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2016.08.14

『コングレス未来学会議』(2013年)

この作品は、アリ・フォルマン監督、ロビン・ライト主演の心の旅路物ぶっ飛びSFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

2013年 Pandora Film/Bridgit Folman Film Gang/the match factory/Gnome (2015) (Japan) (theatrical)/Tofoo Films (2015) (Japan) (theatrical) イスラエル=ドイツ=ポーランド=フランス=ベルギー=ルクセンブルク作品
ランニング・タイム◆120min.
原題◆The Congress
プロット◆息子を思うロビン・ライトの心の旅路の話しのようです。
音楽◆マックス・リヒター

キャスト
ロビン・ライト→女優のロビン・ライト
コディ・スミット=マクフィー→息子のアーロン・ライト
サミ・ゲイル→娘のサラ・ライト

ハーヴェイ・カイテル→マネージャーのアル
マイケル・スタール=デヴィッド→CGスキャン専門のスティーヴ弁護士
ポール・ジアマッティ→医者のベーカー先生

ダニー・ヒューストン→映画プロデューサーのジェフ・グリーン
クリストファー・B・ダンカン→元撮影監督のクリストファー
ジョン・ハム→CGのロビン・ライト担当のディラン・トゥルーリナー
サラ・シャヒ→CG女優のミシェル

アリ・フォルマン監督の演出はよいと思います。
全体的にぶっ飛びに出来ています。
この作品は3Dで公開されたたのか?スキャンのセットを見ていたらそう思った。

(株)ポニー キャニオン発売のBlu-rayにて。
画質は非常によいです。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。フルスクリーン。
音声は DTS-HD MSTR multi

読み込み中
著作権のアラート
読み込み中

Tofoo Films (2015) (Japan) (theatrical)
Gnome (2015) (Japan) (theatrical)
the match factory

タイトル
Bridgit Folman Film Gang
and
Pandora Film
present

Robin Wright
at
The Congress

An Ari Folman film

空港のロビーにて。
いきなりドアップのロビン・ライト。
画面外から説教されてます。どうやらマネージャーのようです。
女優になって25年。撮影キャンセルの常習犯。あとで泣いて謝って何とかなってた。
そんな感じでこき下ろされてます。
24歳でスター女優になったロビン・ライト。

ようやくマネージャーが姿を現すマネージャーのアル。
ハーベイ・カイテルが演じてます。ハーベイ・カイテルですが歳をとったらエドワード・G・ロビンソンみたいになってます。

スタジオは?と聞くロビン・ライト。
オファー内容はわからん。しかしこれが最後のオファーだ・・・
スタジオのジェフの名前が出てます。プロデューサーのようです。

ロビン・ライトには子供が2人います。
病気持ちのアーロン。何となく昔のヒッピー風なサラ。

凧揚げしてる女の子がいます。これがアーロンでした。あとでわかりますが男です。
何だか空港付近な感じです。凧揚げには向いていないというか禁止されてる。
サラが大変とママのロビン・ライトを呼ぶ。凧が空港内に入った・・・

アーロンをとめに行くロビン・ライト。
駆けつけた犬も連れた警備員に謝ってます。で、今回は見逃される。

自宅にて。
空港隣りの元飛行機格納庫を自宅に改装しているわけです。
親子3人で食事になってます。
ここでアーロンは女の子ではなく男だとわかる。これはビックリ。
カイトの赤、飛行機の白、黒い雲、それが1つになると言ってるアーロン。
日本語字幕は凧ではなくカイトになってます。
サラからママはホロコースト映画の両方に出られると言われてます。

ミラマウントのスタジオにて。パラマウントとミラマックスが合体した名前です。
アルと一緒に来ているロビン・ライト。
『プリンセス・ブライド・ストーリー』(1987年)のポスターがあります。
お姫さま役でロビン・ライトが出ていました。

