『殺しのテクニック』(1966年)
この作品は、フランク・シャノン監督、ロバート・ウェッバー、フランコ・ネロ主演の狙撃サスペンスアクションのようです。
なおこの文はネタバレ全開となっています。
1966年 イタリア作品
ランニング・タイム◆93分
原題◆Tecnica di un omicidio
プロット◆殺し屋から足を洗おうとして色々とある話しのようです。
音楽◆ロビー・ポイトヴァン 音楽はジャズっぽい感じ。
キャスト
ロバート・ウェッバー→殺し屋のクリント・ハリス
フランコ・ネロ→相棒のロベロ
ホセ・ルイス・デ・ヴィラロンガ→医者のゴールドスタイン/セキ
セク・リンダー→ニューヨークのボス ガステル
ジャンヌ・ヴァレリー→ヤク中のマリー
アール・ハモンド→クリントの兄フランク
マイケル・バーディネット→店員のバリー
フランク・シャノン監督の演出はよいと思います。
全体的に普通のフィルム・ノワールになってます。
フランコ・ネロの眼鏡ルックは『キングスマン』(2014年)のコリン・ファースみたいです。
株式会社ファーストトレーディング発売のDVDにて。
画質はそれなりに悪い。拡大しても元が悪いのでそんなに気にならない。カクカクも目立たないし・・・
スクイーズ収録のHDスーパーライブ
画面サイズはワイド。黒枠表示。HDスーパーライブにして上下に黒味あり。
音声はドルビーデジタル2.0ch
ファーストトレーディングのタイトル
著作権のアラート。
メニュー画面 1のイタリア語にします。
始まったとこで画面サイズは黒枠表示でした。ガックリした。
しょうがないのTV設定をHDスーパーライブにした。
プロローグ
射撃場で腕のいいところを見せる主人公。
Tecnica di un omicidio
Robert Webber
Franco Nero
José Luis de Vilallonga
Cec Linder
Theodora Bergery
Earl Hammond
Michel Bardinet
John Hawkwood (as Giovanni Di Benedetto)
最後にJeanne Valérie
スタッフの紹介
タイトルバックはニューヨークの風景です。
クルマで移動する主人公のクリント。
カフェに入ります。兄夫婦がやっています。
カフェにて。
クリントの仕事のことは知ってる兄。兄の奥さんは迷惑そうにしてる。
兄にこれが最後の仕事だと言ってるフランク。
クルマで移動するクリント。クルマは茶色の2ドアクーペ。
→ 1966 Chevrolet Impala Sport Coupé [16437]
ビルに入ります。
エレベーターから階段を上がる。狙撃なので上に向かう。
屋上に出るクリント。小さいケースしか持っていない。どうやって狙撃する?。
ビニールシートを引いて着ているコートの下に分解して隠してあった狙撃銃をとり出します。なるほどこうなっていたわけです。
この狙撃銃を組み立てるのが映画的でいいわけです。見せ場です。
ホントは組み立てたままの状態ににしておかないと照準が狂うんです。
そんな感じで見ていればスコープの装着が少し乱暴な気がする。
新聞なのか紙を飛ばして風の具合を見てます。
アイパッチをして片目だけで見るようにする。
狙撃銃にフォアグリップがあります。当然この方が保持しやすい。
狙撃なので当然ボルトアクションかと思ったら自動式でした。まあいいけど。
警察が連行する人物を狙うようです。
確実に3発撃ち込むクリント。自動式なので連射が出来る
集中力全開でさすがに疲れてるような感じです。
クリントは引き上げる。そのままクルマが移動してる。
オフィスビルにて。
依頼人にコンタクトするクリント。残金を受け取りに来たようです。
残金は1万5千ドル。で、次の前金は5万ドルとなる依頼人。
しかしこれが最後の仕事だと言ったと断るクリント。
それでも話しだけはする依頼人。
次の標的の名前はセキ。今はパリにいる。
管轄外だと言うクリント。しっかりと断る。
引き上げるクリントに尾行がついてます。
タクシーのクリントにタクシーの尾行がついてます。
徒歩で移動のクリント。まだ尾行が続く。
バスで移動するクリント。仲間のクルマで尾行が続く。
→ 1965 Dodge Dart
デパートに入るクリント。尾行はついてきます。ここで尾行を巻くクリント。
この尾行してるのが誰だかわからん。
カフェにて。
窓から国連ビルが見えてます。
公衆電話で兄フランクとコンタクトするクリント。
道具を頼む。パリセイズ公園で1時間後に・・・
