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2016.05.15

『縮みゆく人間』

この作品は、ジャック・アーノルド監督、グラント・ウィリアムズ主演の異色B級SFドラマのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。

1957年 Universal-International アメリカ作品
ランニング・タイム◆80分
原題◆The Incredible Shrinking Man
プロット◆限りなく小さくなって悟りを開く話しのようです。
音楽◆ジョセフ・ガーシェンソン

キャスト
グラント・ウィリアムズ→主人公のスコット・ケアリー
ランディ・スチュアート→夫人のルイーズ・ケアリー
エイプリル・ケント→小人のクラリス

ポール・ラングトン→スコットの兄チャーリー
ウィリアム・シャラート→医者のブラムソン
レイモンド・ベイリー→医者のシルバー
ビリー・カーティス→小人の男

ジャック・アーノルド監督の演出はよいと思います。
全体的に哲学的に話しになってます。

主人公が気の毒過ぎた『クロニクル』(2012年)は、この作品の感じで終わればよかったのにと思えた。

RUNコーポレーション/10000BESE-TO発売のDVDにて。
画質は結構普通です。
スクイーズ収録のフル表示。
画面サイズはワイド。上下左右黒味無し。
音声はドルビーデジタル2.0ch モノラル仕様。

この作品は昔から見たかった。
画質が悪いですと著作権のアラート。
RUNコーポレーションのタイトル

Universal-International
タイトル
Universal-International presents

The Incredible Shrinking Man

Grant Williams
Randy Stuart
April Kent

with
他のキャスト

スタッフの紹介。
リチャード・マシスン原作脚本です。

海にて。
モノローグが入ります。
スコット・ケアリーの信じられない奇妙な体験談は普通の夏の日に始まった。

ボートで休暇中のスコット・ケアリーとルイーズ夫人。
結婚して6年なのに結婚しようと言ってるスコット。ビールを取りに行って欲しいだけだったりします。
ルイーズがビールを取りにボート内に入る。
そんなとこに遠くから白い雲というか霧が接近する。
スコットは霧を浴びる。何だか結晶体まで体に付いてます。
これは何だ?となってます。

街にて。
何もなく6ヶ月が過ぎたとモノローグが入る。
スコットの自宅にて。
牛乳配達が来てます。
ルイーズが飼い猫のわんぱくブッチ君に牛乳をやる。伏線です。

最初はズボンのサイズが大きくなったスコット。
シャツのサイズも大きくなってます。こんな感じで異変が始まるようです。
ルイーズをルーと呼んでるスコット。

医者にて。
スコットだけで来てます。
185cmが180cmになっているスコット。体重も減っている。
医者は気のせいとか、朝と夕方では背の高さは違うとか言ってます。
人間は縮んだりしないと断言する医者。

自宅にて。
スコットとルイーズ。
キスをする時は背伸びをしていたルイーズがそのままでキスをしてる。
毎日縮んでいるスコット。
溶暗になります。溶暗は時間が経過する描写です。

医者にて。
スコットとルイーズ。医者の名前はブラムソン。
レントゲンを撮ってます。レントゲン写真を新旧で比較すると明らかに縮んでいる。
あなたは縮んでるとなります。理解出来ないのでお手上げの医者。
そんなわけで違うところを紹介しましょとなります。

別なところで色々な検査を受けるスコット。
バリウム、放射性ヨウ素、ガイガーカウンター、電極、他にも色々。
最後に濾紙クロマトグラフィ検査となります。何だかわからん。
これで原因がわかりますと言ってる医者。

検査結果は何の反応もない。ここでもわからん。
体全体の細胞が変化してる。ガンではない。

何か病原菌にされされたことは?と聞かれるスコット。
2ヶ月前に公園の側でトラックから殺虫剤を浴びたことがあった。
→DVDパッケージの解説によると複合な原因で縮むとなってました。

