にいるアニタに手を伸ばしたとこで引っかかれるベアトリス。
部屋にいるニナ。
なにやらうなり声が聞こえてきます。怪物が鎖でつながれてるとこを見るニナ。
で、アニタが屋根の上にいるのに気がつくニナ。
屋上に行きます。
屋上にて。
アニタを助けようとするニナ。猫化してるとは思ってもいない。
しかしアニタは猫なのに屋根から落ちてしまいます。これで退場になります。
地下室にて。
実験中のフランク博士。
ベアトリスに説明してるとこにニナが来ます。
どうやらアニタ猫に引っかかれて大けがをしているベアトリス。眼球摘出になってるらしい。
そんなベアトリスにアニタが死んだと伝えるニナ。
ニナに説明するフランク博士。
ベアトリスはケガをしただけと思ってるらしいニナ。
色々と説明するフランク博士。
そのうちに学会に復讐してやるとそんな感じになってるフランク博士。
マーチ夫人のカネ欲しさでこんな地下室にいるなんてと愚痴がでています。
何だか相当不満をこじらせてるフランク博士。
フランク博士はニナにここから出ろと命じる。
しかしニナは次は私なのかと反論する。
クルマで帰宅するビクター。
新しいドレスを買込んできました。他には記者会見の段取りもしてきたとか。
美容院の予約をした。ニナ・ロードの名前で・・・
ニナの方は今晩脱出するつもり。
ベアトリスに連れて行くと言う。
夜です。
ドレスをニナに試着させてるマーチ夫人。
そんなとこにビクターが来る。
ビクターをこき下ろすマーチ夫人。クビにしてます。
酒を飲んでるビクターにコンタクトするニナ。
ビクターに事情を聞くニナ。
お前さんは明日には世界一の大金持ちになると話すビクター。
記者会見の段取りもしてある。
マーチ夫人の遺産を相続した孤児ニナ・ロード。幸運な少女ニナ・ロード。
それから屋敷は大火災になる。ニナは生き残る。
ビクターはニナを助ける気になったみたい。
しかし契約書を書いてニナにサインさせてます。詳しい内容は不明。
ニナがいなくなってからハンドガンまで用意してるビクター。
そんなとこにマーチ夫人が接近してビクターの背中をナイフで刺す。
これでビクターは退場となります。
地下室にて。
ニナとベアトリス。
何とか逃げようと段取りを説明するニナ。
ニナがビクターのところに戻ったらビクターは死体になっています。
驚愕するニナにマーチ夫人が迫る。フランク博士も来てニナを眠らせる。
地下室にて。
並んで寝かされてるマーチ夫人とニナ。
フランク博士はマーチ夫人にビクターを何故殺したと聞く。
そんなこんなでマーチ夫人に麻酔注射をするフランク博士。
いよいよ手術になります。
フランク博士は保存してあった脳のない猫を見る。そうなると。
ニナが目を覚ます。隣りには猫がいたりします。
フランク博士が話しをする。ビクターの契約書のことです。
どうやらフランク博士はビクターの役目を引き継いで財産の山分けを目論んでるようです。
そんなわけでマーチ夫人は猫になってしまったようです。
文句がいいたけどそれは言えないマーチ夫人猫。
フランク博士は今度はニナの脳を移植するとか言ってます。意味がわからん。
そんなこんなで実験装置に入ったフランク博士を閉じこめで例の爆破スイッチを入れるマーチ夫人猫。
実験装置から出られないフランク博士は白骨と化します。
部屋に戻っていたベアトリスはニナを助けようと来る。
ニナの拘束を解くベアトリス。
しかし自分の目玉を回収しようとしたベアトリスは放射線だかにやられてしまう。
ニナは逃げます。しかし外に出ようとすると怪物がいる。
何とか逃げるニナ。屋敷を炎上し崩れ落ちる。
ひたすら逃げるニナ。追うマーチ夫人猫。
エンドとなります。
後タイトル
スタッフの紹介。
キャスト表。
そんなわけでグダグダな感じのまあまあな作品でした。
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