駐車場です。ここがその公園なのか。
待ってるクリント。茶色のクルマで兄フランクが来ます。
先ほどの尾行のクルマがやって来て発砲する。兄フランクが撃たれます。
そんなわけでフランクは退場となります。クルマはズラかります。
依頼人のオフィスにて。
ここに来ているクリント。まずは話しになります。
依頼人はセキの手の者がやったと言う。それでどうする?となる。
20万ドルで引き受けると言うクリント。
助手を付けようと余計なお世話なことを言う依頼人。
このへんで依頼人の名前がガステルだとわかる。
写真等の資料を渡します。パリのマイクが君に情報をくれる。
助手の名前はロベロ。
眼鏡をかけたトニー・ロベロ。これがフランコ・ネロのようです。
何だか眼鏡が異常に似合うフランコ・ネロです。
それでは尾行していたのもフランコ・ネロなのかと思ったら違うみたい。
どこかの部屋にて。
女と一緒にいる尾行していた男が電話してます。奴を見失いました・・・
空港にて。
TWAの旅客機で移動となってます。
パリの空港にて。
もう到着しています。クリントとロベロ。
ホテルは別にしようとと言ってるクリント。
クルマで移動中のクリントとロベロ。
→ 1965 Jaguar S-Type 3.8
パリ駐在のマイクの自宅にて。
ここを訪ねるクリントとロベロ。
呼び鈴を鳴らしても出ない。玄関ドアをロックされていない。
中に入るとマイクは拳銃自殺していた。
で、あたりを調べるクリント。
マイクの財布には8mmフィルムの切れ端が入っています。
女の写真があります。
冷蔵庫や洗濯機も調べているクリント。
それで自殺ではないと推測するクリント。
自殺なら撃った反動でハンドガンは手から離れてしまう。
氷が減ってるで客が来て酒を飲んでいた。何か書いているとこを撃たれた。
スタジオにて。
クリントとロベロは写真の聞き込みをやってます。
ロベロはカメラマン助手に聞く。女の名前はマリー。アメリカン・クラブにいる。
ついでに8mmフィルムを渡してコピーを頼んでます。
用が済んだのでクリントが出ようとするとロベロはモデル相手に電話番号は?とナンパしていました。
アメリカン・クラブにて。
ここに入るクリントとロベロ。
まずはマネージャーが来てここは会員制ですと追っ払われるがマイクの友人だと言って入る。
それはお気の毒と言われる。そうなるともう自殺ということになったらしい。
まずはマリーのことを聞きます。住所不明。バリーがよく知ってる。
バリーにマリーのことを聞きます。
やっぱりマリーは住所不明。そんなこんなでここから出ていくクリントとロベロ。
誰かがタバコに火をつけてもらうとこが手だけ見えます。誰だかわからん。
クルマで移動中のクリントとロベロ。尾行のクルマがついてます。
→ 1962 Simca 1000
人気がないことこでクルマを止めて尾行の男を捕まえます。
尾行の男をボコボコにしてるロベロ。ここはとめてるクリント。
何やら包みをマリーに渡してくれと言ってる男。バリーらしい。
マリーの自宅アパートにて。
マイクの友人ということで入るクリントとロベロ。
まずはバリーは来ないと言う。そりゃ無理だ。
セキのことを聞きます。知らないとマリー。
マイクを殺された。それでも私は関係ないと言ってるマリー。
バリーから頼まれた包みをマリーに渡します。
そうなると別室に行くマリー。
別室にて。
包みはどうやら麻薬のようです。速攻で注射してるマリー。
クリントとロベロ。
マリーはヤク中だと言ってるロベロ。
マリーが戻ります。いきなり余裕が出ている。話しの続きとなる。
マイクはセキの話しをしていたとマリー。
整形病院にて。
医者の説明を効いてるクリント。
整形して性格が変わる例もあるとのこと。自信が出てくるとか。
殺人者はどうなる?と聞くクリント。殺人者を診たことありませんとのこと。
この医者は組織とは関係ない普通の医者のようです。
クリントとロベロ。打ち合わせをしてます。
ロベロに整形外科医を調べろと命じるクリント。
タクシーで移動のクリント。
→ 1965 Peugeot 204
マリーの自宅アパートにて。
ここを訪ねるクリント。
しかしマリーはクリントのことを速攻で電話して知らせてる。
引き止めろと言われたマリーは色仕掛けをする。
クリントが入るとマリーはシャワー中です。わかりやすい。
ロベロのホテルにて。
戻ったとこで2人の男にボコボコにされるロベロ。
ラジオをかけてやってます。これで音をごまかす。
マリーの自宅アパートにて。
こっちはこっちで引き止めて2人まとめて片づけるのか?