映画プロデューサーのジェフと話しになります。
延々と昔はよかったと言ってるジェフ。
ようやく今回の依頼の話しになります。最後の契約になる。
君のスキャンを希望してる。肉体感情の全てをサンプリングしてロビンと言うキャラクターにする。
ジェフは昔のロビン・ライトの撮影キャンセル等のトラブルの話を蒸し返す。

『フォレスト・ガンプ/一期一会』(1994年)
『ステート・オブ・グレース』(1990年)
等に出ていたロビン・ライト。

これからCGの役者だと力説してるジェフ。
そんな感じで今契約しないとあとはないと脅かしています。
スキャンは半日で終わる。そんなに短かいのか。
条件は今後二度と演技しない。映画だけではなく全ての演技活動が出来ない。

当然CG女優なんて嫌よと言ってるロビン・ライト。速攻で帰ります。

ジェフはアルに1ヶ月の時間があると言ってます。
アルにロビン・ライトを説得させるつもり。

空港隣りの自宅にて。
キャンピングカーに飛行機格納庫の自宅。
ロビン・ライトとアーロン。
どうやらアーロンの好みに合わせてここに住んでいるようです。
アーロンはロビン・ライトにカイトを飛ばせばと勧める。

外にて。
そんなわけでカイトを飛ばしてるロビン・ライト。
空港にカイトが入ったら大変です。
ところで自分が今凧揚げしたら間違いなく手袋をすると何となく思える。凧揚げ糸が手のひらをこすれるのがアレでそうなる。

夜、空港隣りの自宅にて。
ロビン・ライト、アーロンとサラ。
アーロンの耳穴に火のついた大きい葉巻きみたいのに入れてます。
どうやら治療の一環らしい。

そんなとこにアルともう1人の男スティーブがやって来ます。
スティーブはCGスキャン専門の弁護士。
キアヌ・リーブスも契約したとか言ってます。どうしてキアヌ・リーブスはあちこちに名前が出てくるのか?、適当に名前を出してもクレームがないのかもしれない。

CGスキャンの契約は1回限り。後戻りは出来ない。
で、アルがサンプルのディスクを持っています。

サンプルディスクにて。TVで見てます。
若い夫婦が口論になってます。そんな感じ。
旦那がブッシュ親子に投票したことがあると行って奥さんが怒る。

女優さんの名前はミシェルと知ってるロビン・ライト。
サラはこれがCG?完璧だわと感心してる。

アルは実際やってもCGでも同じだ力と説する。
ロビン・ライトは選択の自由はあると主張する。
しかしアルはいつも監督の言う通り演じてるだけだろう。それに愚かな選択を何回もやってると突っ込む。
君はCGで救われるんだと説得する。君は最悪の選択ばかりだとダメを押す。

病院にて。
水槽の魚を見ているアーロン。
ポール・ジアマッティの医者のバーカー先生に呼ばれるアーロンとロビン・ライト。
バーカー先生は好きなのか合わせているのかアーロンとライト兄弟談義になる。

診察になってます。
バーカー先生の言った言葉を微妙に聞き違いをするアーロン。
これが病気のようです。聴力が衰えている。それに目の方も悪くなってる。
ところでアーロンはロビン・ライトにソックリです。ちゃんとオーディションをやっていたようです。

そんなわけでアーロンの病状について話しあうロビン・ライトとバーカー先生。
ところでアーロンは唇の動きが読めるのか?そんな感じの描写になってます。

何故か50年後の映画の話しをするバーカー先生。
今とは違って見る人それぞれ違って自分が気に入った映画になるとのこと。
何故か往年のスター女優マルレーネ・ディートリッヒの名前が出ています。

ロビン・ライトに新作は?と聞くバーカー先生。
決まったわと答えるロビン・ライト。

ミラマウントのスタジオにて。
出入り口のゲートのデザインはパラマウントと同じです。
ロビン・ライト、アルとスティーブ。
ここで何かをじっと見ているロビン・ライト。結局何だかわからず。