この半年間で何らかの被爆体験は?と聞かれるスコット。
ルイーズがボートでの霧を思い出す。

クルマにて。
スコットとルイーズ。
これからどうする?と相談になってます。
ルイーズはあまり心配しないでといった感じ。
クルマを運転しようとしたら結婚指輪が抜け落ちたしまったスコット。不吉だ。
溶暗になります。

この辺の印象は脚本がちゃんとしてる。設定やセリフが書き込まれています。

自宅にて。
スコットの兄チャーリーが来てます。カネが尽きたと言ってます。
スコットは椅子の背もたれに隠れて見えません。
そんなわけでカネがないからマスコミに出て謝礼をもらえとあまり感心しないアドバイスをするチャーリー。
スコットですがいまのところは子供サイズです。

スコットのモノローグが入ります。私は有名人になった。
ラジオで Shrinking Man と呼ばれています。
自宅のまわりはやじ馬とマスコミで大騒ぎになってます。
ルイーズはいたずら電話対策を電話会社と交渉してるのが進まない。
スコットがぶち切れて自分の名前を出せ。オレは有名人なんだと言ってる。
そんな感じで夫婦仲が悪くなってます。

また電話がかかってきます。いたずら電話対策はどうなった?
どこかに隠れようと相談になってます。
スコットは日記を書く。記録を残す。いまのところ93cm 24kg です。
持ってる鉛筆が大き過ぎる。
電話です。出るスコット。受話器が大き過ぎる。
医者のシルバー先生から電話ですが薬が見つかったとよい知らせでした。

このへんはスクリーンプロセスはあまり使ってません。
画面を割って合成する手法を多用してます。この合成は上手い。

医者にて。
スコットとルイーズ。
注射されるスコット。意外と普通だ
医者は保障はありませんと予防線を張る。注射するしかないスコット。

1週間後の医者にて。
縮む変化はないと医者。一応効き目をあるようです。
しかし現在のサイズから元に戻すことは不可能ですと言われるスコット。
医者は研究は続けますとは言ってくれる。

自宅にて。
スコットとルイーズ。
モノローグで引きこもりになったと言ってるスコット。ルイーズだけが頼りだ。
飼い猫は始終画面に出てきます。あとでこれが脅威になるんです。
どこか遠くへとそんな話しになるスコット。

マジで街中を歩いてるスコット。大丈夫なのか?
サーカスに来ています。奇形人間の見せ物があります。
これを見て嫌な感じになってここから去るスコット。

このへんは小さいスコットだけ合成する手法が多くなります。
これはスコット周辺のエッジが不自然で目立つ。

カフェにて。
ここに入るスコット。何でわざわざ入る。
さっそく女の子に声をかけられるスコット。
ミーハーな現在なら自撮りの女の子なのか?と思ったらこの女の子も小人でした。
女の子はクラリスと名乗る。サーカスの仕事でここにいるようです。

そんな感じでお仲間だと思われて話しが弾みます。
しかしスコットが話題の縮む人間だと知ると態度が変わるクラリス。
それでもスコットを励ましてくれるクラリス。
スコットはあまり聞いていない。

自宅にて。
モノローグでクラリスに会って自信がついてきた。
そんなわけで日記を再会してるスコット。

公園にて。
クラリスと会っているスコット。
君と出会えてよかったと言ってるスコット。
ここでスコットはクラリスより背が低くなっているのことに気がつく。
2週間前のカフェではクラリスより高かったのに・・・
また始まったとショックでここから去るスコット。
溶暗になります。

自宅にて。
もうかなり小さくなっているスコット。人形用のハウスに住んでいます。
ルイーズが普通に呼んでも声がうるさいと機嫌が悪い。

ルイーズは近所に買物に出かけます。少しドアを開けた隙にネコが侵入する。
ネコには気がつかずに出かけるルイーズ。

人形用ハウスにて。
もう自殺しようかとなってるスコット。そんなとこネコが迫ります。
ドアを開けたらスクリーンプロセスでネコがいます。これはビックリのスコット。
窓から手を突っ込んでるネコ。可愛い。しかしスコットはそれどころではない。
いよいよネコがハウスに入ってきます。これは大変。