色仕掛けは効かないようです。それでどうなる。
ロベロのホテルにて。
クリントが来ます。ズタボロのロベロを介抱する。死んではいない。
事情を聞くクリント。まずは眼鏡がいるロベロ。
2人組の男に殴られてメッセージを聞かれた。仕事終了のメッセージ。
何故か身の上話しになるロベロ。
いじめられっ子なのだ組織に入ったと言ってます。何かそれは違うような感じ
それで整形外科医は退職していたと報告するロベロ。
電話連絡して明日2時に会うことにします。
何で腰ホルスターのリボルバーなんだと言う話しをするロベロ。
いきなりロベロは脇に吊ったハンドガンを抜く。
それより早く腰のリボルバーを抜くクリント。二度とテストをするなと言う。
整形外科医の自宅にて。
面会するクリントとロベロ。国税庁の調査だと騙ってます。
医者の名前はゴールドスタイン。
写真を見てジョン・モリソンだと証言してる。
フォンテンブローの別荘の2階に往診した。
これで怪しまれずに情報をゲット出来たことになります。
それからゴールドスタインの住所まで聞いてます。
クルマで移動のクリントとロベロ。
フォンテンブローに行って写真の別荘を探すようです。
フォンテンブローにて。
写真の別荘をアッサリと見つけて双眼鏡で偵察になります。
襲った男がいると報告するロベロ。
赤いオープンカーが到着して男が降りる。ロベロはバリーだと言う。
→ 1962 Triumph TR4
夜にて。
フラッシュライトで照らしながら忍び込むクリントとロベロ。
別荘にて。
ここに忍び込みます。ロベロは窓ガラスに粘土を貼り付け割ってます。
そんなわけで中に入るクリントとロベロ。
いきなり1人出てきて乱闘になってます。
階段上にもう1人出てくるがロベロに撃たれる。傷跡があり指輪をしてる。
この男が目標のセキだとなってしまいます。そうなの?。
クルマで引き上げてるクリントとロベロ。
クリントは何だか怪しいと思ってる。
アメリカン・クラブにて。
クリントとロベロ。クリントに色々と聞くロベロ。
最初は戦争に行ったと話すクリント。適性があり狙撃兵になった。
戦争が終わったらカネを貰ってやった。そのうちに人間が標的に見えた。
私みたいになるなと説教モードになってるクリント。
ロベロはオレはもう一人前だと強がる。そんな感じ。
ガステルに電報を打つことになります。で、明日空港から帰る予定のクリント。
そんなとこにマリーが来てます。クリントとコンタクトする。
クリントはマリーと一緒に外に出てる。
いい雰囲気になってセックスに突入したらしい。
マリーの自宅アパートにて?
次のシーンはもう終わったらしい。省略されている。
クリントはもうこれきりだとなってる。
空港にて。
搭乗手続きをするクリント。見張りがいて報告してる。
待ち時間で隣りのオッサンの新聞の見出しが気になります。
新聞を買うクリント。焼死体の身元確認は指輪のみ。
これはおかしいとなってるクリント。それでどうする。
電話するクリント。
ホテルのロベロにするが外出中。
マリーに電話します。会いに行きます。
クルマで移動のクリント。
ベンツのレンタカーなのか?→ 1960 Mercedes-Benz 220 S [W111]
フォンテンブローの別荘にて。
最初からリボルバーを持って中に入ってます。
調べたが特に何も見つからないみたい。
クルマで移動中のクリント。
そんなとこにアメ車が迫る。ちょうど山坂道で崖がある。
→ 1959 Ford Fairlane 500 Galaxie Town Victoria
カーアクションになります。アメ車に押し出されそうになります。
ここはブレーキングでアメ車の後に回りそのまま押して崖下に転落させる。
大爆発のアメ車。しかし口を割らせることは出来なくなった。
マリーの自宅アパートにて
クリントはドアを蹴破って入りマリーを叩いて詰問する。
出国しないことを知ってるのはマリーだけなのでそうなる。
バリーに喋ったとマリー。そのバリーはクラブにいるとのこと。
マリーにバリーをここにおびき寄せろと命じる。とりあえず引き上げるクリント。
クルマで移動中のクリント。
アメリカン・クラブにて。
マネージャーと話すクリント。
バリーは給料を持っていなくなった。汽車に乗るだろう・・・
マリーの自宅アパートにて。
電話がかかってきます。バリーの仲間からです。
クリントのことを聞かれる。とりあえずバリーを呼んでるマリー。
クリントに言われた通り腹を決めたのか?しかしすぐに酒に手が出てる。
駅にて。
クリントはホームでバリーを見つける。追います。