ジェフと契約の条件を詰めてます。
SF映画に絶対に出てくれと主張するジェフ。ロビン・ライトは乗り気でない。
そうでないと契約しないとまで言ってるジェフ。

SFとファンタジーは同じだと主張するジェフ。
『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)の原作を読んだ奴はいるか?いない。しかし映画は見に行く。
退屈な原作を読まなくても映画なら見る。

君に永遠の若さをあげると口説くジェフ。
SF映画なら年齢設定は34歳にすると言ってます。
ここでのロビン・ライトの実際の年齢は44歳。それはやりすぎだという意見も出る。
34歳で終身契約と言うジェフ。そんなこんなで契約となります。

スキャンは今すぐにやってと主張するロビン・ライト。
気が変わりそうだと言ってる。

スキャンです。
知人のクリストファーと会うロビン・ライト。
撮影監督のあなたがスキャン担当なの?と驚いてるロビン・ライト。
仕事があるだけマシだと達観してるクリストファー。

ベージュのボディスーツを着てスキャンとなるロビン・ライト。
ドーム型の装置内に入ります。このセットは見事です。

最初は笑顔から入ってます。
ここはロビン・ライトのメソッド演技が全開になってます。
次は空虚な表情。

途中でスキャンをストップさせるロビン・ライト。
いつもの気まぐれで撮影キャンセル騒動になったのか?

そうなるとアルが説得にかかる。
ガキの頃の尻尾がある身体障害者のいじめられっ子の話しをするアル。
アルはいじめられっ子に解決策を教えてやった。見るのに1ドルを取る。
で、アルは体格のよいポドロスキーを雇い用心棒代わりにして儲けを山分けした。ガキの頃から商才を発揮していたわけです。
そんなわけで身体障害者が大勢アルに相談してアルは儲けた。
しかしアルは身体障害者虐待で捕まり年少ムショ送りになった。
ムショから出てきたアルはハリウッドに流れてマネージャー稼業となった。

話しを聞いて表情を取り戻したロビン・ライトのスキャン作業も再開してます。

君は大役を与えられるとパニックを起こす。恐怖が問題なんだ。
そのうちに君を愛していたと言い始めるアル。ホントなのか?
これで君は恐怖から逃れられると結論づけています。
スキャン作業もどんどん進んで溶暗になります。

20年後の字幕。
荒野の道路をクルマが走る。ポルシェ・カブリオレのようです。
→ Porsche 911 Carrera Cabrio [997]
20年後のロビン・ライトが運転してます。

ミラマウントのゲートにて。
ナンバーがバーコードになってます。これをスキャンするオッサンの警備員。
ロビン・ライトはミラマウント社の未来学会議に招待されたゲストです。
クルマのことを聞かれてます。2013年式のポルシェ。

アブラハムシティはアニメ専用地域と言われます。
そんなわけでクルマのナンバーから読み取った薬を嗅ぐロビン・ライト。
アンプルのような形をした容器を鼻から吸ってます。

ポルシェを発進させゲートを通過するロビン・ライト。
そのうちにバックミラーに映るロビン・ライトはアニメ化する。
あっという間に全部アニメ化となります。お花畑にはクリーチャーが跋扈する。
お花畑から海になってやっぱりクリーチャーが跋扈してる。
そんな感じで結構ぶっ飛びなシーンになってます。

飛行船には『エージェントR: ストリートファイター』の予告編が映されています。
これが契約の時に言ってたSF映画のようです。
お城のような街を目指すロビン・ライトのクルマというかボート。

アブラハムシティにて。
到着するロビン・ライト。ミラマウントホテルに入ります。
アブラハムシティはアニメ専用地域とアナウンスが流れてます。

キャラデザインはリチャード・フライシャーを元にしてるらしい。
手塚治虫と石森章太郎のような感じもする。

メガネをかけてアーロンと通信してるロビン・ライト。
アーロンは1人で留守番をしてるらしい。
アーロンから誰かに気付かれた?と言われるが誰も気付かないと答える。
多数のモニターに22と表示されて大騒ぎになってます。ギャンブルネタらしい。