ハウスの外に逃げるスコット。ネコは追ってきます。
いよいよ危なくなってるスコット。ここでテーブルの上の電気スタンドのコードを引っ張って猫の上に落とします。
これで何とか助かるスコット。地下室入り口のドアに入る。

まだネコが追ってきてドアを押す。手を突っ込んでくる。
必死こいてドアを押してるスコット。

ようやくルイーズが帰宅します。
ネコにドアを押されてスコットは地下室に転落する。

舌なめずりしてるネコを見てこれは大変となるルイーズ。
血のついたスコットの服の切れ端も見つけてます。

シーンが飛びます。
TVニュースでは悲しいニュースをお伝えします。
あの縮みゆく人間スコットがネコに襲われて死亡とやってます。

これをスコットの自宅でTVニュースを見ている兄のチャーリー。
ルイーズは寝込んでいるので看護師が来てます。
肝心のスコットはどうした?

地下室にて。
放ったらかしになってるスコット。まだ生きてます。
ぼろ切れが入ってる木箱に落ちたスコット。当然出れない。

木箱の隙間から何とか出ているスコット。下に降りるだけでも大変です。
地下室の階段が断崖絶壁になってるスコット。とても登ることは出来ない。
階段脇の板の斜面を登ればと思えるが無理みたい。
ルイーズと呼んでも声が小さいので無理です。

こうなったらルイーズが来るまで地下室でサバイバルだとなるスコット。
給湯器から水滴が落ちている。これで水分を補給するスコット。
ここは水にビーチボールを混ぜて水滴が丸くなる描写にしてます。ローテクだけど効果はあります

マッチ棒の空箱を調べるスコット。ここを自宅にするようです。
水分はある。次は食料だとなります。

チャーリーとルイーズ。
私の家に来るといいなんて言ってるチャーリー。
ルイーズはまだスコットは死んではいないと言ってるけど、これは自分の責任になったのでそう言ってると思える。スコットはどこかにいるのでは?となってる。
チャーリーの方はスコットはもうダメだだろうとあきらめがいい。
もうここを処分するために不動産屋に連絡するつもりのチャーリー。

地下室にて。
スコットは空腹になると益々縮むのではと戦々恐々としてる。
スプリング式のネズミ取り器があります。エサがあります。

ネズミ取り器のエサをゲットしようとするスコット。
つまずいてネズミ取り器が作動しそうになってます。挟まれたら普通に死にます。
オッカナビックリで接近してようやくエサを食べているスコット。

ネズミ取り器を作動させて安全にしようとするスコット。
悪戦苦闘してようやく作動させたら反動でエサが飛んで排水口に入ってしまった。
これはガックリのスコット。

パンケーキのくずがあります。これがまた偉い高いところにあります。

単調になりそうな話しですが途切れなくエピソードが続くようになってます。脚本のリチャード・マシスンが上手い。

何だか音がします。恐怖のハエトリグモです。これは大変。

裁縫セットがあります。
針をゲットして腰に差す。一寸法師といった感じ。
糸をロープ代わりにしてます。
壁の穴に針を突っ込んで曲げてフックにしてます。
マッチ棒を床にこすり点火してロープ代わりの糸を切断する。それだけ。

フックにロープをつないで上に投げて引っかけ登ります。
何回も同じことをして上を目指す。
小さくなれは質量が減るので身体能力は上がるのでは?と思える。そのへんはどうなってるのかよくわからん。
筋力が同じで質量が減れば効率がよくなる感じはする。

ようやく上まで上ります。
今度は板の隙間を越えないといけません。
ペンキで固まっている板が出っ張ってます。ここを進み反動で飛ぼうとするスコット。
しかしペンキが剥がれて板がブラブラな状態になる。
ここは何とかジャンプして向こう側にぶら下がるスコット。