地下道でいきなり撃ってくるバリー。撃ち返すクリント。
撃ち合いになってバリーを片づけるクリント。
マリーの自宅アパートにて。
誰かが来ます。クリントと呼んでしまうが違います。
マリーの顔見知りしらしい。顔は見えない。
ロベロのホテルにて。
売春婦を呼んでよろしくやってるロベロ。トニーと呼ばれてる。
そんなとこにクリントがやって来ます。
文句が出てるロベロ。クリントは売春婦を追っ払う。
マリーのところへ行くとクリント。ロベロも行く。
クルマで移動中のクリントとロベロ。
マリーの自宅アパートにて。
ここに入るクリントとロベロ。
しかしマリーは風呂桶で溺死していた。
ヘロインの発作で溺れたんだろうとロベロ。そうは思わないクリント。
お湯に入ってるので体温低下のデータが取れず。死亡時刻不明になるとのこと。
引き上げます。
クルマで移動中となります。
セキの話しになります。死んだのは替え玉だとクリント。
整形してわざわざ指輪をそのままにしてるか?普通はそんなとこはしない。
全く別の人になって姿を現して平然とそのへんにいる・・・
ロベロのホテルにて。
ロベロに電報をゴールドスタイン氏に打てと命じるクリント。
偽電報で整形外科医を呼ぶ。それでどうする。
引き上げるクリント。
クリントのホテルにて。
タクシーで戻るクリント。
ちょうど電話が入ってました。明日の9時半に来る。
アメリカン・クラブに連れていけと命じるるクリント。
明け方にて。
目覚まし時計が鳴ります。早起きして準備をするクリント。
ハンドガン3梃ばかり。テープを巻いた小さな箱。
アメリカン・クラブにて。
クリントは押し込みをやらかしてマネージャーを納戸に閉じこめてます。
それでどうする。
庭にて。
待っている間に小細工をするクリント。リボルバーを植木に隠す。
ここでテープを使ってます。要するにテープが必要だったわけです。箱はどうでもいいみたい。
誰か来ました。整形外科医のゴールドスタインです。
ゴールドスタインをセキと呼ぶクリント。そうなの?。
手下はどこだ?と聞いたらもう後にいてホールドアップされるクリント。
指輪の話しをするクリント。整形した奴が昔の指輪をしないしわざわざ死体を焼くわけがない。
そんなこんな隠してあったリボルバーで撃つクリント。
マシンガンの手下から撃たれる。わき腹に当たる。手下2人は片づけた。
クリントとセキ。
兄を殺しマリーを殺したと話すクリント。
マジで敵討ちなのか?と驚いてるセキ。商売抜きなのか?と呆れてる。
そんなわけでカネなら払う。いくらだ?と交渉するつもりのセキ。
クリントはセキを撃つ。これで退場となるセキ。
座ってわき腹のキズの応急処置をして待つクリント。
それからまた誰かが来る。今度はロベロでした。
誰に雇われたと聞くクリント。
ガステルだと答えるロベロ。そりゃそうだけど。任務が違うのか。標的がセキではなくクリントだったわけです。
それからホテルで2人組にボコボコにされた時に全て喋ったのでセキにも雇われたと話すロベロ。そんなことだからいじめられっ子なんです。
クリントにニューヨークに帰ればよかったのにとロベロ。
そうすればカネを全部独り占めに出来たとのこと。そうなの?。
この世界はお前には向かんよと説教するクリント。
そうなるとロベロはカッとなって冷静さを失うはず。
まずは懐からハンカチをとり出すロベロ。眼鏡を拭きます。
ハンカチを懐にしまうとこでハンドガンを抜くロベロ。
しかしクリントは読んでいた。リボルバーを早撃ちしてロベロを撃つ。
撃たれてプールに落ちるロベロ。これで退場となります。
クリントを血を流しながらここから歩いて出る。
林の中を歩いて去るクリント。
エンドとなります。
そんなわけで普通のフィルム・ノワールのよい作品でした。
にほんブログ村に参加しています。気が向いたらクリックをお願いします。
にほんブログ村
« 『戦闘機対戦車』(1973年) | トップページ | Hollywood Express #671◆2016.05.07(土) »
「映画」カテゴリの記事
- 『彼らは忘れない』(1937年)(2022.02.27)
- 『ギャングを狙う男』(1953年)(2022.02.26)
- 『ブラック・リッジ』(2020年)(2022.02.20)
- 『フローズン・ストーム』(2020年)(2022.02.19)
- 『私は逃亡者』(1947年)(2022.02.13)
« 『戦闘機対戦車』(1973年) | トップページ | Hollywood Express #671◆2016.05.07(土) »
コメント