受付に行ってロビン・ライトですと名乗ります。
あなたは6人目のロビン・ライトですと言われるが本物と認定されたらしい。
ラルフと呼ばれるウェイターロボットに案内されるロビン・ライト。

個室にて。
ようやく一息ついてるロビン・ライト。
物入れを漁ると何故かガスマスクのボディスーツがあったりします。

飛行船のスクリーンにはインタビューまでこなすCGのロビン・ライトが映ってます。
これが34歳のロビン・ライトのようです。

いきなり部屋の照明が消えます。
フロントを呼ぶロビン・ライト。成り行きで朝食を注文する。
あっという間に朝食は届きます。
ウェイターのラルフに照明のことを聞くとあなたの心が闇を選べば暗くなりますと言われる。
朝食は捨てて手製のロウソクを作り点けるロビン・ライト。
それから先ほど飲んだ水に薬が入っていたと呟く。鏡を見るともっと老けています。
鏡を頭をぶつけてジェフを呼ぶロビン・ライト。倒れます。
契約するわと返事するロビン・ライト。

キャバレーにて。
何故か舞台で歌ってるロビン・ライト。
そんなとこにミラマウント当局の手入れが入ります。大騒ぎになります。
ジェフがロビン・ライトを拘束させる。歌ってはいかんと激怒してます。
どうやらこれは倒れたロビン・ライトの夢らしい。

個室にて。
ロビン・ライトにジェフが及びですと知らせが入る。
照明は点いていたりします。

ジェフ・グリーンの個室にて。
ここに入るロビン・ライト。オッサンがいます。知り合いらしい。
あなたも来たのと話すロビン・ライト。
オッサンの名前がわからん。サングラスに営業スマイルのオッサン。トム・クルーズなのか?、話しの流れだとキアヌ・リーブスか?そんな風には見えないけど。

ジェフとロビン・ライト。
君はただ同然で契約したのに20年たった今も活動してるのに、あいつは全然ダメだったと愚痴が出ているジェフ。名前すら言わない。
今何をしてると聞かれるとオッサンの言ってたアフリカで食料を配ってると違うことを言うロビン・ライト。

未来学会議って何?と聞くロビン・ライト。
この世界が消えると答えるジェフ。

壁の窓を開けて大部屋を見るジェフ。
脚本家、コンテ書き、アニメーターが大勢詰め込まれてる大部屋です。

ミラマウントナガサキが切り開く新時代と解説するジェフ。自由選択の時代。
ロビン・ライトに契約を延長すればいいと言ってます。
新しい条件は食べられる物になる?化学物質?ロビンという薬になる。
薬を飲んで君の姿を想像する。人それぞれの理想になる。そんな感じ。

君は契約するよと自信満々なジェフ。
CGスキャンの契約でも女優の魂まで売っていないからとなる。
ところで映画プロデューサーはいつでも自信満々なんです。それで良心はない。

通路にて。
ロビン・ライトは窓から外を眺める。砂漠しか見えていない。
怪しい黒い服の男が通りがかる。ロビン・ライトに指先を向ける。

大ホールにて。
ドラムス2人が演奏して大観衆が興奮してます。
更にミラマウントナガサキの社長が煽る。
お待たせしました。新たな化学薬品を製造しました。

黒い服の男がホールの上に隠れてます。
トランクから分解されて狙撃銃を取り出し組み立てる。いかにもな感じなってます。
ところで誰を撃つんだ?

リーブ・ボブス、ミラマウントナガサキの社長。
これが先ほどから大観衆を煽っていたオッサンでした。

薬を鼻から吸うリーブ・ボズス。
ガンマンになってます。マカロニ・ウエスタンのクリント・イーストウッドです。
『続・夕陽のガンマン』(1966年)
次はイエス・キリストになってます。
次はSF映画のロビン・ライトになってます。デジタル女優ロビンの紹介。
ゲストのロビン・ライトが呼ばれます。そうなるとロビン・ライトが撃たれるのか?