ぶら下がった状態からようやくはい上がるスコット。
まだ登るところがあります。今度は糸玉から糸がぶら下がってます。
この糸のロープを登るスコット。

ようやくパンケーキにたどり着くスコット。
しかしクモの巣ががあったりします。これは大変。しかしクモはいない。
パンケーキを食べて一息つくスコット。

金網が張ってあるところに来るスコット。
金網の隙間から出ることはまだ無理です。
外の風景が見えます。鳥がいます。

スコットはとりあえず地下室でサバイバルを続けることにする。
水、家、食べ物はある。その食べ物のパンケーキを下に投げ落とす。

下に降りるスコット。あのハエトリグモがいる。これは大変。
マッチ箱の自宅に逃げ込むスコット。ようやくあきらめて去るハエトリグモ。
そんなわけで自分はこの世界の支配者ではないとなってます。

自宅前にて。
チャーリーはクルマにルイーズを乗せてここを出るつもり。
ルイーズが地下室からスコットのトランクを運び出すと言う。

地下室にて。
マッチ箱の自宅が給湯器からの水漏れで浸水してます。
ようやく起きてこれはビックリのスコット。
本格的に給湯器が故障していきなり大洪水となります。流されるスコット。

ようやくチャーリーとルイーズが来ます。
地下室床が浸水していてビックリ。チャーリーが調べに降りる。
スコットはチャーリーとルイーズを必死こいて呼ぶが全く聞こえてない。
ルイーズが排水口が詰まっていると指摘する。チャーリーが排水口のゴミ等を取り去って排水します。
そうなると鉛筆にしがみついてるスコットが排水口から流されそうになる。

今夜ここを出ようとルイーズに言うチャーリー。
鉛筆にしがみついてるスコットは気絶してる。

自宅外にて。
マジでチャーリーとルイーズはクルマでここを去ります。
当然スコットは置き去りです。

地下室にて。
まだ気絶してるスコット。ようやく気がつきます。
またハエトリグモが迫ってきます。
ハエトリグモと決戦だとなるスコット。マッチ箱の自宅に戻り針の剣やフックや糸のロープを引っ張り出す。

何だか落ち着いてきたとモノローグが入る。
これ以上小さくならないうちにクモを片づけようとなる。

また登ってます。上の板の間は缶にフックとロープをかけて捕まって移動する。
ようやくクモの巣にたどり着くスコット。パンケーキもある。
今度はハサミを使おうとロープをかけているスコット。

スコット対ハエトリグモ。
クモの巣を揺らしてクモを挑発してるスコット。ハエトリグモもやる気になってます。
おびき寄せてフックを投げて引っかけて引っ張る。
肝心のハサミが落ちてしまいます。それでスコットはどうする。
しょうがないので針の剣で突きます。
ハエトリグモにのしかかられるスコット。もうダメそう。
必死こいて針の剣でハエトリグモを突いて何とか仕留めるスコット。
ハエトリグモの体液でドロドログチャグチャになってます。

もうズタボロのスコット。それでも少しは安心出来る状態になったみたい。
私は勝ったとモノローグになる。
何故かパンケーキが食べられない状態になってるスコット。空腹感もない。小さくなり過ぎてるせいなのか?

縮むことへの恐怖心も無くなってきたスコット。
本能のままに行動するスコット。それから気を失います。

昼から夜になってます。
また縮んでるスコット。無限に縮むのか?とモノローグ。
無限に小さいものと無限に大きい宇宙と同一になると結論づけるスコット。
そんな感じで悟りの境地に達しています。

いままで通れなかった金網の隙間を通り過ぎ外に出るスコット。
夜空を見上げます。
人間でなくなって自然になった・・・
体が溶けて小さくなって消えていく・・・
恐怖心も消えていく、全てを受け入れていく・・・
私はまだ存在する・・・
エンドとなります。


そんなわけでこれはビックリのラストのよい作品でした。


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