スピーチになるロビン・ライト。
いい加減に目を覚ましてと何だか違う方向のスピーチになってます。
息子のアーロンの話しにもなってます。薬品を開発するなら治療に使ってと訴える。
リーブ・ボズス社長は困惑してる。
そんなわけでスピーチ途中でボディガード2人に連行されるロビン・ライト。

アブラハムシティはアニメ専用地域ではなくなりますと発表するリーブ・ボズス社長。
この街が世界に広がると宣言してる。
そんなとこで撃たれるリーブ・ボズス社長。大騒ぎになってます。

ロビン・ライトはホテルの外に放り出される。相変わらず大混乱してる。
黒い服の男は照明弾を撃つ。ホテルにミサイルが命中して大爆発する。
砂漠から革命軍が押し寄せて来ます。

そんなとこでオッサンからコンタクトされるロビン・ライト。
ロビン・ライトは知らないけどオッサンはロビン・ライトをよく知ってる。
こっちに来いと案内されます。

ガスが撒かれているのでバブル風船を頭に被らされるロビン・ライト。
オッサンと脱出となります。そんなとこで革命軍にサラがいることに気がついてこれはビックリとなるロビン・ライト。
縦穴の棒を伝って地下に逃げる。

地下にて。
水面に多数のソファが浮いてます。オッサン達が乗って寛いでる。
ここに来たロビン・ライトと助けたオッサン。
ソファからオッサンとホステスをどかしてロビン・ライトを乗せてる。
この助けたオッサンは誰なんだ?

そんなとこにジェフと手下達がやって来ます。君を連行するとなる。
ヘリコプターで引き上げられるロビン・ライト。

ヘリコプターにて。
担架のロビン・ライト。
このシーンはどこかで見たと思ったら『カジュアリティーズ』(1989年)でマイケル・J・フォックスが同じようにヘリコプターで担架に乗せられてシーンだったと思い出した。
ミラマウントナガサキの社長はこんなばあさんを生かしておく価値があるのかと言ってる。
ジェフはロビン・ライトはきれいに老けてるの貴重なんだと主張する。
そんなところに巨大なカイトがヘリコプターと接触する。墜落するヘリコプター。

地下にて。
ソファのロビン・ライト。どうやら夢だったらしい。
助けたオッサンはディラン・トゥルーリナーと名乗る。ミラマウントの元社員。
CGのロビン・ライト専門のアニメーターとのこと。20年担当していた。
ロビン・ライト部の部長だったディラン。そんなわけで異常に詳しいわけです。
『エージェントR』これが最初の作品だった。
仕事のためにロビン・ライトを調べた。

革命軍が押し寄せて夢の世界は終わりだとなってます。何だかわからん。
ディランの姿も何だかおかしくなってます。植物化してる。その中で4匹のゴキブリがポーカーをしてる・・・
それは誰の夢?となる。

元に戻ってるディラン。
アニメーター仕事の話しするディラン。

いきなりモノクロの実写になってます。
爆撃機B-52がスクリーンプロセスで飛ぶ。これもどこかで見たような感じ。
『博士の異常な愛情』(1964年)のそのまんまです。ライブフィルムの流用なのか?
爆弾倉ドアが開かないネタまである。エージェントロビンが開けに行く。
そんなわけで爆弾と共に落下するエージェントロビン。そのまんまです。
それからエージェントロビンの1940年代連続物活劇な感じになってます。
これも夢のようです。

地下にて。
ソファのロビン・ライト。目が覚める。
潜水服の男3人が浮上する。またジェフがいる。しつこい。
君は自由になった。ディランは流されていった。
で、シンボルはCG、君には何の価値もないと言葉責めになるジェフ。
どうやらあのスピーチがお気に召さないらしい。そりゃそうか。

囚人服のロビン・ライト。
ホテル前の断崖絶壁で銃殺刑になる。これは幻覚ではないと断言するジェフ。
ロビン・ライトは頭を撃ってとお願いする。
マジで撃ってるジェフ。断崖絶壁を転落するロビン・ライト。

病室にて。
ロビン・ライトはかつて有名な女優だったと説明が入る。
説明してるのがディランです。
ベッドのロビン・ライト。幻覚誘発剤を飲んで4ヶ月、回復の見込みがない。
そんなわけで液体窒素で70年間凍結保存することになります。

液体窒素に浸けられるロビン・ライト。
そうなると寒そうなとこを歩くロビン・ライトとなります。
アーロンがカイトをあげてます。
アーロンと呼ぶと返事をする。聞こえたの?とロビン・ライト。
一緒にカイトを上げて氷の上を引きずられてます。

このへんの印象ですが東映動画と今敏監督作品のような感じだと思えた。
『太陽の王子 ホルスの大冒険』(1968年)
『パプリカ』(2006年)

病室にて。
TVではレーガンみたいなキャスターがニュースを流す。
寝てるロビン・ライト。黒い影が迫ります。死神なのか?
考えすぎてはいけないわと死神とは思えないアドバイスする黒い影の女。
ここはあなた向けの1980年代初頭の風景。

面会人ですとなります。ディランです。また出てきた。
君が解凍される日を待っていた。とにくかそうなってます。
サラをアブラハム革命を生き延びた・・・
アーロンはまだ捜索中・・・
で、アーロンの遺伝子リストを見せるディラン。
アーロンを見つけるには長旅をしなければいけない。

そんなわけで2人で出かけます。
まずは徒歩で草原を移動します。
妙な植物が生長し妙なクリーチャーが跋扈する。

それからビル街に来てます。
妙な植物やクリーチャーがいる。人も大勢いる。ここはニューヨークとのこと。
薬で競争も暴力も弱者もいない世界になったと言うディラン。

ディランはギリシャ神話の薬を吸った。
牛になって人間とセックスしてるようです。女性が牛の角をなでる。手コキか?。

そんなわけでどんな選択も出来るとなってます。君は何になりたい?
ロビン・ライトはアーロンと同じになりたいと言う。
バーカー先生と相談して薬を作って貰います。

薬を吸うロビン・ライト。
そうなると手が翼になって飛んでます。ディランも同行する。

飛んで地上に降りるロビン・ライトとディラン。
集団がいます。あの中にサラがいると説明するディラン。
自然主義者の集団。サラはフラワーピープルになったらしい。
ロビン・ライトにあそこに行ってもいいことはないととめるディラン。
お互いに認識出来ないとなってます。

また飛ぶロビン・ライトとディラン。
涙を流しながら飛んでいるロビン・ライト。

次は空港です。
カイトを持ってくるディラン。ロビン・ライトとカイトを上げる。
飛行機が羽ばたいてカイトと接触して爆発炎上して墜落する。空港も大爆発台炎上になってます。
それから空港の路面でディランとセックスになるロビン・ライト。そうなの?
セックス中の2人は植物に飲み込まれる。

レストランにて。
水槽からザリガニが出されて料理となる。
ロビン・ライトとディランは料理を食べてる。

薬を拒否したらどうなると聞くロビン・ライト。
この世界にはいられなくなるだろう、向こう側に行く・・・

向こう側とは?と聞くロビン・ライト。
真実だ。幻想の世界を拒否した人達とこの世界の運営者達がいる。
私が行って何だか教えてあげると言うロビン・ライト。どうやって行く?

一瞬にして幻覚を消してしまう薬を持っているディラン。
これを飲めば次の瞬間真実が押し寄せる。
口の中にそのカプセルを隠していた。これは退職金代わりに手に入れたとか。
薬は1人分しかない。俺を置いていく気かと痴話喧嘩モードになるディラン。
ロビン・ライトは薬を飲んでディランにキスをする。

ここから去るロビン・ライト。
何だか他の人達から妙に注目されています。

いきなり実写になってます。
難民といった感じの人達が大勢います。ロビン・ライトもそんな感じになってます。
大勢の人達とは反対の方角に移動するロビン・ライト。

座り込んでる黒人の女の子に病院の場所を聞くロビン・ライト。
医者は空の上よと答える女の子。

路面電車で移動するロビン・ライト。
車内をカメラで移動してその先にはロビン・ライトがいる。

空港にて。
赤いカイトが浮かんでます。
ロビン・ライトはゴンドラに乗ってバラストを落としロープを解く。
そうなると上に上がるゴンドラのその先の巨大飛行船に病院があるらしい。

どうやら巨大飛行船内に運営者達がいるらしい。小奇麗な制服姿。
その中を歩くロビン・ライト。難民姿なのでかなり浮いた存在になってます。

ここはミラマウントの飛行船のようです。
バーカー先生の場所を聞くロビン・ライト。廊下の突き当たりでと言われる。

バーカー先生と再会するロビン・ライト。
昔と同じだとバーカー先生。今は真実を作る。薬がよくなっただけ・・・
美しくない真実の世界で死を待つか、向こうの世界で幻覚を見続けるか・・・

アーロンのことを聞くロビン・ライト。
19年間君の帰りを待っていたアーロン。視力がなくなっても幻想の世界には行かなかった。しかし半年前に薬を飲んで幻想の世界に行ってしまった。
そんなわけですれ違いになってしまったようです。

アーロンを見つけることは出来ない。幻想の世界でどんな姿になってるかわからん。
それでもロビン・ライトはまた向こうの世界に行くようです。
バーカー先生に元いた場所に戻れるか聞くロビン・ライト。
それは存在しない。薬を吸った本人が思ったことの世界になるのでそうなる。
ここに来たことで行き先も変わる。同じ過去には戻れない。

そんなこんなでバーカー先生は薬を作る。
いよいよロビン・ライトは薬を吸って向こうの世界へ行く。

何だか象徴的なシーンが入ります。何だかわからん。
それからまたアニメの世界です。
目を覚ますロビン・ライト。
ロビン・ライトの昔の映画撮影になってるのか?
何だかアーロンになってるロビン・ライト。撮影を見学してる感じ。

サラはワーゲン・カルマンギアで去っていく。
時間が経過してロビン・ライトはポルシェで去っていく。
残ったアーロンは長い留守番になる。

アーロンは病院で液体窒素に浸かったロビン・ライトを見たりする。
そんなこんなで飛行船のバーカー先生から薬を貰うアーロン。

砂漠にて。
キャンピングカーがあります。ライト兄弟タイプのグライダーが飛ぶ。
グライダーのアーロンに話しかけるアーロン。
これでロビン・ライトはアーロンになってアーロンと会ったわけです。
エンドとなります。

The Congress

based on
“The Futurological Congress”
by Stanislaw Lem

Robin Wright
Harvey Keitel
Jon Hamm
Kodi Smit-McPhee
Danny Huston
Sami Gayle
Michael Stahl-David
and
Paul Giamatti
スタッフの紹介。
アリ・フォマン監督
アニメ担当 Yoni Goodman→animation director
ランニングタイムは123分ぐらいありました。少し長めになってます。


そんなわけで妄想全開ぶっ飛びのよい作品でした。


私がお勧めする妄想全開ぶっ飛び2本立て
増村保造監督の『音楽』(1972年)
ケン・ラッセル監督の『アルタード・ステーツ 未知への挑戦』(1980年)
私が映画好きになるきっかけになった2作品です。


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最近、SFもの映画の充実を実感している。 昨年末のぶっ飛び「インターステラー」も素晴らしかったし、最近では Ex Machina とか(別途アップ予定) 今日ご紹介するこの映画も、その驚きの文脈上にある。 実は全く予備知識なく、最近凄みが増しているロビン・ライト主演というだけで観た。 当ブログ大絶賛中ドラマシリーズ House Of Cards での彼女の演技は、あのケヴィン・スペイシーを凌駕する回も! 間もなくDVD、Blu-rayが発売される第3シリーズが楽しみで仕方ない。 このため、彼... [続きを読む]

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